こんにちは。
今回は、BOSS 「GE-7(グラフィックイコライザー)」の使い方について、ご紹介いたします。
<目次>
BOSS GE-7 グラフィックイコライザーとは?
100Hzから6.4kHz間をブースト・カット(±15dB)できる7バンド・イコライザーとなります。
積極的な音づくりに、ノイズ・カットやハウリング対策にも効果的です。
レベル・コントロールは音質を最優先の独立アンプ方式を採用しているモデルとなります。
歪みエフェクターと組み合わせて使う
BOSS「GE-7」は、単体で使うよりも、歪みエフェクターと組み合わせることで、より効果がわかりやすいです。
今回は、同じメーカーのBOSS「DS-1(ディストーション)」を使いました。
また、歪みエフェクターの前と後でつなぐ場合で効果が違ってきます。
実際に試してみましたので、見ていきましょう。
歪みエフェクターの後ろにつなぐ場合
BOSS「GE-7」を、歪みエフェクターの後ろにつないでみました。
BOSS「GE-7」のセッティングは以下の通りです。
・100Hz =+15
・200Hz =+5
・400Hz =0
・800Hz =0
・1.6kHz =0
・3.2kHz =0
・6.4kHz =0
・LEVEL =+5
BOSS「GE-7」で、低音を上げるセッティングにしてみました。
これで、イコライザーをONにすると、BOSS「DS-1」のディストーションサウンドに低音が加わります。
エレキギターの6弦が強くなり、重低音なサウンドになりました。
また、「LEVEL」を少し上げてありますので、音量が上がります。
歪みエフェクターの前につなぐ場合
今度は、BOSS「GE-7」を、歪みエフェクターの前につないでみました。
BOSS「GE-7」のセッティングは、先ほどと同じセッティングで低音が上がるようにしています。
これで、イコライザーをONにすると、BOSS「DS-1」のディストーションサウンドがファズのように変化します。
また、「LEVEL」を上げても、音量が上がることはありません。
サウンドの変化は、歪みエフェクターの特性にもよりますので、他もモデルではまた違ったサウンドになります。
歪みエフェクターにハリを持たせたい場合
今度は、BOSS「GE-7」を使って、歪みエフェクターにハリを持たせてみたいと思います。
まず、BOSS「GE-7」を、歪みエフェクターの前につなぎます。
BOSS「GE-7」のセッティングは、以下の通りです。
・100Hz =0
・200Hz =0
・400Hz =0
・800Hz =+5〜+10
・1.6kHz =+15
・3.2kHz =0
・6.4kHz =0
・LEVEL =+5
サウンドにハリを持たせたい場合は、中域レベル(ミドル)を調整するといいでしょう。
BOSS「GE-7」では、「800」が中間にあたりますが、「1.6kHz」をメインで上げるとハリがでてきやすいです。
「1.6kHz」を上げることで、エッジの効いたディストーションサウンドになります。
イコライザーをクリーンブースターとして使う場合
BOSS「GE-7」を、歪みエフェクターの後ろにつなぎます。
BOSS「GE-7」のセッティングは、イコライザーはフラットのままで、「LEVEL」を上げれば、そのまま音量を上げることができます。
ライブなどで、音量を上げたい必要がある場合に、BOSS「GE-7」をクリーンブースター代わりに使うのもいいですね。
イコライザーで音量を下げる場合
BOSS「GE-7」を、歪みエフェクターの後ろにつなぎます。
BOSS「GE-7」のセッティングは、イコライザーはフラットのままで、「LEVEL」を下げて、ONにすることで音量が下がります。
そして、OFFにすることで、音量を元に戻せます。
例えば、バンドなどで音量を小さくしてバッキングを弾き、リードソロなどでOFFにして、音量を大きくするという使い方できます。
今回のまとめ
今回は、BOSS「GE-7(グラフィックイコライザー)」の使い方についてご紹介いたしました。
以下に、イコライザーを歪みエフェクターの前後でつなぐ場合の効果をまとめました。
歪みエフェクターの前につないだ場合
・歪みエフェクターの性質が変わる
・LEVELを上げても、音量は上がらない
歪みエフェクターの後につないだ場合
・歪みエフェクターの性質は変わらない
・LEVELを上げれば、音量が上がる
イコライザーは、積極的な音作りや音域の効果について知るには、とても便利なエフェクターです。
ぜひ、いろいろ試して頂ければと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
<BOSS GE-7のレビュー記事はこちら>