エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

クリーントーンの音作りを考える③

こんにちは。

 

さて、引き続き「クリーントーンについて考える③」を書きたいと思います。

 

前回より問題点と解決策のまとめです。

【自分がクリーンの音で気になったこと※Masrall JCM 2000使用時】

①クリーンと歪みの切り替えの時にディストーションなどのエフェクターで切り替えると不自然→【解決策】BOSS「ST2」を使用してゲインコントロールして演奏する。

②クリーンの音がキンキンして、弾きずらい→【解決策】BOSS「ST2」を使用して、バランスの良い歪みで演奏する。

③アンプのクリーンの音に存在感がなくバンドでギターの音が目立たない→今回の解決策のテーマです。

 

そして、最後の問題点の存在感についても試行錯誤してみました。

ギターボリュームを絞りで歪みからクリーントーンを作ると、どうしてもクリーンになるにつれてボリュームが小さくなります。折角、弾きやすいクリーントーンができたのに、これではバンドでは消えてしまう恐れがあります。

そこでまず思ったのは、アンプ側のボリュームを上げれば必然的にギターボリュームが小さくても音量が上がると思いましたが、これはバンドアンサンブルでの音量バランスが崩れることになりました。ギターの音が主張できるのは、ギタリストとしてはいいことですが、バンドは全体としていかにまとまってるかが重要だと自分は考えています。

それにより、バンド全体で決めたアンプ側の音量は変えないようにしました。

 

【クリーンブースターを使ってみる】

次に試したのは、クリーンブースターを使用することを考えました。

クリーンブースターはいくつか持ってはいますが、今回の機会でクリーンブースターにも色々な性質があると気付かされました。クリーンブースターについてはまたの機会に書きたいと思いますが、その中で期待に応えてくれたのが、ZVEXの「super hard on/スーパーハードオン」でした。 

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ZVEXは個人的には好きなメーカーで、いくつか人気なモデルの中に入る「super hard on」の魅力に気付かされました。(実際使用したのはZVEXのchannel2というペダルですが、効果はsuper hard onと同じです。channel2はsuper hard onにゲインが足せる使用になってます)

 

【super hard onの魅力】 

このsuper hard onは他のクリーンブースターと比べて、ギターのクリーンな原音をプッシュしてくれる性質があると感じました。音量が単純に上がるのではなく、原音をハッキリ出してくれます。特に歪みエフェクターをかけるとギターの原音が歪みで埋もれてしまうことがありますが、その埋もれた歪みの中からギター音の芯とも言える原音を引っ張り出す、または強化してくれます。それによりギターサウンドに存在感と艶が出てきます。

 

エフェクターのセッティング順とポイント】

この「super hard on」をBOSS「ST2」の「後段」に繋げてレベルブースターとして使用します。まずBOSS「ST2」をON→ギター ボリュームを2〜3ぐらいに絞る→「super hard on」をONにして原音が前に出てくるか確認する。

super hard onの方は、やや音量(レベル)が上がる程度にセッティングしておき、原音がやや強くなったさりげない程度にセッティングするのがポイントです。(正確に言えば、歪ませた時の音量を基本にボリュームコントロールして小さくなった音量分をクリーンブースターでレベルを足して基本音量に戻す)

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これにより、バンドアンサンブルでギターボリュームで抑えながらも、艶やかなクリーントーンで存在感があるギター音が活きるクリーンサウンドを作ることができました。仕上げに程よくディレイをかけるととてもキレイなサウンドになりました。

 

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↑今回のエフェクターボードの全体構成

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↑マーシャルJCM2000は「CRUNCH ON」で使用(アンプの音量はドラムの音量に合わせる)

 

さらに、ギターのセレクターをフロントとリア半分のセンターにするとよりバランスが良くなります。(歪ませてパワーコードの時は音がしっかりでるリア。ソロはフロントへ切り替える→簡単にはできない動作ではあるので練習が必要)

 

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 【アンプのクリーンチャンネルと比べてみて】

アンプのクリーンチャンネルと比べて、ゲイン(歪み)を上げた状態で、ギターボリュームを絞ってクリーンにした方が、存在感というか音が細くならず、繊細なピッキングにも反応してくれる密度か濃いクリーンになる傾向が見受けられました。

