エフェクターノート

エフェクターや機材で理想のサウンドを追求していく試行錯誤型の実体験ブログです。

2台のアンプを同時に鳴らす方法

2台のアンプを同時に鳴らす方法

こんにちは。

今回は「2台のアンプを同時に鳴らす方法」を書きたいと思います。

 

今まではアンプは1台鳴らせばいいと思っていましたが、2台のアンプを鳴らすということは実際によくあるらしく、アンプを2台同時に出力する方法をギターの師(プロのギタリスト)より教えて頂きましたのでご紹介したと思います。

 

【使用する機材のご紹介】

2台のアンプを同時に出力するには、ELECTRO-HARMONIX(通称エレハモ)の「Switchblade+」を使用します。

 

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 この「Switchblade+」はシンプルな2モードのパッシブAB BOXになります。「A or B」だけでなく、「A+B」に同時出力が可能です。またチューナーアウトも装備している1台あると便利なAB BOXです。

 

【実際にスタジオで試してきました】 

スタジオでの「Switchblade+」を試したセッティングとなります。

〈セッティング〉

PRS(ギター)→ 「Switchblade+ 」→「Marshall JCM 2000」+「JC120」(2台のアンプ)

 

それでは、順番を追って書いていきたいと思います。

まず、「Switchblade+ 」の「A(赤LED)」に「OUT A」→「Marshall JCM 2000」をつなぎます。 

 

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今回、「Marshall JCM 2000」はリードチャンネル使用(ULTRA GAIN / CHANNEL Bでアンプで歪ませています。

Marshall JCM 2000イコライジング

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PRESENCE=0

TREBLE=4

MIDDLE=4

BASS=4

REVERB=2~3

DEEPTONE SHIFTOFF

 

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VOLUME=2〜3

GAIN=5〜6

READ1

 

 そして、次にSwitchblade+ 」の「B(緑LED)」に「OUT B」→「JC120」をつなぎます。

 

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JC120の方は、今回はそのままのクリーン状態でセッティングします。CHANNEL-2(LOW)をメイン使用でCHANNEL-1(HIGH)とチャンネルリンクしてます。

 

〈JC120イコライジング

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 VOLUME=2〜3

TREBLE=4〜5

MIDDLE=4〜5

BASS=4〜5

DISTORTION=0

REVERB=2

 

2台のアンプをつないだら、まず「A」と「B」の切り替えをして音が出るかチェックします。(音がでない場合→自分がよく間違えるのが、INPUTではなくTUNERにパッチケーブル差していることがあるので配線の確認もよく行った方がライブ本番焦らなくてもいいです)

 

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A →  Marshall JCM 2000(歪み)

B →  JC120(クリーン)

※音量は同じぐらいに調整(写真はあくまで参考の音量→実際のドラムや音源や環境に音量に合わせてください)

 

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そして、Switchblade+ 」の右のスイッチ「A+B」を踏むと「Marshall JCM 2000+JC120」が同時に鳴らすことができます。

 

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※「Switchblade+ 」の前にエフェクターをつないでいるので「INPUT」にはパッチケーブルを差し込んでありますが、エフェクターをつながない場合は「INPUT→シールド→ギター」とつなぎます。電源はパワーサプライ9Vを使用です。

 

【2台のアンプを合わせた感想】

アンプ2台を一度に出力してギターを弾いた感想としまして、音に厚み出て「立体感」が生まれました。ステレオ出力の要領ですが「Marshall JCM 2000」の歪みに「JC120」のクリーンがプラスされることで音がハッキリします。

CD音源を流して、弾いてみましたが音が埋もれることはありませんでした。存在感が増すといった感じでしょうか。

当たり前ですが、1台のアンプで弾いていた時より音圧はかなり上がります。2台アンプを左右に分けて中心に立って弾いていましたが、まるでライブ会場で弾いているような臨場感を味わえました。また、音と音がぶつかるせいか、少し耳が痛くならないという感じもしました。

 

【アンプのセッティングで切り替える使い方】

また、同時出力の他の用途として、アンプごとのセッティングで切り替える使い方もできると思います。

例えば、クリーントーンにコーラスをかけたい時には「JC120」の「CHORUS(右に回す)」を使いセッティングしておきます。

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そして「A」で「Marshall JCM 2000の歪み」にセッティングし、「B」は「JC120のクリーン+コーラス」に切り替えるようにセッティングすると、曲によりますが、アルペジオは「B(JC120)」を使用し、バッキングは「A(Marshall JCM 2000)に切り替え、さらに「A+B」で歪みに「コーラス+クリーンブースト」を追加する使い方もできます。上手く使いこなせば、3段階の音作りが可能です。

また、エフェクターを試す場合、アンプを変えるごとにシールドの差し替えしなくてもSwitchblade+ 」にはじめから2台つないでおけば、踏むだけでアンプとの相性を試せます。セッティング時間の短縮にもつながります。

 

【JC120を歪ませてセッティングしてみた】 

 少し遊んでみました。滅多に使わない「JC120」の「DISTORTIONノブ」をMAX10にして「Marshall JCM 2000(ULTRA GAIN / CHANNEL B)」と歪みをミックスしてみました。

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「JC120」のディストーションは、バリバリした音が割れるような歪みですので、メインの歪みとしては使用する方はあまりいないと思いますがMarshall JCM 2000(ULTRA GAIN / CHANNEL B)」の歪みとミックスすると、使えるサウンドかどうかは置いておいて、なんとも不思議な少しファズがかかったようなサウンドになりました。

 

【今回アンプ2台同時出力をしてみて】

よく歪み系のエフェクター2台をミックスすることはあると思いますが、アンプ同時の歪みをミックスするという発想が今回、非常に面白いなと感じました。

「JC120」だけでなく、Mesa/Boogieの「Dual Rectifier」やHughea & Kettner の「TriAmp MK2」など真空管アンプ同士を2台出力をしたら、また違ったサウンドになる点でも面白いと思います。

本番のライブでもSwitchblade+ 」を使用して、音の出力にこだわっていきたいと思います。

また、ギターのサウンド面でも有効な方法でもありますので、アンプ2台同時出力を試してみると新しい音圧の世界が体感できるのではと思いました。