エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

【ヴィンテージマーシャルサウンドが出せる】Xotic SLdrive【review/レビュー】

この記事は2023年1月11日に更新されました。

こんにちは。

jundrive3(@effectornote)です。

今回は、Xotic「SLdrive」について、ご紹介していきます。

SLdrive Xotic

Xotic SLdriveとは

Xotic「SLdrive」は、60〜70年代の「Marshall 1959」のヴィンテージサウンドをイメージしたミニペダルになります。

基本は、オーバードライブですが、歪み幅があるためディストーションサウンドまで出すことができます。

また、アンプライクでもありますので、エレキギターのボリュームコントロール追従性も高いモデルです。

Xotic SLdriveのコントロールノブ

Xotic「SLdrive」は、以下の3つのコントロールノブから構成されています。

・DRIVE(歪み)

・TONE(音の高さ)

・VOLUME(音量)

後述しますが、モードが設定できるディップスイッチが内蔵されています。

Xotic SLdriveのセッティングについて

f:id:jundrive3:20170628231658j:imageDRIVEとTONEが透明のツマミで調整できます。

DRIVEの下の小さいツマミがVOLUMEとなります。

SLdrive Xotic

はじめは、デフォルトの#1「スーパー・リードモード」でセッティング試しました。

DRIVE(歪み)は、12時〜13時ぐらいが歪みのピークポイントだと思います。

13時〜14時以降は歪み量はあまり変わらないので、この位置でセッティングしておきます。

はじめからクランチ気味にしたい場合は、10時前後で調節するといいでしょう。

アンプライクなので、エレキギターのボリュームコントロールを絞るとクリーンに音が近づいていきますね。

SLdrive Xotic

TONEについては、右いっぱいに回すとかなりハイ(高域)になりますが、ミニアンプでは、マーシャル特有のキンキンする高音にはなりませんでした。

極端なドンシャリセッティングもできそうです。

Xotic SLdriveのLEDについて

SLdrive Xotic

Xotic「SLdrive」のLEDは温かみのあるオレンジになっています。

エフェクターのLEDは、レッドやブルー、グリーンを目にすることが多いですが、オレンジは珍しいですね。

Xotic SLdriveのジャック位置について

SLdrive Xotic

Xotic「SLdrive」は、ジャックの位置が高めになっています。

そのため、エフェクターボードの縁の高さを気にせず組めそうですね。

また、ミニペダルですが、かなり重量感あるので、単体で置いても、しっかり踏めそうです。

Xotic SLdriveのディップスイッチについて

Xotic「SLdrive」には、モードが設定できるディップスィッチが内蔵されています。

SLdrive Xotic

少しわかりにくいですが、裏フタをドライバーで開けるとディップスィッチが付いてます。

SLdrive Xotic

ディップスイッチは、少し押しにくいですが、1〜4番のミニスイッチの上下で、さまざまなサウンドモードがセッティングが可能です。

(初期値はデフォルトモードになっています)

Xotic SLdriveのディップスイッチ機能について

Xotic「SLdrive」の1〜4番のディップスイッチについて解説しています。

1.ハイ・ミッドレンジコントロール♯1

ハイ/ミッドレンジのブーストされる周波数をコントロールします。

オンポジションでは、より高音がブーストされます。

2.ハイ・ミッドレンジコントロール♯2

ハイ/ミッドレンジのブーストされる周波数をコントロールします。

オンポジションでは、より高音がブーストされます。

♯2は♯1よりもブースト周波数域が低く設定してあります。

♯1と♯2を同時にオンすると、より滑らかな高音域のブーストを得られます。

3.ハイ・ミッドカット

トーンコントロールで、よりハイミッドカットされます。

4.+6dBブースト

オフポジションで+6dBブーストします。

Xotic SLdriveのディップスイッチは6種類のモードがある

1〜4番のディップスイッチを組み合わせて、6種類のモードが紹介されています。

・スーパーリード(デフォルト)

