エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

Marshall JCM 2000 LEAD2〜メタルサウンドの音作り参考編〜

Marshall JCM 2000 LEAD2〜メタルサウンドの音作り参考編〜

こんにちは。

今回は「Marshall JCM 2000 LEAD2〜メタルサウンドの音作り参考編〜」を書きたいと思います。

 

前回から続けて書きました「アンプライク系エフェクター」を取り上げて「JC120」で比較をしてみましたが、今回は「Marshall JCM 2000」のアンプの歪み(リードチャンネル)での音作りを発見したので、この流れで書きたいと思います。

 

Marshall JCM 2000 LEAD2 メタルサウンドの音作り

Marshall JCM 2000 / LEAD2 のセッティングの発見】

この音作りを発見したのは、アンプライク系エフェクターの比較でいつものようにスタジオ行った時のことです。

スタジオに入って、真空管を温めるため「Marshall JCM 2000」に電源スイッチだけONにしたところ「Marshall JCM 2000」のイコライジングが前の人が使ったままになっていました。

いつもはイコライジングが上がっている場合は、すべて0にして、自分が出したい音のイコライジングにしていますが、今回はあまり見たことがないイコライジングだったのでふと気になりました。絶妙なイコライジングのメモリとULTRA GAIN「LEAD2」チャンネルになっており、ふと何か完成されている感じがしたので、そのままのイコライジングで試しに弾いてみたところ、「Marshall JCM 2000」から自分が求めていた弾きやすいハイゲインサウンドが出てきました。正直、驚きました。

実は「Marshall JCM 2000」の使い方でもっともわからなったのが「LEAD2」のチャンネルでした。今まで何度かチャンレンジしたのですが、上手くいかずにそのままにしてましたが、今回、偶然にもアンプライク系エフェクターの実験中に発見した「Marshall JCM 2000」の「LEAD2」チャンネルでのイコライジングをご紹介させて頂きたいと思います。(※自分が音作りしたワケではないので、予めご了承ください)

 

【Marshall JCM 2000 / LEAD2 のセッティング】

PRS CUSTOM 22(エレキギター)→ Marshall JCM 2000(アンプ) / ULTRA GAIN / CHANNEL B(LEAD2)

 

<Marshall JCM 2000のイコライジング

 f:id:jundrive3:20170707180021j:image 

(左)VOLUME=3ぐらい(※音量は環境により調節)

(右)GAIN=5ぐらい(※GAINは個人的な判断です)

LEAD2 (ボタンを押す)=GAINが上がります。

※ULTRA GAIN/ CHANNEL B(LEDが赤色)のチャンネルで、VOLUMEとGAINの間にある「LEAD1」と「LEAD2」と切り替えれる小さいボタンがあります。

 Marshall JCM 2000 LEAD2 メタルサウンドの音作り

PRESENCE=2

TREBLE=7.5

MIDDLE=8

BASS=3

DEEPとTONE SHIFTは両方ともON(ボタンを押す)

Marshall JCM 2000 LEAD2 メタルサウンドの音作り

↑DEEPボタンON

Marshall JCM 2000 LEAD2 メタルサウンドの音作り

↑TONE SHIFTボタンON 

REVERB=5(リバーブは調整しても可)

 

以上が、「LEAD2」チャンネルのイコライジングとなります。

サウンド的には完全にメタルサウンドになります。

パッと見て、このイコライジングでは、高音が出すぎて耳が痛くなるのではと思いましたが、実際に弾いて見るとあまり高音を気にせず弾くことができました。

 

【LEAD2のセッティングのコツ】

上記に書いた「LEAD2」のセッティングにはコツがあります。

まず一つは、「DEEP」「TONE SHIFT」ONにしてあることです。これにより、より深いドンシャリサウンドになります。機能としては「DEEP」で低音が増します。「TONE SHIFT」で中域がカットできます。「TONE SHIFT」を押すと枯れたようなドライなサウンドになりますが、音が引っ込んでしまうので、個人的には音抜けを懸念をしてましたが、「MIDDLE」をかなり上げた状態で「LEAD2」のボタンをONに押すことによって全体のサウンドバランスが良くなるのではと思いました。

