こんにちは。
最近、RAT2が気になっていろいろ試していますが、RAT2のディストーションはレベルブースターとして使えるのかどうか気になりました。
そこで、今回は実際にスタジオに行って試してきましたので、まとめておきたいと思います。
<目次>
RAT2をレベルブースターとして使えるかどうかの実験
RAT2はディストーションなので、通常は歪ませたサウンドで使うことが多いと思います。
RAT2はゲインブースターとしては使えますが、果たしてレベルブースターとしてまで使えるか気になったのでスタジオのMarshall JCM2000で試してきました。
Marshall JCM2000のセッティングについて
今回のMarshall JCM2000は、ULTRA GAIN / CHANNEL BのLEAD1チャンネルを使用します。
VOLUME=3ぐらい
GAIN=3ぐらい
PRESENS=0
TREBLE=3
MIDDLE=3
BASS=2
REVERB=3〜4(基本お好みで調整)
DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)
TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります)
RAT2のレベルブースターセッティング
RAT2のセッティングは、
DISTORTIONをツマミを完全0にしてしまうと音が出なくなるため、ギリギリまで音が出るGAINまでに設定にしました。
レベルブースターとしての効果の実験なのでLEVELを上げ気味に設定。
FILTERは、音がキンキンしないところを狙って調節。Marshall JCM2000はアンプ自体が高音になりやすいため、RAT2側でトーンを調整するイメージで調節しました。
RAT2をレベルブースターとして使ってみた結果
RAT2をMarshall JCM2000のリードチャンネルでレベルブーストしてみた結果は、あまりレベルブーストの効果はないと感じました。
RAT2の芯が硬いニュアンスが出てくるワケでもなく、リードチャンネルから際立ってサウンドが変化するワケでもなく、普通に音量が上がるイメージに近いと思います。
しかし、全く使えないというワケではありません。
すでにMarshall JCM2000のリードチャンネルで歪ませているので、RAT2はディストーションのため、LEVEL上げるとどうしても歪みが増してノイズが出てしまうため、そういった面でもあまりレベルブースター的に使うことに抵抗があったというのが正直なトコロです。
今回のまとめ
以前、オーバードライブをクリーンブースターとしてつかう記事にも書いたことがありますが、歪みをコントロールするGAIN・DRIVEのツマミを0にしても音が出るかでないかの判断で、そのモデルがレベルブースターとして使えるかどうかある程度予測できます。
結論的にはRAT2はディストーションのため、レベルブースターには向かないと思います。
特にMarshall JCM2000のリードチャンネルではあまり効果は期待できない可能性があります。
RAT2をブースターとして使うならば、クリーンサウンドからの歪みを足して、クランチサウンドやリードサウンドにするといった歪みの特徴を活かしたブースターとしての使い方が向いています。
ディストーションをレベルブースター使うのは、やはり無理があるセッティングでしたが、実験してみて一つ勉強になりました。
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