・スーパーリード/ハイ・ミッドカット

・スーパーベース

・スーパーリード+6dbブースト

・リード/ベース

・スーパーリード+ハイ・ミッドブース

補足で説明書の画像をのせておきます。

SLdrive Xotic

ミニペダルにしては、幅広い音作りのセッティングができる仕様となっています。

どういったサウンドになるかは、こちらのモードを参考にして、実際に使ってみるといいでしょう。

Xotic SLdriveをミニアンプで弾いた感想

自宅で使っているRolandmicro cube」(ミニアンプ)で、Xotic「SLdrive」を試してみました。

SLdriveとmicro cubeアンプのセッティングはクリーンチャンネル使用で、Xotic「SLdrive」をONにして弾いた感想となります。

弾きはじめの印象は、安定かつ上質な歪みと感じました。

Marshall 1959のサウンドをイメージしてるだけあって、マーシャルっぽいリードサウンドがいいですね。

ミニアンプで試した感じですが、現代のマーシャルで言うのであれば、Marshall JCM900に近い感じがしました。

各ツマミもしっかりの効くので、細かいセッティングもできそうです。

ディップスイッチは、各モード試しましたが、微妙にサウンドが変わるため、ミニアンプではその差を聞き分けることは難しいように感じました。

その中でも、筆者としては、「スーパーリード+6dbブースト」が一番効果がわかりやすかったです。

ブーストされるので、ミニアンプ使用でも太く迫力のあるサウンドになります。

小さいアンプでも迫力あるリードサウンドが楽しめました。

以上、参考になりましたら幸いです。

Xotic エキゾチック エフェクター オーバードライブ SL Drive 【国内正規品】

Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法

※この記事は2021年6月29日に更新されました。

こんにちは。

今回は「OCDってブースターとして使えるの?」「OCDをクリーンブースターにした時の使い方が知りたい」といった方に向けて解説していきます。

OCDとTS9

Fulltone OCDとは

Fulltoneから発売されているオーバードライブ/ディストーションとなります。

クラスAアンプが本来持ち合わせているきらびやかな響きと豊富なオーバートーン。厚みのある素晴らしい歪みを引き出し、ギターのボリュームコントロールを駆使する事によってありとあらゆるトーンを引き出します。

引用元:sound house

OCDとは「OBSESSIVE COMPULSIVE DRIVE 」の略で、優秀なオーバードライブとして定評があるモデルです。

※現行品はFulltone OCD V2.0です。

OCDはクリーンブースターで使える

OCDは、オーバードライブ/ディストーションとしてはもちろんのこと、クリーンブースターとしても使えます。

OCDがクリーンブースターとして使える理由として、Driveのツマミをゼロにしても音が出るところにあります。

OCDはクリーンブースターで使える

これによりDriveのツマミで、GAINを抑えながらブーストができるからです。

OCDをクリーンブースターで使う時のつなぐ順番はどこ?