 

もう一つは、イコライジング「PRESENCE」「TREBLE」です。このセッティングで「PRESENCE」と「TREBLE」を上げていくと、サウンドの輪郭がハッキリしてきます。全体のサウンドが整ってくるので、このセッティングの仕上げのポイントとも言えます。

 

この2つのコツで「LEAD2」のセッティングが上手く構成されていると分析しました。

 

【アンプの歪みについて思うこと】

今回は、サウンド的には「Marshall JCM 2000」ならではのハイゲインディストーションです。攻撃的なメタルサウンドになります。アンプライク系のエフェクターや歪みエフェクターで素晴らしいものはたくさんありますが、アンプで作る歪みの良いところは歪んでいても「原音」がしっかり出ることです。クリーンが生きているという歪みと言った感じでしょうか。アンプの歪みは「原音」が埋もれにくいので、音抜けが良いと言われる理由だと思いました。エフェクターを買い始めて間もない頃は、どれだけ歪むかにどうかに意識していましたが、様々な歪みを試すにあたって「原音」「クリーン」がどれだけ歪みの中で生きているかが重要なのではと最近はよく思います。

 

【今回のまとめ】

このセッティングをされた方は相当「Marshall JCM 2000」を使いこなしている方だと思います。「Marshall JCM 2000」の「LEAD1」はアタックが強いので、弾きにくいですが「TONE SHIFT」をONして弾きやすくしながら「LEAD2」で前に音を出すという発想で、上手くセッテイングされているなと感じました。

今回のイコライジングは、一つの音作りのお手本として、有り難く参考にさせて頂きますが「Marshall JCM 2000」でのアンプの歪みを自分なりの解釈でコントロールできたらいいなと思う次第です。「Marshall JCM 2000」のアンプの歪むのみで、メタルサウンドの音作りをしたい方は参考して頂ければと思います。

 

次回は、今回の「真空管アンプの歪み」で色々な課題がまた出てきたので、改めてアンプについても模索しながら、何かしら書けたらいいかなと思います。

SLdriveをブースターとして使う方法

※この記事は2021年10月5日に更新されました。

こんにちは。

今回は「SLdriveをブースターとして使う方法」について書きたいと思います。

Box of RockとSLdrive

SLdriveをブースターとして使う方法

SLdriveをブースターとして使う場合は、「歪みエフェクターの前」に設置します。

歪みを足す「ゲインブースター」としての使い方をしていきます。

SLdriveのブースターセッティング例

SLdriveのセッティング

VOLUME=右にフルMAX

DRIVE=7〜8時ぐらい

TONE=9時ぐらい

ディップスイッチ=デフォルトモード

※VOLUMEはDRIVEの下の小さいツマミになります。

歪みエフェクターの前に置いてブーストするポイントは、LEVEL(音量)を多めに上げて、DRIVE(歪み)を少なめにすることです。

組み合わせる歪みエフェクターについて

歪みエフェクターと組み合わせをする場合は、相性が重要になってきます。

今回は、SLdriveと同じアンプライクエフェクター「ZVEX/Box of Rock」を組み合わせてみました。

Box of Rockのセッティング

参考までに、以下、Box of Rockのセッティングです。

VOLUME=11時

TONE=13〜14時

DRIVE=12時

BOOST=11時 Super hard onのクリーンブースターのスイッチです

Box of Rockのセッティングは、クランチ〜オーバードライブ程度のセッティングにしてあります。(といってもBox of Rockはオーバードライブまでしかでませんが)

