こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、
「BOSS SD-1の使い方がわからない」
「BOSS SD-1の効果がイマイチわからない」
といったBOSS SD-1(スーパーオーバードライブ)の使い方について、ご紹介していきたいと思います。
本記事内のリンクには広告が含まれています。
BOSS SD-1 SUPER OverDriveとは?
1981年のリリース以来、SD-1 SUPER OverDriveは、ジャンルを問わず、あらゆるギタリストのマスターピースとして君臨し続けています。1977年に初代BOSSコンパクト・ペダルとして登場したOD-1 OverDriveの革新的な非対称クリッピング回路を継承したSD-1は、今も尚、その音楽的でマイルドなドライブ・サウンドによりギタリストの感性を刺激し続けています。
BOSS公式HPより引用 https://www.boss.info/jp/products/sd-1/
BOSS SD-1(スーパーオーバードライブ)は、BOSS公式サイトにあるように、マイルドなオーバードライブです。
見た目も、イエローカラーでかわいい感じのペダルですね。
BOSS SD-1は、かなり歴史があり、プロのギタリストも使っている人も多いみたいです。
BOSS SD-1の効果的な使い方とは?
BOSS SD-1の効果的な使い方は、
ズバリ言うと、ブースター的に使うと効果的です。
BOSS SD-1は、オーバードライブですが、
もともとのエレキギターサウンドに、BOSS SD-1を少し足してあげることで、
サウンドをマイルドにできるところが効果的です。
BOSS SD-1のブースター的なセッティング とは
では、BOSS SD-1をブースターとして使うには、どんなセッティングをすればいいのでしょうか。
上のBOSS SD-1の写真のように、
LEVELを上げて、DRIVEを下げるとブースター的なセッティングになります。
エフェクターは不思議なモノで、
ブースターとして使う場合は、ほとんどがこのようなセッティングになることが多いです。
もう少し具体的に言うと、
オーバードライブの歪み(DRIVE)を抑えて、出力(LEVEL)を大きくすることで、
BOSS SD-1のキャラクターを活かしたブーストができます。
BOSS SD-1のブースター効果とは?
BOSS SD-1を使い慣れていない人にとっては、
ブースターとしての効果はわかりにくいものでしょう。
それもそのはず。
BOSS SD-1は、音域でいう中域(ミドル)と狙うオーバードライブだからです。
BOSS SD-1を単体で使うと、
鼻の詰まったようなサウンドやモコモコしたサウンドと表現されることがありますが、これが中域(ミドル)の特有のサウンドなのです。
逆に、低域や高域といった重低音や高音はわかりやすいサウンドになります。
この中域(ミドル)をBOSS SD-1でブーストしてあげることで、
もともとのサウンドが、カラッと明るくなり、伸びのあるサウンドに生まれ変わります。
BOSS SD-1には相棒が必要
BOSS SD-1は、先ほど述べたように、
単体で使うとなんだかモコっとしてパッとしないサウンドになりがちです。
そこで、BOSS SD-1には相棒が必要です。
BOSS SD-1のブーストを受け止めてくれる歪みエフェクターの存在が必要になってきます。
BOSS SD-1と相性が良い歪みエフェクターとは?
BOSS SD-1と相性が良い歪みエフェクターは、
筆者が、試行錯誤してみつけたエフェクターとなりますので、
一部、ご参考までにご紹介いたします。
BOSS BD-2(Blues Driver)
BOSS BD-2になります。
BOSS BD-2は、BOSS SD-1とは真逆のキャラクターで、
ドンシャリ(低音と高音)傾向があるオーバードライブです。
この真逆のキャラクターが、相性が良く、BOSS SD-1のブーストがうまく効きます。
Fulltone OCD(OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE)
Fulltone OCDです。
BOSS BD2とよく似たキャラクターですが、
こちらの方がより低音が多めで、芯があるサウンドになりやすいです。
筆者は、BOSS SD-1とFulltone OCDの組み合わせをよく使っています。
2台のオーバードライブの共通する特徴は、GAIN幅が広く、ドンシャリ傾向があるモデルです。
この特徴を持つほかのオーバードライブとは相性がいい可能性があります。
BOSS SD-1はディストーションとの相性はどうなの?