OCDをクリーンブースターにした時のつなぐ順番は、歪み系エフェクターの「前」と「後」どちらでも使えます。

歪み系エフェクター前においた場合は、GAINが足される効果があります。

歪み系エフェクター後においた場合は、音量を上げることができます。

使いたい場面によって、順番を入れ替えてみましょう。

OCDのクリーンブースターセッティングの目安

OCDをクリーンブースターで使うときのセッティングの目安です。

歪み系エフェクターの前に置いた場合

歪み系エフェクターの前に置いた場合は、VolumeのツマミをMAXに近い位置に調節します。

このセッティングにより、歪み系エフェクターのGAINがアップします。

TS系オーバードライブなどで、歪みが少し足りない場合に使うと効果的です。

また、OCDの特有の芯がしっかりしたアタック感を出すことができます。

歪み系エフェクターの後に置いた場合

歪み系エフェクターの後に置いた場合は、Volumeのツマミを音量を上げたい位置に調節しましょう。

このセッティングにより、一時的に音量を上げるなどのレベルブースターとして使うことができます。

OCDのミニスイッチについて

OCDには「LP(ローピーク)」と「HP(ハイピーク)」のミニスイッチがついてます。

OCDのミニスイッチについて

このモードの使い分け方は、人によって基準が異なりますが、単純に「強・弱」のスイッチと考えておくとわかりやすいです。

仮に、LPモードを通常にするならば、HPモードは音量と歪みが増します。さらに、ミッドレンジも軽く増します。

LPモードは、ギターアンプのオリジナルサウンドを得ることができますので、クリーンブースターで使う場合に設定するといいでしょう。

HPモードは、歪みとアタック感をプラスしたい場合に設定するといいと思います。

LPとHPでは、音量や歪み量が変わってきますので、切り替えるにあたってセッティングが必要です。

OCDでブーストしたエフェクター事例

筆者がOCDをブーストして使った事例をご紹介します。

Fulltone OCD +BOSS SD1

BOSS SD1の前にFulltone OCDをつないで、ブーストした事例です。

OCD+SD1

Marshall JCM2000のクリーンチャンネルにBOSS SD1を入れてマイルドな音作りをしていましたが、今ひとつパンチに欠けるため、VolumeのツマミをMAXにしたOCDを、BOSS SD1の前に置いてブーストしました。

これによりマイルドでありながらも、アタック感が増したサウンドになりました。

ディストーション+Fulltone OCD

ディストーションペダルに後ろにつないで、レベルブースターとして使った事例です。

ディストーション+Fulltone OCD

リードソロなどで一時的に音量を上げたい時に、クリーンブースターセッティングにしたOCDでブーストしました。

クリーンブースターを用意する時間がない時やクリーンブースターを持っていない時にセッティングを変えることで、クリーンブースターの代わりになります。

今回のまとめ

以上、Fulltone OCDをクリーンブースターとして使う方法を解説してみました。

オーバードライブとしてもクリーンブースターとしても使えるOCDは、使いこなせると非常に優秀なエフェクターです。

機会があれば、一度、試して頂ければと思います。

ご参考になれば幸いです。

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜

こんにちは。

「Providence SDT-2 と Leqtique 9/9 スタジオで比較しました〜JC120編〜」を書きたいと思います。

 

さて、前回はSDT-29/9の弾き比べを「Marshall JCM 2000」で試してみましたが、今回は「JC120」で試してみたのでご紹介したいと思います。

 

Providence SDT-2 と Leqtique 9/9

 

【試したディストーションの簡単なご紹介】

・Providence 「SDT-2」

Providence SDT-2

歪みの粒が細かく粘りがあるディストーションです。明るく力強いハッキリとしたサウンドです。

 

 ・Leqtique「9/9」

Leqtique 9/9

クリアな歪みサウンドで、コードの分離感も良好なディストーションです。

コストパフォーマンに優れてる注目のエフェクターブランドです。

 

【今回のJC120のセッティング】

ギター(PRS)→Leqtique「9/9」→Providence「SDT-2」→アンプ(JC120)

JC120のセッティング

 【今回のJC120のイコライジング

JC120のイコライジング

VOLUME=2〜3(環境により調整)

TREBLE=4〜5

MIDDLE=4〜5

BASS=4〜5

DISLTORTION=0

REVERB=2〜3

BRIスイッチはOFF

f:id:jundrive3:20170624214557j:image

ハムバッカーのピックアップなので、自分はLOWにシールドを差してます。

JC120のセッテイング

今回はチャンネルリンクをすると、歪みが増して濁る感じがしたのでチャンネルリンクなしにしました。

 

Providence SDT-2

 まず、「SDT-2」を「JC120」で試してみました。

JC120とSDT-2

 「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)使用時とあまり変わらない歪みでした。荒々しい歪みをします。この「STD-2」はGAINを上げる程ファズっぽくなるので、前回と比べてGAINをかなり絞りました。このくらいでも十分「JC120」でも歪みます。少し抑えた方が弾いた時に歪みのコントロールがしやすかったです。サウンドは歪みがジリジリしているのにも関わらず、輪郭があるパワフルなサウンドです。ずっと弾いていたい、わかりやすいディストーションだと思いました。「9/9」よりは「SDT-2」の方が扱いやすいです。

また、フットスイッチガードがあることで、安心して踏める(踏みやすい)という発見もありました。Providenceエフェクターならではの良さです。

Providence SDT-2

 

 