アンプを歪ませない状態のままだと、どうしてもペラペラなクリーンサウンドになりがちかなと感じました。今回はマーシャルJCM2000を使用しましたが、その他の真空管アンプでそのままクリーンが良いものもあるかもしれませんが、あくまでもスタジオや本番ステージで置いてあることが多いアンプとエフェクターによるクリーンサウンドの音作りとなります。

 

さらに、BOSS「ST2」+ZVEX「super hard on」の組み合わせは「JC120」にでもそのままサウンドを変えることなく使えるので応用が効く組み合わせだと個人的には思います。この2つは相性が良いなと感じました。

 

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今回のクリーントーンの音作りの試行錯誤において、いくつか試したいことが出てきたので、また試して書きたいと思います。

 

※この音作りはあくまでも個人的な考え方と試行錯誤の結果です。音作りのご参考までに。

クリーントーンの音作りを考える②

こんにちは。

 

さて、今回は引き続き「クリーントーンの音作りを考える②」です。

 

前回同様、バンドアンサンブルにおいて、バンド全体の音量バランスを保ったまま、クリーンサウンドでギターの音を出すことについて考えていきたいと思います。

 

前回の問題点のまとめです。

【自分がクリーンの音で気になったこと※Masrall JCM 2000使用時】

①クリーンと歪みの切り替えの時にディストーションなどのエフェクターで切り替えると不自然

②クリーンの音がキンキンして、弾きずらい

③アンプのクリーンの音に存在感がなくバンドでギターの音が目立たない

 

上記の問題点をふまえて、今回は実際にバンド練習でスタジオで試したことを書きたいと思います。

 

【最初に弾いたセッティング】

まず、問題点に思ったセッティングはアンプのクリーンセッティングで弾きました。

 本番のライブ会場の使えるアンプが「マーシャルJCM2000」と「JC120」でしたので、よく自分が使う「JCM2000」のクリーンチャンネルを試してみました。

 マーシャル「JCM2000」で、クリーントーンでセッティングするにあたって、基本的には個人的には2つのセッティングがあると考えています。

どちらもクリーンチャンネルですが、「CRUNCH(クランチ)」ボタンを、ONにするかOFFにするかのどちらか。

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↑ONの状態です。

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↑OFFの状態です。

この「CRUNCH(クランチ)」ボタンを押すか押さないかで、「JCM2000」のクリーンの音色が変わると考えています。(ONだとボリュームが上がるのでセッティングに注意)

CRUNCH OFF」のセッティングのクリーンは真空管らしい温かみのある音でいいのですが、音がバンドでは埋もれがち。

CRUNCH ON」のセッティングは、音が前に出ていいのですが、好みの問題もありますが、音が極端に硬くなり金属音が目立ち、ゆったりとした曲に合わない気がしました。

クリーンチャンネルでアンプのイコライザを調整してもいいのですが、間奏で歪み系ディストーションを使うことと、そのまま他の違う曲もすぐ弾くこともあったため、アンプはできるだけフラットに近いイコライジングで行こうと決めました。(presenceは0で、あとは10時ぐらい)

 

【色々なエフェクターを試す】

次に、音抜けをよくするためBOSSの「SD1」を使ってみたり、クリーンブースター(micro ampなど)を使って色々試したものの、どうも納得いかない音が続き、やはりアンプのそのままのクリーンで弾こうかと諦めていたところ、問題点を解決してくれたのが普段使っているBOSSの「ST2」でした。 

 

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 このBOSSの「ST2」はアンプライクと言われるディストーションで、マーシャルサウンドが出るエフェクターです。意外にも、このペダルが理想の音を出しくれました。

 

自分はアンプの歪みよりもエフェクターで歪みを作るタイプで、このBOSS「ST2」をマーシャルJCM2000の「CRUNCH ON」にして使うことが多いです。

理由としては、マーシャルJCM2000はヘッドアンプに個体差があり、エフェクターだと安定して同じサウンドを出せるので、あえてエフェクターを使用して弾いてます。普段はスタジオにあるアンプを使用しており、物によってはマーシャルアンプの歪みが良いものもありますが、安定といった意味でエフェクターを選択してます。

(アンプ直は音抜けや迫力の観点では良いかもしれませんが、バンド全体を考えるとボーカルの邪魔することもあるので、今回はあくまでも曲の雰囲気と音量バランスを保ったままギターの音抜けと存在感を出す工夫という観点で試行錯誤してます)

 

