エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1を比較しました【モディファイモデルは買うべきか?】

こんにちは。

今回は「KEELEY DS-1 ULTRA」と「BOSS DS-1」を比較してみましたので、ご紹介したいと思います。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1の画像です

KEELEY DS-1 ULTRAとは?

ギタリストのSteve Vaiスティーブ・ヴァイ)が、Robert Keeley(ロバート・キーリー)にBOSS  DS-1の改造(モディファイ)を頼んだことで生まれたのが「KEELEY DS-1 ULTRA」です。

こちらは、すでに生産終了しているので、中古で手に入れるしかないモデルとなっております。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1を比較しました

KEELEY DS-1 ULTRAの画像です

筆者が、エフェクターの改造や自作にハマっていたときに、興味本位で購入した「KEELEY DS-1 ULTRA」なります。

最近、ノーマルの「BOSS DS-1」を(改造してしてしまったため)改めて購入しましたので、この機会に比較をしたいと思います。

まず、「KEELEY DS-1 ULTRA」と「BOSS DS-1」の見た目の違いから、見ていきたいと思います。

コントロールノブが交換されている

KEELEY DS-1 ULTRAの画像です

「KEELEY DS-1 ULTRA」は、コントロールノブが交換されています。

LEDが視認性が良いブルーへ交換されている

KEELEY DS-1 ULTRAの画像です

LEDも視認性(眩しい)が良いブルーへ交換されています。

ミニスイッチが増設されている

KEELEY DS-1 ULTRAの画像です

TONEの近くに、ミニスイッチが増設されており、スイッチを下に下げると音量が上ります。

ちなみに、TONEの「O」に赤いLEDが埋め込まれており、ピッキングする度にピカピカ反応します。

ステッカーがたくさん貼られている

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1の画像です

KEELEYであることの証明として、ステッカーが貼られています。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1の画像です

輸入代理店のステッカーも貼られています。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1の画像です

裏面にもステッカーが貼られています。

コンデンサーなどが交換されている

中身の回路部分の写真は撮っていませんが、コンデンサーなどが交換されて、改造されています。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1のサウンドの違いは?

次に、「KEELEY DS-1 ULTRA」と「BOSS DS-1」のサウンドの違いを、実際に弾いて比べてみました。

それぞれのセッティングは、「BOSS DS-1」のスタンダードなディストーションセッティングに合わせました。

時計の針で、コントロールノブの位置を指すと、

・TONE=12時

・LEVEL=10時

・DIST=4時

と言った具合になります。

KEELEY DS-1 ULTRAとBOSS DS-1の画像です

弾き比べた感想を、率直に言うと「KEELEY DS-1 ULTRA」の音圧がすごかったです。

音量と低音の出かたが、ノーマルと比べても、かなり上がっています。

ミニスイッチを下にカチッと下げると、さらに音量が上がってしまうので、とんでもない爆音になってしまいました。

(自宅のミニアンプで試したので、迷惑にならないかハラハラしました)

まさに、ウルトラといった印象を受けました。

「BOSS DS-1」の独特のTONEについても、機能はそのままで、TONEを上げれば低域がカットされ、下げれば高域がカットされます。

一方で、スタンダードなセッティングでは、ややDS-1っぽいジャリっとしたディストーション感は薄くなっているようにも感じました。

KEELEY DS-1 ULTRAのセッティングを見直してみた

KEELEY DS-1 ULTRAの画像です

「KEELEY DS-1 ULTRA」の方だけをセッティングし直してみました。

こちらも時計の針で言うと、

・TONE=3時(上げる)

・LEVEL=8時〜9時(下げる)

・DIST=4時

先ほどのセッティングよりも、TONEをかなり上げてみました。

また、音量もかなり大きいのでやや小さめに抑えました。

すると、高域を上げることで、「BOSS DS-1」のザクザクしたディストーションサウンドが出てくるようになりました。

このセッティングで「BOSS DS-1」と比べると、パワフルでありながらも解像度がクリアなディストーションサウンドです。

パンチがある音が太いサウンドが印象的でした。

「BOSS DS-1」も同じですが、「KEELEY DS-1 ULTRA」は、セッティングをかなり細かく調節する必要があるモデルかもしれません。

ちなみに、TONEのコントロールノブの位置は、ミニアンプで試したので、大型アンプで試すときは、やや抑え気味になると思います。

KEELEY DS-1 ULTRAを買うべきか?