 【Leqtique 9/9】  

 次に、「9/9」を「JC120」で弾いてみました。

9/9

「9/9」は「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)使用時の時に感じていた低域(TONE=真ん中のツマミ)を思い切って0にしました。低域をカットすることで、よりスッキリしたサウンドにしました。こちらのセッティングの方が弾いていて良かったです。「9/9」はかなり全体的にツマミの効きが強力だと思います。また「9/9」は「SDT-2」と比べると、歪んでいてもギターの原音がハッキリ出ます。そのため歪んでいてもここぞという音を弾いても音が聞こえてきます。強く弾けば弾く程、ギターの原音が出てくるので音抜けは「STD-2」より良いです。歪んでいるのに原音がしっかり出るのがこの「9/9」の最大の特徴だと思います。「STD-2」は明るくジュワッとするサウンドに対して、「9/9」はどちらかと言えばカラッとしたサウンドです。

また「9/9」はギターのボリュームコントロールにもかなり反応しますが、完全にクリーンにならずボリュームを絞った感覚ではディストーション傾向がやや強いかなと思いました。

「9/9」はGAINを0にしてもかなり歪みました(ギターボリュームコントロールはフル10)

 

9/9」は真空管アンプのようなニュアンスもあると思いますが、多段にサウンドが作れるので、あらゆる要素を含む新感覚の歪みペダルだと個人的には思います。音作りや使い方が幅広い分、使いこなすのも難しいのではと見ています。

オーバードライブ/ディストーションのカテゴリーになります。

「9/9」は「Marshall JCM 2000」と「JC120」で弾き比べるとが良い音がするのは「Marshall JCM 2000」のクリーンチャンネル(CRUNCH OFF)の方でした。一度オススメしたいサウンドです。  

【Providence SDT-2 と Leqtique 9/9〜JC120編〜まとめ

さて、今回は「SDT-2」と「9/9」を「JC120」で試してみましたが、セッティングが決まってしまえば良い感じで使えます。両方とも単体で充分使えるペダルです。各ペダル、リード向きペダルの傾向が強いですが、原音が強く出る「9/9」はさらにテクニカルフレーズで、明るく輪郭がハッキリしている「SDT-2」はバッキングでというに向いているのではと個人的には思いました。

また、「Marshall JCM 2000」と比べて「JC120」で弾くとどうしても平面的なサウンドが気になってしまいました。今回を機に「JC120」をより真空管アンプのような奥行きがあるサウンドにするにはどうすればいいかを考えたいと思います。

Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー

Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー

こんにちは。

今回は「Leqtique(レクティーク)9/9 ディストーション レビュー」について書きたいと思います。

Leqtique 9/9

 

今回レビューするLeqtique(レクティーク)「9/9 (ナインナイン)」は、最近、楽器屋に行った時につい気になったので、モノは試しで試奏をしてみました。JC120で試奏をしたのですが、歪みの感じが好印象。ボディも何か期待させるようなペイントで、中古なのでやや塗装が落ちていましたが、それでも魅力を感じて購入しました。(レクティークのエフェクターは塗装が落ちやすい仕様になっているみたいです)

 

【基本のセッティングチェック】

Leqtique 9/9

 それでは、基本のツマミをチェックしたいと思います。まず、どれがどのツマミの文字がないのがレクティークです。中古のため箱も説明書がありませんでしたが、大体ディストーションが同じような構成なので、各ツマミを触りながら確認しました。

Leqtique 9/9

左からLEVEL(音量)、真ん中がTONE / BASS(低域)、右がGAIN(歪み)になります。TONEの横にある小さいツマミはおそらく「高域」を調整できるツマミだと思います。

 

まず、右のLEVEL(音量)は、10時くらいがアンプと音量差がない位置でした。かなり出力が高いです。

真ん中が/ BASS(低域)は、右に回すと音が太くなっていきます。効きは良いです。

右がGAIN(歪み)は、11時くらいで相当歪みます。ディストーションでこのくらいで歪むのは初めてです。「9/9」はかなりのハイゲインディストーションになります。

Leqtique 9/9

 最後は、TONEの横にある小さいツマミです。こちらは「高域」を調整できるツマミだと思いますが、左に回していくと、音がこもります。右に回すと「高域」が上がってきます。

