エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

TC ELECTRONIC Spark Booster クリーンブースターの使い方【歪みの後ろでサウンドを補正する】

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONIC「Spark Booster(クリーンブースター)」の使い方をご紹介いたします。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

TC ELECTRONIC Spark Booster クリーンブースターの使い方

TC ELECTRONIC「Spark Booster」は、2バンドアクティブEQ(TREBLE・BASS)と3種類のモード(FAT・CLEAN・MID)を搭載したトゥルーバイパス仕様のクリーンブースターです。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

シンプルなクリーンブースターとは違って、様々なシーンでの音作りやブースターとして使えると思いますので、実際にセッティングを試してみました。

歪みエフェクターの後ろで試してみました

クリーンブースターを置く位置によって使い方が変わると思います。

今回は、クリーンブースターを、「歪みエフェクターの後ろ」につないだときの使い方を試してみました。

使用した歪みエフェクターは、BOSSの「DS-1(ディストーション)」となります。

BOSS DS-1の画像です

前段:BOSS 「DS-1」→後段:TC ELECTRONIC「Spark Booster」の順番でつなぎます。

TC ELECTRONIC Spark BoosterとBOSS DS-1の画像です

TC ELECTRONIC「Spark Booster」の3種類のモード(FAT・CLEAN・MID)それぞれを使った場合を見ていきましょう。

CLEANモード

まずは、「CLEANモード」でブーストする場合です。

「CLEANモード」のセッティングは以下のようにしました。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN=11時

LEVEL=11時

BASS=12時

TREBLE=12時

MODE=CLEAN

CLEANモードは、スタンダードなクリーンブーストができるモードになります。

TC ELECTRONIC「Spark Booster」には、「GAIN」のコントロールノブがついています

GAINを足すことで、歪みエフェクターディストーションサウンドにパンチが加わります。

「LEVEL」と「GAIN」のツマミをセンター(12時)までにすると、かなり音量が大きくなってしまうので、やや抑えた11時に設定しています。

CLEANモードでは、GAINを少し足しながら、音量をアップすることができます。

音量がそのまま上がるようなブーストではないので、注意が必要です。

TC ELECTRONIC「Spark Booster」は、「LEVEL」と「GAIN」のコントロールノブ2つで音量を調節すると、考えておいたほうがいいでしょう。

FATモード

次に、「FATモード」でブーストする場合です。

「FATモード」のセッティングは以下のようにしました。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN=11時

LEVEL=8時〜9時

BASS=9時

TREBLE=13時

MODE=FAT

「FATモード」は、ローエンド(低域)が強調されるモードとなります。

ミニスイッチを上に切り替えることで、「CLEAN」モードよりも音量が跳ね上がります。

「CLEAN」モードのままの音量にしておくと、爆音になってしまうこともありますので、一度、音量を下げた状態でセッティングをおすすめします。

歪みエフェクターの後ろで、「FATモード」でブーストすることにより、低音が増したサウンドになります。

5・6弦を響きを太くしたい場合に、「FATモード」を選択するといいと思います。

セッティングについては、「FATモード」は、低音が強く「ボワッ」とぼやけることもありますので、「BASS」のコントロールノブで低域を抑えています。

「GAIN」のコントロールノブを上げることにより、圧があるサウンドを狙っています。

また、「TREBLE」は、高域が上がるコントロールノブですが、やや音量も上がります。

そのため、少し「TREBLE」を加えることで、音量を上げながらも、音を引き締める効果を狙えます。

ちなみに、BOSS「DS-1」の「TONE」コントロールノブは、バランス型のため、低域がカットされているセッティングですが、TC ELECTRONIC「Spark Booster」の「FATモード」にすると、低域が増します。

MIDモード

次に、「MIDモード」でブーストする場合です。

「MIDモード」のセッティングは以下のようにしました。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN=11時

LEVEL=8時〜9時

BASS=12時

TREBLE=12時

MODE=MID

「MIDモード」は、ミドル(中域)が強調されるモードとなります。

こちらのモードも、「FATモード」と同じように、ミニスイッチを上に切り替えることで、「CLEAN」モードよりも音量が跳ね上がります。

歪みエフェクターの後ろで、「MIDモード」でブーストすることにより、ミドルが強くなり、エッジが効くようなサウンドに変化します。

リードソロを弾く場合など、サウンドの音域を変えて持ち上げたいときに、「MIDモード」を選択するといいと思います。

セッティングについては、「FATモード」とあまり変わりませんが、「BASS」のコントロールノブをセンター(12時)にして、バランスを整えています。

ミドル(中域)が強調されたサウンドは、ややクセがあるサウンドになりやすいですが、音抜けが悪い場合に、補正的な意味で使えるかもしれません。

GAINをできるだけ足さずにブーストしたい場合

「CLEANモード」でも先述しましたが、TC ELECTRONIC 「Spark Booster」には、「GAIN」のコントロールノブがついています。

そのため、少なからずGAINが足されてしまいます。

これは、仕方ないことですが、限りなくGAINを少なくしてブーストするセッティング方法を見つけました。

その方法として、まず「CLEANモード」を使います。

GAINを最小限にしてブーストするセッティングは、以下のようにします。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN=0(ゼロ)

