こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」について、ご紹介いたします。
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BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryとは?
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、「BOSS MT-2」の30周年記念モデルとなります。
色がブラックになっていますが、「BOSS MT-2」と同じハイゲインディストーションペダルです。
特徴としては、2段階にゲインをアップさせるデュアル・ゲイン回路を搭載。
大型アンプをフルアップさせたような迫力の中低域と超ロングサスティーンを簡単に作ることができます。
3バンドイコライザーにより、多彩なサウンドメイクが可能です。
それでは、早速、見ていきましょう。
文字色がグレーになった
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、通常の「BOSS MT-2」と比べて、文字色がグレーになりました。
「BOSS MT-2」は、オレンジ色ですが、文字色がグレーになることで、ブラックカラーのイメージが強く感じますね。
LEDは赤色
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のLEDは、「BOSS MT-2」と同じ赤色となっています。
LEDは、輝きが明るいので、ON/OFFはしっかり視認できます。
よくありがちな、LEDが見にくいといったことはなさそうです。
電池交換用のサムスクリューが銀色になった
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、電池交換用のサムスクリューが銀色になっています。
ヴィンテージのBOSSコンパクトペダルのような雰囲気がでています。
通常のサムスクリューと違うところは、100円玉のようなコインで回す必要があります。
かなりガッチリしているので、指で回すことは難しいと思います。
また、サムスクリューを回すときは、フットペダルを押しながら回すとスムーズです。
9V電源で動きます
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、9V電源で駆動します。
DCジャックは、エフェクターの上についてます。
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、構造上の関係なのか、DCジャックが下の方についていますね。
電源供給には、BOSSのACアダプター(PSA-100)を使うと便利です。
電池でも使えます
BOSSのコンパクトエフェクターは、電池を簡単に入れることができます。
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」も同様に、先ほどのサムスクリューを回すことで、フットペダルが開きます。
「パカッ」と開けると、電源プラグがありますので、そこに電池を入れることができます。
新品購入の場合は、電池がはじめから入っています。
BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryのコントロールノブについて
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のコントロールノブについて、見ていきましょう。
LEVEL
音量を調節します。
右に回すほど、音量が大きくなっていきます。
かなり出力は大きめです。
EQUALIZER
EQUALIZERには、全部で4つのイコライザーがついています。
「HIGH」と「LOW」(左から2番目のツマミ)が、上下の2段に分かれています。
「MIDDLE」と「MID FREQ」(左から3番目のツマミ)が、上下の2段に分かれています。
以下、各イコライザーのコントロール内容です。
・HIGH=高域
・LOW=低域
・MIDDLE=中域(ミドル)
・MID FREQ=中域(ミドル)のブーストカット
この4つのイコライザーにより多彩なサウンドメイクが可能です。
ここで注意しておきたいのは、「MIDDLE」がセンター位置の場合は、「MID FREQ」は無効となります。
(調節しても効きません)
もし、「MID FREQ」をセッティングで使いたい場合は、「MIDDLE」をセンター以外の位置に動かす必要があります。
DIST
GAIN(歪み)の量を調節します。
右に回すほど、歪みの量が大きくなっていきます。
BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryのセッティング例
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティング例を考えてみました。
・LEVEL=11時
・HIGH=13時
・LOW=13時
・MIDDLE=12時
・MID FREQ=12時(無効)
・GAIN=13時
ここでは、スタンダードなハイゲインディストーションサウンドを目指しました。
「HIGH」と「LOW」は少し上げて、ドンシャリ気味に設定しました。
「MIDDLE」を調節すると、かなりクセのあるサウンドへ変わりますが、今回はフラット(センター)にしました。
先述したように、「MIDDLE」が、センター位置の場合は、「MID FREQ」は、調節しても効きません。
「GAIN」については、時計の針で言うと、13時あたりへ。
このあたりが、歪みのピークだと思います。
「LEVEL」は、11時くらいに設定し、アンプのクリーンサウンドの音量よりもやや大きい音量にしました。
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、ハイゲインディストーションなので、歪ませ過ぎると音が引っ込んでしまう傾向があります。
その分を、音量でカバーしてあげるといいでしょう。
BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの感想
「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」の感想として、ブラックの筐体がクールに見えて、カッコいいですね。
サムスクリューのネジも銀色となって、パーツひとつ変わるだけで、印象が変わることを気付きました。
また、少し高級感も出ているようにも感じます。
「BOSS MT-2」と同じになりますが、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティングは、かなり幅が広い印象がします。
特に、セッティング例でも先述しましたが、イコライザーの「MIDDLE」と「MID FREQ」によって、サウンドが激変します。
クセが強いサウンドになりやすいので、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティングポイントとなるでしょう。
ここで、音作りやサウンドの好みが分かれると思います。
また、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」の説明書には、多彩なセッティング例が書かれています。
ひとつひとつセッティング例を参考に試してみましたが、かなりサウンドが変化することに、驚きました。
それだけ、イコライザーが強力であると言えます。
以前に、通常の「BOSS MT-2」を弾いていた記憶では、ハイゲインにするとノイズが目立つ印象がありましたが、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」では、ノイズが少ないように感じました。
サウンドもややクリアに感じますが、もしかしたら、コンデンサーなどの内部パーツも変わっているのかもしれませんね。
サウンドの特徴にもありますが、サスティーン(音の伸び)がいいので、この特徴を活かしたシチュエーションで使いたいモデルです。
今回のまとめ
今回は、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」をご紹介いたしました。
特徴やサウンド面は、基本的には「BOSS MT-2」と同じですが、筐体のカラーリングやパーツが変わることで、30周年の記念モデルらしいペダルとなっています。
限定モデルでもありますので、欲しい方は早めに手に入れておきましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
BOSS/MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary ボス エフェクター MT23A
<BOSS MT-2 メタルゾーンに関する記事はこちら>