エフェクターノート

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エフェクターボードを100均で自作してみた【結束バンド】

※この記事は2023年3月19日に更新されました。

こんにちは。

今回は、エフェクターボードの固定に100均(100円ショップ)で売っている「結束バンド」を使って自作してみましたので、ご紹介いたします。

エフェクターボードを結束バンドを使って固定してみた画像です。

エフェクターボードを100均で自作してみた【結束バンド】

エフェクターボードを組むときに困ることが、エフェクターの固定方法だと思います。

エフェクターの固定方法には、主にマジックテープをエフェクターに貼って、固定する方法がベターです。

ただ、中にはエフェクターにマジックテープを貼りたくないという人もいるかもしれません。

そこで、今回は別の方法として「結束バンド」を使ったエフェクターボードの自作にチャレンジしてみました。

100均で売っている結束バンド

黒色の結束バンドの画像です。

100均に売っている結束バンドとワイヤーネット(横44cm×縦29.5cm)を買ってきました。

結束バンドは黒色の30cmサイズのものです。(使い捨てタイプ)

これでエフェクターを固定しながら、エフェクターボードを自作していきたいと思います。

<用意するもの>

・結束バンド(30cm / 固定するエフェクターの数)

・ワイヤーネット(エフェクターボードのサイズに合うもの)

エフェクター(今回は5個)

・分岐ケーブル(今回は5股分岐ケーブル)※パワーサプライの場合はそのケーブル

・ACアダプター(BOSS PSA-100S2)※パワーサプライでもOK

・パッチケーブル(L-L型15cm×2つ・L-L型30cm×3つ ※すべて15cmでもOK)