LEVEL=MAX

BASS=13時

TREBLE=13時

MODE=CLEAN

GAINを最小限にしてブーストするセッティングのコツとして、3つのポイントで解説します。

  1. 「GAIN」をゼロにする
  2. 「LEVEL」をMAXにする
  3. 「TREBLE」と「BASS」を13時にする

まず、「GAIN」のコントロールノブをゼロにすることで、限りなくGAINを抑えることができます。

次に、「LEVEL」をMAXにします。

MAXにすることで、GAINがなくなった分の音量を足します。

そして、「TREBLE」と「BASS」を、少しだけ加えてあげます。

時計の針いうと、13時くらいに設定することで、サウンドがしっかりしてきます。

このセッティングで、GAINを限りなく足さずにブーストすることができます。

音量がすごく上がることはありませんが、リードソロや音量がやや小さいときに、ちょっとだけ音量を上げるくらいのブーストには十分に使えると思います。

TC ELECTRONIC 「Spark Booster」を、歪みエフェクターの後ろで使った場合に、このセッティングが一番使いやすいのではと、筆者は考えています。

今回のまとめ

TC ELECTRONIC「Spark Booster」の使い方をご紹介いたしました。

3種類のモードが選ぶことができるクリーンブースターですが、歪みエフェクターの後ろで使うことで、クリーンブースト+サウンドの補正的な使い方ができると思いました。

しかし、「FATモード」と「MIDモード」は、セッティングが難しいので、「CLEANモード」での使用をおすすめします。

「TREBLE」と「BASS」を、あまり強くかけすぎると不自然なサウンドになってくるため、音作りは、歪みエフェクター側でつくり、TC ELECTRONIC「Spark Booster」で補正する程度で使うといいでしょう。

前につなぐ歪みエフェクターの特性にもよって、セッティングや使い方が変わってきますので、色々試して頂ければです。

以上、ご参考になれば幸いです。

<レビュー記事はこちら>

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TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay デジタルディレイの使い方【3種類のセッティング例あり】

こんにちは。

今回は、「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」の使い方について、ご紹介いたします。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay デジタルディレイの使い方

「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」は、3つのディレイタイム(1/16・1/8・3/8)が搭載されているデジタルディレイです。

ディレイタイムを切り替えると、ディレイのかかり具合やセッティングが変わってきます。

今回は、「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」の3種類のセッティング例をご紹介します。

1/8のモードのセッティング例

まず、ディレイタイム「1/8」モードでの、セッティング例をご紹介いたします。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

・TIME=MAX

・MIX=8時〜9時

・REPEATS=9時

「1/8」のディレイタイムでは、「TIME」をMAXにすると、上手くディレイサウンドが作れます。

「MIX」と「REPEATS」は、控えめにセッテイングしてあげると、自然に後からついてくるようなディレイサウンドになります。

1/16のモードのセッティング例

次に、ディレイタイム「1/16」モードでの、セッティング例となります。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

・TIME=10時

・MIX=10時〜11時

・REPEATS=13時〜14時

「1/16」モードでは、ショートディレイのセッティングをすると、スプリングリバーブのようなディレイサウンドが出せます。

今回は、スプリングリバーブのようなディレイサウンドを作ってみました。

「TIME」は、センター(12時)以降にセッティングすると、短いディレイになります。

「MIX」は、やや強めにすると、エレキギターの原音が強くなります。

「REPEATS」も、強めにすることで、リバーブ感が出てきます。

このスプリングリバーブのようなディレイサウンドのコツは、「TIME」の短いディレイタイム設定と「REPEATS」を強めにかけることです。

3/8のモードのセッティング例

最後に、ディレイタイム「3/8」モードでの、セッティング例となります。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

・TIME=10時

・MIX=10時〜11時

・REPEATS=10時

「3/8」モードでは、ロングディレイのセッティングにすると、深いディレイサウンドが作れます。

「TIME」は、短めにセッティングしましょう。

右に回しすぎてしまうと、ディレイが、1〜2秒後とかなり遅れてくるので、短めにした方が、サウンドが作りやすいです。

「MIX」は、弾くフレーズで調整するとよいですが、やや強めにするとサウンドがハッキリしてきます。

「REPEATS」で、ディレイの回数を繰り返しすぎると、ディレイサウンドが重なってしまい、クドいディレイサウンドになるので、控えめに設定しましょう。

また、「TIME」は、弾くフレーズや曲のテンポ(BPM)に合わせて、微調整をする必要があります。

三連符など弾き方によっても、ディレイサウンドが変わってきます。

「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」は、ハイエンドディレイモデルのように、ディレイタイムやテンポ(BPM)を正確な数字での設定はできませんので、弾いた感覚で合わせるようにしましょう。

ディレイタイムとセッティングの使い分けについて

今回は、筆者が「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」を実際にセッティングした例となります。