イメージとして、「SLdrive(ブースター・前)→Box of Rock(メイン・後)」といった感じです。

実際にSLdriveをブースターとして試してみた感想

Marshall JCM 2000

JC120を使って、実際にSLdriveとBox of Rockの組み合わせを試してみましたが、上手く良い感じのマーシャルサウンドが出ました。

JC120でマーシャルサウンドを狙うには、ベストな組み合わせですね。

SLdriveをブースターとして使う場合の使い分けとしては、以下のようになります。

  1. Box of Rockで、クランチ〜オーバードライブ
  2. SLdrive(ブースト)+Box of Rockで、ハイゲインディストーション

SLdriveをブースターとして使うことで、2つのサウンドをコントロールすることができます。

今回のまとめ

SLdriveをブースターとして使う方法をご紹介しました。

他の歪みエフェクターでは試してはいませんが、ちょっとゲインが足りない時に、SLdriveをブースターとして使うのもアリだと思います。

ご参考になれば幸いです。

Xotic SLDriveの詳細はこちら

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3選

※この記事は2021年11月11日に更新されました。

こんにちは。

リハーサルスタジオで、いつも使っているマーシャルアンプがなく、JC120を使うことになった場合、

「JC120でマーシャルサウンドが出したい」

「マーシャルサウンドが出せるエフェクターがほしい」

こんなことを思いませんか?

今回は、JC120でマーシャルサウンドが出したいと言った人に向けて、

JC120でもマーシャルサウンドが出せるエフェクターを3つピックアップして、試してきましたので、ご紹介いたします。

アンプライク系ペダルの比較

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3選

それでは、早速、マーシャルサウンドが出せるエフェクターをご紹介いたします。

Xotic「SLdrive」

Xotic SLdrive

Xotic「SLdrive」は、ロックギタリストなら誰もが憧れる60~70年代のMarshall 1959のサウンドをイメージしたコンパクトペダルです。

BOSS「ST-2」

BOSS ST2

BOSS「ST-2」は、幅の広い歪みサウンドを生み出す新感覚のコンパクト・エフェクターです。スタック・アンプのパワー感と弾き心地、そして上質な箱鳴り感を創出。また、通常のアンプでは生み出すことの難しい強烈なハイ・ゲイン・サウンドから、歯切れのいいクランチまで、つまみひとつの簡単操作で歪みサウンドを自由にコントロールすることができます。ライブ・パフォーマンスからスタジオ・ワークまで、幅広く使える歪みエフェクターです。

引用元:BOSS公式サイトより

Z.VEX「Box of Rock」

・ZVEX Box of Rock

Z.VEX「Box of Rock」は、JTM45をフルアップしたサウンドを詰め込んだペダル。その芯のあるサウンドで、ポップな外観からは想像できない程の押し出し感と音圧を誇ります。ピッキングに対する反応は、まるで本物のアンプを鳴らしているかの様な錯覚を覚えてしまうほどの出来栄え。その名の通り、これぞROCKと呼ばれるにふさわしいモデルです。