・ニッパー

・ラッカースプレー ※ワイヤーネットを塗る場合のみ

まずレイアウトを決める

エフェクターをレイアウトしている画像です。

まず、ワイヤーネットにくくりつけるエフェクターをレイアウトしていきます。

ワイヤーネットのサイズによりますが、はじめは3個をベースに決めていくといいと思います。

今回は、上の段が空いてますので、後でエフェクターを2個追加する想定で進めていきます。

ちなみに、ワイヤーネットはもともと白色ですが、ラッカースプレーで事前に塗ってあります。

ワイヤーネットの画像です

塗るとあとで塗料が剥がれやすいので、はじめからイメージする色のワイヤーネットを購入することをおすすめします。

結束バンドで固定していく

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

早速、結束バンドで固定していきます。

結束バンドでの固定のコツは、まず、エフェクターが入るぐらいの輪っかをワイヤーネットにくくりながら作ります。

そして、その輪っかにエフェクターを入れるとスムーズに固定ができます。

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

エフェクターを輪っかに通したら、結束バンドを締めてしっかり固定します。

このときに、結束バンドがINPUT・OUTPUTジャックと重ならないように注意が必要です。

また、BOSSコンパクトエフェクターなどの高さがあるのものは、コントロールノブの下あたりを固定しましょう。

固定した後の余分な結束バンドは、邪魔になるのでニッパーでカットします。

エフェクターを傷つけないように注意

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

結束バンドを使えば、ガッチリと固定できますが、何度もやり直したりすると、エフェクターの外装塗装が剥がれてしまったり、エフェクターを傷つけてしまうことがあります。

新品のエフェクターを使う場合やエフェクターが傷つくのがイヤな方は、結束バンドを使う固定方法はやめておいた方がいいかもしれません。

気になる方は、結束バンドとエフェクターが触れる箇所に、マスキングテープなどで保護するなど工夫をしましょう。

失敗した場合は結束バンドをニッパーで切る

結束バンドをニッパーで切っている画像です。

結束バンドの種類にもよりますが、一度、固定してしまうと外せなくなります。

もし、エフェクターの置き場所を間違えたり、固定に失敗した場合は、潔くニッパーで「パツン」と切って、もう一度やり直しましょう。

その際、エフェクターを傷つけないように慎重に作業を行いましょう。

失敗がすることが多い場合やレイアウトを仮止めしたい場合は、繰り返し使える結束バンドがあると便利ですね。

すべてのエフェクターを結束バンドで固定する

エフェクターを5つ配置した画像です。

先ほどのレイアウトの段階で、上段が空いていため、2つのエフェクター追加し、すべてのエフェクターを結束バンドで固定しました。

2つのエフェクターを追加した理由としては、今回、電源供給で仕様する分岐ケーブルの本数が5本のためです。

ケーブルが余ってしまうと、つないでいないプラグ部分がパッチケーブルに触れてショートすることもあります。

分岐ケーブルが3本のタイプやパワーサプライを使う場合は、意図しないエフェクターを追加する必要はありません。

エフェクターにパッチケーブルをつないでいく

エフェクターをパッチケーブルでつないだ画像です。

すべてのエフェクターパッチケーブルでつないでいきます。

パッチケーブルは、並列にエフェクターを置く場合に限っては、L-L型プラグ(両方L型)の15cmのものが使いやすいです。

しかし、エフェクターを上下の2段に組む場合は、L-L型プラグの30cmのパッチケーブルがつなぎやすいです。

15cmのパッチケーブルでは、届かなくはないですが、配線が難しくなりがちです。

また、今回、パッチケーブルの本数が足りなかったので、一部(BOSS OS-2とTC Electronic Corona Mini Chorusの間)に、S-L型(S=ストレート)を使用しています。

S型は、写真で見るように、配線で場所をとられてしまうので、スペースに余裕があるときに使いましょう。

エフェクターの順番

今回、エフェクターボードに組んだエフェクターの順番を以下にまとめました。

  1. Xotic / EP booster(ブースター)
  2. JOYO / Vintage Overdrive(TS系オーバードライブ)
  3. BOSS / OS-2(オーバードライブ/ディストーション
  4. TC Electronic / Corona Mini Chorus (コーラス)
  5. ELECTRO-HARMONIX / Memory Toy(アナログディレイ)

分岐ケーブルを配線していく

エフェクターボードを結束バンドで固定した画像です

エフェクターに電源供給する場合、いくつかの方法がありますが、今回は、5つの分岐ケーブル+ACアダプターを使って電源を供給していきます。

分岐ケーブルをエフェクターのDCジャックにすべて挿します。

分岐ケーブルのストレート型がエフェクターにささっている画像です。

今回、使用したのは、ストレート型のプラグケーブルです。

ストレート型は、エフェクターのDCジャックが横側に付いているモデルに使うと、配線に場所を取りますので、先に配線ルートやレイアウトを考えておくとスムーズです。

分岐ケーブルは、ストレート型よりもL型の方が配線がしやすいと思います。

ACアダプターをつなげる

分岐ケーブルにACアダプターをつなげたところです。

そして、最後にACアダプターをつないで、電源がすべてエフェクターに届いているかチェックしましょう。

実際にアンプにつないで、音が出れば完成です。

あとはエフェクターボードに置くだけ

エフェクターボードに自作したワイヤーネットを置いた画像です。

今回は、アルモアのエフェクターケース(約縦30cm×横54cm)に置いてみました。

エフェクターケースがやや大きめですが、サイズぴったりにしたい場合は、ワイヤーネットのサイズに合ったものを探すといいでしょう。

少し空いたスペースはパワーサプライや、ワウペダルなどを入れてもいいかもしれませんね。

これで、結束バンドを使った自作エフェクターボードが完成です。

まとめ

自作エフェクターボードの画像です。

今回は、エフェクターボードを100均の結束バンドを使って自作してみました。

完成後、試しに結束バンドで固定したエフェクターボードを持ち運びしてみましたが、エフェクターが中で転げ落ちるということはなくなりました。

マジックテープを使わない固定方法としては、かなりユニークで効果的なのではと思います。

また、ワイヤーネットで色々なエフェクター構成をしておけば、シチュエーションによってワイヤーネットごと変えるだけで、まるっとエフェクターの入れ替えの手間が省けます。

コストも数百円でできるので、挑戦してみてもいいですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

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