この記事は2022年9月11日に更新されました。
こんにちは。
今回は、Xotic SLdriveの使い方について、いろいろと試してみましたので、まとめてみます。
<目次>
SLdriveとは
SLdriveは、60〜70年代の「Marshall 1959」のヴィンテージサウンドをイメージしたミニペダルになります。
SLdriveは、オーバードライブですが、歪み幅が強いためディストーションサウンドまで出せます。
また、アンプライクでもありますので、エレキギターのボリュームコントロール追従性も高いです。
SLdriveの基本セッティング
SLdriveは、以下の3つのツマミから構成されています。
・DRIVE(歪み)
・TONE(音の高さ)
・VOLUME(音量)
後述しますが、モードが設定できるディップスイッチが内蔵されています。

DRIVEの下の小さいツマミがVOLUMEとなります。
はじめは、デフォルトの#1「スーパー・リードモード」でセッティングを試しました。
DRIVE(歪み)は、12時〜13時ぐらいが歪みのピークポイントだと思います。
13時〜14時以降は歪み量はあまり変わらないので、この位置でセッティングしておきます。
もう少しはじめからクランチ気味にしたい場合は、10時前後で調節するといいと思います。
アンプライクなので、エレキギターのボリュームコントロールを絞るとクリーンに音が近づいていきます。
※後述するディップスイッチによって、セッティングは変わってきます。
TONEについて、右いっぱいに回すとかなりハイ(高域)になりますが、ミニアンプでは、マーシャル特有のキンキンする高音にはなりませんでした、
極端なドンシャリセッティングもできそうです。
使用するアンプによって、TONEを調節するといいと思います。
余談にはなりますが、LEDは温かみのあるオレンジになっています。
エフェクターのLEDは、レッドやブルー、グリーンを目にすることが多いですが、オレンジは珍しいと思います。
LEDのこだわりに、ヴィンテージらしさを感じますね。
個人的には、Xoticのエフェクターはデザインセンスが高く、好きなエフェクターのひとつでもあります。
また、SLdriveは、ジャックの位置が、同じXOTICのEP Boosterと同じ高さになっているので、エフェクターを同じXOTICで揃えたり、エフェクターボードの縁の高さを気にせず組めそうですね。
ミニペダルですが、かなり重量感あるエフェクターなので、単体で持っていっても、しっかり踏めそうですね。
SLdriveのディップスイッチについて
SLdriveには、モードが設定できるディップスィッチが内蔵されています。
少しわかりにくいですが、裏フタをドライバーで開けるとディップスィッチという小さいスイッチが付いてます。
ディップスイッチは、少し押しにくいですが、1〜4番のミニスイッチの上下で、さまざまなサウンドモードがセッティングが可能です。
(初期値はデフォルトモードになっています)
SLdriveのディップスイッチ機能について
1〜4番のディップスイッチについて解説しています。
2.ハイ・ミッドレンジコントロール♯2
ハイ/ミッドレンジのブーストされる周波数をコントロールします。
オンポジションでは、より高音がブーストされます。
♯2は♯1よりもブースト周波数域が低く設定してあります。
♯1と♯2を同時にオンすると、より滑らかな高音域のブーストを得られます。
3.ハイ・ミッドカット
トーンコントロールで、よりハイミッドカットされます。
4.+6dBブースト
オフポジションで+6dBブーストします。
SLdriveのディップスイッチは6種類のモードがある
1〜4番のディップスイッチを組み合わせて、6種類のモードが紹介されています。
・スーパーリード(デフォルト)
・スーパーリード/ハイ・ミッドカット
・スーパーベース
・スーパーリード+6dbブースト
・リード/ベース
・スーパーリード+ハイ・ミッドブース
補足で説明書の画像をのせておきます。
ミニペダルにしては、幅広い音作りのセッティングができる仕様となっています。
どういったサウンドになるかは、こちらのモードを参考にして、実際に使ってみるといいでしょう。
SLdriveをミニアンプで弾いた感想
自宅のミニアンプRoland/micro cubeで、SLdriveを試してみました。
アンプのセッティングはクリーンチャンネル使用で、SLdriveをONにして弾いた感想となります。
最初の印象は、Xcticならではの、安定かつ上質な歪みと感じました。
Marshall 1959のサウンドをイメージしてるだけあって、マーシャルっぽいリードサウンドがいいですね。
ミニアンプで、試した感じではモダンなMarshall JCM 2000よりも、JCM 900に近い感じがしました。
各ツマミもしっかりの効くので、細かいセッティングもできそうです。
ディップスイッチは、各モード試しましたが、微妙にサウンドが変わってはいると思いますが、ミニアンプではその差を聞き分けることは難しいかもしれません。
しかし、一番わかりやすかったモードは「スーパーリード+6dbブースト」です。
ブーストされるので、ミニアンプ使用でも太く迫力のあるサウンドになります。
小さいアンプでも迫力あるリードサウンドが楽しめました。
もっとヴィンテージマーシャルサウンドにしたい場合は、「スーパーリード+ハイ・ミッドブース」で、#3のみ下げるセッティングです。
ジャリッしたマーシャルサウンドが特徴的です。
エレキギターのボリュームコントロールを絞ると歪みからクリーンになるので、ここはさすがアンプライクペダルと言ったところもいいですね。
以上、参考になりましたら幸いです。