「KEELEY DS-1 ULTRA」について、買うべきかどうか迷うこともあると思いますが、筆者としては「無理して購入する必要はないモデル」と判断しました。

「KEELEY DS-1 ULTRA」は、中古でも約15000〜18000円とノーマルと比べて2〜3倍くらいの値段がしますので、余程の興味がない限りは、購入する必要はないと思います。

スティーブ・ヴァイの熱烈なファンだったり、筆者のように、モディファイモデルを研究したい方は購入しても価値はあると思いますが、普通に使えるディストーションが欲しいのであれば、まずは、ノーマルの「BOSS DS-1」で十分といった感想です。

今回のまとめ

「KEELEY DS-1 ULTRA」と「BOSS DS-1」を比較してみました。

「KEELEY DS-1 ULTRA」は、改造されているだけあって、よりパワフルなディストーションペダルになっています。

モディファイにより、どのようにサウンドやキャラクターが変わるのか見てみたい人は、試してみると新たな発見があると思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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BOSS DS-1 ディストーションの使い方【TONEコントロールがコツ】

こんにちは。

今回は「BOSS DS-1 ディストーションの使い方」を検証してみましたので、ご紹介したいと思います。

BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1 ディストーションとは?

BOSS DS-1は、1978年に発売されたBOSSの代名詞とも言えるディストーションペダルです。

オレンジのボディが印象で、ロングセラーモデルとなっております。

サウンドの特徴としては、エッジの効いたザクザクのディストーションサウンドです。

BOSS DS-1 ディストーションの使い方について

BOSS DS-1の使い方については、いたって簡単です。

歪みを調節する「DIST」のコントロールノブを上げて、エフェクターをONにするだけでディストーションサウンドが出ます。

ただし、BOSS DS-1を使いこなす上で、知っておいたほうがいいのが「TONE」の使い方です。

BOSS DS-1は、他のディストーションと比べて「TONE」のかかり具合が特殊になっています。

BOSS DS-1 ディストーション「TONE」の使い方について

BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1のコントロールノブ「TONE」は、バランス型と呼ばれる特殊な回路が搭載されています。

そこで、ツマミを操作するときは、以下を注意するといいです。

・「TONE」のツマミを上げると高域が増すが、同時に低域がカットされる

・「TONE」のツマミを下げると低域が増すが、同時に高域がカットされる

つまり、BOSS DS-1で「TONE」を操作するときは、高域と低域のどちらかだけを上げるということができません。

これにより、ドンシャリ(高域と低域)サウンドは出ないモデルと理解する必要があります。

しかし、この「TONE」の動作を知っておくと、セッティングや狙いたいサウンドが出せるようになるので、ぜひ理解しておきましょう。

「TONE」のツマミを上げると高域が増すが、同時に低域がカットされます。

BOSS DS-1の画像です

「TONE」のツマミを下げると低域が増すが、同時に高域がカットされます。

BOSS DS-1 ディストーションのセッティング例

BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1のセッティングを試してみました。

BOSS DS-1は、歪みである「DIST」をかなり上げることでディストーションサウンドになります。

ほぼ、MAXに近いくらいにセッティングするとよいです。

「TONE」は、先述した通りで、高域のスッキリしたシャープなサウンドにしたければ、ツマミを上げていき、低域のモコッとしたサウンドにしたければ、ツマミを下げていきます。