実際にJC120で試してみました

JC120

JC120のセッティングは、TREBLE・MIDDLE・BASSともに12時。

BRIスイッチはOFF。

今回試したエレキギターは、PRS CUSTOM22(ハムバッカー)です。

Xotic「SLdrive」のマーシャルサウンド・レビュー

SLdriveのセッティン

Xotic「SLdrive」をJC120で使った感想としては、上品でクラシカルなマーシャルサウンドになりました。

ギターのボリュームコントロールを絞るとクリーンに近づいていきます。

ハイゲインまではいきませんが、歪みの幅が広いので、オーバードライブ〜ディストーションまで使えそうですね。

JC120で、Xotic「SLdrive」を使うと渋いサウンドになるのが特徴です。

Xotic「SLdrive」は、内蔵されているディップスイッチで、モードを変更できるので、細かく音作りもできそうです。

ちなみに、今回はデフォルトモードで試しました。

BOSS「ST-2」のマーシャルサウンド・レビュー

ST2のセッティング

次に、BOSSの「ST-2」を試しました。

「SLdrive」と比べるとBOSS「ST-2」はクセがなくシャキッとした現代的なマーシャルサウンドの印象でした。

ギターのボリュームコントロール反応は驚くほどスムーズで、クリーンサウンドに近くなります。

BOSS「ST-2」は、SOUNDのツマミを右に回すほど、ゲインが増していきますが、10時くらいで十分歪みます。

あまり歪ませるとハウリングしたりするので、セッティングにさえ気をつければ、かなり幅広く使えるのではないでしょうか。

BOSS「ST-2」は、JC120と相性が良いように感じます。

Z.VEX 「Box of Rock」のマーシャルサウンド・レビュー

Box of Rockのセッティング最後にZVEX 「Box of Rock」を試しました。

JC120で、ZVEX「Box of Rock」を弾いた印象は、どっぷりとした太い音でした。

他のモデルと比べて、低音が出るモデルなので、太いマーシャルサウンドが出ます。

ZVEX「Box of Rock」は、表記上はディストーションとされていますが、実際はオーバードライブぐらいのサウンドしかでません。

コードを弾いた時はジャラ〜ンとした整った気持ちのいいビンテージ系のサウンドが特徴です。

ギターのボリュームコントロールの反応の良さも、BOSS「ST2」と同じくらいにクリーンサウンドになります。

ZVEX「Box of Rock」は、クリーンブースターの「super hard on」が付いてますので、ちょっと音量を上げたい時に便利ですね。

ハイゲインではありませんが、マーシャルらしいモデルです。

今回のまとめ

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3つを簡単にまとめますと、以下のようになります。

Xotic「SLdrive」

歪み= ★★★★(オーバードライブ〜ディストーションまで)

マーシャルサウンド = 渋みのある上品なマーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★★★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★

使いやすさ = ★★★

JC120との相性 = ★★★

価格 = 約15,000円

BOSS「ST2」

歪み = ★★★★★(オーバードライブ〜ハイゲインディストーションまで)

マーシャルサウンド = しっかりとした現代的なマーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★★★★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★★★

使いやすさ = ★★★★★

JC120との相性 = ★★★★★

価格 = 約10,000円

ZVEX「Box of Rock」

歪み= ★★(オーバードライブまで)

マーシャルサウンド = 低音たっぷりのビンテージ系マーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★★

使いやすさ = ★★

JC120との相性 = ★★★★

価格 = 約25,000円

※ちなみにZVEX「Box of Rock」はデザインが年代によって変わります

今回、Xotic「SLdrive」BOSS「ST-2」ZVEX「Box of Rock」の3つのエフェクターを試してみましたが、どれも個性があるマーシャルサウンドでした。

筆者としては、使える幅が広いBOSS「ST-2」がオススメですが、使い方や好みでそれぞれ選択すれば良いと思います。

逆に、マーシャルサウンドが出る3台のエフェクターを持っていれば、JC120で困ることはないですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

【ヴィンテージマーシャルサウンドが出せる】Xotic SLdrive【review/レビュー】

この記事は2023年1月11日に更新されました。

こんにちは。

jundrive3(@effectornote)です。

今回は、Xotic「SLdrive」について、ご紹介していきます。

SLdrive Xotic

Xotic SLdriveとは

Xotic「SLdrive」は、60〜70年代の「Marshall 1959」のヴィンテージサウンドをイメージしたミニペダルになります。

基本は、オーバードライブですが、歪み幅があるためディストーションサウンドまで出すことができます。

また、アンプライクでもありますので、エレキギターのボリュームコントロール追従性も高いモデルです。

Xotic SLdriveのコントロールノブ

Xotic「SLdrive」は、以下の3つのコントロールノブから構成されています。

・DRIVE(歪み)

・TONE(音の高さ)

・VOLUME(音量)

