エフェクターノート

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間違っていたパワーサプライの選び方

間違っていたパワーサプライの選び方

こんにちは。

今回は「間違っていたパワーサプライの選び方」について書きたいと思います。

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パワーサプライは、エフェクターに電源から電流を安定的に流す役割をするモノですが、最近、パワーサプライについて調べてみたところ、パワーサプライの適正があることに気づきましたので、簡単に書いておきたいと思います。

 

【パワーサプライを調べて気づいたこと】

AC/DC STATION3

パワーサプライを購入する時、なんとなくAmazonのレビューを見て良さそうなものを選んでいましたが、実はこれがすでに間違いなことに気づきました。パワーサプライは同じではなく、エフェクター同様に機能や役割があるみたいです。パワーサプライは主に「トランス式」と「スイッチング式」の2つに分けられます。自分がよく使用しているCAJ「AC/DC STA TION3(4も持ってます)」は「トランス式」のパワーサプライになります。「スイッチング式」は、コンセントに直接さして分岐ケーブルを使うなどAC/DCアダプターになります。「AC/DC STATION」は、現在「AC/DC STATION5」まで発売されていますが、「トランス式」よりもノイズに強い「リニア式」が採用されているそうです。

 

【パワーサプライの選び方】

パワーサプライの選び方は、エフェクターボードのスペースの問題もありますが、重要なのは「どんなエフェクターに接続するか」です。パワーサプライには最大消費電流や9V、12V、18Vといった対応できる仕様が違います。例えば、CAJ「AC/DC STA TION3」は最大消費電流は450mlで9VDC対応のエフェクター専用になります。しかし、パワーサプライの選び方の判断基準として、「アナログエフェクター」か「デジタルエフェクター」でパワーサプライの使用を変えた方が良いということに気づきました。その理由は、消費電流がアナログとデジタルと違いがあるためです。DSPを搭載した「デジタルエフェクター」は消費電流が多いです。実際に、BOSS「DD7」デジタルディレイを電池駆動させていた時期がありましたが、2〜3時間も持たないくらい電池が消費し、何個も電池を交換していました。「デジタルエフェクター」は「アナログエフェクター」と比べて、消費しやすいエフェクターです。デジタルエフェクターの中でも「歪み系エフェクター」はアナログと比べて2〜3倍くらいは消費すると思います。(BOSS DS1は消費電流10mA、BOSS DS1Xは45mA ※BOSS公式HP調べ)

つまり、「デジタルエフェクター」は「トランス式パワーサプライ」ではなく、電流の容量が大きい、1SPOTなどの「スイッチング式」を選んだ方が良いみたいです。(見た目に惑わされないことが大事です)今回、取り上げたCAJ「AC/DC STATION3」は、ノイズフィルターを搭載したアナログエフェクター専用であり、デジタルエフェクターを使用する場合は、同メーカーの「POWER BLOCKS」を使用するという用途が最適だそうです。「アナログエフェクター」と「デジタルエフェクター」と、電源供給をそれぞれで選ぶ必要があります。

もちろん、別々にするのが面倒な場合はFree the tone「PT-1D」のように、デジタルとアナログが両方対応できるパワーサプライはあります。9V仕様にも関わらず、18Vの電圧をかけるとエフェクターの故障に繋がるなどトラブルが起こるため、それぞれ各エフェクターに合わせた電源供給をした方が間違いはなさそうです。

 

【今までの組んだエフェクターボードをチェックしてみた】

エフェクターノート

チェックしたエフェクターボードは、以前ライブで組んだものですが、パワーサプライについて勉強してみると、明らかに間違っているのが分かります。デジタルの歪みエフェクターでは、BOSS「ST2」と 「DA2」、そしてチューナー「TU3」も含みます。空間系エフェクターはBOSS「DD20」もCAJ「AC/DC STA TION3」から供給されています。この4つだけでも相当消費というか負荷が掛かっていると思います。確かに、少しだけエフェクターサウンドが小さいように感じたのを覚えていますが、このエフェクターボードの場合は「スイッチング式」にした方が正解だったかもしれません。一応、音が出ないなどのトラブルもなくライブは完奏しましたが、適正に合ったパワーサプライを選んだ方がサウンド面にもきっといいなと思いました。また、「AC/DC STATION」はアナログエフェクター専用なので「AC/DC STATION」を使用する場合は、アナログエフェクターで構成するという考え方も必要かもしれません。

 

【今回のまとめ】

パワーサプライを選ぶ時は、「アナログエフェクター」か「デジタルエフェクター」かで分ける必要があり、適切な電流・電圧を供給することが大事です。エフェクターはつい「歪み」などに焦点を当てがちですが、こういった電源の知識も勉強していた方が、よりサウンド面に活かされると感じました。電源供給やケーブル、パッチケーブルにも気を配ることで「ノイズ対策」や「良いサウンド」につながるキッカケになりました。

 

以上、「間違っていたパワーサプライの使い方」でした。

 

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