エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

RAT2・ディストーションのスタンダードなセッティング【Marshall JCM2000】

こんにちは。

最近、RAT2を改造して調子が悪くなってしまったので、買い直してみました。

RAT2を改造しはじめて数年。ノーマルのRAT2のサウンドを忘れてしまっているため、スタジオに行って試してきました。

今回はそのことについて簡単に書いておきたいと思います。

RAT2の画像です

RAT2・ディストーションについて

PROCO RAT2 ディストーション

まずは、Marshall JCM2000のクリーンチャンネルで試してみました。

Marshall JCM2000のセッティング

Marshall JCM2000は、CLASSIC GAIN / CHANNEL ACLEANチャンネルを使用します。

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルの画像です

VOLUME=5ぐらい(バンドやライブでは6ぐらいは必要)

GAIN=5

Marshall JCM2000のイコライジングの画像です

PRESENS=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=2

REVERB=3〜4(基本お好みで調整)

DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)

TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります。高音がキツイので個人的にはON)

RAT2のセッティング

RAT2の画像です

DISTORTION=10時くらい

FILTER=13時くらい

VOLUME=13時くらい

RAT2のセッティングについては、DISTORTIONが歪みのツマミになりますが、Marshall JCM2000のアンプ自体が歪むので、10時くらいに設定しました。

FILTERはトーンの役割をするツマミですが、時計回りに回すほどボヤけていきます。

なので、やや高音がでる程度の位置にしました。VOLUMEは、アンプから出る音量と同じくらいに調整しています。

RAT2を久しぶりに弾いてみた感想

RAT2を久しぶりに弾いいてみた感想としましては、思っていたより歪みが強いディストーションサウンドに感じました。

エッジがかなり効いて弾きやすいですが、コードを弾くと「ガオーン!」と潰れてしまいます。

こんなブーミーなサウンドだっけな?と首をかしげましたが、他のディストーションと比べると重々しいサウンドが特徴です。

パワーコードは、弾く弦が少ないのでワリとしっかりサウンドが出ます。

ギターのボリュームコントロールはかなり効くので、GAINコントロールはできそうです。

たまたま動画で撮っていましたので、グタグタですが参考にどうぞ。

(フレーズは適当にポジションを変えて弾いています)


RAT2・ディストーションのスタンダードなセッティング【Marshall JCM2000】

ちなみに、JC120でもフラットなセッティングで試したところ、同じようなサウンドになりました。

今回のまとめ

RAT2をひさしぶりに大型アンプで弾いいてみましたが、ガッ!としたガッツつくようなディストーションだと感じました。

ピックを当てた時に引っ掛かりがあるので、単音でのフレーズがしっかり出そうです。

ただ、コード感は潰れやすいので、そこがディストーションとして使うかどうかが悩みどころです。

たくさん良いディストーションペダルはあるので、RAT2はブースター的に使った方が、特徴を活かせるような気がしました。

RAT2はややクセが強いディストーションと言ったところです。

【関連記事】

RAT2をレベルブースターとして使えるかどうかの実験【Marshall JCM2000】 - effectornote

Fulltone OCDはクランチ系やブースターとして使うのが吉【レビュー・ Marshall JCM2000】

※この記事は2021年7月1日に更新されました。

こんにちは。

今回は「Fulltone OCDの使い方がわからない」「マーシャルアンプで使うとどうなるの?」といった疑問について解決していきます。

Fulltone OCDの画像です

Fulltone OCDとは

Fulltoneから発売されているオーバードライブ/ディストーションとなります。

クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。

引用元:sound house

OCDとは「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE 」の略で、優秀なオーバードライブとして定評があるモデルです。

※現行品はFulltone OCD V2.0です。

マーシャルアンプ(Marshall JCM2000)で使ってみました

今回は、実際にスタジオのマーシャルアンプ(MMarshall JCM2000)で試してきましたので、レビューしたいと思います。

以下、Marshall JCM2000のセッティングになります。

Marshall JCM2000は、CLASSIC GAIN / CHANNEL ACLEANチャンネルを使用します。

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルの画像です

VOLUME=5

GAIN=5

Marshall JCM2000のイコライジングの画像です

PRESENS=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=2

REVERB=3〜4(基本お好みで調整)

DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)

TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります。高音がキツイので個人的にはON)

Fulltone OCDのセッティング

Fulltone OCDのセッティングの画像です

VOLUME=12時くらい

TONE=10時くらい

DRIVE=12時くらい

今回のFulltone OCDのセッティングは、スタンダードにしてみました。

VOLUMEはアンプとほとんど変わらない音量へ調整。

DRIVEもやや歪んでくる位置に設定し、TONEはアンプから出る音を聴きながら、耳が痛くならないポイントで調整しました。

Fulltone OCDはバリバリの重低音サウンド。でも繊細。

Fulltone OCDをマーシャルアンプで弾いてみた感想です。

エフェクターの見た目の印象とは違い、低音たっぷりの荒々しいサウンドになりました。

また、ピッキングの強弱に反応します。

特に5,6弦は、強く弾かないと良い音が出ない傾向があります。

パワーコードで弾くと、低音たっぷりの「ドシッ!」とした重低音サウンドがでますが、 弱く弾くとボロンとした枯れたようなクランチサウンドになります。

ピッキングが強い人と弱い人では、サウンドの違いがでてくるのではと感じました。

Fulltone OCDはボリュームコントールが効く

エレキギター側のセッティングでも、サウンドが変わるか試してみました。

Fulltone OCDはボリュームコントールはGOODの画像です

Fulltone OCDを歪ませた状態で、ギターのボリュームコントロールを3ぐらいに絞ってみると、クリーンに近くなっていきます。

クリーンからクランチサウンドを得意としている気がします。

さらに、ピックアップセレクターをセンターにするとかなりサウンドが変わりました。

エレキギターのピックアップセレクターをセンターにした画像です

「ボリュームコントロールを絞る+ピックアップセレクターをセンター」にすると、バッキングで使えるサウンドに変化します。

Fulltone OCDの場合、クランチサウンドを作る時には、エレキギター側で作るとよいかもしれませんね。

Fulltone OCDはクランチ〜オーバードライブが得意

Fulltone OCDは、かなり幅広く使えるのではないでしょうか。

5・6弦を使うパワーコードやメタルのような高速リフには、ひと工夫する必要がありますが、クランチ〜オーバードライブまでが得意と言えそうです。

また、クリーンブースターとしても使えるので、使い方次第では重宝するオーバードライブだと思います。

参考:Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法 - エフェクターノート

Fulltone OCDの個人的なレビュー

筆者の個人的なレビューとなります。

Fulltone OCDはピッキングニュアンスの反応が良いぶん「使う人によって、評価がかなり変わるのでは?」と感じました。

エレキギターのテクニックが豊富なギタリストや上級者には向いていると思います。

また、5・6弦のパワーコードで弾く場合は、他のディストーションモデルを探し求めた方がいいかもしれません。

Fulltone OCDは、ドンシャリ傾向が強いので、TS系オーバードライブなどの中域(ミドルレンジ)と組み合わせて音作りをするとスムーズです。

以上、ご参考になれば幸いです。

Fulltone OCD V2.0の詳細はこちら

Marshall JCM2000にはやっぱり定番のコレ!BOSS SD1【レビュー】

こんにちは。

最近、TS系オーバードライブをいろいろ実験していますが、BOSS SD1を使っていないことに気づき、久しぶりにスタジオで試してきました。

今回は、Marshall JCM2000とBOSS SD1について書きたいと思います。

BOSS SD1の画像です

Marshall JCM2000にはやっぱり定番のコレ!BOSS SD1

BOSS SD1は、定番のオーバードライブですが、タイトな低域とマイルドな高域が特長。クランチ系やドライブ系のアンプにブースターとして組み合わせると粘りがあるリードサウンドを得ることができます。