アンプによりますが、「TONE」を大体11時〜13時の間で調節すると、エッジが効いたサウンドになります。

ミニアンプでは、少し上げ気味の方が、エッジが効いてくると思います。

JC-120などの大型アンプでは、12時以降にしたほうが、高音を抑えることができます。

音量である「LEVEL」は、アンプの音量と合わせるようにしましょう。

BOSS DS-1 ディストーションをクランチにして使う

BOSS  DS-1は、ディストーションですが、クランチにして使うのも悪くないと思います。

その際は、エフェクター側でセッティングし直すのではなく、エレキギターのボリュームコントロールを絞って、クランチサウンドにするとよいでしょう。

ストラトキャスターのボリュームコントロールの画像です

エレキギターのボリュームコントロールを使うことで、クランチ〜ディストーションまでサウンドコントロールができます。

ピックアップセレクターを変えることで、音色が変わるので、色々試してみると面白いと思います。

今回のまとめ

BOSS DS-1 ディストーションの使い方についてまとめました。

BOSS DS-1に限ったことではありませんが、そのエフェクターの特徴を理解することが、使いこなす秘訣かもしれません。

BOSS DS-1を使いこなせると、お気に入りの1台になると思います。

ご参考になれば幸いです。

BOSS Distortion DS-1

<BOSS DS-1のレビュー記事はこちら>

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<BOSS DS-1の関連記事>

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【エフェクター解説】ディストーションの使い方について

こんにちは。

今回は「ディストーションの使い方」について書きたいと思います。

ディストーションの使い方について

ディストーションエフェクターの中でも、効果がわかりやすく使い方も簡単です。
ディストーションは「歪み系エフェクター」の一つで、エレキギターサウンドを歪ませることができます。
エフェクターをONにすれば、ディストーションサウンドへ変化するので、とてもわかりやすいです。
イメージとしては、ロックやハードロックなどの「ギュィーン」というサウンドとなります。
それでは、具体的にディストーションの使い方を見ていきましょう。

ディストーションはクリーンアンプで使おう

JC-120の画像です

ディストーションは、クリーンアンプで使いましょう。
クリーンサウンドディストーションサウンドへ変化させるときに使います。
例えば、リハーサルスタジオに置いてあるJC-120を歪ませるときには必須のエフェクターです。
JC-120はトランジスタアンプ(ソリッド・ステート)で、アンプ自体で歪ませることができません。
そのため、JC-120で歪ませたいときには、ディストーションが必要なのです。

真空管アンプでもクリーンチャンネルで使おう

JCM900の画像です。

真空管アンプでも、クリーンチャンネルでディストーションを使いましょう。
マーシャルアンプなどの歪ませることができる真空管アンプでは、ディストーションをブースターとしても使うことができますが、エフェクターのセッティングやアンプとの相性もあり、初心者の人には難しいと思います。
そのため、まずはじめは、クリーンチャンネル(歪まないチャンネル)で、ディストーションを使うことを推奨します。

真空管アンプをブーストするときの使い方

真空管アンプをクランチサウンド(少し歪ませた状態)にして、ディストーションで歪みを足すこと=ブーストして、ハイゲインディストーションサウンドも作れます。
この際、GAINの上げすぎには注意しましょう。
歪みを足しすぎると、ハウリングしたり、サウンドが潰れて気味となってしまいます。

ディストーションサウンドとクリーンサウンドの切り替えについて

クリーンサウンドからディストーションサウンドへ(また逆の場合も)切り替える際に、音量の差がないようにセッティングしましょう。

コツは、ディストーションサウンドをクリーンサウンド時よりも少しだけ音量を上げておくことです。

ディストーションサウンドは、クリーンサウンドの音量と同じにしても、少し引っ込んでしまう現象が起こります。

その音量差を埋めるためにも、エフェクター側で少し音量を上げておくと、切り替えたときに違和感なくサウンドを切り替えることができます。

例)アンプ側(クリーン)=音量メモリ:1 < エフェクター側(ディストーション)=音量メモリ:1.5くらい

ディストーションを使うエレキギターの演奏方法について

ディストーションで歪ますことができるため、エレキギターの5・6弦が弾きやすくなります。

そのため、パワーコードに向いてると言えます。

ブリッジミュートでのズンズン感も出すことができます。

ミニアンプなどで、歪ませれる機能が付いていれば、必要はありませんが、歪みを増幅したい場合は、ディストーションがあると便利です。

また、リードソロでもディストーションを使うことがあります。

ディストーションをかけることで、音が太くなり、音の伸びもよくなります。

このため、速弾きやロングトーンなどか可能になり、ピッキングがしやすくなります。

今回のまとめ

ディストーションの使い方は、基本はクリーンアンプで使いましょう。

クリーンサウンドディストーションサウンドへ変えたいときに使います。

エレキギターの弾き方では、パワーコードリードギター・速弾きなどに使うと効果的です。

ご参考になりましたら幸いです。

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ミニエフェクターのメリット・デメリットとは?

