こんにちは!
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、BOSS DS-2 TURBO Distortion(ターボディストーション)の使い方やセッティングを試してみましたので、ご紹介いたします。
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BOSS DS-2 TURBO Distortionの使い方やセッティングを試してみた
筆者は、BOSS DS-2を持っているものの、バンドやライブなどの実戦で使う機会がありませんでした。
そこで、今回は、実際にリハーサルスタジオに行き、BOSS DS-2の使い方やセッティングをいろいろ試してきました。
BOSS DS-2 TURBO Distortionってどんなモデル?
BOSS DS-2 TURBO Distortion(ターボディストーション)は、1987年にリリースされ、2種類のTURBOモードを搭載したディストーションモデルです。
BOSS DS-2の使用アーティストについて
BOSS DS-2は、下記のアーティストが使用しているみたいです。
カート・コバーン(Nirvana)
ジョン・フルシアンテ(Red Hot Chili Peppers)
リバース・クオモ(Weezer )など他
以下に、BOSS DS-2の特徴をまとめてみました。
・2種類のターボモードを搭載したディストーション
・ターボIIモードはクセが強いパワフルディストーションサウンドになる
・REMOTE端子に外部フットスイッチを接続することができる
BOSS DS-2の特徴は、2種類のターボモードを搭載したディストーションです。
ターボモードは、「ターボ I」と「ターボ II」と選択することができます。
「ターボ I」は、オールドなクセが少ないディストーションサウンド。
「ターボ II」は、ミドルが加わったクセが強めのパワフルディストーションサウンドになります。
また、REMOTEには、BOSS FS-5LやFS-7(DUAL FOOT SWITCH)を接続することで、ターボモードでコントロールすることができます。
BOSS DS-2の使い方やセッティングについて
それでは、BOSS DS-2の使い方やセッティングについて、ご紹介していきます。
今回、使用したアンプは、JC-120(ジャズ・コーラス) になります。
JC-120のアンプセッティングは以下の通りです。
筆者は、いつもフラットセッティングで試すようにしています。
・CHANNEL-1 / LOW
・VOLEME=2
・TREBLE=5
・MIDDLE=5
・BASS=5
・BRIスイッチ=OFF
エレキギターは、ストラトキャスターを使用しています。
BOSS DS-2のセッティング
BOSS DS-2をJC-120で使った場合のセッティングについてです。
BOSS DS-2 ターボIのセッティング
まずは、BOSS DS-2のTURBOモードの「ターボI」のセッティングです。
・LEVEL = 12時
・TONE = 12時
・DIST = MAX
・TURBO = ターボI
まずは、ディストーションサウンドを目指しました。
LEVELは、アンプからの音量に合わせてあります。
TONEは、12時に設定しました。
DISTは、MAXにして、歪みが強いサウンドを狙っています。
TURBOのターボモードは、「ターボI」です。
BOSS DS-2のターボIの感想
BOSS DS-2の「ターボI」の感想としては、歪みが潰れ気味でファズっぽいディストーションサウンドという印象でした。
弾きにくいということはなく、「ガオー」と鳴るザクザクしたサウンドが弾いていて気持ちいいですね。
3〜5弦あたりのコードをバッキングやカッティングすると楽しくなります。
低音も強いモデルなので、強くピッキングするればパワーコードも弾くことはできます。
ただ、懸念点は、音が小さく引っ込んでしまうことです。
「ターボI」のみので使う場合は、アンプ側の出力を上げるか、エフェクター側で意図的に音量を上げるかなどの工夫が必要だと感じました。
BOSS DS-2 ターボⅡのセッティング
今度は、TURBOを「ターボⅡ」にして試してみました。
・LEVEL = 12時
・TONE = 12時
・DIST = MAX
・TURBO = ターボ Ⅱ
基本的なセッティングは、「ターボI」と同じですが、TURBOモードだけを「ターボII」にしました。
BOSS DS-2のターボⅡの感想
BOSS DS-2の「ターボII」の感想としては、「ターボI」のサウンドにミドル(中域)が加わるため、前に出るようなパンチのあるディストーションになりました。
ミドルが強いので、パワーコード+ブリッジミュートも弾けます。
音抜けがいいサウンドになるので、バンドで埋もれがちなときにいいかもしれませんね。
また、「ターボI」と「ターボⅡ」をフットペダルで切り替えて使う場合は、リードソロにも使えると思いました。
「ターボⅡ」は、音が前に出る感覚があるので、音量が小さいということは感じません。
BOSS DS-2のターボモードの使い方について
BOSS DS-2の使い方としては、基本は「ターボⅡ」でDISTをMAXにしたディストーションが王道だと思います。
バンドでのバッキングやコードをかき鳴らすような弾き方をする場合は、「ターボI」の選択が最適かもしれませんね。
また、フットペダルを持っている場合は、REMOTEにつないで、「ターボI」と「ターボII」を切り替えて使うことも試してみるのも便利だと思います。
BOSS DS-2は、決して万能なディストーションモデルではないですが、使い方によってはハマる可能性を持っているような気がします。
BOSS DS-2 TURBO Distortionに組み合わせると効果的なエフェクターとは?
BOSS DS-2に組み合わせると効果的なエフェクターは、超定番のBOSS SD-1がおすすめです。
BOSS SD-1は、中域(ミドル)が強いオーバードライブですね。
今回は、BOSS SD-1をブースターセッティングにして組み合わせてみました。
BOSS SD-1のブースターセッティングについて
BOSS SD-1のブースターセッティングについて解説していきます。
・LEVEL = MAX
・TONE = 13時
・DRIVE = ゼロに近い位置
BOSS SD-1のブースターセッティングのコツは、LEVELを上げて、DRIVEを下げることです。
こうすることでBOSS SD-1の中域(ミドル)のキャラクターだけをBOSS DS-2に加えることができます。
今回は、極端なセッティング例ですが、実際にはアンプからのサウンドを聴きながら調整していくといいです。
BOSS DS-2とBOSS SD-1を組み合わせる場合の順番について
続いて、BOSS DS-2とBOSS SD-1を組み合わせる場合の順番について解説していきます。
・BOSS SD-1(前段)→BOSS DS-2(後段)
順番は、BOSS SD-1が前で、BOSS DS-2を後ろにしましょう。
理由としては、オーバードライブといった歪み量が少ないエフェクターを前段に置くことで、上手く歪みを重ね合わせることができます。
BOSS DS-2とBOSS SD-1を組み合わせたときの効果
BOSS DS-2にBOSS SD-1を組み合わせたときの効果は、エッジが効くようになり弾きやすくなります。
BOSS DS-2にはモードが搭載されていますが、「ターボ2」の状態から、BOSS SD-1でブーストすることで、さらに強烈なディストーションサウンドを作ることができます。
BOSS DS-2は、BOSS DS-1よりもやや大人しめのディストーションですが、単体では物足りない人には、BOSS SD-1を組み合わせることをおすすめします。
また、BOSS SD-1に似たオーバードライブとして、Ibanez TS9 Tube Screamerもおすすめです。
今回のまとめ
今回は、BOSS DS-2の使い方やセッティングを試してみました。
2種類のターボモードを使い分けるとまた違った魅力が発見できるディストーションモデルですね。
気になったら、一度、BOSS DS-2を試してみてください。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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