以下に、3つのディレイタイムモードに使い分けをまとめました。

・1/16モード=スプリングリバーブのようなショートディレイ

・1/8モード=スタンダードなディレイ

・3/8モード=付点8分音符のようなロングディレイ

上記の使い分けように、狙いたいディレイサウンドで「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」のセッティングしています。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」は、ハイエンドなディレイモデルのように、フットスイッチでディレイサウンドを切り替えれるわけではありませんので、その都度、弾きたいフレーズや曲に合わせたディレイタイム(1/16・1/8・3/8)に切り替えて、セッティングする必要があります。

一つのモデルで、ディレイタイムとセッティングの組み合わせにより、様々なディレイサウンドを出せるというモデルになります。

また、今回、セッティングは、アンプをクリーンサウンドの状態で行いましたので、「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」の前に、歪みエフェクターをつなげる場合は、少し強めにディレイをかけるなど、微調整が必要になると思います。

実際に、サウンドを聴きながらセッティングすることをおすすめします。

今回のまとめ

「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay(デジタルディレイ)」の使い方についてご紹介いたしました。

ディレイタイムを切り替えることで、幅広いディレイサウンドが作ることができます。

今回、ご紹介したセッティング例以外にも、「MIX」と「REPEATS」を調節することで、意外なディレイサウンドができるかもしれません。

「TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay」で、お気に入りのディレイサウンドを作ってみましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

<レビュー記事はこちら>

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クリアなデジタルディレイ TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delay【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」を購入してみましたので、ご紹介いたします。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayとは?

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、格安ペダル「Smorgasbord of Tones」シリーズからリリースされているディレイタイム最大1,300msのデジタルディレイとなります。

コントロールノブのTIME・MIX・REPEATSとディレイタイム切り替えスイッチ(1/16、1/8、3/8)がついています。

スプリングリバーブのようなショート・ディレイから、広がりのあるロング・ディレイまでをカバーできるモデルとなっています。

エレキギターサウンドを損ねないトゥルーバイパス仕様です。

それでは、早速、見ていきましょう。

筐体がやや大きめのサイズ

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」の筐体は、やや大きめのサイズとなっています。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

と言っても、BOSSのコンパクトエフェクターよりもほんの少し大きいくらいですので、あまり大き過ぎるといった印象はないと思います。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital DelayとBOSS DS-1の画像です

ただ、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」と同じシリーズで揃えると、大きい印象は出てくると思います。

9V電源供給ができます

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、9Vで電源供給できますので、ACアダプターやパワーサプライが使えます。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

DCジャックは、エフェクターの上に付いています。

また、インプットジャックとアウトプットジャックも上に付いているモデルなので、配線がしやすいですね。

電池が使えます

電池駆動が可能です。

横のネジを4つプラスドライバーでとり、コントロールノブの面を持ち上げると、基盤側に電源プラグがあります。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

裏フタには、電池が収まるスペースが取り付けられています。

基盤側に電源プラグを固定できる小さな穴が2つありますので、電池を使わないときでもキレイに収めることができます。

すごく電源プラグに配慮された設計となっています。

しかし、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、消費電力が100mAと大きめなので、ACアダプターかパワーサプライで電源供給した方がいいでしょう。

ちなみに、筐体の横にあるネジは、かなり短いので、すぐ取り外しできます。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

戻すときは、横のままだとすぐネジが落ちてしまうので、筐体を縦にして、上からネジを止めるとスムーズにいくと思います。

フットスイッチについて

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のフットスイッチについて、少し他のモデルと感覚が違ったので取り上げてみました。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

よくあるフットスイッチでは、押すと「パチッ!」と強い音が鳴りますが、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、「シャコン」として、小さく「カチ」と鳴ります。

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」を使うときには、少し慣れないと、踏みにくさ(違和感)はあるかもしれません。

コントロールノブについて

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のコントロールノブは、以下の構成となっています。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

・TIME=ディレイの長さ

・MIX=ディレイ音と原音をミックスする量

・REPEATS=ディレイを繰り返す回数

筐体だけでなく、コントロールノブも大きめの仕様となっていますが、かなり効きがいいので、細かい調節が必要です。

ディレイタイム切り替えスイッチについて

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、ディレイタイムを切り替えるスイッチがついています。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

選べるディレイタイムは、以下の3種類です。

・1/16(16分音符)

・1/8(8分音符)

・3/8(恐らく付点8分音符)

それぞれのディレイタイムで、セッティングがかなり変わりますので、イメージするディレイサウンドを探してみましょう。

3/8の表記がわかりにくいですが、恐らく付点8分音符の長さになると思います。(1/8よりも、少し遅れて聞こえるディレイです)

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayのセッティング例

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のセッティング例を考えてみました。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの画像です

・TIME=MAX

・MIX=9時

・REPEATS=9時

・スイッチ=1/8

ここでは、ディレイタイムを「1/8」にしたセッティングをご紹介します。

ディレイの長さを決める「TIME」は、MAXにしました。

ギターの原音とディレイ音の量を調節する「MIX」は、時計の針で言うと9時あたり。

ディレイを繰り返す回数を決める「REPEATS」は、同じく時計の針で言うと9時あたり。

ディレイタイム「1/8」の場合は、「TIME」を長め(MAX)にすると上手くディレイがかかると思います。

「MIX」は、デジタルディレイの特性上、ギターの原音がハッキリとでますので、少し抑えめの方が自然な残響音になります。

「REPEATS」は、ディレイ音が2〜3回くらい繰り返す設定にしました。

ディレイタイムが「1/8」なので、ディレイ音が早く鳴るスタンダードなディレイサウンドを目指しました。

TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの感想

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」の感想としては、一見簡単そうに見えるモデルですが、セッティングが難しい印象でした。