 と、思いきや、

もう1つ「9/9」には、隠れツマミがありました。裏フタをパカッとあけた基盤についている青いパーツ。

Leqtique 9/9

こちらが「中域(ミッドカット)」のツマミだそうです。50%カットになってました。なかなか仕掛けが多いペダルです。

   

【ミニアンプで弾いてみました】

Leqtique 9/9とミニアンプ

自宅のミニアンプRolandmicro cube」で弾いてみました。楽器屋で試奏した時も感じましたが、歪みがクリアな印象です。コードの分離感も良好です。TONEのセッティングにもよりますが、音が太めです。若干、音がこもる感じがしますが、セッティング次第で解消できると思います。LEDがパープルなのもカッコイイですね。

BOSSのディストーションとは見た目も違い、上級者向けのような雰囲気を醸し出すペダルです。アナログ回路のハンドメイドど作られているのにも関わらず、コストパフォーマンスに優れているエフェクターというのも珍しいです。

Leqtique 9/9

  新品で3万ぐらいはしそうですが、半分少しくらいの値段で販売されている「9/9ディストーション。裏のフタを開けただけでテンションが上がりそうです(わかる人にはわかる赤いパーツが使われいます)ちなみ電池駆動も可能です。このエフェクターはかなりすごいエフェクターの予感がします。

 

次回はスタジオで大きな音量で弾いて「9/9」の実力を見てみたいと思います。

SDT-2 Providence シュミレーションレビュー

SDT-2 Providence シュミレーションレビュー

こんにちは。

今回は「SDT-2 Providence シュミレーションレビュー」を書きたいと思います。

Providence SDT-2

 

今回、ご紹介するProvidence「SDT-2」は、良さげなディストーションを探していた時に、たまたまyoutubeの動画を見てイイ感じの歪み方だったのでずっと気になっていたペダルになります。楽器屋に行った時にProvidence「SDT-2」を偶然、他の方がJC-120で試奏されていて、そのサウンドを聴いて、すごいキレがよく「このエフェクターはやっぱり良いかもしれない」といつか買おうと思っていましたが、なかなかProvidence SDT-2が出回っておらず、価格も高いため手が出せずにいましたが、やっと最近中古特価で見つけたので購入しました。1〜2年ぐらい経ってしまいましたが、はじめて「Providence」のエフェクターを購入してみましたが、使用感についても書けたらと思います。

 

【基本のセッティングチェック】

このProvidence「SDT-2 」は4つのツマミから構成されています。OUTPUT、GAIN、BASS、TREBLEとなります。

Providence SDT-2

 割とOUTPUT(出力)は高いです。10時ぐらいがアンプの音量と差がない範囲でした。

Providence SDT-2

GAIN(歪み)は、13時ぐらいの方向が歪みが増す位置です。13時以降は歪みが深くなりあまり変わらないので、この位置が適切と思います。

GAINを0にしても歪みます。オーバードライブよりのクランチサウンドになります。少しジリジリした歪み方をします。

Providence SDT-2

BASS(低域)はあまりツマミの位置を変えても変わらないので13時ぐらいで、TREBLE(高域)はBASSのツマミとは違い効きがすごく良いです。MAXにするとかなりの高音が出ます。TREBLEはアンプによって位置が変わると思うので12時を基本にしておきます。

 

あとは、LEDが ブルーなので、眩しいライトが飛び交うステージや暗いステージでのエフェクトのON/OFFの確認がしやすいです。視認性が高いです。(※かなり強い光なので、あまりLED部分を見過ぎないでください)

 Providence SDT-2

もう1つ他のエフェクターと比べて気になったのがフットスイッチ部分。スイッチガードでしょうか。「Providence」ならではの仕様となっています。スイッチは普通に踏める硬さなので、ストレスなくON/OFFができます。

 

Providence SDT-2

 