【ギターボリュームを使ってコントロールする】

さて、このBOSS「ST2」によって問題点を解決した使い方は、エフェクターを常にONにして、ギター側のボリュームを絞り(PRSでは2〜3あたり)クリーントーンを作ることで解決しました。

 

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 BOSSの「ST2」の特性として、ギターボリュームのコントロールの反応の良さに初めて気づいたことです。

不思議とギターボリュームを絞ると歪みからクリーントーンに変わっていきます。その弾いた時の音のバランスの良さとアンプのクリーンでは出ない艶やかさがある音がでました。このBOSS「ST2」をアンプで使うメリットはサウンドのバランス(ベース・ミドル・トレブル)が良いことだと思ってます。マーシャルアンプのドンシャリな歪みを整えてくれるという感覚でしょうか。

この方法によって、問題点のトレブルが強調のキンキンサウンドではなく、艶やかな弾きやすいクリーントーンに変化しました。

 

【演奏でのゲインコントロール

はじめはギターボリュームを2〜3ぐらいに絞って弾きはじめます。

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間奏時の歪みに切り替える時はギターボリュームをフルテン(MAX10)に上げて、ディストーションへ。

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そして、またクリーンにする時はギターボリュームをま2〜3ぐらい(4〜5だとクランチ気味になる)へ歪みをコントロールして弾くということで解決できました。

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演奏中のコントロールは多少慣れが必要ですが、元々サウンドが歪んでいるので、自然に歪みとクリーンを調整できます。

手元が忙しく間に合わない場合は、ハイインピーダンスのボリュームペダルを使ってゲインコントロールする方法もいいかなと思います(こちらも足で加減する練習は必要)

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そして、最後のクリーントーンの存在感を出す工夫については次回書きたいと思います。

 

 

クリーントーンの音作りを考える①

こんにちは。

 

今回は「クリーントーンの音作り」について書きたいと思います。

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個人的には、歪み系のゲインが高めのオーバードライブやディストーションなどでギャンギャン弾いているのが好きなのですが、やはり音楽は様々なジャンルがあり、バンドアンサンブルでは繊細なアルペジオやコード弾き、カッティングなどクリーンな音でギターを弾くことも当然出てきます。

 

そこで、今回は実際、バンドでクリーントーンで弾く機会があったので、試行錯誤をしてみた作り方や機材を書いてみたいと思います。

 

【今回のバンドでの演奏曲】

クリーントーンで弾いた曲は、Superflyの「愛を込めて花束を」です。

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すごく心に染みるというか、深く聴き入ってしまう曲で、バンドでギターを弾いている時もすごく気持ちがいい曲でした。(コード進行がすごくいい)

 

さて、この「愛を込めて花束を」では、ギターパートが2つあって、アルペジオかコード弾きに分かれますが、どちらにせよクリーントーン(もしくはクランチで少し歪ませる程度)です。間奏はディストーションなどで歪せたサウンドが必要なので「クリーン」と「歪み」のサウンドの切り替えをすることが必要となってきます。

 

クリーントーンについて考える】

まだ、エフェクターやアンプなどの機材を詳しく知らなかった時は、アンプをクリーン(歪ませない音)にして、歪ませる時は歪み系エフェクターを踏んで弾いていましたが、アンプの特性や歪み系エフェクターを知れば知る程、クリーントーンにも一段と深く考えるようになりました。

と、言うのも1人でギターを弾いている時には、アンプのクリーン設定で問題ないのですが、バンドアンサンブルでベースやドラムが入ってくると、アンプのクリーンだけでは音が前に出てこず、かき消されてしまい、ギターの音が聴こえないことがしばしば。(立っている位置がアンプに近すぎると音が聞こえないこともありますが)

こういった経験をして、クリーントーンは果たしてアンプで出すのがベストなのかと考えるようになりました。

 

クリーントーンで困ったこと】

実際、その曲の音源を聴くと、歌がメインだとほとんどギターの音は聞こえないので、なんとなくバンドでもギター弾いているなぁ程度でも問題ないと言えばないですが、やはり弾き手としては、いくらバンドでも自分の弾く音(コード感)をしっかり出したい。単純に音を大きくするのではなく、バンド全体の音量バランスを保ったままギターの存在感を出しながらも、バンド内でギターの音を活かす「音作り」や「方法」がないかと試行錯誤するようになりました。

 

