エフェクターノート

エフェクターや機材で理想のサウンドを追求していく試行錯誤型の実体験ブログです。

Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う

Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う

こんにちは。

今回は「Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う」について書きたいと思います。

最近、クリーンブースターにも使えるオーバードライブに着目してみましたが、

Fulltone「OCD」をクリーンブースターとして実際に演奏したことがあったので、思い出しながらセッティングや組み合わせをご紹介したいと思います。

OCDとTS9 

【簡単にOCDのご紹介】

Fulltoneというメーカーから出ているOCD(Obsessive Compulsive Driveの略)」でオーバードライブ/ディストーションとなります。倍音が煌びやかな特徴を持つ歪み系エフェクターで、 メインの歪みエフェクターとしては勿論のこと、LEVELを上げてクリーンブースターとしても使えるエフェクターです。

 

【OCDのクリーンブースターセッティング】

 「OCD」をクリーンブースターにした時のセッティングになります。

 

OCDのクリーンブースターセッティング

 LEVEL=3時ぐらい(MAXに近い状態)

DRIVE=7時ぐらい(完全0)

TONE=12時ぐらい

mini switch=LPモード(アタックが抑えめのモード)

 「OCD」は「Drive」を0にしても音が出るので、完全クリーンブースターとしても使えます。

 

 【OCDをクリーンブースターに使ったキッカケ】

「OCD」をクリーンブースターに使うキッカケとなったのは、初めてフュージョン系の曲をライブで弾く時に、音作りが決まらなかった時です。普段は歪ませて弾くことが多いですが、ジャンルが変わるとハイゲインサウンドそのままでは曲に合わないことがあります。フュージョン系の曲に合うサウンドを作る必要があり、なかなか慣れない音作りに悩まされてヒントを探していたところ「ケンタウロス系オーバードライブ」を使って「BOSS / OD1」をブーストして音作りされているギタリストの方の動画を見て、組み合わせの参考にしました。

ケンタウロス系オーバードライブ」は非常に高価なエフェクターが多いので、当時、時間もなく手持ちのエフェクターでなんとか同じような効果ができるエフェクターがないかと、何度も悩みながらスタジオで組み合わせの試行錯誤を繰り返し、本番の前日ギリギリで見つけたのが、この「OCD」をクリーンブースターとして使う方法でした。

考え方としては、音が丸い「TS系OD」のサウンドをそのまま活かして、「OCD」でアタック感の強化とGAINを足してより音抜けと弾きやすくするという考え方です。

 

【Marshall JCM 2000のセッティング】

PRS(ギター)→「OCD」(オーバードライブ / ブースター)→「TS9」→Marshall JCM 2000(アンプ)

初めて「OCD」をクリーンブースターとして使った時の組み合わせは「OCD」とBOSS「SD1」でしたが、今回は最近手に入れたIbanezの「TS9」で試したいと思います。アンプは「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)のセッティングでいきます。

「Marshall JCM 2000」のイコライジングです。 

Marshall JCM 2000のセッティング

VOLUME=3ぐらい

GAIN=2〜3ぐらい

CRUNCHOFF

※VOLUMEとGAINについて、いつもは各ツマミを5ぐらいでスタートしますが、今回試した「Marshall JCM 2000」はCRUNCH OFFにも関わらず、音量がいつもより大きく感じたのでかなり控え目になってます。本番の音量はP Aがいるかいないかで変わりますが、VOLUME6以上にしないと恐らく音量が小さい可能性がありますので、よくモニタリング(音量バランスの確認)が必要です)

 Marshall JCM 2000

PRESENCE=0

TREBLE=3

MIDDLE=3

BASS=3

REVERB=2(リバーブはお好みで調整)

※DEEPとTONE SHIFTはOFF

  

【OCDをクリーンブースターとして使った感想】

OCD クリーンブースター

「OCD」+「TS9」の組み合わせは、ハイゲインサウンドとはまた違ったサウンドになりました。弾く感覚が違ってきます。歪みの成分が少ないので、しっかりとしたピッキングやフィンガリングをしないとミスが多くなることがありますが、「OCD」でブーストすることでアタック感が増す分、多少弾きやすくなると思います。テクニカルなフレーズ時にニュアンスや技術力がそのまま反映される組み合わせでもあります。

今回の組み合わせた「TS9」はGAINはそんなに上げてはいませんが、歪みが足らない場合はGAINをMAXにするとより弾きやすくなると思います。場合によっては「TS9」のGAINはそのままで、「OCD」側のDRIVEで少しGAINを足すか、「Marshall JCM 2000」の方のGAINを少し上げた方がいいかもしれません。トータル的にGAINを上げてゆくとブーストしているので、ノイズが多くなるというデメリットはあります。

 

今回の組み合わせで、試行錯誤した中では「OCD(クリーンブースト)」+「TS系オーバードライブ」の組み合わせが一番音が良かったです。フュージョン系には合うサウンドだと思います。「TS系OD」は音が歪んでも音が埋もれたりしないので、ギターの音が聴こえてきます。この組み合わせの後に空間系エフェクターのディレイなどをかけるとより良いサウンドに仕上がります。

「Marshall JCM 2000」と「TS系OD」の相性の良さもありますが「OCD」をクリーンブースターとして使う方法は実戦的に使えるセッティングだと思いました。

 

【TS9とSD1ではどちらがいいか】

ちなみにBOSS「SD1(ノイズレス改造Ver)」を「OCD」で久しぶりにブーストして見ましたが、「TS9」と比べると「SD1」の方が少し荒々しい歪みになりドライブ感が出るので、弾きごたえがあります。好みで分かれますが、自分は少しザラつく「SD1」の方が好きなので、この組み合わせでは「OCD」+「SD1」の組み合わせが個人的にはベストにしています。「TS9」は素直にブーストされるので「TS9」の音色にアタック感のみプラスしたい方は「TS9」を選択するといいかなと思います。

OCD+SD1

 

 OCDクリーンブースターのまとめ】

良い音の基準は、個々で持っていればいいと思いますが、自分なりのエフェクターの使い方を普段から模索していると、いざという時に音作りの時間短縮にもなります。たくさんの魅力的なエフェクターについつい目移りしてしまうことが多いですが、1つのエフェクターとじっくり向き合うことも時には大切なのかなと感じる機会でした。セッティングの参考になればと思います。