こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、ZOOM「G1 FOUR」を使って、ファズの音作り方法をご紹介いたします。
<目次>
ファズの音作りとは?
今回は、ファズの音作りに、DRIVEの「NYC Muff」のエフェクトを使って音作りをします。
「NYC Muff」は、ELECTRO-HARMONIX「Big Muff Pi」をモデリングしたエフェクトです。
ほとんどの場合は標準で入っているエフェクトですが、もし入っていない場合は、G1 FOURの専用アプリ「Guitar Lab」より、エフェクトを追加する必要があります。
ファズの音作りの手順
それでは、ファズの音作りの手順を説明していきます。
まず任意のパッチを選択します
50〜59ので空いているパッチを任意で選びます。
筆者は、空いていた56のパッチで登録を進めていきます。
エフェクトの選択は、ZOOM「G1 FOUR」の左上のボタンを押し、「EDIT」モードに切り替えます。
NYC Muffを追加する
はじめに、DRIVEの「NYC Muff」を追加しましょう。
まず、2番を選択します。
理由は後述しますが、「NYC Muff」の前後にエフェクトを組み合わせるためです。
そして、「NYC Muff」を選択しましょう。
以下が、「NYC Muff」のセッティングです。
・SUSTN=60
・Tone=50
・BAL=50
・VOL=60
これで、2番に「NYC Muff」が登録されました。
NYC Muffを追加しただけでは使えるファズにならない
「NYC Muff」のエフェクトだけでは、使えるファズサウンドにはなりません。
そのため、他のエフェクトと組み合わせて音作りをする必要があります。
ORG 120を追加します
ファズらしいチリチリ感を出したいため、 AMPの「ORG 120」を「NYC Muff」の前に追加します。
エフェクトボタンの1番を選択します。
「ORG 120」を追加します。
「ORG 120」は、「Orange Graphic 120」をモデリングしたエフェクトです。
「ORG 120」のセッティングは、以下の通りです。
「ORG 120」のセッティングは、3ページに分けられていますので、4番のコントロールノブを右に回すとページを移すことができます。
・Input=HI
・Color=5
・Bass=70
・Treble=50
・PRSNC=45
・Gain=45
・VOL=35
これで、①「ORG 120」→②「NYC Muff」の順番になりました。
さらにEP Stompを追加する
「ORG 120」と「NYC Muff」を組み合わせましたが、これでもまだ迫力が出ません。
そこで、今度は、「NYC Muff」の後ろにDRIVEの「EP Stomp」を追加します。
エフェクトボタンの3番を選択します。
DRIVEの「EP Stomp」を選択します。
「EP Stomp」は、Maestro「Echoplex preamp」をモデリングしたエフェクトです。
以下が、「EP Stomp」のセッティングとなります。
・Gain=15
・Bass=10
・Treble=5
・VOL=70
全体的な音量は、「EP Stomp」の「VOL」で調整できます。
これで、①「ORG 120」→②「NYC Muff」→③「EP Stomp」の順番になりました。
仕上げとしてショートディレイを入れる
最後に、ショートディレイを入れるとできあがりです。
今回は、DELAYの「Analog DIy」を選びました。
Analog DIyを追加する
最後に、4番を選択します。
そして、DELAYの「Analog DIy」を選択します。
「Analog DIy」は、「最大3000msのアナログディレイのエフェクト」です。
以下が、「Analog DIy」のセッティングです。
・Time=360
・F.B=28
・Mix=40
・Tail=OFF
「Analog DIy」は、少しディレイがかかるくらいのセッティングにしました。
もし、ディレイが必要ない人は、登録しないか、エフェクトをOFFにしておきましょう。
完成したパッチ構成
完成したパッチのエフェクト構成です。
①「ORG 120」→②「NYC Muff」→③「EP Stomp」→④「Analog DIy」の順番になりました。
4つのエフェクトで構成しましたので、あと1つのエフェクトを追加することができます。
NoiseGateを追加してもOK
今回は、DRIVE(歪み)のエフェクトを3つ使用しているので、多少ノイズが出ることがあります。
そこで、気になるのであれば「NoiseGate」エフェクトを入れてもいいでしょう。
ただし、「NoiseGate」を入れるとディストーションのようなファズになります。
「NoiseGate」を追加する順番は、一番前に追加すると効果的です。
一番後ろに追加すると、ショートディレイが効かなくなります。
パッチに入れるエフェクトは、後で順番を入れ替えすることができます。
順番の入れ替え方法については、下記の記事をご参考にして頂けたらと思います。
最後にパッチ名を登録して完了
最後に、パッチ名を登録して完了です。
今回は、ファズのサウンドとわかるように、「Fuzz01」というパッチ名にしました。
今回のまとめ
ZOOM「G1 FOUR」を使ったファズの音作りの方法について、ご紹介いたしました。
ご参考にして頂ければ幸いです。
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