以下、問題点のまとめです。

【自分がクリーンの音で気になったこと※Masrall JCM 2000使用時】

①クリーンと歪みの切り替えの時にディストーションなどのエフェクターで切り替えると不自然

②クリーンの音がキンキンして、弾きずらい

③アンプのクリーン音に存在感がなくバンドでギターの音が目立たない

 

この3つを解消すべく、 クリーントーンの音作りの方法を調べては、スタジオに行って試したことを次回「クリーントーンの音作りを考える②」で書きたいと思います。

 

【図太いデジタル・ディストーション】BOSS DA-2 Adaptive Distortion【レビュー/Review】

※この記事は2022年8月3日に更新されました。

こんにちは。

今回は、BOSS DA-2をレビューしていきます。

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BOSS DA-2はどんなエフェクター?

DA-2は、ローランドの最新デジタル・テクノロジー「MDP」により、従来のディストーションとは一線を画する、最新のディストーション・サウンドを実現しています。例えば、従来のディストーションではエッジの効いたタイトな低音にセッティングすると高域の音が細くなり、反対に太くメロウな高音にセッティングすると低域の音が潰れることがあります。DA-2では各音域に最適な歪みを加えることにより、ひとつのセッティングで低音リフから高音リード・ソロまで全ての音域で妥協のない最適な歪みを得ることが可能です。

BOSS公式HPより引用  https://www.boss.info/jp/products/da-2/

BOSS DA-2(Adaptive Distortion)は、2013年にTE-2(Tera Echo)、MO-2(Multi OverTone) と一緒に登場したデジタルエフェクターとなります。

ピッキングの強弱や、エレキギターの違いなどにもセンシティブに反応。

低域がブーミーにならないこと、コード弾き時の濁りが少ないことがポイントのディストーションペダルです。

図太いデジタル・ディストーションBOSS DA-2 レビュー

筆者は、実際にBOSS DA-2を購入して試しましたので、以下にまとめてみます。

デジタルだけど図太いディストーションサウンド

デジタルな歪みとして、クールな印象を持っていましたが、

実際は、デジタル臭さを感じさせない、図太いディストーションサウンドでした。

ピッキングのニュアンスを拾ってくる感じがするので、むしろ自然な感覚でした。

分離感がいいのでガッツリ弾ける

BOSS DA-2は、分離感がいいのでガッツリ弾けます。

今までのディストーションをかなり歪ませて弾くと、コードが潰れたようなサウンドになることがあります。

それがBOSS DA-2にはなく、気持ちの良いくらいに、歪んでいてもコードが分離されるため、しっかり弾けます。

ピッキングした時の食いつきがいいので、ニュアンスをコントロールしやすいです。

細かいセッティングは不要

BOSS DA-2は、エフェクトをコントールするツマミが4つありますが、

あまり細かいセッティングをしなくても、良い感じのディストーションサウンドが出ます。

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GAINを調節する「DIST」を13時以降に回すと急激に歪みが増してきます。

あとは、低音を足したかったら「LOW」を上げ、高音を足したかったら「HIGH」を上げるだけなので、とても簡単にセッティングができます。

BOSS DA-2は大型アンプと相性が抜群

BOSS DA-2は、エフェクターとしての性能に驚きますが、

BOSS DA-2の本当に驚くべきポイントは、大型アンプとの親和性にあると思います。

筆者は、よくリハーサルスタジオで練習をすることが多いですが、

JC-120とマーシャルアンプ(JCM2000)の両方で試しても、素晴らしいディストーションサウンドがでます。

バンドでライブをする時にも、何度かBOSS DA-2を使用しました。

BOSS DA-2の真価を感じたければ、大型アンプで試すといいでしょう。

BOSS DA-2は生産終了している

BOSS DA-2は、発売されて1年くらいで生産が終了してるモデルになります。

これだけ使いやすいディストーションペダルが、生産終了してしまったのは、非常に残念ですが、今では、中古で出回っているところを見つけるくらいになりました。

よく生産終了で上げられる理由として、後継機のBOSS DS-1Xに登場にありますが、筆者としては、BOSS DA-2とBOSS DS-1Xは別物だと考えています。

BOSS DS-1Xは、BOSS DS-1のキャラクターやサウンドを受け継いでいるので、エッジの効いた鋭いDS-1サウンドからは抜け出せない感じがします。

一方、BOSS DA-2は、BOSS DS-1Xと比べるとマイルドなディストーションサウンドのため、使いやすいと思います。

BOSS DA-2のサウンドに期待

BOSS DA-2は、先述したように生産終了していますが、BOSSエフェクターで新しいモデルで登場してくれると期待しています。

大型アンプとの相性が良いディストーションペダルは、希少な存在です。

以上、ご参考になれば幸いです。

<BOSS DA-2に関する記事はこちら>

www.effectornote.com

激歪み!Mesa Boogie THROTTLE BOXレビュー

※この記事は2020年09月16日に更新されました。

こんにちは。

今回は、Mesa BoogieのTHROTTLE BOXについてレビューします!