後述しますが、モードが設定できるディップスイッチが内蔵されています。

Xotic SLdriveのセッティングについて

f:id:jundrive3:20170628231658j:imageDRIVEとTONEが透明のツマミで調整できます。

DRIVEの下の小さいツマミがVOLUMEとなります。

SLdrive Xotic

はじめは、デフォルトの#1「スーパー・リードモード」でセッティング試しました。

DRIVE(歪み)は、12時〜13時ぐらいが歪みのピークポイントだと思います。

13時〜14時以降は歪み量はあまり変わらないので、この位置でセッティングしておきます。

はじめからクランチ気味にしたい場合は、10時前後で調節するといいでしょう。

アンプライクなので、エレキギターのボリュームコントロールを絞るとクリーンに音が近づいていきますね。

SLdrive Xotic

TONEについては、右いっぱいに回すとかなりハイ(高域)になりますが、ミニアンプでは、マーシャル特有のキンキンする高音にはなりませんでした。

極端なドンシャリセッティングもできそうです。

Xotic SLdriveのLEDについて

SLdrive Xotic

Xotic「SLdrive」のLEDは温かみのあるオレンジになっています。

エフェクターのLEDは、レッドやブルー、グリーンを目にすることが多いですが、オレンジは珍しいですね。

Xotic SLdriveのジャック位置について

SLdrive Xotic

Xotic「SLdrive」は、ジャックの位置が高めになっています。

そのため、エフェクターボードの縁の高さを気にせず組めそうですね。

また、ミニペダルですが、かなり重量感あるので、単体で置いても、しっかり踏めそうです。

Xotic SLdriveのディップスイッチについて

Xotic「SLdrive」には、モードが設定できるディップスィッチが内蔵されています。

SLdrive Xotic

少しわかりにくいですが、裏フタをドライバーで開けるとディップスィッチが付いてます。

SLdrive Xotic

ディップスイッチは、少し押しにくいですが、1〜4番のミニスイッチの上下で、さまざまなサウンドモードがセッティングが可能です。

(初期値はデフォルトモードになっています)

Xotic SLdriveのディップスイッチ機能について

Xotic「SLdrive」の1〜4番のディップスイッチについて解説しています。

1.ハイ・ミッドレンジコントロール♯1

ハイ/ミッドレンジのブーストされる周波数をコントロールします。

オンポジションでは、より高音がブーストされます。

2.ハイ・ミッドレンジコントロール♯2

ハイ/ミッドレンジのブーストされる周波数をコントロールします。

オンポジションでは、より高音がブーストされます。

♯2は♯1よりもブースト周波数域が低く設定してあります。

♯1と♯2を同時にオンすると、より滑らかな高音域のブーストを得られます。

3.ハイ・ミッドカット

トーンコントロールで、よりハイミッドカットされます。

4.+6dBブースト

オフポジションで+6dBブーストします。

Xotic SLdriveのディップスイッチは6種類のモードがある

1〜4番のディップスイッチを組み合わせて、6種類のモードが紹介されています。

・スーパーリード(デフォルト)

