こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方について、まとめてみましたのでご紹介いたします。
チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方とは?
チューブスクリーマーの特徴として、ミドル(中域)が出るオーバードライブですが、どのような使い方が効果的なのでしょうか。
筆者の経験を通して、まとめてみました。
前提:チューブスクリーマーをブースターとして使う
まず、前提として、チューブスクリーマーをブースターとして使います。
チューブスクリーマー(TUBE SCREAMER MINI)のブースターセッティング例は以下の通りです。
TONE=9時
LEVEL=14時(〜MAX)
OVERDRIVE=9時
チューブスクリーマーをブースターとして使う場合のセッティングのコツは、LEVEL(音量)を大きめにして、OVERDRIVE(歪み)を小さめにすることです。
(TUBE SCREAMER MINIでは、LEVELとTONEの位置が見えにくいかもしれません)
これで、チューブスクリーマーのブースターセッティングの完成です。
このセッティングは、他のチューブスクリーマーのモデルでも変わりはありません。
ディストーションのブースターとして使う
ブースターセッティングにしたチューブスクリーマーとディストーションを組み合わせることで、艶のあるリードサウンドが作れるようになります。
例として、「BOSS DS-1」と組み合わせてみました。
メインのサウンドは、ディストーションですが、チューブスクリーマーでブーストすることにより、エッジの効いた弾きやすいサウンドに変化します。
さらに、サスティーン(音の伸び)も上がります。
これにより、リードソロやロングローンがとても弾きやすくなります。
筆者は、よくバンドでリードソロを担当することが多いため、チューブスクリーマーをエフェクターボードに入れていることが多いです。
メインにするディストーションは、気に入っているモデルや手持ちのディストーションで大丈夫です。
エフェクターの接続順は、「1.チューブスクリーマー(ブースター)→2.ディストーション」の順番となります。
音作りのコツとしては、チューブスクリーマー側のGAINを少しずつ足しながらセッティングをするといいです。
チューブスクリーマー同士を組み合わせて使う
チューブスクリーマー(TS808・TS9・TS9DXなど)を2個持っている必要がありますが、同じ性質を持つTS系オーバードライブでも問題ありません。
「チューブスクリーマー+チューブスクリーマー」を組み合わせることで、よりミッドが強調されたサウンドになります。
この組み合わせは、ミニアンプでの使用よりも、リハーサルスタジオで置いていあるマーシャルアンプ(真空管アンプ)と相性がいいように思います。
チューブスクリーマーの重ねがけによる効果としては、音抜けが抜群に上がる点です。
もちろん、艶がでるので弾きやすくもなります。
セッティングについては、前段のチューブスクリーマーは先述したブースターセッティングのままでOKです。
一方、後段のチューブスクリーマーは、スタンダードなオーバードライブセッティングにします。
チューブスクリーマーのモデルによっては、GAIN(歪み)を上手く調節しないとサウンドが潰れてしまいますので、GAIN(歪み)は控えめにして組み合わせると上手くいくことが多いです。
それぞれのエフェクターの相性が合えば、2個でディストーションサウンドを作れることもあります。
歪ませたマーシャルアンプのブースターとして使う
歪ませたマーシャルアンプにチューブスクリーマーでブーストして使います。
マーシャルアンプは、ドンシャリ(高域・低域)サウンドですので、ミドルの強いチューブスクリーマーを入れることで、アンプのサウンドがマイルドに変化したり、サスティーン(音の伸び)が良くなります。
よくリハーサルスタジオでマーシャルアンプを使う人は、チューブスクリーマーを使ってみましょう。
アンプをよく歪ませた状態で、チューブスクリーマーでブーストすることで、音の伸びやエッジが効いたサウンドに変化します。
今回のまとめ
チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方について、ご紹介いたしました。
チューブスクリーマーを使う方法として、ブースターセッティングの活用は知っておくと便利です。
チューブスクリーマーは、小さいミニアンプや単体ではなかなか効果がわかりにくいエフェクターですが、他のエフェクターやマーシャルアンプと組み合わせることで、効果が最大限発揮されるように感じます。
ぜひ、機会があれば試してみてください。
以上、ご参考になりましたら幸いです。