こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)の使い方をまとめてみました。
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TC ELECTRONIC Ditto Looperの使い方
Ditto Looperは、ワンスイッチのルーパーとなります。
超コンパクトサイズにも関わらず、ルーパーとしての基本性能はしっかり搭載されており、操作がシンプルなのが特徴です。
Ditto Looperの使い方は、一つのスイッチを回数や長押しといった動作を加えながら、操作していく使い方となります。
まずは録音をしよう
まず、Ditto Looperに録音しましょう。
電源を入れると、Ditto LooperのLEDは点灯していませんが、スイッチを押すと赤いLEDになり、録音中になります。
Ditto Looperは、録音するタイミングを失敗すると、再生した時にズレてしまいます。
必ず、フレーズを弾くタイミングと同時に、Ditto Looperのスイッチを押しましょう。
この時のスイッチは足で踏むといいです。(手で押してから弾くとズレます)
そして、録音するフレーズは、1小節ごとで区切りましょう。
例)4小節のコード進行を録音する場合
例えば、
Am→F→G→C=合計4小節といった具合です。(2小節にしてもOKです)
人によって弾きたいフレーズや長さは、それぞれですが、小節ごとに録音していく方がいいと思います。
もし、ズレてしまった場合は、再生させた時に、2回スイッチを素早く押す(停止)+1回長押しで消すことができます。
ここは慣れが必要ですので、タイミングが合うまで、何度もトライしましょう。
再生する場合
次に、録音したサウンド(フレーズ)を再生させてみましょう。
スイッチを1回押すと、録音したサウンドが再生されます。
停止する場合
停止したい場合は、2回ダブルクリックのように素早くスイッチを押すと止まります。
オーバーダビングする場合
はじめに録音したサウンドに合わせて、フレーズを重ねてみましょう。
オーバーダビングする場合は、1回スイッチを押すだけで、録音が開始されます。(LED緑→LED赤)
ここでも、弾くと同時に、足でスイッチを押して録音しましょう。
録音を止める場合も、開始と同じように、1回スイッチを押すと録音が停止します。
余談ですが、フレーズについては、コードに合わせたフレーズを考える必要があります。
初心者にとっては、フレーズを考えることは難しいので、コードのアルペジオやパワーコードと言った弾き方を変えて音を重ねるだけでも面白いと思います。
オーバーダビングしたサウンドを消す/戻す
Ditto Looperは、オーバーダビングしたサウンドを消したり、戻したりできます。
これを、アンドゥ・リドゥ機能と言います。
ただし、Ditto Looperについては、直前の録音したサウンドを1回のみ消したり、戻したりできます。
アンドゥ(取り消し)するには、
オーバーダビングしたサウンドを再生中に(LED緑)、1回スイッチを長押しすると取り消しできます。
さらに、消したサウンドを戻したい場合は、リドゥ(元に戻す)させます。
リドゥ(元に戻す)は、アンドゥと同様に、サウンドを再生中に、1回スイッチを長押しすると元に戻ります。
アンドゥ・リドゥ機能については、1回限りだけ、何度も消したり戻したりできます。
再生を停止した状態で、長押しすると録音が消えますので、必ず再生中にスイッチを長押して操作しましょう。
Ditto Looperの電源を抜いたり、2回オーバーダビングした場合は、取り消しはできません。(1回目のオーバーダビングは記録されていきます)
録音したサウンドを完全に消す場合
Ditto Looperに録音したサウンドを完全に消す場合は、1回スイッチを長押しで消せます。
再生中に消したい場合は、2回スイッチを押して停止した上で、1回スイッチを長押しで消します。
スイッチを長押しすると、LEDがカチッと消えます。
LEDが消えると完全に録音したサウンドが消えます。
この操作で消してしまうと、二度と録音したサウンドは戻せません。
録音したサウンドを残したい場合
録音したサウンドを残したい場合は、サウンドを停止した状態で、電源コードを抜くだけで大丈夫です。
Ditto Looperは、メモリー機能がありますので、自分で消さない限りは、録音したサウンドは記憶されます。
電源を切っても記憶されてますので、安心です。
また、Ditto Looperは、1ループに対して、無制限にオーバーダビングしてゆくことができますが、新たなサウンドを録音する場合は消す必要があります。
即興で使うルーパーに向いているモデルと言えそうです。
TC ELECTRONIC Ditto LooperはLEDの点灯で状態を判断できる
Ditto Looperを操作する時に、赤いLEDと緑のLEDの点灯・点滅でどういった状態か判断できます。
それぞれの状態を見ていきましょう。
はじめて録音する場合
LEDが付いてない状態から、スイッチを1回入れると、赤のLEDが点灯し続けます。
点灯している間は録音中となります。
再度、1回スイッチを入れると緑のLED(再生)となり、録音は停止します。
録音が再生されてる時
緑のLEDが点灯し、録音したサウンドが1ループする度に、緑のLEDが1回点滅します。
録音したサウンドを停止した時
2回ダブルクリックのように素早くスイッチを押すと再生が止まります。
この場合は、緑のLEDが点滅し続けます。
オーバーダビングで録音する場合
1回スイッチを押すと、LEDが緑から赤へ変わります。
すでに録音しているサウンドが1ループする度に、赤いLEDが1回点滅します。
アンドゥ・リドゥした場合
オーバーダビングしたサウンドを取り消したい、または、消したサウンドを戻したい場合は、再生中にスイッチを1回長押しすると、緑のLEDがチカチカッと瞬間的に2、3回点滅します。
録音したサウンドを消した時
録音中や再生中、停止中での操作でややスイッチを押すタイミングが違うので注意しましょう。
最初の録音中(LED赤)にサウンドを消したい場合は、そのままスイッチを1回長押しすると録音が消えます。(一瞬だけ緑のLEDへ変わります)
再生している状態では、2回スイッチを押して停止し、そこから1回スイッチを長押しします。
1回スイッチを長押しすると、緑のLEDが消えます。
エンドレスループの状態
Ditto Looperに電源を入れた状態(LEDは点灯なし)で、なにも録音せず1回スイッチ(LED赤)→再生1回スイッチ(LED緑)→さらにもう1回スイッチ(LED赤)の順番で踏スイッチを入れると、赤いLEDが点滅し続けます。(初期状態から合計3回スイッチを押す)
この状態で、フレーズを弾いてゆくと、短い間隔でサウンドがディレイのように繰り返しループ再生されていきます。
この赤いLEDが点滅している状態で、弾き続ければ、停止するまで「録音→再生」がエンドレスにループしていきます。
まとめ
TC ELECTRONIC Ditto Looperの使い方をまとめてみました。
Ditto Looperは、ワンスイッチで簡単に操作ができるルーパーですが、
多少のコード弾きやアドリブができないと、ルーパーを使いこなすには難しいと言えます。
エレキギターの弾き方を一通りできるようになって、自分でアドリブを練習したい時に活躍するエフェクターだと思います。
また、Ditto Looperは、録音するタイミングが全てなので、リズムにも慣れていないと上手くループさせることができないでしょう。
ルーパーは、エレキギターの腕前による部分が大きいエフェクターなので、まずは練習してから使うようにしましょう。
ご参考になれば幸いです。