TIME・MIX・REPEATSのコントロールノブも、ほんの少しmm単位で調整するだけで、ディレイ音が変化します。

筆者は、他のデジタルディレイ・モデルをいくつも使ったことがありますが、デジタルディレイのセッティングは、やや難易度が高いように感じます。

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、ディレイタイムが3つ切り替えれますが、それぞれの長さやディレイの特徴を知らないとセッティングに迷うかもしれませんね。

使いこなせれば、幅広いディレイサウンドを作り出せる便利なモデルですが、はじめてディレイペダルを持つ人には、ややハードルが高いモデルです。

この記事の下に、詳しいディレイのセッティング例を貼っておきましたので、ご覧ください。

ディレイペダルの扱いに慣れていない方は、比較的セッティングが簡単なアナログディレイをおすすめしておきます。

今回のまとめ

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」をご紹介いたしました。

デジタルディレイの中でも、新品で1万円を切る価格帯のモデルは、なかなか見当たらないと思います。

TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、トゥルーバイパス設計なので、音質を気にする方には、試してみる価値はあります。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

tc electronic デジタル ディレイ THE PROPHET DIGITAL DELAY

<TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの詳しいセッティング事例はこちら>

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Effects Bakery Bagel OverDrive ブースターの使い方【ベーグルでモチモチしたサウンドを目指す】

こんにちは。

今回は、「Effects Bakery(エフェクツベーカリー)」の「Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」をブースターとして使ってみましたので、ご紹介したいと思います。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

Effects Bakery Bagel OverDrive ブースターの使い方

Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」は、オーバードライブだけでなく、ブースターとして使えるそうなので、実際に試してみました。

ブーストされるメインの歪みエフェクターは、同じメーカーの「Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)を選びました。

今回、使用するエフェクター・機材は、以下の通りです。

・ブースター:Effects Bakery Bagel OverDrive(オーバードライブ)

・メインの歪み:Effects Bakery Croissant Distortionディストーション

エレキギターストラトキャスターSSH

・アンプ:Roland CUBE 15X(クリーンチャンネル)

それでは、早速、見ていきましょう。

Effects Bakery Bagel OverDriveのブースターセッティング

まずは、「Bagel OverDrive」をブースターセッティングにします。

Bagel OverDriveの画像です

・VOL=14時

・TONE=センター(12時)

・DRIVE=7時

Bagel OverDrive」をブースターセッティングするときは、「VOL(音量)」を大きくし、「DRIVE(歪み)」を小さくすると上手くいきます。

このあたりは、チューブスクリーマーをブースターとして使うセッティングと似ていますね。

ちなみに、「DRIVE」は、完全にゼロにしてしまうと、音がでませんので、少し上げる程度にしています。

もし、GAINをもっと足したい場合は、「LEVEL」を下げて、「DRIVE」を上げれば問題ありません。

Effects Bakery Croissant Distortionリードセッティング

次に、「Croissant Distortion」をセッティングしていきます。

「Croissant Distortion」は、メインの歪みとなりますので、リードサウンドが出せるくらいにしました。

Croissant Distortionの画像です

・VOL=9時

・TONE=13時

・DRIVE=13時

「Croissant Distortion」は、ディストーションですが、オーバードライブ的なサウンドが特徴です。

「VOL」は、自宅のミニアンプなので、やや小さめに設定してあります。

ブーストした感想

ブースターセッティングにした「Bagel OverDrive」で、「Croissant Distortion」をブーストしてみました。

Bagel OverDriveとCroissant Distortionの画像です

サウンドの感想としては、「Croissant Distortion」のナチュラルなドライブサウンドが、エッジが立ったようなディストーションサウンドに変化しました。

また、サスティーン(音の伸び)が出て、リードソロが弾きやすくもなりました。

Bagel OverDrive」は、TS系オーバードライブなので、「Croissant Distortion」との相性はいいように思います。

ブーストの懸念点

Bagel OverDrive」をブースターとして使う場合の懸念点をまとめました。

コントロールノブのTONEがあまり効かない

ブーストすると「Bagel OverDrive」の「TONE」が効きにくくなりますので、トーンのコントロールは苦戦するかもしれません。

後ろにつないだ「Croissant Distortion」の「TONE」の効きが弱いため、それぞれの「TONE」を強めにしないと、音の輪郭は出にくいと思います。

TS系オーバードライブとしては弱い

Bagel OverDrive」は、TS系オーバードライブとされていますが、本家のチューブスクリーマーと弾き比べると、ミドルが弱い傾向にあります。

そのため、「Bagel OverDrive」で、ブーストするとエッジが立つ効果は得られますが、強力に効くわけではありません。

あくまで、マイルドにサウンドを引き締める効果がある程度だと思います。

今回の場合ですと、「Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」のサウンドをミックスするイメージのほうが近いかもしれません。

