エフェクターノート

エフェクターやアンプ・音作りについての実験ブログ

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3選

※この記事は2021年11月11日に更新されました。

こんにちは。

リハーサルスタジオで、いつも使っているマーシャルアンプがなく、JC120を使うことになった場合、

「JC120でマーシャルサウンドが出したい」

「マーシャルサウンドが出せるエフェクターがほしい」

こんなことを思いませんか?

今回は、JC120でマーシャルサウンドが出したいと言った人に向けて、

JC120でもマーシャルサウンドが出せるエフェクターを3つピックアップして、試してきましたので、ご紹介いたします。

アンプライク系ペダルの比較

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3選

それでは、早速、マーシャルサウンドが出せるエフェクターをご紹介いたします。

Xotic「SLdrive」

Xotic SLdrive

Xotic「SLdrive」は、ロックギタリストなら誰もが憧れる60~70年代のMarshall 1959のサウンドをイメージしたコンパクトペダルです。

BOSS「ST-2」

BOSS ST2

BOSS「ST-2」は、幅の広い歪みサウンドを生み出す新感覚のコンパクト・エフェクターです。スタック・アンプのパワー感と弾き心地、そして上質な箱鳴り感を創出。また、通常のアンプでは生み出すことの難しい強烈なハイ・ゲイン・サウンドから、歯切れのいいクランチまで、つまみひとつの簡単操作で歪みサウンドを自由にコントロールすることができます。ライブ・パフォーマンスからスタジオ・ワークまで、幅広く使える歪みエフェクターです。

引用元:BOSS公式サイトより

Z.VEX「Box of Rock」

・ZVEX Box of Rock

Z.VEX「Box of Rock」は、JTM45をフルアップしたサウンドを詰め込んだペダル。その芯のあるサウンドで、ポップな外観からは想像できない程の押し出し感と音圧を誇ります。ピッキングに対する反応は、まるで本物のアンプを鳴らしているかの様な錯覚を覚えてしまうほどの出来栄え。その名の通り、これぞROCKと呼ばれるにふさわしいモデルです。

実際にJC120で試してみました

JC120

JC120のセッティングは、TREBLE・MIDDLE・BASSともに12時。

BRIスイッチはOFF。

今回試したエレキギターは、PRS CUSTOM22(ハムバッカー)です。

Xotic「SLdrive」のマーシャルサウンド・レビュー

SLdriveのセッティン

Xotic「SLdrive」をJC120で使った感想としては、上品でクラシカルなマーシャルサウンドになりました。

ギターのボリュームコントロールを絞るとクリーンに近づいていきます。

ハイゲインまではいきませんが、歪みの幅が広いので、オーバードライブ〜ディストーションまで使えそうですね。

JC120で、Xotic「SLdrive」を使うと渋いサウンドになるのが特徴です。

Xotic「SLdrive」は、内蔵されているディップスイッチで、モードを変更できるので、細かく音作りもできそうです。

ちなみに、今回はデフォルトモードで試しました。

BOSS「ST-2」のマーシャルサウンド・レビュー

ST2のセッティング

次に、BOSSの「ST-2」を試しました。

「SLdrive」と比べるとBOSS「ST-2」はクセがなくシャキッとした現代的なマーシャルサウンドの印象でした。

ギターのボリュームコントロール反応は驚くほどスムーズで、クリーンサウンドに近くなります。

BOSS「ST-2」は、SOUNDのツマミを右に回すほど、ゲインが増していきますが、10時くらいで十分歪みます。

あまり歪ませるとハウリングしたりするので、セッティングにさえ気をつければ、かなり幅広く使えるのではないでしょうか。

BOSS「ST-2」は、JC120と相性が良いように感じます。

Z.VEX 「Box of Rock」のマーシャルサウンド・レビュー

Box of Rockのセッティング最後にZVEX 「Box of Rock」を試しました。

JC120で、ZVEX「Box of Rock」を弾いた印象は、どっぷりとした太い音でした。

他のモデルと比べて、低音が出るモデルなので、太いマーシャルサウンドが出ます。

ZVEX「Box of Rock」は、表記上はディストーションとされていますが、実際はオーバードライブぐらいのサウンドしかでません。

コードを弾いた時はジャラ〜ンとした整った気持ちのいいビンテージ系のサウンドが特徴です。

ギターのボリュームコントロールの反応の良さも、BOSS「ST2」と同じくらいにクリーンサウンドになります。

ZVEX「Box of Rock」は、クリーンブースターの「super hard on」が付いてますので、ちょっと音量を上げたい時に便利ですね。

ハイゲインではありませんが、マーシャルらしいモデルです。

今回のまとめ

JC120でマーシャルサウンドが出せるエフェクター3つを簡単にまとめますと、以下のようになります。

Xotic「SLdrive」

歪み= ★★★★(オーバードライブ〜ディストーションまで)

マーシャルサウンド = 渋みのある上品なマーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★★★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★

使いやすさ = ★★★

JC120との相性 = ★★★

価格 = 約15,000円

BOSS「ST2」

歪み = ★★★★★(オーバードライブ〜ハイゲインディストーションまで)

マーシャルサウンド = しっかりとした現代的なマーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★★★★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★★★

使いやすさ = ★★★★★

JC120との相性 = ★★★★★

価格 = 約10,000円

ZVEX「Box of Rock」

歪み= ★★(オーバードライブまで)

マーシャルサウンド = 低音たっぷりのビンテージ系マーシャルサウンド

5,6弦の鳴り = ★

ギターのボリュームコントロール反応 = ★★★★

使いやすさ = ★★

JC120との相性 = ★★★★

価格 = 約25,000円

※ちなみにZVEX「Box of Rock」はデザインが年代によって変わります

今回、Xotic「SLdrive」BOSS「ST-2」ZVEX「Box of Rock」の3つのエフェクターを試してみましたが、どれも個性があるマーシャルサウンドでした。

筆者としては、使える幅が広いBOSS「ST-2」がオススメですが、使い方や好みでそれぞれ選択すれば良いと思います。

逆に、マーシャルサウンドが出る3台のエフェクターを持っていれば、JC120で困ることはないですね。

以上、ご参考になれば幸いです。