Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2 シュミレーションレビュー
こんにちは。
今回は、「Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2 シュミレーションレビュー」について、書きたいと思います。
この「Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2」は、丁度、エフェクターボードの軽量化を考えていた頃、歪み+クリーンブースターの2in1系のエフェクターを探していたところ、楽器店で発見し、試奏したことがキッカケです。
当時、「JC120」で、試奏しましたが結構、歪みが深く、そして割と原音が前に出たので気になって購入してみた次第です。
ペダルにも書いてありますが、デンマーク製のハンドメイドエフェクター、オーバードライブになります。
【Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2のセッティングについて】
「DRIVE(オーバードライブ)」と「BOOST(クリーンブースター)」のセクションに分けられます。
【DRIVEセクション】
右側のGAIN、WAVE、LEVELの3つのツマミが「DRIVE」の構成になります。
音の調整がTONEではなく「WAVE」なところが個性を感じます。
GAIN=14時くらいが丁度良い歪み量だと思います。MAXにすると歪みますが、歪み過ぎて音がややこもってきます。歪みの性質は、粒が細かいです。
WAVE=使用するアンプにもよりますが、14時くらいがミニアンプ(micro cube)では程良いです。コントロールの効きはいいですが、高域の方には範囲が狭いです。
LEVEL=出力(音量)も14時ぐらいが、アンプの音量と差がないあたりです。割と歪むので、やや気持ち上げた方がいいかもしれません。
また、中古のせいもあるかもしれませんが、ツマミが緩いので、少し触るだけで動いてしまいます。移動の際にはツマミの固定や確認は必要です。
【BOOSTセクション】
左側の「BOOST LEVEL」のツマミ1つのみです。左側のフットスイッチをONにするとクリーンブーストされます。
BOOST LEVEL=7時くらい(1くらい)で充分レベルが上がります。とんでもないくらい出力が高いので、絶妙にツマミを調整した方がいいと思います。
クリーンブーストにも色々な性質がありますが、「Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2」のブーストは、単純に音量が素直に上がるタイプのブースターになります。レベルブースターとなります。バンドなどで音が埋もれてしまったり、少し音量を上げたい時の場合に使用すると便利です。(ちなみに上のCLEAN OUTにシールドを挿すと音が出なくなります。使用用途が不明ですが、通常はOUT PUTに挿せば、問題なく使用できます)
【Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2で弾いてみて思うこと】
「Carl Martin(カールマーチン)」というメーカーを初めて弾いてましたが、明らかにギターの原音がしっかり出る歪みを持っています。以前、自作エフェクターでディストーションを製作しましたが、ハンドメイドらしいサウンドがします。深く歪むものの、ギターが残るので、コードの音がしっかり響きます。
BOSSなどのコンパクトエフェクターの歪みと比べると全く感覚が違うと感じました。
ギターボリュームのコントロールは苦手ですが、前段に「TS系オーバードライブ」を設置してブーストすると良い感じのリードソロが弾けます。TS系ODとの相性は良いです。
【Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2のモデルについて】
他のエフェクターと違う点は電源コードがエフェクターについている点です。パワーサプライなどの電源供給は不要です。逆にパワーサプライでボードを組んでいる場合は、困るかもしれません。
高さもかなりあるので、エフェクターボードの一番初めに設置すると、シールドが挿しやすいです。こういったタイプのエフェクターを1個あると持っているとエフェクター数が減ってエフェクターボードの軽量化と歪みのこだわりが両立できるかもしれません。
ミニサイズのエフェクターと比べると結構大きいです。2台分なので、仕方ないかもしれませんが、重さはそれほど重いという感じはしませんでした。フットスイッチは、小さいですが、カチカチッと軽めで踏みやすいです。LEDは両方とも赤です。
エフェクターの上からの画像です。「100V」になってますが、稀に「115V仕様」のものもあります。「115V仕様」は海外の電圧みたいですが、日本でも使用できるみたいです。
【Carl Martin-Hot Drive'n Boost Mk2のまとめ】
「歪み」と「クリーンブースター」が一緒になっているタイプのエフェクターは便利に思います。そういったタイプのエフェクターはたくさんあるので、試奏して自分がイメージする使い方と照らし合わせながら選択して行けばいいのかなと思います。
また、「Carl Martin(カールマーチン)」というメーカーは、個人的には好きなメーカーになりました。他にも様々なモデルが出ているので、個人的には何気に注目しています。ハンドメイド製ならではの歪みは一味違うので、歪み探しでどれも同じように思える場合は、是非、一度試してみると新たな発見があるかもしれません。
まだ知らないエフェクターメーカーを探してみたいと思う機会になりました。