こんにちは。

今回は「ミニエフェクターのメリット・デメリット」について記事を書きたいと思います。

ミニエフェクターのメリット・デメリットとは?

ここ数年でミニエフェクターのメーカーや既存のエフェクターモデルのミニサイズ化が多くなり、今ではすっかり定着しました。

ミニエフェクターの代表としてあげられるメーカーとして、「One Control」や「Xotic」が有名です。

中国製の激安中華ペダルの「ROWIN 」や「MOOER」などもよく見かけます。

ここ最近では、見た目がかわいいい低価格でハイクオリティのミニエフェクター「Effects Bakery」が登場しました。

こういったミニエフェクターが増えて使う人も手に取る機会が増えたのではないでしょうか。

そこで、今回はミニエフェクターのメリットとデメリットを考えてみました。

ミニエフェクターのメリット

まず、ミニエフェクターのメリットをまとめてみました。

ミニエフェクターエフェクターボードに組み込みやすい

ミニエフェクターは、場所を取らないため、エフェクターボードに組み込みやすいです。

サイズが大きすぎて入らないエフェクターもミニサイズにすることで、収まることができます。

最近では、従来のモデルもミニサイズ化しているため、ミニエフェクターを選ぶことにより、エフェクターボードの軽量化もできます。

ミニエフェクターは持ち運びが便利

エフェクターボードの軽量化にもつながりますが、ミニエフェクターはとにかく軽いです。

中には、Xoticの「EP booster」や「SL drive」は少々ミニサイズとしては重いですが、「One Control」や「Effects Bakery」といったメーカーはどのモデルでも軽いです。

そのため、ちょっとしたリハーサルスタジオでの練習やセッションに1〜2個持っていゆく程度でしたら、エフェクターボードは必要ないかもしれません。

ポケットやカバンに入れて、気軽に持ち運べることがミニエフェクターのメリットです。

ミニエフェクターのデメリット

次に、ミニエフェクターのデメリットをまとめていきます。

ミニエフェクターのメーカー・モデルが限られる

近年、ミニエフェクターのメーカーやモデルが増えていますが、従来のエフェクターのようなサウンドが出せるモデルをミニエフェクターを探すことは、意外に難しいです。

例えば、Ibanez「TS808」がミニサイズなった「TUBE SCREAMER MINI」を選ぶことは簡単ですが、アンプライク系のミニエフェクターを探そうとしても、なかなかミニサイズでは見つけにくいのが現状です。