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Mesa Boogieと言えば、ハイゲインアンプのRectifier Head(レクチファイア)をイメージする方が多いのではないでしょうか。

Mesa Boogieと言えば、激歪み。

THROTTLE BOXは、発売当時から気になっていたモデルで、

たまたま楽器屋さんをのぞいたら、中古で売っていたので即買いしてきました。

とりあえずカッコいいぞ。THROTTLE BOX! 

THROTTLE BOXは、見た目カッコいい。

見た目から入って買ってしまいましたが、なんとも言えない存在感があります。

BOSSと比べれば、一目瞭然のカッコよさがTHROTTLE BOXにはあります。

THROTTLE BOXの音はどうなの?

カッコよくても、エフェクターは使えなきゃ意味がない。

THROTTLE BOXの音はどうなのと、いろんなアンプで試してみましたが、

ちょっとぼんやりするというか、ボケる感じがします。

低音が強いイメージでしょうか。

特に、エレキギターの5・6弦はボワッするので、

THROTTLE BOXはブリッジミュートのリフはちょっと苦手みたいですね。

ただ、歪みは深く深く、激歪みなので、

とにかく歪ませたい人には合うかもしれません。

ツマミのコントロールも、ちょい甘めです。

THROTTLE BOXの使い方

THROTTLE BOXの使い方としては、

前にチューブスクリーマーなどのミッドが強いオーバードライブと組み合わせて、

使うことが好ましいように思いました。

低音が出るので、ミッドで引き締めて使う。

他の歪みを重ねて使うと良いかもしれません。

また、激歪むので、リードソロなどのブースターとしては使えるとおもいます。 

THROTTLE BOXのまとめ

 Mesa BoogieのTHROTTLE BOXのまとめですが、

良い点は、とにかく深く歪むモデルです。

ふところの深い感じがしました。

これはこれで、THROTTLE BOXの魅力があります。

悪い点は、ぼやける点です。

輪郭がはっきりしたハイゲインサウンドを求めるならば、

RAT2などの他のモデルを探したほうがいいです。

総合的には、万能ではありませんが、

THROTTLE BOXの見た目が気に入っているならば、

一度、手にとってみるのも面白いです!

ご参考になれば幸いです。

手に入らないエフェクターは中古で見つけよう!!

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BOSS BD-2とBOSS DS-1を買うならどっちを選ぶ?

※この記事は2022年7月29日に更新されました。

こんにちは。

今回は、

「BOSS BD-2とBOSS DS-1どちらを買えばいいかわからない」

「BOSS BD-2とBOSS DS-1に違いがわからない」

と言った人に向けて、記事を書いていきます。

BOSS BD-2とBOSS DS-1を買うならどっちを選ぶ?

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筆者も、はじめてエフェクターを買うときに、BOSS BD-2とBOSS DS-1のどちらを買うか迷ったことがあります。

買ったあとに後悔したくないということもあり、念を入れて、エフェクター雑誌やBOSSの公式サイトの動画を見ては、悩んでいました。

結果的には、中古のBOSS DS-1を購入したのですが、果たしてBOSS DS-1で良かったのかという疑問がありました。

そこで今回は、エフェクターを選びやすくできるように、それぞれのエフェクターの特徴を見ていきましょう。

BOSS BD-2とBOSS DS-1の違い

BOSS BD-2とBOSS DS-1の違いは、

まず言えるのが、オーバードライブとディストーションの違いです。

同じ歪み系エフェクターではありますが、よく歪むかどうかという違いになってきます。

と言っても、BOSS BD-2は、GAIN幅があるモデルなので、ディストーションまでとは言いませんが、かなり歪ませることができます。

ここがかなり悩ましいポイントですね。

もう一つは、サウンドのキャラクターの違いがあります。

BOSS BD-2は、ドンシャリ(低音と高音)傾向なサウンドで、よくマーシャルサウンドと言われたします。

しかし、BOSS BD-2は、ブルースドライバーと呼ばれており、音楽ジャンルのブルースに合うエフェクターなのではと先入観を持つモデルでもあります。(実際に筆者はブルース専用と思っていました)

