こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、BOSS BD-2(ブルースドライバー)の使い方・セッティングについて解説していきたいと思います。
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BOSS BD-2 ブルースドライバーの使い方・セッティングについて解説します!
BOSS BD-2(ブルースドライバー)は、BOSSコンパクトエフェクターの中でも定番オーバードライブとして有名なモデルです。
エレキギターを始めた人は、ブルースドライバーを手にしたことがあるのではないでしょうか。
しかし、逆に、BOSS BD-2の使い方に悩んだ人も多いのではないでしょうか。
そんな筆者も、はじめてエフェクターを購入して間もない頃は、「ブルースドライバーの使い方がよくわからない」と何度も頭を抱えることが多かった記憶があります。
そこで、今回は筆者の経験を通して、BOSS BD-2の使い方を解説していきます。
BOSS BD-2 ブルースドライバーの特徴について
BOSS BD-2は、ドンシャリ系(高域・低域)サウンドのオーバードライブモデルです。
GAIN幅があるので、オーバードライブと言っても、クランチからディストーションに近いところまで出すことできます。
また、ピッキングニュアンスによってサウンドが変わる傾向があるため、弾き方によって出てくるサウンドが変化します。
そして、GAINを絞ればクリーンブースターとしても使うことも可能です。
逆に言えば、ミドル(中域)要素がないので、音抜けを狙う場合は、チューブスクリーマーなどのオーバードライブモデルを組み合わせる必要がありますね。
主な使用シーンとしては、バッキングやリフなどを弾くときに使えるオーバードライブです。
BOSS BD-2 ブルースドライバーの使い方とセッティング例
BOSS BD-2の使い方とセッティングは、大きく3つあります。
・オーバードライブセッティング
・クランチセッティング
・クリーンブースターセッティング
詳しく見ていきましょう。
オーバードライブセッティング例
・LEVEL = 11時
・TONE = 13時
・GAIN = 13時〜14時
オーバードライブセッティングのコツは、あまりGAINを上げすぎないほうがいいと思います。
BOSS BD-2は、歪ませるほどファズっぽくなる性質があります。
使用するアンプにもよりますが、13時〜14時くらいで十分な気がします。
LEVELは、アンプと同じ音量に調整。
TONEは、効きがいいのであまり上げすぎると高音が強いサウンドになります。
バッキングやリフを弾くとに向いてるセッティングです。
クランチセッティング例
・LEVEL = 12時〜13時
・TONE = 13時
・GAIN = 9時
クランチセッティングのコツは、GAINを絞って、LEVELを上げることです。
GAINを絞ると音量が下がってしまうので、その分、LEVELで音量を上げる必要があります。
TONEを上げると、高域が増すため、キレがあるサウンドを作ることができます。
アルペジオやカッティングをよく弾く人には向いているセッティングです。
クリーンブースターセッティング例
・LEVEL = 12時〜13時
・TONE = 12時
・GAIN = 0(ゼロ)
クリーンブースターセッティングは、GAINをゼロに絞ります。
BOSS BD-2は、GAINをゼロにしても音を出すことができるモデルとなっています。
あとは、音量を上げたい分だけLEVELを上げていきます。
ブースト時に、少しだけGAINを足したい場合は、GAINを上げてもいいかもしれません。
筆者の場合は、クリーンブースターとして使う場合は、歪み系エフェクターの後段につないで、必要なときにONにすることが多いですね。
BOSS BD-2 ブルースドライバーをつなぐ順番について
BOSS BD-2をつなぐ順番としては、オーバードライブなので、どんなエフェクターと組み合わせるかによりますが、前段に設置することが多いと思います。
例えば、同じメーカーのBOSS DS-1(ディストーション)と組み合わせたときを見て見ましょう。
この場合は、エフェクターのセオリーとしては、オーバードライブ(前段:BD-2)→ディストーション(後段:DS-1)の順番でつなぐといいでしょう。
しかし、BOSS BD-2をクリーンブースターとして使い、一時的な音量UPの目的で使う場合は、ディストーション(前段)→オーバードライブ(後段:クリーンブースターセッティング )の順番のほうが狙った効果を出すことができます。
このようにエフェクターのセッティングや使用目的によって、つなぐ順番が変わってきます。
詳しくは下記の記事にまとめていますので、参考にしてみてください。
BOSS DS-1とBOSS BD-2の組み合わせについて解説します! - エフェクターノート
BOSS BD-2 ブルースドライバーはエレキギターとの相性がある
BOSS BD-2は、エレキギターのモデルやピックアップによってサウンドが変わってくるオーバードライブです。
筆者は、はじめレスポール(ハムバッカー)に対して、BOSS BD-2を使っていましたが、正直イマイチなサウンドにしかなりませんでした。
そこで、ストラトキャスター(シングルコイル)に変えたところ、ジャキッとしたサウンドが出てきて、ブルースドライバーの良さがわかるようになりました。
もし、納得のいく音作りができない場合は、エレキギターを変えてみるというのも案外手なのかもしれません。
マーシャル系アンプで使う場合の注意点
筆者の経験上、BOSS BD-2をMarshall JCM900やMarshall JCM2000などの真空管アンプで使うとマーシャルの歪みとぶつかってしまい、音抜けが悪いサウンドになることが多いです。
ライブで、レスポール+BOSS BD-2+Marshall JCM2000を使っている人のハイゲインサウンドを聴いていると、詰まったようなサウンドになっているケースがあります。
多くの場合は、エフェクターとアンプで歪ませすぎが原因ですが、Marshall JCM2000もBOSS BD-2も同じドンシャリ系のサウンドなので、それぞれの持ち味を打ち消してしまってるようにも感じます。
BOSS BD-2に限った話ではありませんが、エフェクターの音作りが上手くいかない場合は、歪み系エフェクターを変えるのではなく、エレキギターやアンプを選び直すという視点も持っておいたほうがいいように思います。
今回のまとめ
BOSS BD-2の使い方とセッティングについて解説いたしました!
ブルースドライバーの使い方やセッティングは幅が広いため、人それぞれ違ってくると思います。
自分なりの使い方やセッティングを見つけれるといいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
<BOSS BD-2に関する記事はこちら>