こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」を購入してみましたので、ご紹介いたします。
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TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayとは?
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、格安ペダル「Smorgasbord of Tones」シリーズからリリースされているディレイタイム最大1,300msのデジタルディレイとなります。
コントロールノブのTIME・MIX・REPEATSとディレイタイム切り替えスイッチ(1/16、1/8、3/8)がついています。
スプリングリバーブのようなショート・ディレイから、広がりのあるロング・ディレイまでをカバーできるモデルとなっています。
エレキギターのサウンドを損ねないトゥルーバイパス仕様です。
それでは、早速、見ていきましょう。
筐体がやや大きめのサイズ
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」の筐体は、やや大きめのサイズとなっています。
と言っても、BOSSのコンパクトエフェクターよりもほんの少し大きいくらいですので、あまり大き過ぎるといった印象はないと思います。
ただ、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」と同じシリーズで揃えると、大きい印象は出てくると思います。
9V電源供給ができます
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、9Vで電源供給できますので、ACアダプターやパワーサプライが使えます。
DCジャックは、エフェクターの上に付いています。
また、インプットジャックとアウトプットジャックも上に付いているモデルなので、配線がしやすいですね。
電池が使えます
電池駆動が可能です。
横のネジを4つプラスドライバーでとり、コントロールノブの面を持ち上げると、基盤側に電源プラグがあります。
裏フタには、電池が収まるスペースが取り付けられています。
基盤側に電源プラグを固定できる小さな穴が2つありますので、電池を使わないときでもキレイに収めることができます。
すごく電源プラグに配慮された設計となっています。
しかし、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、消費電力が100mAと大きめなので、ACアダプターかパワーサプライで電源供給した方がいいでしょう。
ちなみに、筐体の横にあるネジは、かなり短いので、すぐ取り外しできます。
戻すときは、横のままだとすぐネジが落ちてしまうので、筐体を縦にして、上からネジを止めるとスムーズにいくと思います。
フットスイッチについて
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のフットスイッチについて、少し他のモデルと感覚が違ったので取り上げてみました。
よくあるフットスイッチでは、押すと「パチッ!」と強い音が鳴りますが、TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、「シャコン」として、小さく「カチ」と鳴ります。
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」を使うときには、少し慣れないと、踏みにくさ(違和感)はあるかもしれません。
コントロールノブについて
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のコントロールノブは、以下の構成となっています。
・TIME=ディレイの長さ
・MIX=ディレイ音と原音をミックスする量
・REPEATS=ディレイを繰り返す回数
筐体だけでなく、コントロールノブも大きめの仕様となっていますが、かなり効きがいいので、細かい調節が必要です。
ディレイタイム切り替えスイッチについて
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、ディレイタイムを切り替えるスイッチがついています。
選べるディレイタイムは、以下の3種類です。
・1/16(16分音符)
・1/8(8分音符)
・3/8(恐らく付点8分音符)
それぞれのディレイタイムで、セッティングがかなり変わりますので、イメージするディレイサウンドを探してみましょう。
3/8の表記がわかりにくいですが、恐らく付点8分音符の長さになると思います。(1/8よりも、少し遅れて聞こえるディレイです)
TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayのセッティング例
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」のセッティング例を考えてみました。
・TIME=MAX
・MIX=9時
・REPEATS=9時
・スイッチ=1/8
ここでは、ディレイタイムを「1/8」にしたセッティングをご紹介します。
ディレイの長さを決める「TIME」は、MAXにしました。
ギターの原音とディレイ音の量を調節する「MIX」は、時計の針で言うと9時あたり。
ディレイを繰り返す回数を決める「REPEATS」は、同じく時計の針で言うと9時あたり。
ディレイタイム「1/8」の場合は、「TIME」を長め(MAX)にすると上手くディレイがかかると思います。
「MIX」は、デジタルディレイの特性上、ギターの原音がハッキリとでますので、少し抑えめの方が自然な残響音になります。
「REPEATS」は、ディレイ音が2〜3回くらい繰り返す設定にしました。
ディレイタイムが「1/8」なので、ディレイ音が早く鳴るスタンダードなディレイサウンドを目指しました。
TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの感想
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」の感想としては、一見簡単そうに見えるモデルですが、セッティングが難しい印象でした。
TIME・MIX・REPEATSのコントロールノブも、ほんの少しmm単位で調整するだけで、ディレイ音が変化します。
筆者は、他のデジタルディレイ・モデルをいくつも使ったことがありますが、デジタルディレイのセッティングは、やや難易度が高いように感じます。
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、ディレイタイムが3つ切り替えれますが、それぞれの長さやディレイの特徴を知らないとセッティングに迷うかもしれませんね。
使いこなせれば、幅広いディレイサウンドを作り出せる便利なモデルですが、はじめてディレイペダルを持つ人には、ややハードルが高いモデルです。
この記事の下に、詳しいディレイのセッティング例を貼っておきましたので、ご覧ください。
ディレイペダルの扱いに慣れていない方は、比較的セッティングが簡単なアナログディレイをおすすめしておきます。
今回のまとめ
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」をご紹介いたしました。
デジタルディレイの中でも、新品で1万円を切る価格帯のモデルは、なかなか見当たらないと思います。
TC ELECTRONIC「The Prophet Digital Delay」は、トゥルーバイパス設計なので、音質を気にする方には、試してみる価値はあります。
以上、ご参考になりましたら幸いです。
tc electronic デジタル ディレイ THE PROPHET DIGITAL DELAY
<TC ELECTRONIC The Prophet Digital Delayの詳しいセッティング事例はこちら>