実際には、クランチサウンドも出せるので、あながち間違いではありませんが、先ほど先述したようにGAIN幅が大きいという点も見過ごせません。

一方、BOSS DS-1は、名の通りディストーションなので、歪ませるためのエフェクターです。

しかし、BOSS DS-1は、ザラついた粒の細かいディストーションサウンドで、人によってはクセのあるモデルと感じてしまうかもしれません。

上記のことから、

GAIN幅があり、ある程度幅広く使いたいというなれば、BOSS BD-2。

歪ませることだけに集中したいのであれば、BOSS DS-1。

と言った判断ができるかもしれません。

好きな音楽ジャンルやエレキギターで選ぶのもOK

BOSS BD-2とBOSS DS-1に限った話ではありませんが、

好きな音楽ジャンルや使っているエレキギターで選ぶのもありだと思います。

例えば、

好きな音楽ジャンルが、邦楽・邦ロックで、好きなバンドのギタリストがストラトキャスターを使っているならば、BOSS BD-2が向いているかもしれません。

好きな音楽ジャンルが、洋楽や激しいロックで、好きなバンドのギタリストがレスポールを使っている場合は、BOSS DS-1が向いているかもしれません。

正解はありませんが、

筆者は、エフェクターと音楽ジャンルやエレキギターの相性はあるような気がしています。

自分の好みでエフェクターを選択するという考え方も持っていると、スムーズに選ぶことができることもあります。

結局、BOSS BD-2とBOSS DS-1どっちを選ぶといいの?

結局、BOSS BD-2とBOSS DS-1どちらを選べばいいかで言えば、

筆者としては、まずはBOSS BD-2を選んだほうがいいかなと思います。

理由として、BOSS BD-2が好みでなくても、使える幅が広いオーバードライブは1台は持っておきたいからです。

BOSS DS-1は、ディストーションなので、使う幅は限られてくると思います。

極端に言えば、使える場面があるかないかです。

また、ディストーションペダルは、たくさんのモデルが発売されていますので、それらのモデルも含めて選ぶといいです。

もちろん、BOSS DS-1を使ってみたいという気持ちがあれば、BOSS DS-1を選べばいいと思います。

おまけ:BOSS BD-2WとBOSS DS-1Xならどっちを選ぶ?

時代が進めば、エフェクターのモデルも進化していきます。

BOSS BD2は、「技 WAZA CRAFT」からパワーアップしたBOSS BD-2Wが登場しました。

BOSS DS-1は、「BOSS独自のデジタル信号処理技術MDPテクノロジーにより設計」されたBOSS DS-1Xと進化したモデル出ました。

エフェクターが進化すると、従来のモデルからできる幅が広くなっています。

また、音の品質も上がっており、ますます選ぶときに迷ってしまいますよね。

BOSS BD-2Wは、カスタムモードが追加され、図太いサウンドも対応できるようになりました。

BOSS DS-1Xは、クランチ〜ハイゲインまで幅広いサウンドに対応できるになりました。

従来のネックだった部分が、解消されているので使いやすくなっています。

ここまでくると判断基準は、そのエフェクターの音が好きかどうかなのかもしれません。

まとめ

BOSS BD-2とBOSS DS-1の買うならば、

筆者としては、幅広く使えるBOSS BD-2を選びます。

理由として、クランチ〜オーバードライブまでの音が出しやすいところやクリーンブースターとしても使える点で選んでいます。

また、BOSS BD-2は、他のエフェクターとの併用も幅広くできる面もあり、将来的にも持ち続けることで活躍するエフェクターだと思います。

予算がある人は、両モデルを購入して組み合わせても面白いと思いますが、

エフェクターを購入する時は、必ずお店で試奏するようにしましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

 