BOSS Super OverDrive SD-1

中域(ミドル)が強く、ブースターとして使えるBOSS SD1を実際にスタジオのMarshall JCM2000で試してきました。

Marshall JCM2000のセッティング

Marshall JCM2000は、ULTRA GAIN / CHANNEL BLEAD1チャンネルを使用します。

Marshall JCM2000は、ULTRA GAIN CHANNEL BのLEAD1チャンネルの画像です

VOLUME=3ぐらい

GAIN=3ぐらい

Marshall JCM2000のイコライジングの画像です

PRESENS=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=2

REVERB=3〜4(基本お好みで調整)

DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)

TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります)

BOSS SD1のブースターセッティング

BOSS SD1のブースターセッティングの画像です

LEVEL=15時くらい

TONE=9時くらい

DRIVE=10時くらい

BOSS SD1はブースターとして使うので、LEVELはハウリングを起こさないところまでかなり上げました。TONEは、Marshall JCM2000が高音が出るため、控えめに設定。DRIVEは、リードチャンネルのアンプの歪みにやや足すイメージでセッティングしました。

BOSS SD1はTONEを上げると音量も上がる傾向があるので、TONEを踏まえながら調節する必要があります。

Marshall JCM2000をBOSS SD1でブーストしてみた感想

Marshall JCM2000をBOSS SD1でブーストして弾いてみた感想としては、驚くほど良い感じにマーシャルのサウンドがマイルドに変化しました。

ギャリン!としたマーシャルサウンドが、BOSS SD1特有の粘りがあるサウンドに変わり弾きやすくなりました。

しばらく伸びのあるサウンドが気持ちが良かったので弾いていましたが、マーシャルにはBOSS SD1が良いという理由が納得できた瞬間でもありました。

同じ中域が出るオーバードライブのIbanez TS9と比べるとBOSS SD1の方が変化がわかりやすいように感じます。

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルでもGOOD!

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルの画像です

続いて、Marshall JCM2000のクリーンチャンネルでも試してみました。

VOLUME=5(バンドやライブでは最低VOLUME6以上は必要)

GAIN=5

BOSS SD1はオーバードライブのため、クランチ程度かなと思いきや、エフェクターをONにしてみると、クリーンからバリバリのディストーションサウンドに変化しました。

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルならば、オーバードライブで十分歪みませることができます。

BOSS SD1のDRIVEをやや上げて、歪みを少し足しても良いかもしれません。

惜しい!BOSS SD1はクリーントーンが苦手。

BOSS SD1をギターボリュームコントロールで調節した画像です

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルでBOSS SD1をONにしたまま、ギターボリュームコントロールを絞って、クリーンサウンドへ変化するかどうか試してみました。

結果、BOSS SD1はギリギリまでボリュームコントロールを絞っても、クリーンまではいきませんでした。

BOSS SD1は、あくまでも歪みのブースターとして使うことが好ましいようです。

今回のまとめ

今回、改めてMarshall JCM2000でBOSS SD1をブースターとして使ってみましたが、Marshall JCM2000を使う時にはBOSS SD1を使いたいと思いました

高音の尖ったマーシャルサウンドが、マイルドなサウンドに変化するので、耳にやさしいのもポイントです。

さらに、伸びのあるリードソロやエッジを効かせたリフがクセになりそうです。

ただ、唯一の課題はBOSS SD1でクリーンサウンドがネックなトコロ。

アンプ側のクリーンを使うか、またはクリーンブースターを組み合わせるか迷うところですが、また次の機会に試していきたいと思います。

www.effectornote.com

これはびっくりのコストパフォーマンス! JOYO Vintage Overdrive【レビュー】

こんにちは。

最近、TS系オーバードライブに注目をしています。

TS系エフェクターは主に中域(ミドル)が出るオーバードライブですが、いろいろ調べてみるとチューブスクリーマーのクローンと言われているJOYOのVintage Overdriveが気になり購入してみました。

Amazonで新品で5000円を切るほどの安いコストのエフェクターを、実際にスタジオで試してみたので、まとめておきたいと思います。

JOYO Vintage Overdriveの画像です

これはびっくりのコストパフォーマンス! JOYO Vintage Overdrive

JOYO Vintage Overdrive JF-01はチューブスクリーマと言われていますが、今回気になったので実際にスタジオにいって試してきました。

JOYO jf-01ヴィンテージオーバードライブギターエフェクトペダルTrue Bypass

試したアンプは、JC120とMarshall JCM2000の2つのアンプでした。

JOYO Vintage OverdriveをJC120で試してみる

JC120のセッティング

JC120のイコライジングの画像です

VOLUME=2ぐらい(スタジオの環境に合わせる)

