こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、BOSS「OS-2(オーバードライブ/ディストーション)」は、ブースターとして使えるかどうか試してみましたので、ご紹介いたします。
<目次>
BOSS OS-2はブースターとして使えるか試してみた
BOSS「OS-2」は、オーバードライブとディストーションの独立した2系統の歪み回路を搭載したモデルです。
筆者は、オーバードライブにできるのならば、ブースターとしても使えるかもしれないと考え、マーシャルアンプで試してみました。
Marshall JCM900をブーストする
実際に、BOSS「OS-2」を使って「Marshall JCM900」をブーストしてみました。
Marshall JCM900のセッティング
まずは、「Marshall JCM900」のセッティングについてです。
「Marshall JCM900」は、真空管アンプのため、アンプ側で歪ませることができます。
ここでは、リードチャンネル(CH.B)を試してみました。
「Marshall JCM900」のアンプセッティングは、以下の通りです。
・CH=B
・VOLUME=10時
・REVERB=10時
・PRESENCE=10時
・BASS=10時
・MIDDLE=10時
・TREBLE=10時
・LEAD GAIN=15時
「Marshall JCM900」のリードチャンネル(PREAMP/CH.B)では、GAINを上げて、十分に歪ませた状態にセッティングしました。
BOSS OS-2のセッティング(OS)
BOSS「OS-2」のセッティングについてです。
BOSS「OS-2」のセッティングは、以下のようにしました。
・LEVEL = 12時
・TONE = 12時
・DRIVE = 9時
・COLOR = 9時(OS)
BOSS「OS-2」のブースターセッティングは、「DRIVE」を抑え、キャラクターは「オーバードライブ(OS)」にしました。
Marshall JCM900をBOSS OS-2でブーストした結果
BOSS「OS-2」でブーストしたところ、マーシャルアンプのノイズが多くなったり、手元のミュートを外するとハウリングするようになってしまいました。
BOSS「OS-2」の「DRIVE」と「COLOR」を最小にしても、同じような状態になるため、リードチャンネルをブーストすることは難しそうです。
もし、ブーストしたい場合は、ローゲインモデルのチューブスクリーマーやBOSS「SD-1」の方が使いやすいですね。
Marshall JCM900のクリーンチャンネルも試す
「Marshall JCM900」のリードチャンネルは断念し、今度は、クリーンチャンネル(PUSH OFF)を試すことにしました。
「Marshall JCM900」のクリーンチャンネルの場合は、BOSS「OS-2」を使って、ディストーションサウンドの音作りをしてみました。
BOSS OS-2のセッティング(DS)
BOSS「OS-2」のセッティングは、以下の通りです。
・LEVEL = 12時
・TONE = 12時
・DRIVE = 13時
・COLOR = 15時(DS)
「Marshall JCM900」は、クリーンチャンネルでも、多少歪んでることが特徴です。
そのため、BOSS「OS-2」の「DRIVE」は、やや抑え気味にセッティングしました。
Marshall JCM900のクリーンチャンネルで試した結果
「Marshall JCM900」のクリーンチャンネルに、BOSS「OS-2」のディストーションを入れると、上手く音作りができました。
「Marshall JCM900」のクリーンチャンネルとは、相性が良さそうですね。
BOSS「OS-2」を使うことによって、エフェクターがOFFの場合は「クリーンサウンド」、ONの場合は「ディストーションサウンド」と使い分けもできそうです。
今回のまとめ
今回は、BOSS「OS-2」をブースターとして使えるか試してみました。
マーシャルアンプ(Marshall JCM900)のリードチャンネルでは、ハウリングやノイズが多くなってしまうため、残念ながらブースターとしては使えないという結論になりました。
しかし、クリーンチャンネルでは、ディストーションサウンドとして使うことができます。
そのため、BOSS「OS-2」は、ブースターモデルよりは、オーバードライブやディストーションとして使うことが向いていると言えます。
2系統の歪みサウンドが出せるとはいえ、万能なモデルではないので、目的に合った使い方をおすすめします。
以上、ご参考になれば幸いです。
<BOSS OS-2に関する記事はこちら>