こんにちは。
今回は、ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY(アナログディレイ)」をご紹介いたします。
<目次>
ELECTRO-HARMONIX MEMORY TOYとは?
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、同メーカーのアナログディレイの名機「Deluxe Memory Man」の自然なアナログトーンを受け継ぐコンパクトサイズのアナログディレイです。
ディレイタイム最長550msで、アナログならではのウォームなディレイにコーラス機能も搭載。
MODスイッチをONにすると「Deluxe Memory Man」のコーラスサウンドを得られるモデルです。
それでは、早速、見ていきましょう。
見た目はMemory BOYをコンパクト化
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、「Memory BOY」をコンパクトにしたデザインとなっています。
重さは、240g。
比較的軽いモデルとなっています。
LEDは赤色
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、赤色のLEDです。
LEDが大きめなので、ON/OFFの視認は問題なくできます。
9Vのアダプターで電源供給できます
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、センターマイナスの9Vアダプターが使えます。
DCジャックは、エフェクターの上側に付いていますので、配線がしやすいです。
アダプターでの使用には、純正アダプターJP9.6DC-200(別売)を使用する必要があります。
筆者は、パワーサプライで電源を供給しています。
電池が使えます
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、電池が使えます。
電池を入れるには、裏フタのネジを4つプラスドライバーで外す必要があります。
内部基板の下のほうに、電源プラグがあるので、こちらに電池を入れることができます。
フットスイッチについて
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」のフットスイッチについて取り上げてみました。
フットスイッチの踏み心地は、やや硬めとなっています。
コントロールノブについて
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、3つのコントロールノブと1つのミニスイッチから構成さています。
・DELAY = ディレイタイムの調整(30ms~550ms)
・BLEND = ダイレクト音とディレイ音のミックスバランスを調整
・FEEDBACK = エコーのリピート回数
・MOD(ON/OFF)= モジュレーション
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、最大550msのディレイタイムを搭載しています。
「BLEND」を右に回すほど、反復するディレイ音がしっかりと聞こえてきます。
「FEEDBACK」は、右に上げ続けていると発振してきますので、その場合は、FEEDBACK量を下げると収まります。
MODミニスイッチについて
MODスイッチは、ONにすることで、コーラスに似たスローモジュレーションがかかるようになります。
ELECTRO-HARMONIX MEMORY TOYのセッティング例について
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」のセッティング例について考えてみました。
・DELAY = 16時
・BLEND = 10時
・FEEDBACK = 8時
・MOD(ON/OFF)= OFF
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」のセッティングについては、ショートディレイを目指してみました。
「DELAY」は、強めにかけないとディレイサウンドになりませんので、16時あたりに設定。
「BLEND」は、あまり上げてしまうと、クドいもたつくディレイサウンドになりますので、さりげなく原音が聞こえる10時あたりにしました。
「FEEDBACK」は、12時の位置を超えると発振してきますので、8時に設定しました。
「MOD」スイッチはOFFです。
実際にセッティングしてみましたが、コントロールノブをミリ単位でセッティングする必要がありますね。
HARMONIX MEMORY TOYの感想
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、筆者にとっては、はじめてのアナログディレイでした。
もともと「Deluxe Memory Man」のモデルが気になっていましたが、高価なため手が出せずにいました。
少しでも系統が似てるモデルが欲しいと思い、本機を手に取りました。
ELECTRO-HARMONIX「MEMORY TOY」は、独特のウォームなアナログディレイが特徴的です。
クリアで使いやすいディレイではありませんので、はじめて使う場合は、セッティングに戸惑うかもしれません。
また、MOD(モジュレーション)のスイッチをONにするとスローモジュレーションがかかり、ピッチを外したようなうねるサウンドになります。
そのため、使いどころが難しいので、もしコーラスをかけたい場合は、別モデルを探したほうがいいでしょう。
サウンドは、エレハモらしいアナログディレイなので、ハマる人はハマるのではと思います。
歪み系エフェクターの後段につなぐと、ONにすると少し音量が上がる傾向ありますがが、筆者は、アナログディレイをかけっぱなしか、ブースター+ディレイとしての機能として使っています。
今回のまとめ
ELECTRO-HARMONIX「Memory Toy」をご紹介しました。
本機は、新品で1万円後半と高くなっている傾向があります。
ELECTRO-HARMONIX「Deluxe Memory Man」のコンパクトモデルが登場していますので、そちらもチェックしたいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
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