※この記事は2021年7月1日に更新されました。
こんにちは。
今回は「Fulltone OCDの使い方がわからない」「マーシャルアンプで使うとどうなるの?」といった疑問について解決していきます。
<目次>
Fulltone OCDとは
Fulltoneから発売されているオーバードライブ/ディストーションとなります。
クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。
引用元:sound house
OCDとは「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE 」の略で、優秀なオーバードライブとして定評があるモデルです。
※現行品はFulltone OCD V2.0です。
マーシャルアンプ(Marshall JCM2000)で使ってみました
今回は、実際にスタジオのマーシャルアンプ(MMarshall JCM2000)で試してきましたので、レビューしたいと思います。
以下、Marshall JCM2000のセッティングになります。
Marshall JCM2000は、CLASSIC GAIN / CHANNEL AのCLEANチャンネルを使用します。
VOLUME=5
GAIN=5
PRESENS=0
TREBLE=3
MIDDLE=3
BASS=2
REVERB=3〜4(基本お好みで調整)
DEEP=OFF(低音弦5、6弦を出したい時にはON)
TONE SHIFT=ON(歪みエフェクターを使用する場合は効果がわかりにくいですが、OFFにするとトーンが上がります。高音がキツイので個人的にはON)
Fulltone OCDのセッティング
VOLUME=12時くらい
TONE=10時くらい
DRIVE=12時くらい
今回のFulltone OCDのセッティングは、スタンダードにしてみました。
VOLUMEはアンプとほとんど変わらない音量へ調整。
DRIVEもやや歪んでくる位置に設定し、TONEはアンプから出る音を聴きながら、耳が痛くならないポイントで調整しました。
Fulltone OCDはバリバリの重低音サウンド。でも繊細。
Fulltone OCDをマーシャルアンプで弾いてみた感想です。
エフェクターの見た目の印象とは違い、低音たっぷりの荒々しいサウンドになりました。
また、ピッキングの強弱に反応します。
特に5,6弦は、強く弾かないと良い音が出ない傾向があります。
パワーコードで弾くと、低音たっぷりの「ドシッ!」とした重低音サウンドがでますが、 弱く弾くとボロンとした枯れたようなクランチサウンドになります。
ピッキングが強い人と弱い人では、サウンドの違いがでてくるのではと感じました。
Fulltone OCDはボリュームコントールが効く
エレキギター側のセッティングでも、サウンドが変わるか試してみました。
Fulltone OCDを歪ませた状態で、ギターのボリュームコントロールを3ぐらいに絞ってみると、クリーンに近くなっていきます。
クリーンからクランチサウンドを得意としている気がします。
さらに、ピックアップセレクターをセンターにするとかなりサウンドが変わりました。
「ボリュームコントロールを絞る+ピックアップセレクターをセンター」にすると、バッキングで使えるサウンドに変化します。
Fulltone OCDの場合、クランチサウンドを作る時には、エレキギター側で作るとよいかもしれませんね。
Fulltone OCDはクランチ〜オーバードライブが得意
Fulltone OCDは、かなり幅広く使えるのではないでしょうか。
5・6弦を使うパワーコードやメタルのような高速リフには、ひと工夫する必要がありますが、クランチ〜オーバードライブまでが得意と言えそうです。
また、クリーンブースターとしても使えるので、使い方次第では重宝するオーバードライブだと思います。
参考:Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法 - エフェクターノート
Fulltone OCDの個人的なレビュー
筆者の個人的なレビューとなります。
Fulltone OCDはピッキングニュアンスの反応が良いぶん「使う人によって、評価がかなり変わるのでは?」と感じました。
エレキギターのテクニックが豊富なギタリストや上級者には向いていると思います。
また、5・6弦のパワーコードで弾く場合は、他のディストーションモデルを探し求めた方がいいかもしれません。
Fulltone OCDは、ドンシャリ傾向が強いので、TS系オーバードライブなどの中域(ミドルレンジ)と組み合わせて音作りをするとスムーズです。
以上、ご参考になれば幸いです。