こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHER(以下、JRAD)「ARCHER(オーバードライブ/ブースター)」をご紹介いたします。
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J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHERとは?
「ARCHER」は、伝説と言えるオーバードライブペダル「Centaur」の後継機「KTR」のOEM生産していたJ. ROCKETT AUDIO DESIGNS(ジェイ・ロケット・オーディオ・デザインズ )によって設計されたエフェクターです。
GAINのつまみを上げることでクリーンブーストとゲインブーストの割合を変化させることができます。
それでは、早速、見ていきましょう。
見た目は上品なイメージ
JRAD「ARCHER」は、コンパクトなサイズです。
重厚な銀色ボディに弓を持ったケンタウロスのデザインが入っています。
とても大人っぽい上品な印象を受けますね。
重さは、約390g。
電池を入れずにこの重さなので、かなり重めです。
LEDは赤色
JRAD「ARCHER」は、赤色のLEDが使われています。
LEDの輝きは、あまり強くありませんが、スイッチのON/OFFは、問題なく判別できます。
9Vのアダプターで電源供給できます
JRAD「ARCHER」は、センターマイナスの9Vアダプターが使えます。
DCジャックは、エフェクターの真上に付いていますので、ケーブル配線はしやすいです。
ただ、トップマウントジャックになっているので、ストレート(S型)プラグのほうが扱いやすいと思います。
消費電流は、26mA。
ACアダプターは、推奨として「Music Works (ミュージックワークス)の「DC0913B」となっています。
筆者はパワーサプライで使用しています。
電池が使えます
JRAD「ARCHER」は、電池が使えます。
エフェクターの横に付いているネジを4本、プラスドライバーで開けると、中の基盤部分を取り出すことができます。
基盤の下側に電源プラグが付いています。
電源プラグには、電池カバーがしてありますので、外す必要があります。
電池は縦に入れるようになっています。
フットスイッチについて
JRAD「ARCHER」のフットスイッチについて取り上げてみました。
フットスイッチは、踏み心地が良く「カチッ」とスムーズに押せます。
コントロールノブについて
JRAD「ARCHER」は、シンプルに3つのコントロールノブから構成されています。
・OUTPUT = 音量を調整
・TREBLE = 高域を調整
・GAIN = 歪みの量を調整
KLON「KTR」と同じような、先が尖っているコントロールノブが採用されています。
JRAD「ARCHER」の「OUTPUT」出力は高めです。
「TREBLE」については、右に回すほど高音が上がっていきます。
あまり上げすぎてしまうと、耳が痛いサウンドになってしまうので、注意が必要です。
また、「GAIN」については、MAXにしてもあまり歪まない印象がありました。
オーバードライブの一歩手前くらいのイメージですが、単体では、クランチ気味のセッティングのほうがいいかもしれません。
J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHERのセッティング例について
JRAD「ARCHER」のセッティング例について考えてみました。
・OUTPUT = 12時
・TREBLE = 12時
・GAIN = 13時
JRAD「ARCHER」のセッティングについては、単体で使う前提として、オーバードライブセッティングを目指してみました。
まず、「OUTPUT」と「TREBLE」は12時とセンター位置へ設定。
「GAIN」は、少し足りないので、13時へ調整しました。
このセッティングは、オーバードライブというよりクランチよりのサウンドに近いです。
音量が小さいと歪みの質感がわかりにくいので、アンプの音量を上げるか、「OUTPUT」を足すといいと思います。
使用するエレキギターやアンプ(クリーンやクランチ)によって変わってきますが、ジューシーなドライブサウンドが得られます。
J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHERの感想
JRAD「ARCHER」は、冒頭で書いたようにCentaur(ケンタウロス)のクローンと言われているモデルです。
当時、後継機であるKLON「KTR」と悩みましたが、JRAD「ARCHER」の見た目に惚れ込んでこちらを購入しました。
はじめてのケンタウロス系のドライブペダルだったのですが、これが使い方がわからずでかなり苦戦したモデルでもあります。
JRAD「ARCHER」は、オーバードライブですが、単体としては、正直なところイマイチなサウンドです。
単体で使い続けていれば、間違いなく手放してしまったでしょう。
セッティングについても、リハスタに行っては、マーシャルアンプやJC-120といろいろなシチュエーションを試しました。
筆者は、それでもJRAD「ARCHER」の良さがわからず、オーバードライブとして使うことを諦めました。
心機一転、ブースターとしての使い方を模索してしたところ、当時よく使っていたBOSS「ST-2」の前につないで見ると、サウンドが一段階良くなる感じがしました。
気のせいかなと思い、JRAD「ARCHER」をつないだときと、そうでないときを比べると、ほんの少しの差ではありますが、つないだほうが音がクリアになっていることに気づきました。
ケンタウロス系は、バッファードバイパスなので、つないだだけで音が変わります。
JRAD「ARCHER」は、歪み系エフェクターと組み合わせることで、心を打つようなサウンドを作り出せます。
この効果に気づいてからは、手放せないエフェクターとなりました。
体感した人だけしかわからない魅力がJRAD「ARCHER」に詰まっています。
今回のまとめ
今回は、JRAD「ARCHER」をご紹介いたしました。
本機は、新品で3万円台とやや高価なエフェクターです。
このモデルで難しい点は、使い方もそうですが、良さを見つけるまでのハードルが高いことと言えます。
ライブやバンドでは、何度も使いましたが、実戦レベルでの大音量でないと、気づきにくいかもしれません。
筆者としては、もう一台ほしいくらいのペダルですが、興味ある方は、一度試して頂きたいモデルです。
以上、ご参考になれば幸いです。
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