【ミニアンプで弾いてみました】

最近なかなかスタジオに行けておりませんが、家のミニアンプ、Roland MICRO CUBEでの感想になります。

Providence SDT-2

アンプのセッティングはクリーンチャンネル使用で、ONにして弾いた感想といたしましては、歪みの粒が細かくハッキリした明るいサウンドのディストーションです。動画や試奏していた通りのサウンドでした。スタジオなどで、大きな音量で弾くとまた聴こえ方は変わってくると思いますが、自分好みのサウンドです。弾き心地は、若干コンプレッションが強めで、音が潰してあるような歪みの印象がありました。粘りがあるような歪みをしますので弾きやすいです。しかし、粘りがある分、アタック感は抑えめです。強く弦をアタックしても、吸収する感じがしました。アタック感をこの「SDT-2 」で出したい場合は、中域が上がる「TS系オーバードライブ」を前段に加えると良いかもしれません。

 

今回は、ミニアンプでの感想になりましたがProvidence「SDT-2」は、弾きやすく音がハッキリしたディストーションでした。歪ませてソロを弾くなど、サウンドを変えずに弾きまくる人にはベストなペダルだと思います。また、スタジオで「JC120」や「Marshall JCM2000」などの大型アンプを使うとどうなるか試したいと思います。

エフェクターボードを2in1エフェクターで組んでみる〜ミニマム編〜

エフェクターボードを2in1エフェクターで組んでみる〜ミニマム編〜

こんにちは。

今回は「エフェクターボードを2in1エフェクターで組んでみる〜ミニマム編〜」について書きたいと思います。

 

【2in1エフェクターとは】

2in1エフェクター

「2in1エフェクター」とは、主に「歪み系エフェクター」に「クリーンブースター」が一緒になったペダルになります。例えば、IBANEZ「TS808DX」BOGNER「Ecstasy Blue「XOTIC「BB PLUS」Z.VEX「Box Of Rock」などなど、キャラクターはそれぞれ違えど、様々なメーカーから「2in1エフェクター」が発売されています。「2in1エフェクター」は1つ持っているとギターソロの時や持ち運びにとても便利なペダルです。今回は、手持ちのCARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3」で試したいと思います。

CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST

 CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3」は右側の「DRIVE」セクションに「オーバードライブ」、左側の「BOOST」セクションに「クリーンブースター」を搭載されています。

エフェクターボードミニマム大作戦③】

CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3」の「2in1エフェクター」を使って、一番小さいエフェクターボードに組み込んでみたいと思います。 

小さいエフェクターボード 

サイズは、横320mm×高さ220mmになります。

 今回のエフェクター構成は「歪み系エフェクター」+「クリーンブースター」と「空間系エフェクター」の構成で組んでみたいと思います。

 

【実際にエフェクターボードを組んで見ました】

「2in1エフェクター」+「空間系エフェクター」 

2in1エフェクターとエフェクターボード

例題として、CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3」(前段)→ Providence「CHRONO DELAY」(後段)とこの2つで組んでみました。

CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3 」は、ギターボリュームの反応するタイプのエフェクターで、さらにクリーンブースターがついています。空間系はProvidence「CHRONO DELAY」を選択しました。このProvidence「CHRONO DELAY 」は、ディレイタイムを2つまでセッティングを保存できるので、ディレイタイムを変えたい時にあらかじめセットしておけばA / Bのスイッチで切り替えることができます。この2つがあれば、「歪み」「クリーンブースター」「ショートディレイ」「ロングディレイ」と最低でも4つの効果を出すことができます。「2in1エフェクター」をエフェクターボードに組み込むことで、エフェクターボードの軽量化や演奏中の操作性の良さにつながると思います。もちろん、もっとシンプルにしたい場合は、マルチエフェクターを選択するという手もありますが、複雑な操作を要求されるマルチエフェクターが苦手な方は、こういった「2in1エフェクター」を取り入れてエフェクターボード全体の機能性を向上させる工夫をするといいでしょう。

デメリットは、「2in1エフェクター」のタイプにもよりますが、専用アダプターが付属していたり、電源コードがエフェクターと一体となっているエフェクターも存在します。

今回、試したCARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3 」は電源コードが一体型のエフェクター、Providence「CHRONO DELAY」は電源が付属するタイプになります。付属するACアダプターがある場合は、その専用ACアダプターを使うことを推奨します。無理に電圧や電流が合わないパワーサプライを使用するとエフェクト効果が充分に発揮されなかったり、最悪の場合、故障してしまう恐れがあります。