こだわりがあるほど、選択肢は狭くなってきますし、納得がいくペダルを探す労力もかかります。

代替えモデルを探す場合は、ある程度の許容範囲を広げる必要がありそうです。

ミニエフェクターはすこし踏みにくいかも

ミニエフェクターは、BOSSコンパクトエフェクターより小さいため、やや踏みにくい点もあると思います。

スイッチはメーカーによって、硬いものから柔らかいものまで様々ですが、程よく柔らかいスイッチの方が踏みやすいです。

参考として「One Control」「Xotic」「Effects Bakery」などは踏みやすいです。

また、バンドやライブの際に、大きな会場でミニエフェクターを使う場合は、空間の錯覚により、ミニエフェクターがより小さく感じることがあります。

そういった時に、心理的に頼りなく踏みにくいといったことがあるかもしれません。

小さすぎて踏み損ねることもあります。

このあたりは、フットスイッチハットをつけることで改善することもあります。

また、スイッチャーにまとめてしまえば、解消することでもあります。

今回のまとめ

ミニエフェクターのメリット・デメリットをまとめると、

<メリット>

エフェクターボードをコンパクトにまとめられる

エフェクターボードの軽量化ができる

・持ち運びが楽

<デメリット>

・ミニエフェクターのメーカーやモデルが限られる

・既存エフェクターの代替えモデルをミニエフェクターで探すことは大変

・ライブ会場では小さすぎて踏みにくいかもしれない

以上、ご参考になれば幸いです。

【エフェクター実験】フェイザーの使い方について検証してみた【MXR phase90 】

こんにちは。

今回は、フェイザーの使い方を検証してみたので、まとめておきたいと思います。

MXR phase90の画像です。

フェイザーの使い方について検証してみた

フェイザーは、モジュレーション系のエフェクターとなります。

エレキギターサウンドの音に揺れやうねりを加えるといった効果があります。

今回使用したモデルは、定番のフェイザー「MXR phase90」です。

フェイザーの音の効果について

今回使用する「MXR phase90」は、コントロールノブが1つのシンプルなモデルです。

時計回りに回すほど、エフェクトが強くなっていきます。

フェイザーの音は「シュワンシュワン」と回転したようなサウンドになります。

エフェクトが強いほど、トレモロのように「ビヨヨヨン〜」と揺れが強くなります。


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フェイザーの使い方について

フェイザーの使い方については、大きく分けて2パターンくらいあると思います。

・クリーンサウンドフェイザーをかけるパターン

・歪ませたサウンドフェイザーをかけるパターン

といったパターンになると思います。

それぞれを見ていきましょう。

クリーンサウンドフェイザーをかける場合

まず、クリーンサウンドフェイザーをかける場合は、

「弱くエフェクトをかける場合」と「強くエフェクトをかける場合」があると思います。

MXR phase90で、弱くかける場合は、以下のようなセッティングになります。

MXR phase90の画像です。

時計の針で言えば、8時あたりにしました。

コード弾きやカッティングなどの余韻でフェイザーサウンドが残るイメージです。

クリーンサウンドだけでは、なんだか物足りない時に、フェイザーを弱くかけてあげると面白いかもしれません。

次に、強くかける場合は、以下のようなセッティングになります。

MXR phase90の画像です。

時計の針で言えば、15時あたりにしました。

MXR phase90では、強くエフェクトをかけると、トレモロサウンドのように「ビヨヨヨヨン〜」と音の揺れが激しくなります。

このサウンドの使い方としては、アルペジオのようにエレキギターの弦1本1本を弾くフレーズが合うと思います。

かなり独特なサウンドになります。

コントロールノブをMAXにしても面白いサウンドがでます。

歪んだサウンドフェイザーをかける場合

次に、歪んだサウンドフェイザーをかける場合はディストーションフェイザーといった組み合わせになります。(ハイゲインディストーションでもOKです)

