こんにちは!
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、
「プログラマブルスイッチャーを使うときに気をつけることは?」
「大きなエフェクターボードを組んでみたい」
といった疑問や悩みについて、解決していきます。
本記事内のリンクには広告が含まれています。
【この記事を読んでわかること】
・プログラマブルスイッチャーのエフェクターボードに必要なアイテムがわかる
・プログラマブルスイッチャーを入れたエフェクターボードの組み方が理解できる
プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードの組み方を解説!
エフェクターを使っている人は、誰もが一度は憧れる大きなエフェクターボード。
まるでプロのギタリストのような足元でエレキギターを弾いてみたいと思ったことはありませんか?
筆者も「でっかいエフェクターボードを作りたい!」と思考錯誤していた時期があります。
しかし、エフェクターボードが大きくなると、複数のエフェクターをいかに効率よく操作できるかを考えなければいけません。
そこで便利なアイテムが「プログラマブルスイッチャー」です。
プログラマブルスイッチャーをエフェクターボードに組み込むことで、一度にサウンドを切り替えることができます。
バンドやライブでリードギターを担当している人は、エフェクターを使う台数も多く、何度も切り替えるといった経験があると思います。
そういった時に、プログラマブルスイッチャーをエフェクターボードに入れると一発で解決します。
そこで、今回は、プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードの組み方について解説していきます。
プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードで必要なもの
まずは、プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードに必要なものをまとめてみました。
・エフェクター / 4〜5個
・プログラマブルスイッチャー / 1台
・エフェクターボード/エフェクターケース※できるだけ大きいサイズ
・ソルダーレスケーブル / 5〜6本分
・パワーサプライ or ACアダプター+分岐ケーブル / 1台 ※プログラマブルスイッチャーに9VDCがない場合
・マジックテープ(オス側・メス側)
それぞれ、解説していきます。
エフェクター / 4〜5個
ほとんどのプログラマブルスイッチャーは、エフェクターを5個程度つなげられるモデルが多いです。
そのため、エフェクターは4〜5個を想定しておきましょう。
プログラマブルスイッチャーで切り替えることを考えると、エフェクターの組み合わせは無限にあります。
そこで、エフェクターを選ぶにあたって大事なポイントは、どういったシチュエーションで使うかを決めておくことです。
例えば、
・ライブやバンド演奏でバッキングとギターソロを切り替える
・モジュレーション系エフェクターを使って、音作りしたサウンドを切り替えて楽しむ
・お気に入りの歪み系エフェクターの弾き比べをしたい
このように、利用シーンをイメージしておくと、後で入れ替ることなくスムーズにエフェクターボードが組めるようになります。
プログラマブルスイッチャー / 1台
プログラマブルスイッチャーには、登録できるバンク数やスイッチボタン数が限られているため、モデルの仕様についてよく確認しましょう。
プログラマブルスイッチャーには、いろんなメーカーがありますが、OneControlがおすすめです。
OneControlのプログラマブルスイッチャーは、コンパクトで軽くて使いやすいことが特徴。
初心者の人は、シンプルに使えるChamaeleo Tail Loop MkIIIを購入しておけば、間違いないと思います。(筆者は、旧モデルのChamaeleo Tail Loop MKIIを使用しています)
また、間違えてループスイッチャーを購入しないように注意しましょう。
ループスイッチャーの場合は、エフェクターのスイッチを足元に集めるだけのアイテムなので、サウンドを一度に切り替えることはできません。
エフェクターボード/エフェクターケース
エフェクターボードのサイズは、プログラマブルスイッチャーが入る大きさを選びましょう。
ワウペダルやボリュームペダルもエフェクターボードに入れたい場合は、一回り大きなエフェクターボードにしておくといいです。
ある程度、スペースに余裕を持たせたほうが、レイアウトがしやすくなります。
また、エフェクターボードには、「ケース一体型」と「すのこ型」の2種類があります。
基本的には、耐久性を選ぶのであれば、ケース一体型がおすすめです。
すのこ型は、ケーブルなどの配線がしやすくなるので、利用シーンで選択しましょう。
筆者は、自宅の練習用のため、すのこ型のエフェクターボードを選びました。
ソルダーレスケーブル / 5〜6本分
プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードには、ソルダーレスケーブルがおすすめです。
ソルダーレスケーブルは、ハンダ付け不要で、ケーブルの長さを自由にカットできます。
さらに、先端プラグも、エフェクターのジャックの位置によって、S型(ストレート)とL型と調節できるとても便利なアイテムです。
ソルダーレスケーブル1箱に対して、エフェクター3個分の本数が入っているため、エフェクター5個くらいだと2箱購入する必要があります。
ソルダーレスケーブルを使うことで、エフェクターを自由なレイアウトで配置することができます。
ソルダーレスは、いろんなメーカーがありますが、とりあえずはお手頃価格のものを試してみましょう。
パワーサプライ or ACアダプター+分岐ケーブル / 1台
パワーサプライは、プログラマブルスイッチャー側に、9VDC端子が付いていれば必要はありません。
しかし、プログラマブルスイッチャー側に9VDC端子がない場合は、パワーサプライやACアダプターと分岐ケーブルを用意する必要があります。
パワーサプライで電源供給する場合は、エフェクターボードにスペースを考える必要があります。
スペースがない場合は、裏側にパワーサプライを収納できるすのこ型のエフェクターボードもありますので、そちらを検討してもいいでしょう。
マジックテープ(オス側・メス側)
マジックテープには、オス側とメス側があります。
それぞれの貼る面は、以下の通りです。
・オス側 = エフェクターやプログラマブルスイッチャーの裏面に貼ります(触るとチクチクする)
・メス側 = エフェクターボードの表面に貼ります(触るとフワフワする)
プログラマブルスイッチャーやエフェクターの個数が多いと、エフェクターボードは重くなります。
エフェクターボードを運搬したときに、エフェクターが落ちないように、マジックテープはしっかりと貼るようにしましょう。
また、エフェクターボードが大きるなるほど、マジックテープは大量に必要になりますので、予備を購入しておくことをおすすめします。
<マジックテープ/オス側>
<マジックテープ/メス側>
プログラマブルスイッチャーを入れたエフェクターボードを組む手順
それでは、実際にプログラマブルスイッチャーのエフェクターボードを組んでみました。
以下の順番を参考にしてみてください。
①プログラマブルスイッチャーとエフェクターの配置を考える
②マジックテープを貼る
③ソルダーレスケーブルでつなぐ
④電源を供給する
それぞれ、解説していきます。
プログラマブルスイッチャーとエフェクターの配置を考える
まずは、プログラマブルスイッチャーとエフェクターの配置を考えます。
プログラマブルスイッチャーは、必ずエフェクターボードの手前に置いて、すぐスイッチが踏める位置にしましょう。
ワウペダルやボリュームペダルを置きたい場合は、操作性やエフェクターの順番を考えて配置をします。
エフェクターの配置については、エフェクターのつなぐ順番はセオリー通りがわかりやすいです。
ソルダーレスケーブルを使うことを前提とするのであれば、エフェクターをつなぐ順番はそのままで自由に配置することも可能です。
マジックテープを貼る
次は、マジックテープを貼っていきます。
エフェクターとプログラマブルスイッチャーにマジックテープには、オス側のマジックテープを貼ります。
エフェクターボード側には、メス側のマジックテープを貼ります。
マジックテープは力をかけて貼らないと剥がれてしまうため、しっかりと丁寧に貼っていきましょう。
ソルダーレスケーブルでつなぐ
ソルダーレスケーブルを使って、エフェクターとプログラマブルスイッチャーをつないでいきます。
ソルダーレスケーブルは、自由な長さにカットできます。
ケーブルの長さをギリギリにすると、エフェクターを入れ替えたときに使い回しが難しいため、余裕を持たせた長さでカットしておくといいです。
電源を供給する
ソルダーレスケーブルをすべてエフェクターにつないだら、電源を供給します。
プログラマブルスイッチャーに、9VDC端子がある場合は、そのまま電源ケーブルをエフェクターへ挿していきます。
プログラマブルスイッチャーに9VDC端子がない場合は、パワーサプライかACアダプター+分岐ケーブルを使って電源供給していきます。
電源供給ができたら、最後は、シールドを挿してアンプから音が出るかチェックして完了です。
※筆者は途中でエフェクターの入れ替えをしましたが、BOSSコンパクトエフェクターなど、同じメーカーのモデルにしておくと、配線を変えずにエフェクターボードを組むことができます。
まとめ
以上、プログラマブルスイッチャーを使ったエフェクターボードの組み方について解説しました!
プログラマブルスイッチャーを入れるだけでも、プロになった気分になります。
本格的な音作りをしたい人やライブ・バンド活動をしたい人には、ぜひ大きなエフェクターボードを作ってみましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!