エフェクターの延長コード

スタジオには電源タップが置いてあることが多いので問題ありませんが、こういった電源アダプターが必要なエフェクターは、万が一を考えて延長コンセントは持っていた方がいいかもしれません。

スタジオの延長コード

↑スタジオに置いてあった延長コード。2つまではACアダプターを挿すことができます。(アンプはダイレクトに電源コンセント、もう一つは延長コードがあれば十分かもしれません。スイッチング式の電源から分岐ケーブルを仕様すれば、さらに5、6個は繋げそうです)

 

エフェクターを組み込む際は高さに気をつける】

また、今回エフェクターを設置してみて気づいたことがあります。CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3 」は、エフェクター自体の高さが低く、エフェクターボードの縁とシールドがぶつかるので配置に気をつけなければいけません。シールドをL字プラグのタイプにしたり、ジャンクションボックスを使うなど工夫が必要です。エフェクターボードの仕様にもよりますが、縁があるタイプのエフェクターボードで一番前段に置くエフェクターはある程度高さがあるエフェクターを配置した方が良いいかもしれません。BOSSエフェクターの高さがあるエフェクターは問題なく設置できます。稀にこういったシールドが挿しにくいエフェクターがあるので、エフェクターボードの構成はよく考えてから購入した方がいいと思います。

CARL MARTIN「HOT DRIVE'N BOOST MK3

  Providence「CHRONO DELAY」も高さがないエフェクターですが、ジャックが縦についてるモデルなので問題なくシールドがさせます。INにはL字型のシールドが挿さっていますが、S型(ストレート型)のプラグの方が好ましいと思います。

Providence CHRONO DELAY 

【今回のまとめ】

今回は「2in1系エフェクター」の構成で組んでみましたが、あくまでもエフェクターの数を減らすという観点での選択はアリだと思います。しかし、エフェクターはそれぞれのキャラクターや使い方が異なるので、1個あれば全然問題ないくらいの「2in1エフェクター」を選ぶことが重要だと感じました。個人的にはマルチエフェクターの操作が苦手であり、マルチエフェクター以外で、できるだけシンプルな方法を今回考えてみた次第です。また、エフェクターボードの大きさを変えずに、歪みやクリーンブースター、ディレイを増やしたい場合には、こういった「2in1系エフェクター」やサウンドをプリセットできるタイプのエフェクターに変えてゆくと効果的かもしれません。エフェクターボードの軽量化については、まだまだ色々な視点からみて試したいと思います。

 

エフェクターケースについて】

今回、使用しているエフェクターケースのメーカーとは違いますが、サイズは同じエフェクターケースになります。値段もこのサイズだとお手頃価格です。初めてのエフェクターボードには最適です。

KC エフェクターケース EC-40/BK ブラック (内寸 320 x 220 x 35+20mm)

 

【パッチケーブルについて】

今回使用しているパッチケーブルになります。15cm(両方ともL字タイプ)の短いパッチケーブルになります。パッチケーブルの中では高いものになりますが、安いパッチケーブルは使用頻度が高いほど、中のケーブルが切れてしまうことがありますので、少し値段が高くとも耐久性が高いものを選んだ方、後々買い換える必要が少なくなります。こちらのベルデンのタイプがエフェクター間をギリギリまで詰めることができます。省スペースを気にされる方にはオススメです。

ベルデン Belden/パッチケーブル BDC 1503A 15LL【ベルデン】

エフェクターボード〜ミニエフェクター構成編〜

エフェクターボード〜ミニエフェクター構成編〜

こんにちは。

今回は「エフェクターボード〜ミニエフェクター構成編〜」を書きたいと思います。

 

今回はミニサイズのエフェクターを使ってエフェクターボードの軽量化を試したいと思います。 

 

ミニエフェクター

 

 ミニマム作戦〜ミニエフェクター〜】

それでは持っているミニエフェクターを使って、一番小さいエフェクターボードに組み込んでみたいと思います。

 

小さいエフェクターボード

 エフェクターボードのサイズは、横320mm×高さ220mmです。

 