ディストーションとフェイザーの画像です。

この組み合わせで、期待できる効果は「うねりのあるディストーションサウンド」です。

こちらの場合は、やや弱めエフェクトをかけた方が上手く音作りができると思います。

MXR phase90で、セッティングした場合は、以下の通りです。

MXR phase90の画像です。

時計の針で言えば、10〜11時あたりにしました。

サウンドを聞きながら、エフェクトの調節をするとよいと思います。

番外編

MXR phase90では、コントロールノブをゼロにしても、少しフェイザーかかります。

MXR phase90の画像です。

時計の針で言えば、7時あたり(ツマミ0)にしました。

MXR phase90は、ONにするだけで、少し太くなるのため、クリーンサウンドが「音が細いな」と感じたときに使うのもアリだと思います。

フェイザーをつなぐ位置について

フェイザーをつなぐ位置については、一般的には、ディレイなどの空間系エフェクターの前とされています。

もちろん、この位置で問題はありません。

場合によっては、歪み系エフェクターの前に持ってくることもあります。

この場合は、フェイザーの効果が弱くなります。

弱くエフェクトをかけたい場合は、こちらの位置を試してみるといいと思います。

いずれも狙いたい効果でフェイザーの位置を決めるとよいです。

フェイザーの使い方のまとめ

フェイザーの使い方のまとめとしては、

音作りの方向性として「クリーンサウンド」と「歪んだサウンド」にエフェクトをかける2つのパターンがあります。

どちらもフェイザーを後付けするイメージで使います。

フェイザーは、メインのサウンドとして使うよりも、サウンドに味付けをする感覚で使うエフェクターです。

エフェクターを購入する順番としては、オーバードライブやディレイといった使用頻度が高いものが揃った後のタイミングがいいと思います。

フェイザーはクセになるサウンドですので、興味があれば試してみてください。

きっと音作りの幅が広がります。

ご参考になれば幸いです。

MXR M101 PHASE 90

ワンスイッチで完結させるルーパー TC ELECTRONIC Ditto Looperの使い方

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)の使い方をまとめてみました。

TC ELECTRONIC Ditto Looperの画像です

TC ELECTRONIC Ditto Looperの使い方

Ditto Looperは、ワンスイッチのルーパーとなります。

超コンパクトサイズにも関わらず、ルーパーとしての基本性能はしっかり搭載されており、操作がシンプルなのが特徴です。

Ditto Looperの使い方は、一つのスイッチを回数や長押しといった動作を加えながら、操作していく使い方となります。

まずは録音をしよう

まず、Ditto Looperに録音しましょう。

電源を入れると、Ditto LooperのLEDは点灯していませんが、スイッチを押すと赤いLEDになり、録音中になります。

TC ELECTRONIC Ditto Looperの画像です

Ditto Looperは、録音するタイミングを失敗すると、再生した時にズレてしまいます。

必ず、フレーズを弾くタイミングと同時に、Ditto Looperのスイッチを押しましょう。

この時のスイッチは足で踏むといいです。(手で押してから弾くとズレます)

そして、録音するフレーズは、1小節ごとで区切りましょう。

例)4小節のコード進行を録音する場合

例えば、

Am→F→G→C=合計4小節といった具合です。(2小節にしてもOKです)

人によって弾きたいフレーズや長さは、それぞれですが、小節ごとに録音していく方がいいと思います。

もし、ズレてしまった場合は、再生させた時に、2回スイッチを素早く押す(停止)+1回長押しで消すことができます。

ここは慣れが必要ですので、タイミングが合うまで、何度もトライしましょう。

再生する場合

次に、録音したサウンド(フレーズ)を再生させてみましょう。

スイッチを1回押すと、録音したサウンドが再生されます。

TC ELECTRONIC Ditto Looperの画像です

停止する場合

停止したい場合は、2回ダブルクリックのように素早くスイッチを押すと止まります。

オーバーダビングする場合

はじめに録音したサウンドに合わせて、フレーズを重ねてみましょう。

オーバーダビングする場合は、1回スイッチを押すだけで、録音が開始されます。(LED緑→LED赤)

TC ELECTRONIC Ditto Looperの画像です

ここでも、弾くと同時に、足でスイッチを押して録音しましょう。

録音を止める場合も、開始と同じように、1回スイッチを押すと録音が停止します。

余談ですが、フレーズについては、コードに合わせたフレーズを考える必要があります。

初心者にとっては、フレーズを考えることは難しいので、コードのアルペジオパワーコードと言った弾き方を変えて音を重ねるだけでも面白いと思います。

オーバーダビングしたサウンドを消す/戻す

Ditto Looperは、オーバーダビングしたサウンドを消したり、戻したりできます。

これを、アンドゥ・リドゥ機能と言います。

ただし、Ditto Looperについては、直前の録音したサウンドを1回のみ消したり、戻したりできます。

アンドゥ(取り消し)するには、

オーバーダビングしたサウンドを再生中に(LED緑)、1回スイッチを長押しすると取り消しできます。

さらに、消したサウンドを戻したい場合は、リドゥ(元に戻す)させます。

リドゥ(元に戻す)は、アンドゥと同様に、サウンドを再生中に、1回スイッチを長押しすると元に戻ります。

アンドゥ・リドゥ機能については、1回限りだけ、何度も消したり戻したりできます。

再生を停止した状態で、長押しすると録音が消えますので、必ず再生中にスイッチを長押して操作しましょう。

Ditto Looperの電源を抜いたり、2回オーバーダビングした場合は、取り消しはできません。(1回目のオーバーダビングは記録されていきます)

