こんにちは。
今回は、フェイザーの使い方を検証してみたので、まとめておきたいと思います。
<目次>
フェイザーの使い方について検証してみた
エレキギターサウンドの音に揺れやうねりを加えるといった効果があります。
今回使用したモデルは、定番のフェイザー「MXR phase90」です。
フェイザーの音の効果について
今回使用する「MXR phase90」は、コントロールノブが1つのシンプルなモデルです。
時計回りに回すほど、エフェクトが強くなっていきます。
フェイザーの音は「シュワンシュワン」と回転したようなサウンドになります。
エフェクトが強いほど、トレモロのように「ビヨヨヨン〜」と揺れが強くなります。
フェイザーの使い方について
フェイザーの使い方については、大きく分けて2パターンくらいあると思います。
といったパターンになると思います。
それぞれを見ていきましょう。
クリーンサウンドにフェイザーをかける場合
「弱くエフェクトをかける場合」と「強くエフェクトをかける場合」があると思います。
MXR phase90で、弱くかける場合は、以下のようなセッティングになります。
時計の針で言えば、8時あたりにしました。
コード弾きやカッティングなどの余韻でフェイザーサウンドが残るイメージです。
クリーンサウンドだけでは、なんだか物足りない時に、フェイザーを弱くかけてあげると面白いかもしれません。
次に、強くかける場合は、以下のようなセッティングになります。
時計の針で言えば、15時あたりにしました。
MXR phase90では、強くエフェクトをかけると、トレモロサウンドのように「ビヨヨヨヨン〜」と音の揺れが激しくなります。
このサウンドの使い方としては、アルペジオのようにエレキギターの弦1本1本を弾くフレーズが合うと思います。
かなり独特なサウンドになります。
歪んだサウンドにフェイザーをかける場合
次に、歪んだサウンドにフェイザーをかける場合は「ディストーション+フェイザー」といった組み合わせになります。(ハイゲインディストーションでもOKです)
この組み合わせで、期待できる効果は「うねりのあるディストーションサウンド」です。
こちらの場合は、やや弱めエフェクトをかけた方が上手く音作りができると思います。
MXR phase90で、セッティングした場合は、以下の通りです。
時計の針で言えば、10〜11時あたりにしました。
サウンドを聞きながら、エフェクトの調節をするとよいと思います。
番外編
MXR phase90では、コントロールノブをゼロにしても、少しフェイザーかかります。
時計の針で言えば、7時あたり(ツマミ0)にしました。
MXR phase90は、ONにするだけで、少し太くなるのため、クリーンサウンドが「音が細いな」と感じたときに使うのもアリだと思います。
フェイザーをつなぐ位置について
フェイザーをつなぐ位置については、一般的には、ディレイなどの空間系エフェクターの前とされています。
もちろん、この位置で問題はありません。
場合によっては、歪み系エフェクターの前に持ってくることもあります。
この場合は、フェイザーの効果が弱くなります。
弱くエフェクトをかけたい場合は、こちらの位置を試してみるといいと思います。
いずれも狙いたい効果でフェイザーの位置を決めるとよいです。
フェイザーの使い方のまとめ
フェイザーの使い方のまとめとしては、
音作りの方向性として「クリーンサウンド」と「歪んだサウンド」にエフェクトをかける2つのパターンがあります。
どちらもフェイザーを後付けするイメージで使います。
フェイザーは、メインのサウンドとして使うよりも、サウンドに味付けをする感覚で使うエフェクターです。
エフェクターを購入する順番としては、オーバードライブやディレイといった使用頻度が高いものが揃った後のタイミングがいいと思います。
フェイザーはクセになるサウンドですので、興味があれば試してみてください。
きっと音作りの幅が広がります。
ご参考になれば幸いです。