エフェクターノート

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TS9、TS9DX、ST9Pro + チューブスクリーマー3機種の比較〜Marshall JCM2000編〜

TS9、TS9DX、ST9Pro + チューブスクリーマー3機種の比較〜Marshall JCM2000編〜

こんにちは。

今回は「TS9、TS9DX、ST9Pro + チューブスクリーマー3機種の比較〜Marshall JCM2000編〜」ついて書きたいと思います。

TS9とTS9DXとST9Pro +

前回はIbanez「TS9」と「TS9DX」を「Marshall JCM2000」のリードチャンネルでブースターとして比較しました。今回はさらにMaxon「ST9Pro+」も加えて比較したことを書きたいと思います。

 

【今回使用する機材】

PRS CUSTOM 22(ギター)→Ibanez「TS9」→Ibanez「TS9DX」→Maxon「ST9Pro+」→Marshall JCM2000(アンプ)

 

【各チューブスクリーマーのセッティングについて】

今回は3機種とも均等に比較したかったので、セッティングはほぼ同じにしました。

Ibanez TS9のセッティング〉

Ibanez TS9のセッティング

DRIVE=12時

TONE=12時

LEVEL=12時

 

Ibanez TS9DXのセッティング〉

Ibanez TS9DXのセッティング

DRIVE=12時
TONE=12時
LEVEL=12時(画像は11時くらいになってます)

MODE=TS9モード

 

〈Maxon ST9Pro+のセッティング〉

 Maxon ST9Pro+のセッティング

DRIVE=12時

LEVEL=12時くらい

MID ENHANCE=12時

TONE=12時

ミニスイッチ=CLASSIC

 

【Marshall JCM2000のセッティング】

「Marshall JCM 2000」はULTRA GAIN / CHANNEL BのLEAD1 (ボタンを押さない)チャンネルを使用して「アンプの歪み」にブースターとしてIbanez「TS9」と「TS9DX」、Maxon「ST9Pro+」をそれぞれ足してみました。

Marshall JCM2000のセッティング

VOLUME=2.5ぐらい(ドラムの音量と環境によって調整)

GAIN=3ぐらい(ブースターを使用するのでこのぐらいに調整)

 Marshall JCM2000のイコライジング

PRESENS=0

TREBLE=2.5ぐらい

MIDDLE=2.5ぐらい

BASS=2.5ぐらい

REVERB=2ぐらい(※画像はリバーブのテストでMAXになってます)

DEEP=OFF

TONE SHIFT=OFF

 

【3機種のチューブスクリーマーをMarshall JCM2000でブーストした感想】

チューブスクリーマーの比較

 Ibanez「TS9」、「TS9DX」、Maxon「ST9Pro+」をそれぞれ「Marshall JCM2000」のリードチャンネルでブーストした感想としては、3つともサウンドに変化がありました。以前の試しで、Ibanez「TS9」と「TS9DX」の比較ではサウンドの明るさが変わりましたが、今回も同様にそれぞれキャラクターがあることに気付きました。今回の試しに加えたMaxon「ST9Pro+」は、Ibanez「TS9」と「TS9DX」に比べて、ミッド(中域)が強めのサウンドになりました。単体のテストではあまり気にしませんでしたが、かなりミッド寄りの少しクセのあるサウンドになりました。それだけMaxon「ST9Pro+」の「MID ENHANCE」のツマミは強力だと思います。

「Marshall JCM2000」をブーストした時に変わるサウンドの変化を以下にまとめました。

Ibanez「TS9」は明るくブライトなサウンドの傾向

・banez「TS9DX」は暗めのサウンド(TRUBOモードは低音がプラス)の傾向

・Maxon「ST9Pro+」は、カラッとしたミッド寄りのサウンドの傾向

チューブスクリーマーを購入または使用する場合は、好みのサウンドはあると思いますが、各エフェクターのキャラクターや特性(機能)を知った上で、ブースト時に出したいサウンドで選んだ方が良いかなと思います。※Marshall JCM2000のULTRA GAIN / CHANNEL BのLEAD1のみに限ります。他のチャンネルやアンプでは、効果が変わります。

 

【組み合わせによるサスティーンの弾き比べについて】

さらに、今回のセッティングのまま組み合わせによるサスティーン(音の伸び)のテストもしました。

サスティーンの弾き比べ

Ibanez「TS9」と「TS9DX」を2台ともONにすると、サスティーンが強力になり、弾きやすくなる傾向がありました。チューブスクリーマー2台使うポイントは「Marshall JCM2000」に、ディストーションやゲイン幅が広いオーバードライブで歪みを足すと歪みが固まり使えない音になりがちですが、チューブスクリーマー2個を掛け合わせても、音が固まらず、ちゃんと音が出る点です。速いリードソロや速弾きする時やロングトーンに最適な組み合わせだと感じました。しかし、今回の平均的なセッティングでは、歪みとサスティーンがあふれすぎて、右手と左手でミュートしても歪みの制御が難しくなったため、どちらか一方は、抑えたセッティングにした方が良いと思いました。

次に、Maxon「ST9Pro+」のサスティーンのテストをしましたが、Maxon「ST9Pro+」は、すでに十分なサスティーンがあることに気がつきました。Maxon「ST9Pro+」は1個で、チューブスクリーマー2個分のサスティーンを持っているように感じます。Ibanez「TS9」+Ibanez「TS9DX」(2個)=Maxon「ST9Pro+」(1個)のサスティーンの強さになると思います。

サスティーンに関しては、Maxon「ST9Pro+」1個あれば、一気に2個分のサスティーンを加えることができます。この効果を感じた時にMaxon「ST9Pro+」は、非常に強力なチューブスクリーマーペダルだと思いました。バッキングとソロなど、強弱の2段階で使用する場合は、Ibanez「TS9」+「TS9DX」を段階的に踏んでいく使い方ができると思いますが、Maxon「ST9Pro+」は、一気にブーストできるモデルかなと思います。サスティーンの実験から、Maxon「ST9Pro+」は非常にポテンシャルが高いペダルと感じました。

 

【今回のまとめ】

今回は、3機種のチューブスクリーマーを「Marshall JCM2000」でブーストして試してみましたが、同じチューブスクリーマーでありながらも、それぞれキャラクターが違いがあることに気付きました。エフェクターは数え切れないぐらいたくさんありますが、エフェクターにはそれぞれ一個一個に作られたコンセプトがあるように思います。どのエフェクターが良い悪いではなく、ギターと音楽を通して、「どんなサウンドを出したいか(出音)」「どこをエフェクターで補いたいか(効果)」「どんなアンプ(環境)で使いたいか」など「使用する目的」で選んだ方が賢明かなと思いました。同じ系統のエフェクター比較することで、各エフェクターの特性が見えてくるため、エフェクターを選ぶ際に、的確に選択することができるのではと今回の比較を通して思いました。

 

以上、「TS9、TS9DX、ST9Pro + チューブスクリーマー3機種の比較〜Marshall JCM2000編〜」についてでした。

 

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