Marshall JCM2000のTONE SHIFTボタンの効果
こんにちは。
今回は「Marshall JCM2000のTONE SHIFTボタンの効果」について書きたいと思います。
最近、「Marshall JCM2000」の検証をしておりますが、今までスルーしてきた「TONE SHIFT」のボタンの効果を検証してきましたので、簡単に書いておきたいと思います。
【Marshall JCM2000のTONE SHIFTとは】
「TONE SHIFT」とは、 「REVERB、CHANNEL /Bのツマミ」と「EQUALISATION、BASSツマミ」の間にある黒いボタンになります。
「TONE SHIFT」をポチッと押すことで、「TONE SHIFT」のモードになります。
【今回使用する機材】
PRS CUSTOM 22(ギター)→Marshall JCM2000(アンプ)
【Marshall JCM2000のセッティング】
「Marshall JCM2000」はULTRA GAIN / CHANNEL BのLEAD1 (ボタンを押さない)チャンネルを使用して、「TONE SHIFT」に切り替えて試したいと思います。
VOLUME=2ぐらい(ドラムの音量と環境によって調整)
GAIN=3ぐらい
PRESENS=0
TREBLE=3ぐらい
MIDDLE=3ぐらい
BASS=3ぐらい
REVERB=2ぐらい
DEEP=OFF
TONE SHIFT=ON
【TONE SHIFTを押してみた感想】
普段、試しているイコライジングに「TONE SHIFT」を押すと、枯れたようなサウンドになりました。以前、本で「TONE SHIFT」ボタンは、中域を抑えるボタンと読んだ覚えがありますが、ややこもったカラカラのサウンドになりました。不思議と弾きやすくはなりますが、「TONE SHIFT」ボタンを押す前と比べて、サウンドにハリがなくなってしまいました。音抜けも悪かったためイコライジングを再調整することにしました。
【再調整したイコライジング】
PRESENS=0
TREBLE=5ぐらい
MIDDLE=5ぐらい
BASS=5ぐらい
REVERB=2ぐらい
DEEP=OFF
TONE SHIFT=ON
【再調整したサウンドの感想】
「TONE SHIFT」を押すと、音がこもってしまったため、イコライジングを全体的に2ぐらい上げてみました。すると音がハッキリしてきました。「TONE SHIFT」OFFでは、耳が痛くなるツマミの位置(5ぐらい)でしたが、痛くならず「TONE SHIFT」を押すとイコライジングの効きがグッと抑えられるように感じます。また、「TONE SHIFT」をOFFにした時のサウンドと比べると、よりドンシャリサウンドになった気がします。「Marshall JCM2000」は基本的にドンシャリ傾向ですが、「TONE SHIFT」をONに入れ、全体的にイコライジングを上げるとシャリシャリしたサウンドになります。(人によってはわからない差かもしれませんが)
【今回のまとめ】
「Marshall JCM2000」の「TONE SHIFT」を押すとイコライジングの効きが下がることがわかりました。恐らく「TONE SHIFT」はサウンドをドンシャリにするボタンなのではと思います。「TONE SHIFT」をONにする場合は、イコライジングを全体的に上げ目にすると丁度いいサウンドになると思います。PRESENSも上げてもキンキンしにくいと思います。しかし、ドンシャリサウンドになるので、やり過ぎると曲に合わない、またはサウンドが浮いてしまうこともあるので、特定のジャンルには有効なボタンのように感じます。サウンドの方向性はある程度決まりますが、「TONE SHIFT」を押すことによってイコライジングの自由度は多少上がるようにも感じます。「Marshall JCM2000」のリードチャンネルでの音作りで、「TONE SHIFT」はポイントになるボタンではないでしょうか。
以上、「Marshall JCM2000のTONE SHIFTボタンの効果」についてでした。