サウンドの使い分け

Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」のサウンドの使い分けとしては、「Croissant Distortion」のオーバードライブ的なサウンドで、バッキングを弾いて、リードソロのときに、「Bagel OverDrive」でブーストするといったイメージでしょうか。

もしくは、Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」を両方ともONにして、エッジが立つディストーションサウンドとして使う感じになると思います。

また、ブースターセッティングにした「Bagel OverDrive」だけONにすると、爆音になりますので、あくまでもセットで使いましょう。

今回のまとめ

今回は、「Effects Bakery」の「Bagel OverDrive」をブースターとして使ってみました。

「Croissant Distortion」と相性がいいように感じますので、「Bagel OverDrive」をブースターとして使う場合は、ぜひ組み合わせてみたいですね。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

<レビュー記事はこちら>

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<比較記事はこちら>

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【Effects Bakery】Bagel OverDriveとCroissant Distortionを比較しました【ベーグルかクロワッサンどちらを買う?】

こんにちは。

今回は、「Effects Bakery(エフェクツベーカリー)」の「 Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」と「Croissant Distortion(クロワッサンディストーション)」を比較してみましたので、ご紹介いたします。

Bagel OverDriveとCroissant Distortionの画像です

Bagel OverDriveとCroissant Distortionを比較しました

今回は、低価格のミニエフェクター「Effects Bakery(エフェクツベーカリー)」から発売されている2つのモデルを比較してみました。

ひとつは、Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」です。

クランチサウンドから深いオーバードライブまで出せるモデルとなっています。

もうひとつは、同メーカーの「Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)」です。

こちらは、ディストーションですが、オーバードライブ的な太いドライブサウンドが特徴的です。

それでは、比較してみましょう。

Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)の特徴

まずは、「Bagel OverDrive」の特徴から、見ていきたいと思います。

Bagel OverDriveの画像です

Bagel OverDrive」の特徴を、筆者が実際に使ってみた感想から、以下にまとめてみました。

・キレのあるクランチサウンドから甘いリードサウンドまで出せる

・TS系オーバードライブ

エレキギターのボリュームコントロールの追従性は良い(アンプライク的)

・ブースターとして使える

・TONEのコントロールノブでキャラクターがガラッと変わる

・スッキリしているドライブサウンド

・深い歪みまで出せるオーバードライブ

・音が太い

・出力は高い

・音質は硬め(TONEが高い場合)

といった感じとなります。

Bagel OverDrive」は、かなり特徴が多いです。

特に、歪みが深く、幅広いサウンドメイクができるため、使い勝手が良さそうなTS系オーバードライブといった印象です。

ただし、オーバードライブですので、激歪みのディストーションサウンドまでは、出せません。

Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)の特徴

続いて、「Croissant Distortion」の特徴を、筆者が実際に使ってみた感想から、以下にまとめてみました。

Croissant Distortionの画像です

ディストーションだが、オーバードライブ的なサウンド

エレキギターのボリュームコントロールの追従性は良い(アンプライク的)

・ブースターとしても使えそう

・TONEの効きはゆるい

・太くマイルドなドライブサウンド(TS系ではありません)

・音が太い

・出力は高め

・音質は柔らかめ

「Croissant Distortion」の特徴は、「Bagel OverDrive」よりも少なく、わかりやすいです。

特に、「Croissant Distortion」は、ディストーションペダルですが、オーバードライブに近いサウンドです。

音は太いですが、マイルドなドライブサウンドが特徴的です。

「Croissant Distortion」では、ズンズン&バリバリしたディストーションサウンドは出すことができません。

2つのモデルの共通点は?

Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」の共通点を洗い出してみました。

出力が高い

2つの共通点として、コントロールノブの「VOL(ボリューム)」の出力は高いです。

コントロールノブをセンター位置(12時)にすると、かなりの音量が出ます。

音が太い

「Effects Bakery」の特徴かもしれませんが、音が太いドライブサウンドが特徴的です。

特に、GAINを上げた状態では、太い歪みになることが印象的でした。

ブースターとして使える

先述しましたが、「出力が高い」という点にも関係しますが、2つのモデルともブースターとして使えると思います。

エレキギターのボリュームコントロールの追従性が良い

2つのモデルとも、エレキギターのボリュームコントロールの追従性は良好です。

十分に歪ませた状態で、ボリュームコントロールを絞ると、クリーンサウンドへ近づいていきます。

2つのモデルの決定的な違いとは?

では、「Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」の決定的な違いをみていきましょう。

TONEの効き具合

2つのモデルの決定的な違いは、各コントロールノブの「TONE」の効き具合が全く違います。

Bagel OverDriveとCroissant Distortionの画像です

Bagel OverDrive」は、右に回すほど、高音になり、キレのある明るいサウンドになります。

一方、「Croissant Distortion」は、「TONE」の効きがゆるいため、右に回しても、マイルドなドライブサウンドのままです。

(MAXでは、少しトーンが上がるイメージです)

サウンドのキャラクターが違う

当たり前の話ではありますが、サウンドのキャラクターが違います。(パンのキャラクターのことではありません)

Bagel OverDriveとCroissant Distortionの画像です

Bagel OverDrive」は、TS系オーバードライブです。

「Croissant Distortion」は、ナチュラルなオーバードライブに近いディストーションです。

この2つのモデルの決定的な違いで、ある程度、選ぶときに判断ができるかもしれませんね。

ベーグルかクロワッサンどちらを買う?