・スーパーリード/ハイ・ミッドカット

・スーパーベース

・スーパーリード+6dbブースト

・リード/ベース

・スーパーリード+ハイ・ミッドブース

補足で説明書の画像をのせておきます。

SLdrive Xotic

ミニペダルにしては、幅広い音作りのセッティングができる仕様となっています。

どういったサウンドになるかは、こちらのモードを参考にして、実際に使ってみるといいでしょう。

Xotic SLdriveをミニアンプで弾いた感想

自宅で使っているRolandmicro cube」(ミニアンプ)で、Xotic「SLdrive」を試してみました。

SLdriveとmicro cubeアンプのセッティングはクリーンチャンネル使用で、Xotic「SLdrive」をONにして弾いた感想となります。

弾きはじめの印象は、安定かつ上質な歪みと感じました。

Marshall 1959のサウンドをイメージしてるだけあって、マーシャルっぽいリードサウンドがいいですね。

ミニアンプで試した感じですが、現代のマーシャルで言うのであれば、Marshall JCM900に近い感じがしました。

各ツマミもしっかりの効くので、細かいセッティングもできそうです。

ディップスイッチは、各モード試しましたが、微妙にサウンドが変わるため、ミニアンプではその差を聞き分けることは難しいように感じました。

その中でも、筆者としては、「スーパーリード+6dbブースト」が一番効果がわかりやすかったです。

ブーストされるので、ミニアンプ使用でも太く迫力のあるサウンドになります。

小さいアンプでも迫力あるリードサウンドが楽しめました。

以上、参考になりましたら幸いです。

Xotic エキゾチック エフェクター オーバードライブ SL Drive 【国内正規品】

Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法

※この記事は2021年6月29日に更新されました。

こんにちは。

今回は「OCDってブースターとして使えるの?」「OCDをクリーンブースターにした時の使い方が知りたい」といった方に向けて解説していきます。

OCDとTS9

Fulltone OCDとは

Fulltoneから発売されているオーバードライブ/ディストーションとなります。

クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。

引用元:sound house

OCDとは「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE 」の略で、優秀なオーバードライブとして定評があるモデルです。

※現行品はFulltone OCD V2.0です。

OCDはクリーンブースターで使える

OCDは、オーバードライブ/ディストーションとしてはもちろんのこと、クリーンブースターとしても使えます。

OCDがクリーンブースターとして使える理由として、Driveのツマミをゼロにしても音が出るところにあります。

OCDはクリーンブースターで使える

これによりDriveのツマミで、GAINを抑えながらブーストができるからです。

OCDをクリーンブースターで使う時のつなぐ順番はどこ?

OCDをクリーンブースターにした時のつなぐ順番は、歪み系エフェクターの「前」と「後」どちらでも使えます。

歪み系エフェクター前においた場合は、GAINが足される効果があります。

歪み系エフェクター後においた場合は、音量を上げることができます。

使いたい場面によって、順番を入れ替えてみましょう。

OCDのクリーンブースターセッティングの目安

OCDをクリーンブースターで使うときのセッティングの目安です。

歪み系エフェクターの前に置いた場合

歪み系エフェクターの前に置いた場合は、VolumeのツマミをMAXに近い位置に調節します。

このセッティングにより、歪み系エフェクターのGAINがアップします。

TS系オーバードライブなどで、歪みが少し足りない場合に使うと効果的です。

また、OCDの特有の芯がしっかりしたアタック感を出すことができます。

歪み系エフェクターの後に置いた場合

歪み系エフェクターの後に置いた場合は、Volumeのツマミを音量を上げたい位置に調節しましょう。

このセッティングにより、一時的に音量を上げるなどのレベルブースターとして使うことができます。

OCDのミニスイッチについて

OCDには「LP(ローピーク)」と「HP(ハイピーク)」のミニスイッチがついてます。

OCDのミニスイッチについて

このモードの使い分け方は、人によって基準が異なりますが、単純に「強・弱」のスイッチと考えておくとわかりやすいです。

仮に、LPモードを通常にするならば、HPモードは音量と歪みが増します。さらに、ミッドレンジも軽く増します。

LPモードは、ギターアンプのオリジナルサウンドを得ることができますので、クリーンブースターで使う場合に設定するといいでしょう。

HPモードは、歪みとアタック感をプラスしたい場合に設定するといいと思います。

LPとHPでは、音量や歪み量が変わってきますので、切り替えるにあたってセッティングが必要です。

OCDでブーストしたエフェクター事例

筆者がOCDをブーストして使った事例をご紹介します。

Fulltone OCD +BOSS SD1

BOSS SD1の前にFulltone OCDをつないで、ブーストした事例です。

OCD+SD1

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルにBOSS SD1を入れてマイルドな音作りをしていましたが、今ひとつパンチに欠けるため、VolumeのツマミをMAXにしたOCDを、BOSS SD1の前に置いてブーストしました。

これによりマイルドでありながらも、アタック感が増したサウンドになりました。

ディストーション+Fulltone OCD

ディストーションペダルに後ろにつないで、レベルブースターとして使った事例です。

ディストーション+Fulltone OCD

リードソロなどで一時的に音量を上げたい時に、クリーンブースターセッティングにしたOCDでブーストしました。

クリーンブースターを用意する時間がない時やクリーンブースターを持っていない時にセッティングを変えることで、クリーンブースターの代わりになります。

今回のまとめ

以上、Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法を解説してみました。

オーバードライブとしてもクリーンブースターとしても使えるOCDは、使いこなせると非常に優秀なエフェクターです。

機会があれば、一度、試して頂ければと思います。

ご参考になれば幸いです。

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜

こんにちは。

「Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜」を書きたいと思います。

 

