エフェクターノート

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PROCO RAT2 vs BOSS DS-1を比較しました【どちらのディストーションがおすすめか?】

をこんにちは。

今回は「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」を比較してみましたので、ご紹介したいと思います。

PROCO RAT2とBOSS DS-1の画像です

PROCO RAT2 vs BOSS DS-1を比較しました

「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」は、どちらも同じディストーションペダルですが、どう違うのかを検証するため、2台を弾きながら比べてみました。

PROCO RAT2のセッティングについて

まずは、「PROCO RAT2」をセッティングしてみました。

「PROCO RAT2」は、GAINの幅も広く、DISTORTIONのコントロールノブを右に回すほど、歪みが増していき、MAXの時点ではファズっぽくなります。

PROCO RAT2の画像です

逆に、DISTORTIONのコントロールノブを左に回して、GAINを抑えていくと、クランチサウンドへ変化していきます。

これにより、「PROCO RAT2」のGAINを上げすぎてしまうと潰れたようなファズサウンドになるため、今回は、DISTORTIONのコントロールノブを、時計の針で言う12時くらいにセッティングしました。

PROCO RAT2の画像です

また、音の高さをコントロールするFILTERは、通常は右に回すほど、音が高くなりますが、「PROCO RAT2」は、逆に左に回すほど、音が低くなっていきます。

PROCO RAT2の画像です

つまり、音を高くセッティングしたければ、左に回して調節する必要があります。

PROCO RAT2の画像です

FILTERのコントロールノブの動作が、他のディストーションモデルと比べて、異なる点です。

PROCO RAT2のサウンドについて

「PROCO RAT2」のサウンドの印象は、ガッチリした荒々しいディストーションサウンドでした。

弾き心地は、硬めなので、ピッキングや指板を指でしっかり押さえないと振動が伝わりにくいかもしれません。

BOSS DS-1のセッティングについて

次に、「BOSS DS-1」をセッティングしてみました。

まず、「BOSS DS-1」のセッティングで気をつけたいところは、TONEのコントロールノブの効き具合いが特殊(バランス型)となっている点です。

BOSS DS-1の画像です

右に回すほど、高音が上がっていきますが、同時に、低域がカットされていきます。

逆に、左へ回すほど、低音が上がっていきますが、同時に、高域がカットされていきます。

ここでは、TONEのコントロールノブの位置を、時計の針で言う12〜13時あたりにしました。(アンプによって微調節しています)

「BOSS DS-1」は、歪みをコントロールするDISTのノブをMAXに近づけないと、ディストーションサウンドになりません。

BOSS DS-1の画像です

DISTを下げていくと、クランチ寄りのサウンドになっていきます。

BOSS DS-1のサウンドについて

「BOSS DS-1」のサウンドの印象は、歪みの粒がキメ細かくザクザクとしながらも、鋭いディストーションサウンドでした。

弾き心地は、エレキギターのモデルやピックアップによって変わると思いますが、筆者のストラトキャスターでは、低音がドシっと出たので、パワーコードが弾きやすかったです。

ブリッジミュートでもズンズンとしたリフを出すことができました。

PROCO RAT2とBOSS DS-1どちらのディストーションがおすすめか?

では、「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」どちらのディストーションがおすすめでしょうか。

筆者なりに、それぞれのモデルのメリットとデメリットをまとめてみました。

PROCO RAT2の画像です

PROCO RAT2のメリット

・クランチ〜ファズまでとサウンドの幅が広め

・荒々しいディストーションがほしい人には向いている

・BOSS以外のディストーション入門にはいいと思う

PROCO RAT2のデメリット

・硬めのサウンドなので、やや弾きにくいかもしれない

・セッティングがやや難しい

・古いモデルによっては電源プラグを別途購入する必要がある

BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1のメリット

・キメ細かいザクザクした鋭いディストーションサウンド

・TONEのコントロールノブで音域をバランスよく調節できる(高域・低域)

・比較的安く購入できる

BOSS DS-1のデメリット

ドンシャリ(高域と低域)セッティングはできない

・ありきたりなディストーションサウンドになりやすい

・セッティングには繊細さが必要

参考:JC-120(ジャズコーラス)との相性

JC-120の画像です

ちなみに、参考までに「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」のそれぞれをリハーサルスタジオに置いてあるJC-120(ジャズコーラス)で、弾き比べてきました。

JC-120との相性が良かったのは、「BOSS DS-1」でした。

BOSSだけあって、JC-120とのマッチングは「BOSS DS-1」に軍配が上がる印象です。

以上、各モデルのメリット・デメリットから、あくまでも個人として判断するならば、使いやすさを重視して「BOSS DS-1」をおすすめしておきます。

すでに、「BOSS DS-1」を持っている方は、冒険する意味で、「PROCO RAT2」を試してみると面白いかもしれません。

今回のまとめ

「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」を比較してみました。

同じディストーションでも、メーカーが違うとこれだけ違いが出るものだなと感じました。

それぞれの歪みの特徴やコントロールノブの動作をよく理解することが、使いこなす秘訣でもあると思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

PROCO RAT2 ディストーション

BOSS Distortion DS-1

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