TREBLE=12時

MIDDLE=12時

BASS=12時

DISTORTION=0

REVERB=9時くらい

BRIスイッチ=OFF

※チャンネルリンクはなし 

JOYO Vintage Overdriveのセッティング

JOYO Vintage Overdriveのセッティングの画像です

DRIVE=15時くらい

VOLUME=15時くらい

TONE=13時くらい

JC120においての、JOYO Vintage Overdrive のセッティングはかなり歪むセッティングにしました。VOLUMEも少し大きめにしてあります。

TONEは、耳が痛くならない程度のポイントで調整しています。

JOYO Vintage OverdriveをJC120で試した感想

JOYO Vintage OverdriveをJC120で試したところ、弾いて驚きました。

ザクザクした良い感じのサウンドがJC120から飛び出てきます。一番びっくりしたことは、5・6弦のリフもしっかり弾けること。

JOYO Vintage OverdriveディストーションペダルのRAT2もJC120で試していましたが、同じくらい5・6弦の反応が良かったです。

JOYO Vintage Overdriveはオーバードライブですが、ディストーション並にも歪ませることができます。

以前、チューブスクリーマーのIbanez TS9をJC120で試したことがありますが、断然JOYO Vintage Overdriveの方が相性は良いです。

OYO Vintage Overdriveの特徴として、弾いいた時のエッジ感がIbanez TS9と比べてあるので、「ガッ!」とした引っかかりがあり弾きやすいです。

次に、Marshall JCM2000でブースターとして試してみました。

JOYO Vintage OverdriveをMarshall JCM2000で試してみる

Marshall JCM2000は、ULTRA GAIN / CHANNEL BLEAD1チャンネルを使用します。

Marshall JCM2000は、ULTRA GAIN CHANNEL BのLEAD1チャンネルの画像です

VOLUME=3ぐらい

GAIN=3ぐらい

Marshall JCM2000のイコライジングの画像です

PRESENS=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=2

REVERB=3〜4(基本お好みで調整)

DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)

TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります)

JOYO Vintage Overdriveのブースターセッティング

JOYO Vintage Overdriveのセッティングの画像です

DRIVE=10時くらい

VOLUME=MAX

TONE=7時くらい(ほぼ0)

Marshall JCM2000においてのJOYO Vintage Overdriveのセッティングはアンプを歪ませた状態でブースターセッティングにしました。

DRIVEはノイズが出てこない範囲で調整。VOLUMEはMAX。TONEについては、Marshall JCM2000は高音が出やすいため、思い切って0もしくは少し上げる程度にセッティングをしました。

JOYO Vintage OverdriveをMarshall JCM2000で試した感想

JOYO Vintage OverdriveをMarshall JCM2000のブースターと使ってみた感想は、チューブスクリーマーと同等のブースト感が得られました。

Ibanez TS9などのチューブスクリーマーでブーストすると、アンプのサウンドがあまり変化せず音が伸びる傾向があります。

JOYO Vintage Overdriveも同じようにサウンドを変化させず、ベンディング(チョーキング)した時に程よいサスティーンが得られました。

もちろん、Marshall JCM2000のクリーンチャンネルにすれば、JC120同様にエッジが効いたディストーションサウンドとしても使うことができます。

結論:JOYO Vintage OverdriveはおいしいTS系オーバードライブ!

