こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、ARION(アリオン)「MTE-1 TUBULATOR 」を購入してみましたので、ご紹介したいと思います。
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ARION(アリオン)MTE-1 TUBULATORとは?
ARION(アリオン)は、日本のメーカーです。
製造は、スリランカで行っているエフェクターとなります。
筆者は、中古で手に入れましたが、現在は、生産終了しているモデルかもしれません。
ARIONの「MTE-1 TUBULATOR(チューブレーター)」は、リーズナブルなオーバードライブです。
サウンドハウスで調べると、新品で3000円台で販売されていたので、かなり格安なエフェクターでした。
では、一体どういったオーバードライブなのか見ていきましょう。
ARION MTE-1 TUBULATORはプラスチック製
まず、見た目から入りたいと思います。
ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、プラスチック製です。
なので、すごく軽いです。
プラスチック製なのですが、作りは割としっかりしている感じです。
足で踏み込むフットペダル部分も、ガタつきなくON/OFFの切り替えができます。
電池を上から入れることができる
ARION「MTE-1 TUBULATOR」の、「TUBULATOR」の文字がかかれている部分が、電池を入れるフタとなっています。
パカっとフタをとると、電池を接続できる電源プラグが入っています。
こちらに電池を入れて駆動します。
9Vで電源供給可能
ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、電池での駆動もできますが、9Vの電源供給もできます。
パワーサプライやACアダプターをお持ちでしたら、こちらのほうがスムーズでしょう。
DCジャックは、上に付いていますので、エフェクターボードを組み込むときは、配線が楽ですね。
ARION MTE-1 TUBULATORはTS系オーバードライブ
ARION「MTE-1 TUBULATOR」を、自宅のミニアンプにて弾いてみたところ、ひとまずの感想としては、チューブスクリーマーに近い感じがしました。
つまり、ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、TS系オーバードライブになると思います。
すごく温かみのある優しいオーバードライブの印象がしました。
ARION MTE-1 TUBULATORのコントロールノブについて
次に、ARION「MTE-1 TUBULATOR」のコントロールノブの効き具合いを見ていきましょう。
LEVEL
LEVELは、かなり高めとなっています。
時計の針で言うと、12時くらいがアンプとの同じ音量でした。
MAXにするとかなりの音量になります。
LEVELのコントールノブの特徴としては、LEVELを上げるほど、同時に歪みも増していきます。
12時にすると歪みも強くなるため、少し下げた10時くらいがいいようにも思います。
セッティングするときは、LEVELとDISTの両方で歪みを調節する必要があります。
TONE
TONEについては、一見、効きが悪いように思いましたが、MAX(HIGH)にギリギリまで近くなると急にTONEが跳ね上がります。
全体としては、ゆるいトーンですが、MAXにすれば、音の輪郭がハッキリするくらいサウンドは引き締まります。
DIST
DISTについては、オーバードライブである歪みをコントロールするノブですが、TS系オーバードライブだけあって、歪みは控えめな印象でした。
MAX(HIGH)に近づけるほど、低音が出る傾向があります。
ARION MTE-1 TUBULATORのセッティング例
ARION「MTE-1 TUBULATOR」のセッティング例を考えてみました。
オーソドックスなオーバードライブセッティング
LEVEL=11時くらい
TONE=14時くらい
DIST=10時くらい
全体的にマイルドなトーンなので、「ARION MTE-1 TUBULATOR」のキャラクターを活かすか活かさないかでセッティングの方向性が分かれると思います。
まずは、オーソドックスなオーバードライブセッティングを目指しました。
普通にコード弾きやカッティングができるくらいのセッティングです。
特に、カッティングがとても気持ちが良かったです。
リードソロができるセッティング
次に、歪みを一気に上げてリードソロも弾けるセッティングにしてみました。
LEVEL=12時くらい(少し上げてます)
TONE=16時くらい(上げてます)
DIST=15時くらい(上げてます)
DISTとTONEをMAX(HIGH)に近づけることで、マイルドなサウンドが劇的にシャープなサウンドへ変化します。
特に、TONEをMAXにすると高音となりサウンドがしっかりしますが、ややキツイので少し下げました。
このセッティングで、太いリードソロが弾けると思います。
エレキギターのボリュームコントロールの追従性を試してみた
ARION「MTE-1 TUBULATOR」のリードソロができるセッティングのまま、エレキギターのボリュームコントールの追従性を試してみました。
ボリュームコントロール(VOLUME)を3〜4にするとクリーンサウンドに近づいていきました。
ボリュームコントロールの追従性は良いです。
これにより、クランチでのカッティングからボリュームコントロールをフルアップにしてリードソロが弾けると思います。
ARION MTE-1 TUBULATORを試した感想
はじめてARION「MTE-1 TUBULATOR」を試してみましたが、格安なエフェクターにしては、クオリティは高いと感じました。
「この値段でこのサウンドがでるのか」と驚くばかりでした。
サウンドとしては、TS系オーバードライブですが、同じキャラクターのモデルと比べると、温かみのある優しいサウンドが特徴的です。
にもかかわらず、セッティングによって出すところはしっかり出せるので、オーバードライブの使いどころを抑えているモデルです。
デザインについては、年代を感じさせるレトロなデザインですが、筆者としては、カッコイイと思いました。
時代が一周して、逆に、新しく見える感じでしょうか。
エフェクターボードに入っていたら、きっと面白いでしょうね。
ARION(アリオン)は、コーラスのモデルで知っていたのですが、機会があれば、他のモデルも試してみたいと思います。
今回のまとめ
ARION「MTE-1 TUBULATOR 」をご紹介いたしました。
リーズブルなオーバードライブですが、価格帯ではなく、オーバードライブとしてのサウンドやエフェクターの作りを見てほしいなと感じるエフェクターです。
ぜひ、見かけたら、一度、試してみてください。
ご参考になれば幸いです。
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