こんにちは。
今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)を使って、ルーパーの位置について検証しましたので、ご紹介いたします。
<目次>
ルーパーとは?
ルーパーとは、エレキギターのフレーズなどを録音して、再生ができるエフェクターになります。
1人でアドリブのソロギターを弾いたり、フレーズを重ねたりと、音楽性を刺激するぺダルです。
筆者も、自分で弾いたバッキングをルーパーへ録音して、それに合わせてアドリブでリードソロを弾いて楽しんでいます。
Ditto Looperを使ってルーパーの位置を変えてみた
ルーパーを使うにあたって、
「ルーパーは、一体どこ置いたらいいのだろう?」と悩んでしまいますよね。
そこで、今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)とBOSS DS-1(ディストーション)を使って、ルーパーの位置について検証してみました。
クリーンサウンドをルーパーに録音する
はじめに、下準備として、アンプのクリーンサウンドで弾いたバッキングをルーパーに録音しました。
「ジャーン、ジャーン」とコードストロークするイメージですね。
ルーパーの前にディストーション置いた場合
まず、ルーパーの前にディストーション(BOSS DS-1)をつないでONにし、ルーパーを再生してみました。
すると、ルーパーに録音したバッキングは、クリーンサウンドのままでした。
つまり、ルーパーの前にディストーションをつないでも、ルーパーの録音したサウンドには変化しません。
BOSS DS-1をONしても、バッキングはクリーンのままなので、クリーンのバッキングの上に、ディストーションサウンドでリードソロを弾くことができます。
ルーパーの後ろにディストーションを置いた場合
今度は、ルーパーの後ろにディストーション(BOSS DS-1)をつないでONにし、ルーパーを再生してみました。
すると、クリーンサウンドがディストーションサウンドへ変化しました。
ルーパーの後ろにエフェクターをつなぐと、後ろのエフェクターが優先されて、ディストーションのエフェクトがかかります。
BOSS DS-1をOFFにすると、また元のクリーンサウンドへ戻ります。
ルーパーの接続順について
以上のルーパーの位置による検証から、
特定のサウンドをルーパーに録音したい場合は、ルーパーの前にエフェクターをつなぎます。
ルーパーに録音したサウンドへエフェクトをかけたい場合は、ルーパーの後ろにエフェクターをつなぎます。
と言ったような接続順になります。
自分で録音したフレーズにエフェクトをかけたい場合を除いては、ルーパーの前にエフェクターをつないでおけば問題ないでしょう。
ルーパーにディストーションサウンドを録音したい場合
ちなみに、Ditto Looperに限った場合かもしれませんが、
はじめから、ルーパーの前に歪みエフェクターをつなぎ、BOSS DS-1をONにした状態で録音をすると、ディストーションサウンドが録音されます。
この場合は、BOSS DS-1をOFFにしても、ルーパーからはディストーションサウンドが鳴ります。
逆に、ルーパーの後ろにディストーションをつないだ状態で、サウンドをルーパーへ録音しても、ルーパーの元のサウンドはクリーンサウンドになります。
ルーパーの後ろでエフェクトをかけて録音しても、Ditto Looperにはクリーン(原音)が録音されます。
ルーパーにディレイのみ後付けしたい場合
ルーパーに録音したクリーンサウンドへ後付けでディレイをかけたい場合は、ルーパーの後ろにつなぐことになります。
ディレイをONにすることで、ルーパーに録音されているサウンドに、ディレイがかかります。
もちろん、OFFにするとディレイは消えます。
ちなみにTC ELECTRONICのDitto Looperは、トゥルーバイバスなので、前後は関係なく音質に影響はされません。
今回のまとめ
今回は、TC ELECTRONICのDitto Looperを使って、ルーパーの位置を検証してみました。
ルーパーを置く位置は、エフェクトやシチュエーションによって変える必要がありますが、
基本は、ルーパーの前に任意のエフェクター置くといったイメージでいいと思います。
エフェクターボードを組む観点から見ると、ルーパーは後方に配置するような型となりそうです。
自分ならではの使い方を発見できるといいですね。
ご参考になれば幸いです。