エフェクターノート

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【自然なコーラスサウンド】TC ELECTRONIC Corona Mini Chorus【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」をご紹介いたします。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusとは?

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、同メーカーの「Corona Chorus」をミニサイズ化したコーラス・エフェクターとなります。

「Corona Chorus」と同じように、TC SCF(STEREO CHORUS + PITCH MODULATOR & FLANGER)ペダルをベースとした最上級のコーラス・サウンドを搭載しています。

エフェクターボードの省スペース化と、深みのあるコーラスサウンドが魅力的です。

トゥルーバイパス/アナログ・ドライスルー仕様のため、原音の音の遅れ(レイテンシー)がなく、ドライ音はデジタル変換されないため、原音の艶を損いません。

また、TC ELECTRONICのシグネチャープリセット「TonePrint」に対応しており、エフェクトを変えることができます。

それでは、早速、見ていきましょう。

ミニサイズのコーラス・エフェクターです

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、ミニサイズのコーラス・エフェクターです。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

ミニサイズになったことで、エフェクターボードに組み込みやすくなりました。

ペダルを持った感じも軽めなので、重さはほとんど気になりません。

9Vの電源供給です

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、センターマイナス9Vアダプターで駆動します。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

DCジャックは、エフェクターの横側についていますので、やや配線に工夫が必要です。

L字型のプラグの方が、配線しやすいかもしれません。

DCジャックの上に「TonePrint」用の小さなUSBポートが付いています。

消費電力は100mAです。

ACアダプターについては、特に指定はなさそうですので、筆者はBOSSのACアダプターやパワーサプライで電源供給して使用しています。

電池は使えません

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、電池が使えません。

裏フタには、特殊な形状のネジが使われていますので、開けることは難しいでしょう。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

内部にミニスイッチもなさそうなので、裏フタを開けることは考えなくていいと思います。

LEDは透明なオレンジ色

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」のLEDは透明なオレンジ色です。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

明るさもしっかりしているので、見やすいです。

フットスイッチについて

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」のフットスイッチの感覚がよくあるスイッチと違いましたので、取り上げてみました。

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」のフットスイッチは、かなり柔らかいです。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

柔らかいので、他のエフェクターのフットスイッチと並べると、慣れないと踏みにくいかもしれません。

常時ONにして使う場合は、特に気にすることはないでしょう。

コントロールノブについて

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」のコントロールノブを見ていきましょう。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

シンプルに3つのコントロールノブで構成されています。

DEPTH

モジュレーションの深さを調節します。

右に回すほど、コーラスに深みが出てきます。

SPEED

揺らぎの速度を調節します。

右に回すほど、揺らぎの間隔が速くなりトレモロのようなサウンドになります。

FX LEVEL

エフェクトのレベルを調節します。

右に回すほど、コーラスのエフェクトが強くなります。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusのセッティング例

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」セッティング例を考えてみました。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの画像です

・DEPTH=13時

・SPEED=13時

・FX LEVEL=13時

・TonePrint=Walking-On-The-Moon Chorus by Andy Summers

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、基本すべてのコントロールノブをセンター位置(12時)にするだけで、自然なコーラスサウンドになります。

今回は、少しだけ強めにコーラスをかけるため、すべてのコントロールノブを時計で言うと13時あたりにセッティングをしました。

コーラスのエフェクト効果のみ強めたい場合は、「FX LEVEL」のみ上げるといいでしょう。

後述する「TonePrint」の設定については、「Walking-On-The-Moon  Chorus by Andy Summers」をインストールしてあります。

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」のセッティングについては、それほど苦戦することなくできると思います。

TonePrintについて

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」は、同メーカーのシグネチャープリセット「TonePrint」に対応しており、エフェクトを変えることができます。

「TonePrint」の中の「Corona Mini Chorus」を選択し、「Artist TonePrint」のリストの中からトップアーティストが構築したコーラスサウンドエレキギターのピックアップにスマホをあてるだけでインストールすることができます。

とっても画期的な発想をしたエフェクターですね。

TC ELECTRONIC Corona Mini Chorusの感想

TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」の感想としては、デジタル臭さがなく、自然なコーラスがキレイにかかる印象でした。

特に文句のつけようがないくらいのコーラスサウンドです。

気になる点で言えば、フットスイッチを押したときに鳴る小さな金属音くらいですが、常時ONでの使用や演奏中においては全く気にならないレベルなので、筆者は許容範囲としています。

あまりコーラスを使う機会が少ないのもありますが、コーラスペダルは、TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」これ1台だけで十分に感じます。

また、トゥルーバイパスとアナログ・ドライスルー仕様なので、歪みエフェクターと組み合わせても、馴染むようにコーラスをかけることができます。

そのため、他のエフェクターと組み合わせての音作りもしやすいです。

さらに、ディレイと組み合わせることで、より幻想的な広がりがあるサウンドがつくれます。

TC ELECTRONICの「TonePrint」については、アプリのインストールがやや面倒ではありますが、操作に慣れてしまえばとても簡単です。

スマホエレキギターのピックアップにあてると、「ビビ〜」とする音が面白いですね。

エフェクター本体とスマホにUSBケーブルをつないで、内部のパラメーターを編集できるみたいですが、そこまでは手が届かずといったところです。

好きなアーティストのコーラスサウンドが「TonePrint」に入っていれば、きっとテンションが上がるでしょう。

今回のまとめ

今回は、TC ELECTRONIC「Corona Mini Chorus」をご紹介いたしました。

ミニサイズのコーラスペダルの中では、少々値段が張るモデルかもしれません。

しかし、コーラスサウンドのクオリティーが高く、「TonePrint」を使うことにより、この1台でアーティストのコーラスサウンドを何度もインストールできることに価値があると思います。

コーラスがほしいと思ってる方は、ぜひ試して頂きたいです。

以上、ご参考になれば幸いです。

tc electronic コーラス ミニ CORONA MINI CHORUS

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