こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」をご紹介いたします。
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Ibanez TS9DX Turbo Tubescreamerとは?
1970年代から現在に至るまで、オーバードライブの代名詞として、多くのギタリストに愛用され続けている「Tubescreamerシリーズ」の一つです。
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、同メーカーのIbanez「TS9」の サウンドに加え、4つのモード(TS9/+/HOT/TURBO)を搭載したオーバードライブとなります。
それでは、早速、見ていきましょう。
少し渋いグリーンカラーのボディ
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、少し渋いグリーンカラーのボディとなっています。
重さは、かなり重くズッシリとしています。
LEDは少し弱めの赤色
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、赤色のLEDです。
ただし、少し弱めのLEDとなっています。
角度によっては、ON/OFFがわからないことがあるため、実際に使う場合は、ペダルからあまり離れないようにするなどの工夫が必要になります。
水平に近い角度から見ると、ほぼLEDが付いているかわからなくなってしまいますね。
スイッチを入れるときは、できるだけ真上から入れるようにしましょう。
9Vのアダプターで電源供給できます
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、センターマイナスの9Vアダプターが使えます。
DCジャックは、エフェクターの上側に付いていますので、配線がしやすいです。
消費電流は、8mA。
純正のアダプター「AC509」が別売りであります。
筆者は、BOSSのACアダプターやパワーサプライで使用していますが、音が出なかったり壊れてしまったことはないので、純正アダプターでなくても問題なさそうです。
電池が使えます
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、電池が使えます。
エフェクターの裏側に電池を入れる専用のフタがついていますので、こちらを開けることで簡単に電池を入れることができます。
フットスイッチについて
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」のフットスイッチは、他のエフェクターと違う仕様なので、取り上げてみました。
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、ペダル式のフットスイッチとなります。
あまり音はしませんが、小さく「カチッ」と音がします。
一見、硬くて踏みにくそうに思いますが、意外と柔らかいので踏みやすいです。
シールドが挿しやすい
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、インプット・アウトプットジャックの位置が高く設計してあります。
そのため、エフェクターボードに組み込む場合において、シールドが挿しやすいです。
チューブスクリーマーは、エフェクターの前段にくることが多いので、とても便利ですね。
コントロールノブについて
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、3つのコントロールノブとMODEが選択できるツマミから構成されています。
DRIVE
歪みの量を調節します。
右に回すほど、GAINが増していきますが、歪む量はそれほど多くありません。
MAXに近づくほど音が太くなっていきます。
TONE
音の高さを調節します。
右に回すほど、トーンが高くなっていきます。
LEVEL
音量を調節します。
右に回すほど、音量が大きくなっていきます。
MODE
モードについては、冒頭に先述したように4つのモードが搭載されています。
TS9 =TS9のモード
+(プラス) =TS9よりも少しざらついた歪み
HOT =中音域をブースト
TURBO = パワフルな歪みを得るために中低音域を強力にブースト
4つのモードがありますが、基本は、「TS9」のモードから段階的に中音域・中低音域をブーストさせるという機能になります。
一番、強力にブーストされるモードが「TURBO」ですが、上に上げていくほど強力になっていくイメージです。
モードを切り替える際に、スッチングノイズが「ボッ」と一瞬出ますが、こういった仕様だと思われます。
Ibanez TS9DX Turbo Tubescreamerのオーバードライブセッティング例
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」のオーバードライブセッティング例を考えてみました。
DRIVE=10時
TONE=10時
LEVEL=13時
MODE=TS9
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」のセッティングでは、「MODE」の選択に迷うところですが、ひとまずは「TS9」のモードを選択するといいと思います。
少しパワーが足りないなと感じたら「+(プラス)」を選択といったイメージです。
強力なブーストモード「HOT 」や「TURBO」を選択をすると、低域がかなり強調されるサウンドになります。
「ボワッ」とした図太いサウンドになりますが、使いどころやコントロールが難しいので、ブーストする場合においての選択肢に入れておくといいでしょう。
オーバードライブのセッティングについては、あまりGAINを上げすぎてしまうと、サウンドがこもりやすいので、GAINを抑えつつ、LEVELを上げるセッティングが使いやすいと思います。
今回のセッテイング例では、「DRIVE」と「TONE」は、時計の針で言うと10時あたりに設定。
「LEVEL」は、13時あたりとやや強めにしました。
クランチよりのオーバードライブを狙っています。
チューブスクリーマーは、アンプや使い方によって、その都度セッティングを変える必要があります。
Ibanez TS9DX Turbo Tubescreamerの感想
筆者が、はじめてIbanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」を手にしたときは、「MODE」の選択に迷いました。
中音域をブーストする「HOT」や、さらに低域もブーストする「TURBO 」では、驚くくらい低音たっぷりの分厚いサウンドになります。
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」のみの単体使用では、「TS9」や「+(プラス)」のモードが使いやすいです。
他のコントロールノブについては、Ibanez「TS9」と同じような感覚で使うことができます。
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」は、中音域や低音域をさらに加えることができるモデルなので、「もう少し音域をブーストしたい」という人には向いているのではないでしょうか。
ただ、気をつけたい点は、強力なモード「TURBO」を選択しても、歪みが強くなるわけではありません。
あくまでも、音域が強力にブーストされるので、歪みを増したい場合は別のモデルを探すか、オーバードライブを重ねがけしたほうがいいでしょう。
今回のまとめ
Ibanez「TS9DX Turbo Tubescreamer」をご紹介しました。
Ibanez「TS9」でも十分なモデルですが、より中低音域のブーストが欲しい方には検討してもいいと思います。
また、ブースターとしての使い方で発揮するモデルでもありますので、マーシャルアンプへのブーストやディストーションの組み合わせを試してみたいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
Ibanez Turbo Tubescreamer TS9DX
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