Bagel OverDrive(ベーグル)」か「Croissant Distortion(クロワッサン)」かどちらを買うか迷うことがあると思います。

どちらを買うか迷った場合は、パンを選ぶように、好きなサウンドのキャラクターで選びましょう。

Bagel OverDrive(ベーグル)を選んだ方がいい人

Bagel OverDrive」を選んだ方がいい人を、以下にまとめました。

Bagel OverDriveの画像です

・TS系オーバードライブが好きな人

・明るくキレのあるクランチサウンドを求めている人

・カッティングが好きな人

・幅広いサウンドメイクできるモデルが好みな人

Bagel OverDrive」は、深みのあるオーバードライブも出せるため、リードサウンドも出せなくないです。

使いこなすことができれば、幅広いサウンドを楽しむことができるのではないでしょうか。

Croissant Distortion(クロワッサン)を選んだ方がいい人

「Croissant Distortion」を選んだ方がいい人を、以下にまとめました。

Croissant Distortionの画像です

・ソフトなディストーションが好きな人

・アンプのようなナチュラルドライブサウンドを求める人

・リードソロが好きな人

・このサウンドしか出ないという男気あるモデルが好みな人

「Croissant Distortion」は、Bagel OverDrive」と違い、「マイルドなサウンドを出したい」といった一つのサウンドを求める人に向いていると思います。

「Croissant Distortion」のサウンドが気に入れば、お気に入りのペダルになるのではないでしょうか。

筆者としては、どちらもアリなので、2つとも購入してしまいました。

今回のまとめ

「Effects Bakery」の2つのモデル、「Bagel OverDrive」と「Croissant Distortion」を比較してみました。

似ている部分もある2つのモデルですが、もし購入に迷うのであれば、好きなサウンドのキャラクターで選びましょう。

また、「Effects Bakery」は、低価格なミニエフェクターなので、予算がある方は2つ購入して、比べてみたり、組み合わせても面白いと思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

<レビュー記事はこちら>

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Effects Bakery Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、「Effects Bakery Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」を購入してみましたので、ご紹介いたします。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

Effects Bakery Bagel OverDriveとは?

ここ近年、低価格なミニエフェクターとして新しく登場した「Effects Bakery(エフェクツベーカリー)」のオーバードライブペダルとなります。

「Effects Bakery Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)」の特徴ついては、説明書に書かれていることを、以下にまとめてみました。

・幅広いサウンドが作れる(クリーントーンからオーバードライブまで)

・サスティーン長く、明るいサウンド

・ハイゲイン系のアンプやディストーションのブースターとしても使える

・VOL(ボリューム)の出力は高め

・チューブスクリーマー(TS808)のトーンで、アンプライクなモデルである

と思ったより、特徴が多い「Effects Bakery Bagel OverDrive」ですが、TS系のトーンを持つオーバードライブといったところでしょうか。

それでは、早速、見ていきましょう。

見た目がかわいい

「Effects Bakery Bagel OverDrive」に言えることではないですが、「Effects Bakery」は、見た目がかわいいですね。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、ベーグルのキャラクターが、筐体にプリントされています。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

肌色に近いオレンジカラーの筐体がポップな印象を与えます。

重さもなく、軽めのミニエフェクターとなっています。

9Vの電源供給です

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、よくあるセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

DCジャックは、エフェクターの上についていますので、配線がしやすいです。

電池は使えません

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、電池が使えません。

裏フタを開けても、電源プラグが入っていないので、9Vのアダプターかパワーサプライで電源を供給する必要があります。

ちなみに、同じ「Effects Bakery」から「補電戦隊ドーナッツ パワーサプライ」が発売されています。

LEDはオレンジ色

「Effects Bakery Bagel OverDrive」のLEDはオレンジ色です。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

オレンジカラーの筐体にマッチした温かみがあるLEDカラーですね。

シールドが挿しやすい

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、シールドが挿しやすいです。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

エフェクターには、インプットジャックとアウトプットジャックが固く、挿しにくいモデルもありますが、「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、「シャコン」とスムーズにシールドやパッチケーブルが挿せます。

コントロールノブについて

「Effects Bakery Bagel OverDrive」のコントロールノブを見ていきましょう。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

シンプルに3つのコントロールノブで構成されています。

VOL

音量を調節します。

右に回すほど、音量が上がっていきます。

出力は、かなり高いです。

センターの位置すると、かなりの音量が出るで注意が必要です。

TONE

音の高さ(トーン)を調節します。

右に回すほど、高音になりながら、明るいサウンドになっていきます。

「TONE」の効きはいいので、MAXにすると、かなり高音が出ます。

反対に、左に回すと、チューブスクリーマー(TS系)のように、トーンがこもっていきますので、「TONE」の位置でキャラクターが変わるように感じます。

DRIVE

歪み(ゲイン)を調節します。

右に回すほど、歪みが増していきます。

オーバードライブですが、かなり深くまで歪みます。

Effects Bakery Bagel OverDriveのクランチセッティング例

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、サウンドの幅が広いので、まずはクランチセッティングから考えてみました。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