今回、JOYO Vintage OverdriveをJC120とMarshall JCM2000の2つのアンプで試してみましたが、新品5000円くらいで買えるにもかかわらず、めっちゃ使えるオーバードライブでした。コストパフォーマンスは高いです。

正直、最初はあまり期待はしていませんでしたが、こんなに実践的に使えるオーバードライブなんだと今では驚きです。

人の好みによりますが、ヘタに高級なブティック系エフェクターを買うより、こちらの方が使い勝手がいいでは?と思います。

結論、JOYO Vintage OverdriveはおいしいTS系オーバードライブ。

改造もする必要ないくらいフツーに使えます。

ご参考になりましたら幸いです。

RAT2をレベルブースターとして使えるかどうかの実験【Marshall JCM2000】

こんにちは。

最近、RAT2が気になっていろいろ試していますが、RAT2のディストーションはレベルブースターとして使えるのかどうか気になりました。

そこで、今回は実際にスタジオに行って試してきましたので、まとめておきたいと思います。

RAT2の画像です

RAT2をレベルブースターとして使えるかどうかの実験

RAT2はディストーションなので、通常は歪ませたサウンドで使うことが多いと思います。

RAT2はゲインブースターとしては使えますが、果たしてレベルブースターとしてまで使えるか気になったのでスタジオのMarshall JCM2000で試してきました。

Marshall JCM2000のセッティングについて

今回のMarshall JCM2000は、ULTRA GAIN / CHANNEL BLEAD1チャンネルを使用します。

Marshall JCM2000は、ULTRA GAIN CHANNEL BのLEAD1チャンネルの画像です

VOLUME=3ぐらい

GAIN=3ぐらい

Marshall JCM2000のイコライジングの画像です

PRESENS=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=2

REVERB=3〜4(基本お好みで調整)

DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)

TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります)

RAT2のレベルブースターセッティング

RAT2のレベルブースターセッティングの画像です

DISTORTION=8時くらい

・FILTER=13時〜14時

・LEVEL=15時

RAT2のセッティングは、

DISTORTIONをツマミを完全0にしてしまうと音が出なくなるため、ギリギリまで音が出るGAINまでに設定にしました。

レベルブースターとしての効果の実験なのでLEVELを上げ気味に設定。

FILTERは、音がキンキンしないところを狙って調節。Marshall JCM2000はアンプ自体が高音になりやすいため、RAT2側でトーンを調整するイメージで調節しました。

RAT2をレベルブースターとして使ってみた結果

RAT2をMarshall JCM2000のリードチャンネルでレベルブーストしてみた結果は、あまりレベルブーストの効果はないと感じました。

RAT2の芯が硬いニュアンスが出てくるワケでもなく、リードチャンネルから際立ってサウンドが変化するワケでもなく、普通に音量が上がるイメージに近いと思います。

しかし、全く使えないというワケではありません。

すでにMarshall JCM2000のリードチャンネルで歪ませているので、RAT2はディストーションのため、LEVEL上げるとどうしても歪みが増してノイズが出てしまうため、そういった面でもあまりレベルブースター的に使うことに抵抗があったというのが正直なトコロです。

今回のまとめ

以前、オーバードライブをクリーンブースターとしてつかう記事にも書いたことがありますが、歪みをコントロールするGAIN・DRIVEのツマミを0にしても音が出るかでないかの判断で、そのモデルがレベルブースターとして使えるかどうかある程度予測できます。

結論的にはRAT2はディストーションのため、レベルブースターには向かないと思います。

特にMarshall JCM2000のリードチャンネルではあまり効果は期待できない可能性があります。

RAT2をブースターとして使うならば、クリーンサウンドからの歪みを足して、クランチサウンドやリードサウンドにするといった歪みの特徴を活かしたブースターとしての使い方が向いています。 