さて、前回はSDT-29/9の弾き比べを「Marshall JCM 2000」で試してみましたが、今回は「JC120」で試してみたのでご紹介したいと思います。

 

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9

 

【試したディストーションの簡単なご紹介】

・Providence 「SDT-2」

Providence SDT-2

歪みの粒が細かく粘りがあるディストーションです。明るく力強いハッキリとしたサウンドです。

 

 ・Leqtique「9/9」

Leqtique 9/9

クリアな歪みサウンドで、コードの分離感も良好なディストーションです。

コストパフォーマンに優れてる注目のエフェクターブランドです。

 

【今回のJC120のセッティング】

ギター(PRS)→Leqtique「9/9」→Providence「SDT-2」→アンプ(JC120)

JC120のセッティング

 【今回のJC120のイコライジング

JC120のイコライジング

VOLUME=2〜3(環境により調整)

TREBLE=4〜5

MIDDLE=4〜5

BASS=4〜5

DISLTORTION=0

REVERB=2〜3

BRIスイッチはOFF

f:id:jundrive3:20170624214557j:image

ハムバッカーのピックアップなので、自分はLOWにシールドを差してます。

JC120のセッテイング

今回はチャンネルリンクをすると、歪みが増して濁る感じがしたのでチャンネルリンクなしにしました。

 

Providence SDT-2

 まず、「SDT-2」を「JC120」で試してみました。

JC120とSDT-2

 「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)使用時とあまり変わらない歪みでした。荒々しい歪みをします。この「STD-2」はGAINを上げる程ファズっぽくなるので、前回と比べてGAINをかなり絞りました。このくらいでも十分「JC120」でも歪みます。少し抑えた方が弾いた時に歪みのコントロールがしやすかったです。サウンドは歪みがジリジリしているのにも関わらず、輪郭があるパワフルなサウンドです。ずっと弾いていたい、わかりやすいディストーションだと思いました。「9/9」よりは「SDT-2」の方が扱いやすいです。

また、フットスイッチガードがあることで、安心して踏める(踏みやすい)という発見もありました。Providenceエフェクターならではの良さです。

Providence SDT-2

 

 

 【Leqtique 9/9】  

 次に、「9/9」を「JC120」で弾いてみました。

9/9

「9/9」は「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)使用時の時に感じていた低域(TONE=真ん中のツマミ)を思い切って0にしました。低域をカットすることで、よりスッキリしたサウンドにしました。こちらのセッティングの方が弾いていて良かったです。「9/9」はかなり全体的にツマミの効きが強力だと思います。また「9/9」は「SDT-2」と比べると、歪んでいてもギターの原音がハッキリ出ます。そのため歪んでいてもここぞという音を弾いても音が聞こえてきます。強く弾けば弾く程、ギターの原音が出てくるので音抜けは「STD-2」より良いです。歪んでいるのに原音がしっかり出るのがこの「9/9」の最大の特徴だと思います。「STD-2」は明るくジュワッとするサウンドに対して、「9/9」はどちらかと言えばカラッとしたサウンドです。

また「9/9」はギターのボリュームコントロールにもかなり反応しますが、完全にクリーンにならずボリュームを絞った感覚ではディストーション傾向がやや強いかなと思いました。

「9/9」はGAINを0にしてもかなり歪みました(ギターボリュームコントロールはフル10)

 

9/9」は真空管アンプのようなニュアンスもあると思いますが、多段にサウンドが作れるので、あらゆる要素を含む新感覚の歪みペダルだと個人的には思います。音作りや使い方が幅広い分、使いこなすのも難しいのではと見ています。