・VOL=10時

・TONE=15時

・DRIVE=9時

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、「TONE」のかかり具合で、キャラクターが変わります。

クランチセッティングでは、「TONE」を、時計の針で言うと15時にしました。

「DRIVE」は、クランチサウンドにしたいでの、GAIN(歪み)を抑えた9時にしました。

「VOL」は、GAINを抑えたぶん、アンプの音量より少し上げ気味にしています。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、低音があまりでないモデルなので、スッキリとしたクランチサウンドになります。

弾くフレーズとしては、カッティングやコード弾きなどが合うと思います。

Effects Bakery Bagel OverDriveのリードセッティング例

続いて、リードセッティングを考えてみました。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

・VOL=10時

・TONE=12時(センター)

・DRIVE=15時

リードセッティングでは、「DRIVE」を15時くらいまで上げました。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、オーバードライブですが、深く歪みます。

「VOL」は、クランチセッティングより変わらず10時。

「TONE」は、センター位置(12時)にしました。

クランチセッティングよりも、トーンをマイルドにして、丸いリードサウンドを狙ってみました。

これで、マイルドなリードサウンドのできあがりです。

弾くフレーズは、リードソロが合うと思います。

エレキギターのボリュームコントロールを試してみました

「Effects Bakery Bagel OverDrive」のリードセッティングの状態から、エレキギターのボリュームコントロールの追従性を試してみました。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

GAIN(歪み)を上げた状態から、エレキギターのボリュームコントロールを3〜4あたりまで、絞ってゆくと、クリーンサウンドに近づいていきます。

エレキギターのボリュームコントロールの追従性は、良いと思います。

これで、リードセッティングの状態から、エレキギターでボリュームコントロールを絞れば、クランチサウンドへ変化することができます。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、TS系でありながらも、アンプライクなオーバードライブといった感じです。

Effects Bakery Bagel OverDriveの感想

「Effects Bakery Bagel OverDrive」の感想としては、コントロールノブの「TONE」でキャラクターが変わる印象がしました。

左に回すと「TS系サウンド」、右に回すと「ブライトなサウンド」といった具合です。

サウンドの特徴が変わるので、どんなサウンドにするかで、戸惑うことがあるかもしれません。

今回は、自宅のミニアンプ「Roland CUBE 15X(クリーンチャンネル)」で試していますが、「TONE」を上げれば、キレのあるカッティングや「DRIVE」を上げれば、太いリードサウンドまで作れます。

ちょっとした音作りにおいては、便利なのではないでしょうか。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」の、サウンドとしては、低音があまり感じられなかったので、スッキリとしたオーバードライブといった感じです。

また、ミニアンプでの体感になりますが、音が太いと思いました。

「Effects Bakery Bagel OverDrive」は、TS系なので、ディストーションとの組み合わせで、ブースターとしても使えそうですね。

今回のまとめ

今回は「Effects Bakery Bagel OverDrive」をご紹介いたしました。

「Effects Bakery」は、低価格なミニエフェクターなので、手に取りやすいモデルです。

価格帯も4000円台なので、予算があるのであれば、他のモデルもまとめて購入すると面白いかもしれません。

かわいいデザインが好きな方には、ついつい集めたくなるようなエフェクターですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

Effects Bakery (エフェクツベーカリー) Bagel OverDrive / ギター エフェクター オーバードライブ

<参考記事>

www.effectornote.com

<比較記事>

www.effectornote.com

Effects Bakery Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、Effects Bakery「Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)」を購入してみましたので、ご紹介いたします。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

Effects Bakery Croissant Distortionとは?

ここ近年、低価格なミニエフェクターとして新しく登場した「Effects Bakery(エフェクツベーカリー)」のディストーションペダルとなります。

Effects Bakery「Croissant Distortion(クロワッサン ディストーション)」は、迫力のロックサウンドをコンパクトなボディで実現し、太く粘るオーバードライブ・サウンドにエッジを加えたような、アンプライクなディストーションサウンドが特徴となっています。

クリーンアンプとの組み合わせを考えたディストーションのようです。

それでは、早速、見ていきましょう。

見た目がかわいい

「Effects Bakery」のエフェクター は、パンをモチーフにしたかわいいキャラクターが目を引きますね。

Effects Bakery「Croissant Distortion」はは、クロワッサンのキャラクターがエフェクターにプリントされています。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

イエローカラーの筐体がとってもポップで、手軽な印象です。

重さもなく、軽めのミニエフェクターとなっています。

9Vの電源供給です

Effects Bakery「Croissant Distortion」は、よくあるセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動します。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

