こんにちは。
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、BOSS「GT-1(マルチエフェクター)」にプリセットされているパッチのおすすめを探してみましたので、ご紹介いたします。
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BOSS GT-1 プリセットパッチのおすすめはどれ?
BOSS「GT-1」には、あらかじめ音作りされていて、消すことができないプリセットパッチが99個搭載されています。
プリセットパッチが99個もあると、どれを使ったらいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、筆者は、リハーサルスタジオの「JC-120」で試してみましたので、以下にまとめてみました。
BOSS GT-1 プリセットパッチのおすすめ紹介
それでは、早速、BOSS「GT-1」のプリセットパッチのおすすめを紹介していきます。
機材環境については、以下の通りです。
エレキギター:ストラトキャスター
アンプ:JC-120(CHANNEL-1 / LOW / BRI=OFF /フラットセッティング)
エフェクター:BOSS GT-1(プリセットパッチ)
※OUTPUTは「JC-120」に設定しています。
P01 / Hi GAIN STACK
プリセットパッチのP01「Hi GAIN STACK」です。
PREAMP「HiGAIN STK」とREVERB 「PLATE」のシンプルな構成となっています。
CTL1スイッチには、「PrA SOLO」が設定されており、ASSIGN1に「DELAY」が設定されています。
CTL1スイッチを押すことで、GAINのアップとディレイが加わりますので、バッキングからのリードソロなどのサウンドの切り替えに使えます。
スタンダードに使いやすいプリセットパッチですね。
P10 / ORNG ROOMY LEAD
プリセットパッチのP10「ORNG ROOMY LEAD」です。
歪みエフェクトは、OD/DS「TREBLE BST」とPREAMP「ORNG ROCK」の組み合わせとなっています。
空間系エフェクトは、REVERB「ROOM」のみです。
CTL1スイッチには、「PrA SOLO」が設定されているだけなので、ONにすると少しだけブーストすることができます。
低音が強めのドライブサウンドですが、バンドなどで馴染ませたいときに使えそうですね。
P21 / 1959 CRUNCH
プリセットパッチのP21「1959 CRUNCH」です。
CTL1スイッチOFFでは、PREAMP「HiGAIN STK」とREVERB「ROOM」の組み合わせとなっています。
CTL1スイッチONにすると、OD/DS「OD-1」とDELAY「STANDARD(450ms)」が追加されます。
こちらのプリセットパッチも、バッキングからのディレイを追加したリードソロで使えそうですね。
P40 / LA TR RIFF
プリセットパッチのP40「LA TR RIFF」です。
歪みエフェクトは、OD/DS「CRUNCH」とPREAMP「CB CRUNCH」の組み合わせです。
さらに、FX1/COMP「TREMOLO」が加わったプリセットパッチです。
CTL1スイッチには、「FX2」が設定されており、ASSIGN1には、「OD/DS」のON/OFF設定されています。
基本は、クランチサウンド+トレモロサウンドとなっており、CTL1スイッチONで、コーラス+トレモロサウンドに切り替わります。
面白いサウンドのプリセットパッチとして選んでみました。
P46 / FINGER LEAD
プリセットパッチのP46「FINGER LEAD」です。
歪みエフェクトは、GAINが100以上に設定されたPREAMP「ST CRUNCH」のみとなっています。
空間系エフェクトには、DELAY「STANDARD(400ms)」とREVERB「HALL1」の2種類。
CTL1スイッチには、「OD/DS」が設定されており、ONにすると歪みエフェクトが加わりGAINがアップします。
こちらのプリセットパッチは、「DELAY」と「REVERB」がはじめから設定されているので、空間系エフェクトを常にかけっぱなしたい人にはおすすめです。
P50 / 70S US HARD ROCK
プリセットパッチのP50「70S US HARD ROCK」です。
PREAMP「ST CRUNCH」とREVERB 「PLATE」のシンプルな構成となっています。
CTL1スイッチには、「OD/DS」が設定されており、ASSIGN1には「DELAY」が設定されています。
CTL1スイッチONにすることで、ブースト+ディレイをかけることができます。
P55 / BGNR LEAD
プリセットパッチのP55「BGNR LEAD」です。
歪みエフェクトは、OD/DS「MID BOOST」とPREAMP「BGNR UB」の組み合わせとなっています。
空間系エフェクトは、DELAY「STANDARD(420ms)」とREVERB「PLATE」の2種類。
CTL1スイッチには、「PrA SOLO」が設定されています。
CTL1スイッチOFFの状態で、4種類のエフェクトで音作りされており、ONにすることで、ブーストできるプリセットパッチとなっています。
P71 / SUPER CLEAN
プリセットパッチのP71「SUPER CLEAN」です。
5つのエフェクトで構成されています。
歪みエフェクトには、PREAMP「FUL RANGE」、FX1「LIMITER」とFX2「FLANGER」。
そして、空間系エフェクトには、DELAY「MODULATE」とREVERB「MODULATE」の組み合わせです。
CTL1スイッチには、「OD/DS」が設定されています。
CTL1スイッチをONにすることで、フランジャーのようなうねりがかかったオーバードライブサウンドに変化させることができます。
CTL1スイッチをOFF状態では、クリーンサウンドが使えます。
BOSS GT-1 プリセットパッチ99個を試した感想
BOSS「GT-1」のプリセットパッチを99個試した感想としては、モジュレーション系エフェクトを多用したパッチが多い印象でした。
エフェクトが多いサウンドは面白いですが、今回は、「JC-120」で実戦として使えるかどうかの基準でおすすめパッチを選んでいます。
バンドやライブでは、バッキングからのリードソロという流れが多いため、その流れに適したプリセットパッチが使いやすいですね。
自宅などで、エフェクトを試したり、音作りで遊ぶにも99個のパッチは多すぎるかもしれませんが、自分好みのプリセットパッチを見つけていくと、音作りの参考になると思います。
今回のまとめ
今回は、BOSS「GT-1」のプリセットパッチのおすすめについて、ご紹介いたしました。
筆者としては、プリセットパッチは、あくまでも音作りのサンプルとして考えています。
BOSS「GT-1」では、プリセットパッチ99個だけでなく、ユーザーパッチ(U01〜U99)として、さらに99個のオリジナルパッチを作ることができます。
BOSS「GT-1」で、音作りを困っている人は、まずはプリセットパッチを使って、検証してみるといいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
<BOSS GT-1の関連記事はこちら>
<BOSS GT-1の教科書>
ちなみに、シンコーミュージックから「BOSS GT-1の教科書」というムック本が発売されています。
BOSS「GT-1」の使い方について迷う方は、こちらも参考にするといいかもしれません。
しかし、筆者の感想としては、内容がやや難しく読みにくいので、内部の仕組みや応用を知りたい人向けだと思っています。