こんにちは。
歪みエフェクターを組み合わせてみたいと思った時に、「どういった歪みエフェクターを選んだらいいのだろう?」と悩むことはありませんか。
今回は、筆者の体験にもとづいて、歪みエフェクターの組み合わせパターンを作ってみましたのでご紹介します。
<目次>
歪みエフェクターの組み合わせ例・パターン4【オーバードライブ+ファズ】
歪みエフェクターのオーバードライブとファズで組み合わせてみました。
ファズは歪みが多いモデルなため、あまりオーバードライブとの組み合わせは相性がよくない傾向がありますが、オーバードライブをクリーンまたはクランチセッティングにすることで組み合わせができます。
具体例:オーバードライブ+ファズ
例として、オーバードライブをBOSS BD2(前段)、ファズをelectro-Harmonix Little Big Muff
(後段)を選びました。
オーバードライブのBOSS BD2は、クランチセッティングにするため、GAINはほとんど0の状態です。ファズのelectro-Harmonix Little Big Muffは、ややVOLUMEを上げたブースター的なセッティングにしてあります。
ファズは、サウンドがボヤけてしまう特徴があるため、前段にクリーン・クランチセッティングにしたオーバードライブを組み合わせることで、引き締まったファズサウンドへ調整してあります。
オーバードライブはバッキング、ファズはリードソロで使う
オーバードライブとファズそれぞれでフレーズを弾くところで役割を持たせました。
オーバードライブのクランチセッティングは、主にバッキングやアルペジオ、カッティングなどあまり歪まなくても弾けるフレーズで使います。
ファズのブースター的なセッティングは、リードソロを弾く時に使います。
クランチセッティングなどの歪みが少ないオーバードライブは常にONにして、ファズを重ねるというイメージです。
リードソロにファズを組み合わせた理由
リードソロ弾く時に、主に12フレット以降のポジションで弾くことが多いと思います。
1,2弦の細い弦でのベンディング(チョーキング)では、どうしても細いサウンドになる傾向があります。クリーンブースターやディストーションでも弾けますが、音に太さがないと存在感がないソロになってしまうこともあります。
そこで、太いサウンドが出やすいファズを使います。
ファズはサスティーン(音の伸び)があるので、ロングトーンにも対応しやすいです。
ファズは、コード弾きでゴリゴリした壊れたサウンドを出すためにも使えますが、単音で太く伸びのあるリードソロで使うと効果的です。
歪ませすぎはハウリングや音抜けが悪くなるので注意が必要です。
今回のまとめ
歪みエフェクターのオーバードライブとファズの組み合わせは、サウンドに緩急をつける組み合わせです。ジャンルや曲によってはベストな組み合わせにならないこともありますので、よく曲の流れを確認しましょう。
また、リードソロの音が細くて気になる方は、一度、ファズを組み合わせみてはいかがでしょうか。
【歪みエフェクターの組み合わせパターン・まとめ記事はこちら】