エフェクターノート

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踏みやすさを考えたエフェクターボード構成

踏みやすさを考えたエフェクターボード構成

こんにちは。

今回は「踏みやすさを考えたエフェクターボード構成」について書きたいと思います。

 エフェクターボード構成

以前、遠征ライブでのエフェクターボードについて書きましたが、「常時ONペダル」と「ブースターペダル」を一列に並列した結果、踏みにくいエフェクターボードになってしまいました。演奏時にエフェクターが踏みにくいのは思った以上にストレスになると思います。そこで今回は、踏みやすいエフェクターボードの構成を試行錯誤してみましたので、まとめておきたいと思います。

 

 

【前回使用した機材とエフェクターボード】 エフェクターボード

PRS CUSTOM 22(エレキギター)→Pedal Board Junction Box / One Control(ジャンクションボックス)→Purple Humper / One Control(ミッドブースター)→Power Stack ST-2 / BOSS(ディストーション)→Channel 2 / ZVEX(クリーンブースター)→Strawberry Red Over Drive /One Control(オーバードライブ)→Carbon Cory Analog Delay / MXR(アナログディレイ)→Switch Blade+ / electro-harmonix(AB BOX)→(A)「JC120」+(B)ミニアンプ+CAJ / ACDC Station3(パワーサプライ )

 

【前回のエフェクターボードの問題点】

エフェクターボードの問題点 常にON状態(常時ONペダル)にしているBOSS「ST2」と ZVEX「Channel 2(クリーンブースター)」を、飛び越えてエフェクターを踏みにいくという動作が負担になっている。

 

【前回のエフェクターボードを改善してみた】エフェクターボード構成

問題点を考えて今回エフェクターボードを構成し直してみました。パッチケーブルは余っているもので組んだので、形状や長さは適切ではありませんが、エフェクターの構成のみご覧頂ければと思います。

 

【改善したポイント①〜幅はエフェクター3個までに限定〜】

エフェクターボードの構成

前回はエフェクターを5個並列にした構成で踏みにくかったため、エフェクターを3個までと踏む範囲を狭くしてみました。

エフェクターケースは、使用するエフェクターの個数や「常時ONペダル」があるかないかによりますが、5個以上のエフェクターで構成する場合は、エフェクターが縦に2列入るエフェクターケースを選んだ方が後々便利かなと思います。

 

【改善したポイント②〜常時ONペダルとブースターペダルを上下で分ける〜】

エフェクターボードのカテゴリー分け

エフェクターを足元で踏む幅はできるだけ狭い方が良いと考え「3個×2列」の構成にしました。ブースターをXotic「EP booster」に変更していますが、役割はレベルブースターとして基本同じです。手前の前列は踏む頻度が高い「ブースターペダル」でまとめ、常にONにしてあるエフェクター「常時ONペダル」は後列にまとめました。演奏中に踏まない「常時ONペダル」は基本的に外側や後列に置いておいた方が誤動作を防ぐ意味でも安全だと思います。※MXR「phase90」は今現在演奏する曲に使用するために入れてあります。

 

【改善したポイント③〜後列に高さをつけて踏みやすくする〜】

エフェクターの高さを上げると踏みやすい

基本的には後列の「常時ONペダル」は演奏中は踏まない前提で配置しましたが、このエフェクターボードに設置しているBOSS「DD7(デジタルディレイ)」は、ロングディレイに設定してあるため、パワーコード+ブリッジミュートなどを弾くときはOFFにしたい場面を考えて、付属品(Stage Trix PEDAL RISER )を使ってエフェクターに高さを加えてみました。これで、前列のペダルのツマミを足で触れてしまうことなく、踏むことができます。

Stage Trix PEDAL RISER でエフェクターに高さをつける

Stage Trix PEDAL RISER は、凹凸がついているので、パッチケーブルやケーブルを上にに乗せるエフェクターの下に通したり、収納できたりするので、高さだけでなく配線の整頓にも役に立ちます。マジックテープがすでに貼ってあるので、1つあると便利なアイテムです。

 

【ついでにパワーサプライのケーブル配線をまとめてみる】

パワーサプライのケーブル配線をまとめてみる

今まではパワーサプライからのケーブルを気にせず1本1本バラバラに配線してましたが、今回は100円圴一にある「結束バンド」でケーブルの束をまとめてみました。割と見た目整って見えるので、結束バンドは意外に便利だと感じました。ツメを緩めて何度も使えるタイプの結束バンドなので、仮止めにも最適です。

エフェクターの接続順について】

エフェクターを繋ぐ順番

エフェクターの接続順については、INPUTは①One Control「Purple Humper」からスタートして、最後のOUTPUTは⑥BOSS「DD7」と繋いでいます。「常時ONペダル」を意図的に後列に配置するため、パッチケーブルは遠回りに接続しています。パッチケーブルの形は基本は両方「L字型(L-L)」が使いやすいと思います。「L-S(ストレート型)」を使用すると無理な接続や無駄なスペースが出てきやすいです。長さは15cmを基準にして、エフェクターの大きさとジャックの位置によりますが、届かない場合は30cmのものを使用するとスムーズに接続できると思います。今回は実験用でプロヴィデンスのパッチケーブルを使用していますが、パッチケーブルのメーカーは、出力に影響してくることがあるので、極力統一した方が良いです。

 

【改善したエフェクターボードで演奏してみた感想】

今回、改善したエフェクターボードでライブの曲を試しに演奏して操作性を確かめてみましたが、以前と比べて迷うことなく楽にブーストペダルを踏めるようになりました。エフェクターの構成は、操作性と役割を意識して組んだ方が、結果的にスムーズになると思いました。

全部のエフェクターをON/OFFする場合は横一列でも問題はないと思いますが、演奏中に踏むことない「常時ONペダル」は一番遠くに配置し、「ブースターペダル」など頻繁にON / OFFするエフェクターは一番手前に設置してすぐ踏める距離にしておいた方が演奏してる時には安心感はでると思います。スイッチャーを使う場合は配置は関係ありませんが、より少ないエフェクターの数で、効率良く踏みたい場合は「常時ONペダル」と「ブースターペダル」のカテゴリーで分けるとエフェクタボードを構成しやすいのではと思います。ご参考にして頂ければ幸いです。

 

以上、「踏みやすさを考えたエフェクターボード構成」についてでした。

 

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