録音したサウンドを完全に消す場合

Ditto Looperに録音したサウンドを完全に消す場合は、1回スイッチを長押しで消せます。

再生中に消したい場合は、2回スイッチを押して停止した上で、1回スイッチを長押しで消します。

スイッチを長押しすると、LEDがカチッと消えます。

TC ELECTRONIC Ditto Looperの画像です

LEDが消えると完全に録音したサウンドが消えます。

この操作で消してしまうと、二度と録音したサウンドは戻せません。

録音したサウンドを残したい場合

録音したサウンドを残したい場合は、サウンドを停止した状態で、電源コードを抜くだけで大丈夫です。

Ditto Looperは、メモリー機能がありますので、自分で消さない限りは、録音したサウンドは記憶されます。

電源を切っても記憶されてますので、安心です。

また、Ditto Looperは、1ループに対して、無制限にオーバーダビングしてゆくことができますが、新たなサウンドを録音する場合は消す必要があります。

即興で使うルーパーに向いているモデルと言えそうです。

TC ELECTRONIC Ditto LooperはLEDの点灯で状態を判断できる

Ditto Looperを操作する時に、赤いLEDと緑のLEDの点灯・点滅でどういった状態か判断できます。

それぞれの状態を見ていきましょう。

はじめて録音する場合

LEDが付いてない状態から、スイッチを1回入れると、赤のLEDが点灯し続けます。

点灯している間は録音中となります。

再度、1回スイッチを入れる緑のLED(再生)となり、録音は停止します。

録音が再生されてる時

緑のLEDが点灯し、録音したサウンドが1ループする度に、緑のLED1回点滅します。

録音したサウンドを停止した時

2回ダブルクリックのように素早くスイッチを押すと再生が止まります。

この場合は、緑のLEDが点滅し続けます。

オーバーダビングで録音する場合

1回スイッチを押すと、LEDが緑から赤へ変わります。

すでに録音しているサウンドが1ループする度に、赤いLED1回点滅します。

アンドゥ・リドゥした場合

オーバーダビングしたサウンドを取り消したい、または、消したサウンドを戻したい場合は、再生中にスイッチを1回長押しすると、緑のLEDがチカチカッと瞬間的に2、3回点滅します。

録音したサウンドを消した時

録音中や再生中、停止中での操作でややスイッチを押すタイミングが違うので注意しましょう。

最初の録音中(LED赤)サウンドを消したい場合は、そのままスイッチを1回長押しすると録音が消えます。(一瞬だけ緑のLEDへ変わります)

再生している状態では、2回スイッチを押して停止し、そこから1回スイッチを長押しします。

1回スイッチを長押しすると、緑のLEDが消えます。

エンドレスループの状態

Ditto Looperに電源を入れた状態(LEDは点灯なし)で、なにも録音せず1回スイッチ(LED赤)→再生1回スイッチ(LED緑)→さらにもう1回スイッチ(LED赤)の順番で踏スイッチを入れると、赤いLEDが点滅し続けます。(初期状態から合計3回スイッチを押す)

この状態で、フレーズを弾いてゆくと、短い間隔でサウンドがディレイのように繰り返しループ再生されていきます。

この赤いLEDが点滅している状態で、弾き続ければ、停止するまで「録音→再生」がエンドレスにループしていきます。

まとめ

TC ELECTRONIC Ditto Looperの使い方をまとめてみました。

Ditto Looperは、ワンスイッチで簡単に操作ができるルーパーですが、

多少のコード弾きやアドリブができないと、ルーパーを使いこなすには難しいと言えます。

エレキギターの弾き方を一通りできるようになって、自分でアドリブを練習したい時に活躍するエフェクターだと思います。

また、Ditto Looperは、録音するタイミングが全てなので、リズムにも慣れていないと上手くループさせることができないでしょう。

ルーパーは、エレキギターの腕前による部分が大きいエフェクターなので、まずは練習してから使うようにしましょう。

ご参考になれば幸いです。

tc electronic 1ボタン ルーパー DITTO LOOPER

tc electronic 1ボタン ルーパー DITTO LOOPER

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  • ティーシーエレクトロニック(Tc Electronic)
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【エフェクター検証】Ditto Looperを使ってルーパーの位置を変えてみた

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)を使って、ルーパーの位置について検証しましたので、ご紹介いたします。

ルーパーとは?

