※この記事は2021年10月3日に更新されました
こんにちは。
今回は「MAXON / ST9Pro+ Super Tube スタジオレビュー」について書きたいと思います。
<目次>
ST9Pro+ Super Tubeとは?
ST9Pro+ Super Tubeは、簡単に言えばミッド系のオーバードライブになります。
詳しい詳細は、以下より。
1980年代に発売され、生産完了された現在でもビンテージ・エフェクタとして語り継がれている伝説のオーバー・ドライブMAXON ST9。ST9Pro+(Super Tube)はオリジナルST9に、新回路を搭載し生まれ変わりました。
中音域のブースト・コントロールにより、スタック系アンプを積み上げたような、パワフルで重厚な音を再現します。またドライブ・コントロールにより、ブースター的なセッティングや、ブルース系の音からハード・ロック系の音まで幅広いセッティングが可能です。
※公式サイトより引用
ST9Pro+ Super Tubeをスタジオで試してみました
【試した時の使用機材】
PRS CUSTOM 22(エレキギター)→ST9Pro+ Super Tube→JC120(アンプ)
【ST9Pro+ Super Tube のセッティング】
DRIVE=8時くらい
LEVEL=12時くらい
MID ENHANCE=14時くらい
TONE=9時くらい
ミニスイッチ=CLASSIC
※MID ENHANCEで、ミッド(中域)を強力に上げることができます。
【JC120のセッティング】
VOLUME=1〜2ぐらい(スタジオの環境に合わせる)
TREBLE・MIDDLE・BASS=ALL12時
REVERB=9時くらい
BRIスイッチ=OFF
※チャンネルリンクはなし
ST9Pro+ Super Tubeをスタジオで試した感想
JC120に Maxon「ST9Pro+」を試してみた感想としては、とてもいい感じのクランチサウンドが出ました。
よくJC120にありがちな詰まったサウンドにならなかったため、相性が良いと言えるでしょう。
LEDもブルーで見やすいです。
【DRIVEをMAXにしたセッティングを試す】
今度は、DRIVEをMAXにして、ミニスイッチのLOW BOOSTで低音をブーストするセッティングを試してみました。
DRIVE=MAX
LEVEL=12時くらい
MID ENHANCE=14時くらい
TONE=9時くらい
ミニスイッチ=LOW BOOST(低音をプラス)
さらに、JC120をチャンネルリンクにしてみました。
すると、オーバードライブとは思えないすごい音圧になりました。
エフェクターとアンプのセッティング次第で、幅広く使えそうですね。
ST9Pro+ Super Tubeの懸念点
ST9Pro+ Super Tubeを実際に使ってみて、2つ懸念点があります。
1つ目は、スイッチがとても硬いことです。
おもっきり踏まないとLEDが一瞬ついてOFFになることもしばしばありました。
似ているエフェクターモデルとして、IbanezのTS9のスイッチは、柔らかくON・OFFしやすいですが、ST9Pro+ Super Tubeを使う時は、踏む時に気をつかう必要がありそうです。
2つ目は、TONEとMID ENHANCEのバランスをとるのが難しいかもしれません。
エフェクターのセッティングに慣れていないと、ツマミを上げすぎてしまい、耳が痛いサウンドになることも。
そういった点では、エフェクターの中級者〜上級者向けのモデルと言えます。
今回のまとめ
ST9Pro+ Super Tubeのレビューとしては、JC120で使えるため、持っていても損はないオーバードライブかと思います。
スイッチの踏みにくさはあるものの、音作りなどのセッティングのやりがいはあります。
今回は試してはいませんが、歪み系エフェクターの前において、ブースター的な使い方もできそうです。
筆者としては、見た目がカッコよかったので購入しましたが、ST9Pro+ Super Tubeを使えこなせるように色々使ってみたいと思います。
また、18Vにも対応しているそうで、ポテンシャルはまだまだ秘めてそうなモデルですね。
以上、MAXON / ST9Pro+ Super Tube スタジオレビューについてでした。
ご参考になれば幸いです。