エフェクターノート

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オーバードライブとディストーションを重ねる方法【手順あり】

こんにちは。

今回は、「オーバードライブとディストーションを重ねる方法」について書きたいと思います。

オーバードライブとディストーションを重ねた画像です

オーバードライブとディストーションを重ねる方法

いくつかの歪み系エフェクターを持っていると、オーバードライブとディストーションを重ねて音作りすることがでてくると思います。

重ねるにあたって、セッティングや歪み系エフェクターのつなぐ順番がわからないと音作りが難しいこともあります。

そこで、筆者が実際に試しているオーバードライブとディストーションを重ねる手順をまとめてみました。

まずメインのディストーションを選ぶ

オーバードライブとディストーションを重ねる方法として、基本的にはディストーション」をメインとしています。

エフェクターの接続順としては、「①オーバードライブ→②ディストーション」の順番です。

そのため、まずメインとなるディストーションを選ぶ必要があります。

ここでは、ディストーション「BOSS DS-1」を使いました。

BOSS DS-1の画像です

次にオーバードライブを選ぶ

次に、重ねるオーバードライブを選びます。

ここで重要なのが、オーバードライブのキャラクター(性質)によって、サウンドが変わってくることです。

ここでは、大きく分けて2つのオーバードライブのモデルをご紹介いたします。

Ibanez TS9とBOSS BD-2の画像です

チューブスクリーマー / TS系オーバードライブ

一つは、ミドルが強いチューブスクリーマーやTS系オーバードライブを選ぶことです。

ディストーションに、ミドルを重ねることで、艶のあるディストーションサウンドになります。

このサウンドは、主に、リードソロやロングトーンを弾くときに有効です。

参考例として、

Ibanez TubeScreamer(チューブスクリーマー)+ BOSS  DS-1(ディストーション)」でサウンドを重ねてみました。

Ibanez TubeScreamerとBOSS  DS-1の画像です

ディストーションをチューブスクリーマーやTS系オーバードライブでブーストするというイメージですね。

重ねがけの効果として、BOSS DS-1のエッジサウンドがさらに際立ち、弾きやすくなります。

出力が高いオーバードライブを選ぶ

もう一つは、BOSS BD-2のようなキレがあり、出力(音量)が高いオーバードライブと重ねることです。

オーバードライブのキャラクターにより、芯のあるディストーションサウンドになります。

ミドル系のオーバードライブとは違い、こちらは「オーバードライブ+ディストーション」をミックスするイメージです。

参考例として、BOSS BD-2(オーバードライブ)+ BOSS DS-1(ディストーション)で音を重ねてみました。

BOSS BD-2と BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1とBOSS BD-2を重ねることで、少しファズのようなサウンドになります。

重ねがけの効果として、一味違ったサウンドをつくることができます。

オーバードライブとディストーションを重ねるコツ

オーバードライブとディストーションを重ねるコツを解説いたします。

チューブスクリーマー / TS系オーバードライブの場合

チューブスクリーマーやTS系オーバードライブで重ねる場合は、オーバードライブ側のGAINを下げて、LEVELを上げると上手くいきます。

チューブスクリーマーのセッティングの画像です

一方、ディストーションはメインの歪みであるため、GAINを高めのセッティングにしてあります。

BOSS DS-1のセッティングの画像です

出力が高いオーバードライブ

出力が高いオーバードライブの場合は、ディストーション側がGAINが高いとオーバードライブとぶつかって潰れたサウンドになってしまいがちです。

そこで、オーバードライブとディストーションの両方ともGAINを下げて重ねることがコツです。

BOSS BD-2のセッテイングの画像です

ディストーションはオーバードライブの歪みとかぶるため、GAINを低くセッティングしてあります。

BOSS DS-1のセッティングの画像です

出力が高いオーバードライブとミックスする場合は、セッティングがかなりタイトで難しくなります。

コントロールノブをミニ単位で、セッティングを追い込む必要がでてきます。

今回のまとめ

オーバードライブとディストーションを重ねる方法をご紹介いたしました。

2台の歪み系エフェクターを重ねることは、音作りにおいて非常に有効な方法です。

特に筆者は、リードソロを弾くことが多いため、ディストーションにチューブスクリーマーやTS系オーバードライブを重ねて音作りをしています。

また、単体ではイマイチな歪み系エフェクターに音を重ねることで激変することも珍しくありません。

一度、単体で使いにくいモデルは、重ねて使ってみることをおすすめします。

以上、ご参考になれば幸いです。

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