ルーパーとは、エレキギターのフレーズなどを録音して、再生ができるエフェクターになります。

1人でアドリブのソロギターを弾いたり、フレーズを重ねたりと、音楽性を刺激するぺダルです。

筆者も、自分で弾いたバッキングをルーパーへ録音して、それに合わせてアドリブでリードソロを弾いて楽しんでいます。

Ditto Looperを使ってルーパーの位置を変えてみた

ルーパーを使うにあたって、

「ルーパーは、一体どこ置いたらいいのだろう?」と悩んでしまいますよね。

そこで、今回は、TC ELECTRONICのDitto Looper(ディトー・ルーパー)とBOSS DS-1(ディストーション)を使って、ルーパーの位置について検証してみました。

クリーンサウンドをルーパーに録音する

はじめに、下準備として、アンプのクリーンサウンドで弾いたバッキングをルーパーに録音しました。

TC ELECTRONICのDitto Looperの画像です。

「ジャーン、ジャーン」とコードストロークするイメージですね。

ルーパーの前にディストーション置いた場合

まず、ルーパーの前にディストーション(BOSS DS-1)をつないでONにし、ルーパーを再生してみました。

TC ELECTRONICのDitto LooperとBOSS DS-1の画像です。

すると、ルーパーに録音したバッキングは、クリーンサウンドのままでした。

つまり、ルーパーの前にディストーションをつないでも、ルーパーの録音したサウンドには変化しません。

BOSS DS-1をONしても、バッキングはクリーンのままなので、クリーンのバッキングの上に、ディストーションサウンドでリードソロを弾くことができます。

youtu.be

ルーパーの後ろにディストーションを置いた場合

今度は、ルーパーの後ろにディストーション(BOSS DS-1)をつないでONにし、ルーパーを再生してみました

TC ELECTRONICのDitto LooperとBOSS DS-1の画像です。

すると、クリーンサウンドディストーションサウンドへ変化しました。

ルーパーの後ろにエフェクターをつなぐと、後ろのエフェクターが優先されて、ディストーションのエフェクトがかかります。

BOSS DS-1をOFFにすると、また元のクリーンサウンドへ戻ります。

youtu.be

ルーパーの接続順について

以上のルーパーの位置による検証から、

特定のサウンドをルーパーに録音したい場合は、ルーパーの前にエフェクターをつなぎます。

ルーパーに録音したサウンドへエフェクトをかけたい場合は、ルーパーの後ろにエフェクターをつなぎます。

と言ったような接続順になります。

自分で録音したフレーズにエフェクトをかけたい場合を除いては、ルーパーの前にエフェクターをつないでおけば問題ないでしょう。

ルーパーにディストーションサウンドを録音したい場合

ちなみに、Ditto Looperに限った場合かもしれませんが、

はじめから、ルーパーの前に歪みエフェクターをつなぎ、BOSS DS-1をONにした状態で録音をすると、ディストーションサウンドが録音されます。

TC ELECTRONICのDitto LooperとBOSS DS-1の画像です。

この場合は、BOSS DS-1をOFFにしても、ルーパーからはディストーションサウンドが鳴ります。

youtu.be

逆に、ルーパーの後ろにディストーションをつないだ状態で、サウンドをルーパーへ録音しても、ルーパーの元のサウンドはクリーンサウンドになります。

ルーパーの後ろでエフェクトをかけて録音しても、Ditto Looperにはクリーン(原音)が録音されます。

ルーパーにディレイのみ後付けしたい場合

ルーパーに録音したクリーンサウンドへ後付けでディレイをかけたい場合は、ルーパーの後ろにつなぐことになります。

ディレイをONにすることで、ルーパーに録音されているサウンドに、ディレイがかかります。

もちろん、OFFにするとディレイは消えます。

ちなみにTC ELECTRONICのDitto Looperは、トゥルーバイバスなので、前後は関係なく音質に影響はされません。

今回のまとめ

今回は、TC ELECTRONICのDitto Looperを使って、ルーパーの位置を検証してみました。

ルーパーを置く位置は、エフェクトやシチュエーションによって変える必要がありますが、

基本は、ルーパーの前に任意のエフェクター置くといったイメージでいいと思います。

エフェクターボードを組む観点から見ると、ルーパーは後方に配置するような型となりそうです。

自分ならではの使い方を発見できるといいですね。

ご参考になれば幸いです。

tc electronic 1ボタン ルーパー DITTO LOOPER

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