ここで、疑問に思うのが「BOSS SD-1は、ディストーションとの相性はいいのか」ということです。
筆者は、ブースターセッティングしたBOSS SD-1ならば、どんなディストーションペダルでも、組み合わせできると考えています。
ハイゲインディストーションであっても、組み合わせたときのGAINをコントロールさえできれば、組み合わせることが難しくはないと思います。
BOSS SD-1をブーストするときの注意
BOSS SD-1をブーストするときの注意があります。
それは、BOSS SD-1を組み合わせる歪みエフェクターの前につなぎましょう。
歪みエフェクターの後ろにつないでも問題はありませんが、
BOSS SD-1のキャラクターを活かしたブーストをしたい場合は、前につなぐことをおすすめします。
エフェクターは、後ろにつないだエフェクターの方が優先されるため、
あくまでも、BOSS BD-2(後)をBOSS SD-1(前)でブーストすることで、
BOSS BD-2のサウンドが、パリッとした伸びのあるサウンドに変化します。
逆に、下の写真のように、
BOSS SD-1を後ろにしてしまうと、
音量が上がるBOSS SD-1のサウンドになってしまいます。
これはこれで使い方としてはアリですが、
狙いたい効果によって、エフェクターをつなぐ順番を選択しましょう。
BOSS SD-1でマーシャルアンプをブーストしてみよう
BOSS SD-1に相棒が必要と書きましたが、
マーシャルアンプなどの、アンプ単体で歪ませられる場合は、ブースターセッティングにしたBOSS SD-1をそのまま使っても効果的です。
マーシャルアンプに限らず、真空管アンプのサウンドは、音が伸びがないことが多いです。
そこで、バリバリのディストーションサウンドにしたアンプに対して、
BOSS SD-1でブーストすることで、煌びやかなドライブサウンドを手に入れることができます。
BOSS SD-1のDRIVEをMAXにしたらダメなの?
ブースターとしてのBOSS SD-1の使い方をおすすめしてきましたが、
BOSS SD-1のDRIVEをMAXにした使い方も、悪いワケではありません。
エフェクターには正解がないので、
DRIVEをMAXにしたサウンドもアリと言えば、アリなのです。
もし、BOSS SD-1のDRIVEをMAXで使いたい場合は、使うアンプ側で工夫するといいと思います。
BOSS SD-1のTONEはどう調節するの?
後述になってしまいましたが、
BOSS SD-1のTONEの調整は、使うアンプによって決めましょう。
上のBOSS SD-1の画像は、自宅でのミニアンプ時のTONEのセッティングです。
BOSS SD-1のTONEは、効きがいいので、12時よりもやや下げてあります。
一方こちらは、マーシャルアンプで使用した時のBOSS SD-1のTONEのセッティングです。
ミニアンプの時と比べて、さらにTONEを下げて、9時くらいになっています。
アンプによって、音の高さが変わってくるため、
最終的に、アンプからの出るサウンドを聴きながら、TONEを決めていきましょう。
ちなみに、DRIVEをMAXにした場合は、モコモコしたサウンドになりがちですので、TONEを上げて、引き締めるとバランスがよくなります。
あとがき
筆者が、はじめてBOSS SD-1を購入したときは、
BOSS SD-1は「モコモコしたサウンドで好きじゃないなぁ」と、あまり好きではありませんでした。
しかし、いろいろとエフェクターを組み合わせたり、
バンド演奏のなかで使ってみたりする試行錯誤のなかで、
BOSS SD-1の魅力に気づき、今では手放せないエフェクターとなりました。
BOSS SD-1の最大の魅力は、DRIVEではなく、LEVELにあります。
クリーンなアンプで、ブースターセッティングにしたBOSS SD-1をONすると、
とっても気持ちがいいクランチサウンドになります。
アンプのクリーンサウンドに深みが増します。
BOSS SD-1は、ディストーションのようにバリバリとしたエフェクターではないですが、
マイルドに、ギタリストのハートを打つ魅力が詰まっています。
以上、ご参考にして頂ければ幸いです。