こんにちは。
今回は、ZOOM「G1 FOUR」を使って、メタルサウンドの音作りに挑戦してみましたので、ご紹介いたします。
<目次>
メタルサウンドに使うエフェクトとは?
ZOOM「G1 FOUR」で、メタルサウンドを出すためには適切なエフェクトを選ぶことが大事です。
ZOOM「G1 FOUR」には、いくつもの歪みエフェクトが入っていますが、今回は、「MetalWRLD」を使います。
「MetalWRLD」は、BOSS「MT-2(メタルゾーン)」をモデリングしたエフェクトです。
もし、エフェクトに「MetalWRLD」が入っていない場合は、G1 FOURの専用アプリ「Guitar Lab」より、エフェクトを追加する必要があります。
メタルサウンドの音作りの手順
それでは、ZOOM「G1 FOUR」を使ったメタルサウンドの音作りの手順を説明していきます。
まず任意のパッチを選択します
50〜59ので空いているパッチを任意で選びます。
筆者は、空いていた53のパッチで登録を進めていきます。
エフェクトの選択は、ZOOM「G1 FOUR」の左上のボタンを押し、「EDIT」モードに切り替えます。
MetalWRLDを登録します
はじめに、DRIVEの「MetalWRLD」を2番に登録します。
2番に登録する理由は、後述しますが、他のエフェクトを前段に追加するためです。
先ほどの「MetalWRLD」を選択します。
「MetalWRLD」のセッティングは、以下の通りです。
・Gain=40
・Bass=60
・Treble=50
・VOL=45
2番に「MetalWRLD」が登録されました。
MetalWRLDだけではメタルサウンドとしては弱い
「MetalWRLD」だけでは、メタルサウンドとしては弱いので、さらにエフェクトを追加する必要があります。
MetalWRLDの前段にTS Driveを追加する
まず、1番を選択します。
そして、DRIVEの「TS Drive」を選択しましょう。
以下が、「TS Drive」のセッティングです。
・Gain=40
・Boost=ON
・Tone=25
・VOL=35
DRIVEの「TS Drive」は、チューブスクリーマーのようにミッドが強いオーバードライブなので、前段に組み合わせることで、サウンドにエッジが効いてくるようになります。
①「TS Drive」→②「MetalWRLD」の順番になりました。
MetalWRLDの後段にMATCH30を追加する
今度は、3番を選択します。
そして、AMPの「MATCH30」を選択しましょう。
「MATCH30」は、「Matchless DC-30」をモデリングしたエフェクトです。
以下が、「MATCH30」のセッティングです。
「MATCH30」のセッティングは、3ページに分けられていますので、4番のコントロールノブを右に回すとページを移すことができます。
・Gain1=30
・Bass1=50
・TRBL1=50
・Gain2=OFF
・Tone2=1
・Cut=0
・VOL=30
AMPの「MATCH30」を追加することで、音圧が上がります。
①「TS Drive」→②「MetalWRLD」→③「MATCH30」の順番になりました。
これで、メタルサウンドの音作りが完成です。
仕上げとしてディレイを入れる場合
最後に、好みでディレイを入れるとできあがりです。
今回は、DELAYの「TapeEcho」を選びました。
TapeEchoを追加する
まず、4番を選択します。
そして、DELAYの「TapeEcho」を選択します。
以下が、「TapeEcho」のセッティングです。
・Time=550
・F.B=30
・Mix=40
・Tail=OFF
「TapeEcho」は、ショートディレイのセッティングにしました。
もし、ディレイが必要ない人は、登録しないか、エフェクトをOFFにしておきましょう。
完成したパッチ構成
完成したメタルサウンドのエフェクト構成です。
①「TS Drive」→②「MetalWRLD」→③「MATCH30」→④「TapeEcho」の順番になりました。
4つのエフェクトで構成しましたので、あと1つのエフェクトを追加することができます。
例えば、モジュレーション系のコーラスエフェクトを追加して、少しクセのあるサウンドを狙ってもいいかもしれません。
コーラスエフェクトには、「SteroCho」などが合いそうですね。
また、パッチに入れたエフェクトは、後で順番を入れ替えすることができます。
最後にパッチ名を登録して完了
最後に、パッチ名を登録して完了です。
パッチ名を登録するには、名前をつけたいパッチを選択し、「SETTING」を押します。
次に、「PATHC」を選択=2番のボタンを押します。
すると、文字スペースが点滅しますので、アルファベットと数字・記号を入力することができます。
操作方法は、1のコントロールノブ「CHAR」で文字を選択し、2と3のコントロールノブで、文字を入れたい箇所を選択できます。
3のコントロールノブ「SKIP」は、「空欄→英大文字→英小文字→数字→記号」の順番でカテゴリーを選択できますので、入力の省略に便利です。
4のコントールノブ「VALUE」は、パッチメモリーの音量を調節します。
初期値「LEVEL100」ですが、そのままで大丈夫です。
最後に、もう一度、「SETTING」を押すと、登録されたパッチ名が表示されます。
今回のまとめ
ZOOM「G1 FOUR」を使ったメタルサウンドの音作りについてご紹介いたしました。
今回は、Roland「CUBE 15X(ミニアンプ)」と「JC-120」を使って音作りをしましたので、アンプベースのサウンドとなっています。
ヘッドフォンで聞く場合は、サウンドが高音になりますので、全体の音量やトーンの微調整は必要になってくると思います。
以上、ご参考になれば幸いです。
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