エフェクターノート

エフェクターや機材で理想のサウンドを追求していく試行錯誤型の実体験ブログです。

BOSS DA2 レビュー

こんにちは。

今回はBOSS「DA2」について書きたいと思います。この機種は2013年に登場しましたが、すでに生産完了となってしまったモデルです。ふと気になって使ってみたのでご紹介したいと思います。

 

f:id:jundrive3:20161120215507j:image

 

 【BOSS DA2について】

Rolandのデジタルテクノロジー「MDP」を搭載したデジタルディストーションです。繊細なクランチサウンドからハイゲインディストーションまで幅広く設定でき、アタック感や図太さがどの音域フレーズでも損なわれないのが最大の特徴だそうです。ピッキングの強弱や、ギターの違いなどにもセンシティブに反応し、低域がブーミーにならないこと、コード弾き時の濁りが少ないことがポイントの歪みエフェクターになります。

 

【デジタルの歪み系のメリットとは?】

ツマミ操作を行うと一見アナログ同様、音が作れるように見えていますが、中身的に複数のパラメーターが動いており、それぞれ異なる音域をコントロールして、ツマミがどの位置にあっても使える音になるのがデジタル歪み系のメリットだそうです。つまり、どんなアンプや環境でも音作りがしやすいことがメリットです。デメリットは、消費電力が多いことですが、パワーサプライやACアダプターを使えば問題ないと思います。

 

 【BOSS DA2 歪みの感想】

購入した当初は家にあるRolandmicro cube」で試してみました。

歪みの感想としては、普通にイイ感じに歪むディストーションの印象。ギターも弾きにくくならず、扱いやすい感じがしました。歪みのツマミ「DIST」を13時以降に回すと急激に歪みが増してきます。この辺が「DA2」の歪み方の特徴に思えます。デジタルエフェクターならではでしょうか、歪みが今まで感じたことがない「ギャンギャン」もしくは「ギャリンギャリン」した歪み方をします。LOWが12時だと若干ボワッと低域が出てるので、10時ぐらいに絞っています。

HIGHは13時ぐらいですが、こちらは使用するアンプで12時を基本として調整すればいいかなと思います。ご参考までに。

 

f:id:jundrive3:20161226164845j:image

 

演奏で感じたことはオルタネイトピッキングをした時のアップした時の音の反応がいいかなと思いました。

 

次に、実際スタジオにBOSS「DA2」を試しに行きました。

今回は自分がいつもよく使うMarshallの「JCM2000」で試しました。

〈簡単なセッティング〉

エレキギター(PRS)→DA2→JCM2000(classical channel / crunchセッティング)

〈アンプのイコライジング

presence=0 

treble=3(9時ぐらい)

middle=3(9時ぐらい)

bass=3(9時ぐらい)

level=3(ドラムの音量と合わせる)

gain=2〜3(歪み具合を見て決める)

 

BOSS「DA2」は、ややドンシャリよりの歪みエフェクターなので、Marshall「JCM2000」を使用する時は、イコライジングを控えめにセッティングしています。(JC120はイコライジング全て12時で問題なし)

 

※歪みエフェクターを「JCM2000」で使用する時は、classical channelのクリーンセッティングで、crunch(クランチ)をONにして使用しています。

 

さて、セッティング後、実際にライブ本番の音量でBOSS「DA2」を弾いてみました。

Rolandmicro cube」と比べて、気付いたことは「歪みの音質が柔らかい」と感じました。

Marshallの「JCM2000」のクランチセッティングにしたクリーンの音は、マーシャルならではの「ガッキーン!」とした硬いガラス音質ですが、これにBOSS「DA2」を使用すると、不思議なことに「歪み」や「音」が柔らかくなりました。音を聴いていて、角が取れたような音質なので、耳に優しい感じがしますが、コードを弾いたときの分離感がしっかりしているので、歪んでいても音が聞き取りやすいです。アンプの音量を上げれ上げるほど艶やかな歪みをしますが、音質が柔らかいので、他の楽器パートに馴染み過ぎることもあります。個人的にはMXRのクリーンブースター「micro amp」を「DA2」の後段で使用するとハリが出て良いかなと思います。

 

f:id:jundrive3:20161226163400j:image

 

ギターのボリュームの反応もいいので、しっかり絞ってキランとしたアルペジオから5、6弦を使ったリフも弾けます。

キャラクターとしては、極端に言えばドンシャリよりのソフトなディストーションといった印象です。

  

【DA2まとめ】

今回、BOSSの「DA2」を試してみて思ったことは「使いやすいデジタルディストーション」だと思います。音が柔らいという印象は、個々の好みで評価が変わってくるのかと思いますが、「DA2」の良さとして「ノイズが少ない」「ギターボリュームの反応の良さ」「弾きやすい」MarshallやJC120どちらを使っても「イイ感じの音が簡単に出る」という点です。

さらに良い点は歪ませているのに「コード感が潰れず、ちゃんとニュアンスが出る」ところ。実際のステージでも何度も使用してますがしっかり弾ける。しっかり音が出る。バランスがよく、ハッキリ音を出したい時に期待に応えてくれる。ここが個人的には気にいってます。

コレ1台あれば、とりあえず良い感じの音が出る歪みペダルです。

 Marshallなど、音が固くて苦手意識がある方は、DA2の歪みで弾くのもいいかなと思います。

また、使い勝手が良い同じBOSSの「ST2」や後継機とされる「DS1X」とも比べてみたいと思いますが、生産完了したのが勿体ないと言えるペダルと思いました。歪み系のエフェクターは何十個も試しましたが、なかなか新しい感覚のペダルだと思います。

 

特にエフェクターのメーカーや歪みの音質にこだわっておらず、「エフェクターで良い歪みの音が作れない…」などといった悩みはがある場合は、このBOSS「DA2」を使用すると、音作りやエフェクターの選択に悩む時間が減るのではと個人には思います。現在(※2016)は、主に店舗在庫か中古でしか購入できませんが、1万円前後です。高価なクセのあるエフェクターが使いこなせなかったり、深く歪んでいるのにハッキリした音で弾きたい、歪みエフェクターが欲しいけど、何を買っていいかわからない時は、BOSSの「DA2」を一度、試してみてはいかがてしょうか。

多少マニアックなペダルになるかもしれませんが、この歪みを参考に、自分の好みの歪みを探してゆくのもいいかなと思います。