ディストーションをレベルブースター使うのは、やはり無理があるセッティングでしたが、実験してみて一つ勉強になりました。

【関連記事】

RAT2・ディストーションのスタンダードなセッティング【Marshall JCM2000】 - effectornote

RAT2をブースターとして使う実験をしてみました【シュミレーション】

こんにちは。

歪みエフェクターのRAT2はディストーションですが、今回はそのRAT2をブースターとして使う試みをしてみましたのでご紹介します。

RAT2とStrawberry Red Over Drive

RAT2をブースターとして使う実験をしてみました

RAT2とStrawberry Red Over Drive

RAT2はディストーションになりますが、ブースターとしても使えるのではと考え、前段にオーバードライブを設置して試してみました。

前段にオーバードライブ、後段にRAT2を設置

前段にはクランチセッティングにしたOne Control Strawberry Red Over Driveを設置しました。

Strawberry Red Over Driveのセッティング

Strawberry Red Over Drive

・TREBLE=10時

・VOL=11時

・DRIVE=13時

そして、後段にRAT2を設置して、LEVELを上げたセッティングにしました。

RAT2のセッティング

RAT2とStrawberry Red Over Drive

DISTORTION=10時

・FILTER=13時

・LEVEL=15時

RAT2をブーストしてみた感想

しっかりLEVELを上げセッティングにすればブースターとしては使えます。

DISTORTIONのツマミを上げすぎるとノイズが目立ってくるため、クランチ気味の方が上手くいくと思います。

FILTERのトーンも上げすぎると高音が出るので比較的抑えた方がいいと思います。

歪みエフェクターを組み合わせる時に、後段のエフェクターが効くため後段ブーストではRAT2のサウンドになります。

RAT2はエッジが聞いた弾きごたえがあるので、リードソロを弾く時もハッキリしたニュアンスで弾けると思います。

一度、リードソロのサウンドとして使ってみると面白いです。

荒々しいロックサウンド Proco RAT2 ディストーション レビュー

※この記事は2022年8月1日に更新されました。

こんにちは。

今回は、Proco RAT2についてレビューしていきたいと思います!

Proco RAT2の画像です。

荒々しいロックサウンド Proco RAT2 ディストーション レビュー

Proco RAT2は、ディストーションペダルです。

80年代にギタリストのジェフ・べックが愛用したことで、有名となったRAT2ですね。

Proco RAT2 は、年代によってはUSA製であったり、JHS Pedalsによるモディファイ(改造)モデルが発売されたりと、話題がつきないエフェクターでもあります。

近年では、RAT2のミニエフェクターが登場しました。

Proco RAT2のサウンドの特徴について

Proco RAT2の画像です。

Proco RAT2は、荒々しくも太いディストーションサウンドが特徴です。

ザックリしたディストーションサウンドで、5,6弦がしっかり出してくれます。

また、ピッキングによるアタック感もあるので、ニュアンスはつけやすいです。

Proco RAT2は幅広いサウンドメイクができる

Proco RAT2をONにしたまま、エレキギターのボリュームコントロールを絞ってみると、クランチまでサウンドが変化します。

また、DISTORTIONのツマミを上げてゆくと、ファズサウンドまで太く変化するので、

幅広いサウンドメイクができると思います。

歪ませすぎるとコード感が潰れ気味になりますが、歪みませると怪獣みたいに「ガオーーー」と雄叫びみたいなサウンドになるのは面白いですね。

Proco RAT2のFILTER(トーン)は反時計回りに効く

RAT2のトーンFILTERの画像です

歪みエフェクターのほとんどは、トーンのツマミを時計回りに回していくほど高域に上がっていくことが多いと思います。

しかし、Proco RAT2 は逆です。

Proco RAT2 のトーンにあたるFILTERを反時計回りに回していくほど、高域が上がってゆく仕様です。

なので、通常時計回りでMAXにすると輪郭のないぼんやりとしたサウンドに仕上がります。

反対に、反時計回りにすればするほど、エッジの効いたサウンドに変化します。

Proco RAT2は変換プラグが必要なエフェクターである

RAT2は変換プラグの画像です。

Proco RAT2に電源を入れる時には、変換プラグが必要です。

BOSSのコンパクトエフェクターと違い、そのままアダプターやパワーサプライのプラグを挿すことができません。

少し面倒なモデルではありますが、RAT2を使う時には変換プラグを忘れないようにしましょう。

Amazonや楽器店でも売っているので、手に入りやすいです。

TRUE DYNA トゥルーダイナ DCケーブル 輸入エフェクター用変換ケーブル TD-USA

まとめ

Proco RAT2は、荒々しくも幅広いサウンドメイクができるディストーションペダルです。

是非、気になったら一度試してはいかがですか?

ご参考になれば幸いです。

PROCO RAT2 ディストーション