BOSS Blues Driver BD-2をみる

BOSS Distortion DS-1をみる

エフェクターについたたばこ臭を消す方法

※この記事は2023年1月29日に更新されました。

こんにちは。

今回は、

エフェクターを中古で買ったらたばこ臭かった」

エフェクターについたたばこの匂いを消したい」

と言った悩みを解決していきます。

エフェクターについたたばこ臭を消す方法

筆者談となりますが、以前、とある楽器店のインターネットで購入した中古のMAXON ST9pro+を箱から取り出すと「もわーん」とたばこの臭いがしました。

筆者は、非喫煙者であり、たばこの臭いを嗅ぐだけで頭痛やめまいがするほど苦手です。

返品を考えましたが、エフェクターの動作は問題ないので、たばこの臭いを消す方法を試行錯誤することにしました。

エフェクターのたばこ臭を消すために試行錯誤した方法

エフェクターのたばこ臭を消すために試行錯誤した方法を以下にまとめます。

扇風機で風を当てて臭いを消す方法

まず、はじめにやったのが、扇風機でたばこ臭を飛ばす作戦です。

エフェクターにひたすら風を当てるだけです。

結果は、全くダメでした。

数時間、数日続けても、風を当てている時だけは当然臭いはしませんが、風を止めるとたばこ臭がしてしまいます。

ファブリーズを使って臭いを消す方法

次に、ファブリーズを使って臭いを消す方法を試してみました。

ファブリーズを直接かけるのは、故障になりかねないので、ティッシュにファブリーズを染み込ませてエフェクターを丁寧に拭くきました。

何度か試してみましたが、拭いた瞬間はなんとなくたばこの臭いは消えますが、すぐたばこ臭が戻ってきます。

やはり布専用なので、ファブリーズも結局ダメでした。

重層を使って臭いを消す方法

次に、重層を使って臭いを消す方法を試しました。

さすがに重層の中にエフェクターを突っ込むワケにはいかないので、重層をビニール袋に入れ、エフェクターをサンドウィッチのようにティッシュで挟んで密封してみました。

数日放置して、取り出してみましたが、重曹ではたばこの臭いは消えませんでした。

筆者が使った重層は普通にどこでもドラッグストアで売っている重層ですが、そのへんに売っている重層では効果がないと思います。

ニオイノンノを使ってたばこ臭を消す方法

もうあきらめて返品を決断しようとしましたが、

最後に、家に置いてあった臭い消しの「フローラの植物性消臭液 ニオイノンノ」を使ってたばこ臭を消す方法を試しました。

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フローラの植物性消臭液 ニオイノンノは、原液を水に薄めて使うタイプです。

(そのまま使えるタイプもあります)

以前、部屋の臭いが気になったので、霧吹きに1滴いれて「シュッシュッ」としてみたら一瞬で部屋の臭いが消えました。

こちらの消臭力に期待。

こちらもエフェクターに霧吹きをかけるワケにはいかないので、薄めたニオイノンノをティッシュに染み込ませて、ビニール袋にエフェクターと入れて密封してみました。

数日間待ち、開封してみたら、なんとたばこ臭が減りました。

これはもしやいけるかもと思い、さらに1〜2週間染み込ませたニオイノンノを取り替えながら続けてみました。

(取り替えないとニオイノンノが酸っぱくなってくるため)

そしてビニール袋から取り出してみると、ほとんどたばこ臭が消えていました。

最後に新しく染み込ませたニオイノンノで薄くエフェクターを拭いて、扇風機で乾かしてみたところ、たばこ臭が戻ることもなく、消臭に成功したのでした。

さらに、電池を入れるフタをあけるとエフェクター内部からたばこ臭がしたので、フタを開けて再度、ニオイノンノを染み込ませたティッシュを密封。

取り出して、扇風機で内部を換気し消臭完了。

鼻をエフェクターに、ぴったりくっつけて臭いを嗅ぐと「ほんのり残りたばこ臭があるかな?」ぐらいのレベルですが、エフェクターは足で踏むので許容範囲です。

消臭をしてから、数年経ちましたが、今ではまったく気にならなくなりました。

最後に

エフェクターだけではありませんが、モノについたたばこ臭はなかなか消えるものではありません。

今回は、ニオイノンノを使って消臭はできましたが、かなり根気がいる作業でした。

エフェクターを中古で購入する際は、たばこ臭(ヤニの臭い)のありなしを確認することをオススメします。

もし、たばこ臭がどうしても気になってしまう場合は、返品したほうがいい場合もあります。

中古エフェクターを買う時は、状態チェックを細かくした方がいいですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

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