DCジャックは、エフェクターの上についていますので、配線がしやすいです。

電池は使えません

Effects Bakery「Croissant Distortion」は、電池が使えません。

裏フタを開けても、電源プラグが入っていないので、9Vのアダプターかパワーサプライで電源を供給する必要があります。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

ちなみに、同じ「Effects Bakery」から「補電戦隊ドーナッツ パワーサプライ」が発売されています。

LEDはオレンジ色

Effects Bakery「Croissant Distortion」のLEDはオレンジ色です。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

イエローカラーの筐体にマッチしたLEDカラーですね。

シールドが挿しやすい

Effects Bakery「Croissant Distortion」は、シールドが挿しやすいです。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

エフェクターには、インプットジャックとアウトプットジャックが固く、挿しにくいモデルもありますが、Effects Bakery「Croissant Distortion」は、「シャコン」とスムーズにシールドやパッチケーブルが挿せます。

コントロールノブについて

Effects Bakery「Croissant Distortion」のコントロールノブを見ていきましょう。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

シンプルに3つのコントロールノブで構成されています。

VOL

音量を調節します。

右に回すほど、音量が上がっていきます。

出力はかなり高いです。

TONE

音の高さ(トーン)を調節します。

右に回すほど、高音になっていきます。

あまりトーンが、高いモデルではないので、MAXにしてもマイルドなトーンになります。

GAIN

歪み(ゲイン)を調節します。

右に回すほど、歪みが増して、ローエンドが追加され、音が太くなっていきます。

MAXにしても、激歪みになるわけではないので、オーバードライブよりのディストーションといった印象です。

Effects Bakery Croissant Distortionのセッティング例

Effects Bakery「Croissant Distortion」のセッティング例を考えてみました。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

・VOL=10時

・TONE=15時

・GAIN=13時〜14時

Effects Bakery「Croissant Distortion」は、ディストーションペダルですが、激歪みではないので、やや全体的にコントロールノブを上げたセッテイングにしました。

「VOL」は、音量が大きいので、時計の針で言うと、10時くらいにしました。

「TONE」は、やや強めに設定し、時計の針で言うと、15時あたりにしました。

尖ったサウンドが好みの人には、MAXでも、物足りないトーンかもしれません。

「GAIN」は、時計の針で言うと、13時〜15時あたりにしました。

Effects Bakery「Croissant Distortion」のサウンドの特徴は、ザクザクと歪んだサウンドではなく、ナチュラルなドライブサウンドといった印象です。

音が太いので、リードソロなどにいいかもしれません。

アンプは、自宅のミニアンプ「CUBE 15X(クリーンチャンネル)」で試しています。

エレキギターのボリュームコントロールを試してみました

Effects Bakery「Croissant Distortion」のコンセプトに、アンプライクなディストーションとありましたので、エレキギターのボリュームコントロールを絞って、追従性を試してみました。

Effects Bakery「Croissant Distortion」を歪ませた状態から、エレキギターのボリュームコントロールを絞ってゆくと、クランチに近いサウンドになりました。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

完全クリーンとまではいきませんが、ボリュームコントロールの追従性はあります。

ただ、音量が小さくなってしまいますので、音量を意図的に上げることが必要です。

Effects Bakery Croissant Distortionの感想

Effects Bakery「Croissant Distortion」の感想としては、ディストーションとして使うよりもオーバードライブ的に使うほうがいいかなと思いました。

マイルドで太いサウンドではあるものの、「BOSS DS-1」のようなシャープでザクザクしたディストーションサウンドは出ないので、クセのあるディストーションサウンドを求める人には向かないように感じます。

また、先述したコントロールノブやセッティング例にも書きましたが、「VOL」の音量は高いものの、「TONE」と「GAIN」の効きは、ゆるいです。

Effects Bakery「Croissant Distortion」のかわいいイメージ通りのサウンドではあるので、ナチュラルなドライブサウンドを求める人には合うと思います。

音量がかなり出るタイプなので、ブースター的にも使えるのかもしれませんね。

また、サウンドの特徴は、太いナチュラルなドライブサウンドといったところです。

今回試したのは、ストラトキャスターですが、ピックアップのリアがハムバッカーで、フロント・センターがシングルコイルのタイプになります。

リアは、しっかりとドライブサウンドですが、フロントにすると枯れたようなドライブサウンドになりました。

Effects Bakery Croissant Distortionの画像です

もしかすると、Effects Bakery「Croissant Distortion」は、ピックアップセレクターで、かなりサウンドが変わるのかもしれませんね。

今回は、自宅のミニアンプ「Roland CUBE 15X」で試していますが、アンプによってサウンドか左右されそうなので、いろいろ試していきたいと思います。

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今回のまとめ

今回は、Effects Bakery「Croissant Distortion」をご紹介いたしました。

「Effects Bakery」は、低価格なミニエフェクターなので、手に取りやすいモデルです。

価格帯も4000円台なので、予算があるのであれば、他のモデルもまとめて購入すると面白いかもしれません。

かわいいデザインが好きな方には、ついつい集めたくなるようなエフェクターですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

Effects Bakery (エフェクツベーカリー) Croissant Distortion / ギター エフェクター ディストーション

<Effects Bakery Croissant Distortionの比較記事>

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