オーバードライブ/ディストーションのカテゴリーになります。

「9/9」は「Marshall JCM 2000」と「JC120」で弾き比べるとが良い音がするのは「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)の方でした。一度オススメしたいサウンドです。  

【Providence SDT-2 と Leqtique 9/9〜JC120編〜まとめ

さて、今回は「SDT-2」と「9/9」を「JC120」で試してみましたが、セッティングが決まってしまえば良い感じで使えます。両方とも単体で充分使えるペダルです。各ペダル、リード向きペダルの傾向が強いですが、原音が強く出る「9/9」はさらにテクニカルフレーズで、明るく輪郭がハッキリしている「SDT-2」はバッキングでというに向いているのではと個人的には思いました。

また、「Marshall JCM 2000」と比べて「JC120」で弾くとどうしても平面的なサウンドが気になってしまいました。今回を機に「JC120」をより真空管アンプのような奥行きがあるサウンドにするにはどうすればいいかを考えたいと思います。

Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー

Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー

こんにちは。

今回は「Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー」について書きたいと思います。

Leqtique 9/9

 

今回レビューするLeqtique(レクティーク)「9/9 (ナインナイン)」は、最近、楽器屋に行った時につい気になったので、モノは試しで試奏をしてみました。JC120で試奏をしたのですが、歪みの感じが好印象。ボディも何か期待させるようなペイントで、中古なのでやや塗装が落ちていましたが、それでも魅力を感じて購入しました。(レクティークのエフェクターは塗装が落ちやすい仕様になっているみたいです)

 

【基本のセッティングチェック】

Leqtique 9/9

 それでは、基本のツマミをチェックしたいと思います。まず、どれがどのツマミの文字がないのがレクティークです。中古のため箱も説明書がありませんでしたが、大体ディストーションが同じような構成なので、各ツマミを触りながら確認しました。

Leqtique 9/9

左からLEVEL(音量)、真ん中がTONE / BASS(低域)、右がGAIN(歪み)になります。TONEの横にある小さいツマミはおそらく「高域」を調整できるツマミだと思います。

 

まず、右のLEVEL(音量)は、10時くらいがアンプと音量差がない位置でした。かなり出力が高いです。

真ん中が/ BASS(低域)は、右に回すと音が太くなっていきます。効きは良いです。

右がGAIN(歪み)は、11時くらいで相当歪みます。ディストーションでこのくらいで歪むのは初めてです。「9/9」はかなりのハイゲインディストーションになります。

Leqtique 9/9

 最後は、TONEの横にある小さいツマミです。こちらは「高域」を調整できるツマミだと思いますが、左に回していくと、音がこもります。右に回すと「高域」が上がってきます。

 と、思いきや、

もう1つ「9/9」には、隠れツマミがありました。裏フタをパカッとあけた基盤についている青いパーツ。

Leqtique 9/9

こちらが「中域(ミッドカット)」のツマミだそうです。50%カットになってました。なかなか仕掛けが多いペダルです。

   

【ミニアンプで弾いてみました】

Leqtique 9/9とミニアンプ

自宅のミニアンプRolandmicro cube」で弾いてみました。楽器屋で試奏した時も感じましたが、歪みがクリアな印象です。コードの分離感も良好です。TONEのセッティングにもよりますが、音が太めです。若干、音がこもる感じがしますが、セッティング次第で解消できると思います。LEDがパープルなのもカッコイイですね。

BOSSのディストーションとは見た目も違い、上級者向けのような雰囲気を醸し出すペダルです。アナログ回路のハンドメイドど作られているのにも関わらず、コストパフォーマンスに優れているエフェクターというのも珍しいです。

Leqtique 9/9

  新品で3万ぐらいはしそうですが、半分少しくらいの値段で販売されている「9/9ディストーション。裏のフタを開けただけでテンションが上がりそうです(わかる人にはわかる赤いパーツが使われいます)ちなみ電池駆動も可能です。このエフェクターはかなりすごいエフェクターの予感がします。

 

次回はスタジオで大きな音量で弾いて「9/9」の実力を見てみたいと思います。