パッチケーブルは、エフェクター間のスペースをできる限り詰めたいので、前回と同様ベルデン(15cm)を使用します。両方ともL字タイプです。

パッチケーブルベルデン15cm

 

エフェクターは、できる限り幅広い曲を演奏したいのとスタジオの環境を想定して、基本的に「歪み系エフェクター「ブースターも可能なエフェクター「空間系エフェクターに絞り込みました。

 

【実際エフェクターボードを組んで見ました】

 〈パターン1〉「TS系オーバードライブ」+「オーバードライブ」+「アナログディレイ」

ミニサイズエフェクターボード1 

TRIAL「POCKE TS」One Control 「Strawberry Red Over Drive」→MXR「Carbon Copy Analog Delay

 この3つで組んでみました。「TS系オーバードライブ」と「クリーンブースターもできるオーバードライブ」の組み合わせです。「Strawberry Red Over Drive」はメインの歪み系エフェクターにもなります。空間系のディレイをミニサイズを持っていないのでMXR「Carbon Copy Analog Delay(アナログディレイ)」を設置しました。ディレイもミニサイズにできるとと4つは入りそうです。4つもあればかなり音作りや対応が広くなり実戦的なミニエフェクターボードになりそうです。

 

シールドを差すインプット(アウトプット)ジャックの位置が縦についてるエフェクターは、エフェクターボードの縁に当たらないのではじめに設置するとジャンクションボックスなどを使わずそのまま組み込めるので、なかなかそのようなモデルはありませんが、個人的にはオススメです。

TS系オーバードライブ

 

 〈パターン2〉「アンプライク系オーバードライブ」+α(アルファ)」

 ミニサイズエフェクター構成

 xotic「EPbooster」→xotic「SLdrive」→OneControl「Anodized Broun Distortion」 → MXR「Carbon Copy Analog Delay

アンプライク系のエフェクターXotic「SL Drive」にさらにOne Control「Anodized Broun Distortionディストーション)」まで組んでみました。見た目ミニブラックエフェクターボードです。これだけあれば十分すぎる構成です。「EPbooster」と「SLdrive」 には電池も入ってますので、やや重くなってしまいました。「Carbon Copy Analog Delay」 も重めのエフェクターです。このサイズですと、ミニサイズエフェクターは横に設置する場合は4つが限界かなと思います。

 

ちなみに、Xotic「EP Booster」はインプットジャックの位置が高く設計されているので、こちらもエフェクターボードの最初(最後)に組むにはオススメです。

Xotic EPbooster

 

【今回のまとめ】 

今回はミニサイズエフェクターをメインの構成で組んでみました。ミニサイズエフェクターは、軽量化よりもスペースを有効的に使う方がいいと思いました。ミニサイズと言えど、重いものは重いです。逆に、通常のエフェクターのサイズでも軽いものもあります。(Providenceなど)ミニサイズだからといって無理に詰め込むのはあまり良くないですが、個数が多くともコンパクトになる点では面白い構成だと思いました。エフェクターボードを大きくしたくない方やできるだけエフェクターを詰め込みたい方は「ミニサイズエフェクター」を活されてはどうでしょうか。

 

エフェクターケースについて】

今回、使用しているエフェクターケースのメーカーとは違いますが、サイズは同じエフェクターケースになります。値段もこのサイズだとお手頃価格です。あまりエフェクターを持って行かない人や、初めてのエフェクターボードには最適です。

KC エフェクターケース EC-40/BK ブラック (内寸 320 x 220 x 35+20mm)

 

【パッチケーブルについて】

今回使用しているパッチケーブルになります。15cmの短いパッチケーブル(両方ともL字タイプ)になります。パッチケーブルの中では高いものになりますが、安いパッチケーブルは使用頻度が高いほど、中のケーブルが切れてしまうことがありますので、少し値段が高くとも耐久性が高いものを選んだ方、後々買い換える必要が少なくなります。こちらのベルデンのタイプがエフェクター間をギリギリまで詰めることができます。省スペースを気にされる方にはオススメです。

ベルデン Belden/パッチケーブル BDC 1503A 15LL【ベルデン】