※この記事は2021年6月29日に更新されました。
こんにちは。
今回は「OCDってブースターとして使えるの?」「OCDをクリーンブースターにした時の使い方が知りたい」といった方に向けて解説していきます。
<目次>
Fulltone OCDとは
Fulltoneから発売されているオーバードライブ/ディストーションとなります。
クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。
引用元:sound house
OCDとは「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE 」の略で、優秀なオーバードライブとして定評があるモデルです。
※現行品はFulltone OCD V2.0です。
OCDはクリーンブースターで使える
OCDは、オーバードライブ/ディストーションとしてはもちろんのこと、クリーンブースターとしても使えます。
OCDがクリーンブースターとして使える理由として、Driveのツマミをゼロにしても音が出るところにあります。
これによりDriveのツマミで、GAINを抑えながらブーストができるからです。
OCDをクリーンブースターで使う時のつなぐ順番はどこ?
OCDをクリーンブースターにした時のつなぐ順番は、歪み系エフェクターの「前」と「後」どちらでも使えます。
歪み系エフェクターの前においた場合は、GAINが足される効果があります。
歪み系エフェクターの後においた場合は、音量を上げることができます。
使いたい場面によって、順番を入れ替えてみましょう。
OCDのクリーンブースターセッティングの目安
OCDをクリーンブースターで使うときのセッティングの目安です。
歪み系エフェクターの前に置いた場合
歪み系エフェクターの前に置いた場合は、VolumeのツマミをMAXに近い位置に調節します。
このセッティングにより、歪み系エフェクターのGAINがアップします。
TS系オーバードライブなどで、歪みが少し足りない場合に使うと効果的です。
また、OCDの特有の芯がしっかりしたアタック感を出すことができます。
歪み系エフェクターの後に置いた場合
歪み系エフェクターの後に置いた場合は、Volumeのツマミを音量を上げたい位置に調節しましょう。
このセッティングにより、一時的に音量を上げるなどのレベルブースターとして使うことができます。
OCDのミニスイッチについて
OCDには「LP(ローピーク)」と「HP(ハイピーク)」のミニスイッチがついてます。
このモードの使い分け方は、人によって基準が異なりますが、単純に「強・弱」のスイッチと考えておくとわかりやすいです。
仮に、LPモードを通常にするならば、HPモードは音量と歪みが増します。さらに、ミッドレンジも軽く増します。
LPモードは、ギターアンプのオリジナルサウンドを得ることができますので、クリーンブースターで使う場合に設定するといいでしょう。
HPモードは、歪みとアタック感をプラスしたい場合に設定するといいと思います。
LPとHPでは、音量や歪み量が変わってきますので、切り替えるにあたってセッティングが必要です。
OCDでブーストしたエフェクター事例
筆者がOCDをブーストして使った事例をご紹介します。
Fulltone OCD +BOSS SD1
BOSS SD1の前にFulltone OCDをつないで、ブーストした事例です。
Marshall JCM2000のクリーンチャンネルにBOSS SD1を入れてマイルドな音作りをしていましたが、今ひとつパンチに欠けるため、VolumeのツマミをMAXにしたOCDを、BOSS SD1の前に置いてブーストしました。
これによりマイルドでありながらも、アタック感が増したサウンドになりました。
ディストーション+Fulltone OCD
ディストーションペダルに後ろにつないで、レベルブースターとして使った事例です。
リードソロなどで一時的に音量を上げたい時に、クリーンブースターセッティングにしたOCDでブーストしました。
クリーンブースターを用意する時間がない時やクリーンブースターを持っていない時にセッティングを変えることで、クリーンブースターの代わりになります。
今回のまとめ
以上、Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法を解説してみました。
オーバードライブとしてもクリーンブースターとしても使えるOCDは、使いこなせると非常に優秀なエフェクターです。
機会があれば、一度、試して頂ければと思います。
ご参考になれば幸いです。