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【エレキギター歴15年】これまでに購入したオーバードライブ21個を一気に比較。おすすめのエフェクターはどれ?

こんにちは!

jundrive3(@effectornote)です。

今回は、

「どんなオーバードライブを選んだらいいかわからない」

「おすすめのオーバードライブ・エフェクターを知りたい」

といった疑問や悩みを解決していきます。

これまでに購入したオーバードライブ21個を一気に比較。おすすめのエフェクターはどれ?

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【この記事を読んでわかること】

・どんなオーバードライブを選んだらいいかがわかる

・何十個も試さずに使用感を知ることができる

・オーバードライブ選びのヒントが載っている

これまでに購入したオーバードライブ21個を一気に比較。おすすめのエフェクターはどれ?

筆者は、エレキギターをはじめて約15年くらい経ちますが、これまでに、たくさんのオーバードライブを購入してきました。

一言にオーバードライブと言っても、エフェクターによって、特徴が全く異なります。

例えば、TS系オーバードライブやケンタウロス系オーバードライブなど、様々なジャンルがあります。

また、メーカーによってサウンドの違いもあるため、一体どんなオーバードライブを選んだらいいのか、迷うのは当然のことでしょう。

そこで、今回は実際に購入したオーバードライブを比較しながら、おすすめのエフェクターをご紹介いたします。

これまで購入したオーバードライブ21個を一気に紹介!

それでは、これまで購入したオーバードライブ21個をご紹介していきます。

オーバードライブの画像です

・BOSS / SUPER Over Drive(SD-1)

・BOSS / Over Drive(OD-3)

・BOSS / Blues Drive(BD-2)

・Ibanez / TS9 Tubescreamer

・Ibanez / TS9DX Tubescreamer

・Ibanez / TUBE SCREAMER MINI

・MAXON / ST9Pro+ Super Tube

・One Control / Strawberry Red Over Drive

・J. ROCKETT AUDIO DESIGNS / ARCHER

・Blackberry JAM / Gooseberry

・JOYO / Sweet Baby Overdrive JF-36

・BEHRINGER / TO800(Vintage Tube Overdrive)

・Effects Bakery / Bagel OverDrive

・Leqtique / Maestoso

・Fulltone / OCD

・Fulltone Full-Drive2 MOSFET

・ARION / MTE-1 TUBULATOR

・TRIAL / POCKE TS

・Xotic / SL Drive

・ELECTRO-HARMONIX / OD GLOVE

・MAD PROFESSOR / Amber Overdrive HAND WIRED

BOSS / SUPER Over Drive(SD-1)

BOSS SUPER Over Drive(スーパーオーバードライブ、以下、SD-1)です。

BOSS SUPER Over Driveの画像です

SD-1は、中域(ミドル)が強く、マイルドな歪みが特徴のオーバードライブ。

オーバードライブとして使えますが、ブースターとしても優秀なモデルです。

自宅で練習するミニアンプでは、音がこもったサウンドになりがちですが、大型のアンプで使うと本領発揮します。

例えば、リハーサルスタジオやライブハウスに置いてある大型マーシャルアンプ(Marshall JCM2000やJCM900)のアンプの歪みに対してブーストすると効果的です。

また、 SD-1の後ろに、オーバードライブやディストーションなどの歪み系エフェクターをつないでブーストしたり、組み合わせるのもいいですね。

バンドやライブをやる人には、持っていても損はないオーバードライブです。

【音が抜けるマイルドサウンドが持ち味】BOSS SD-1 SUPER OverDrive【review/レビュー】 - エフェクターノート

BOSS / Over Drive(OD-3)

BOSS Over Drive(オーバードライブ、以下、OD-3)です。

BOSS Over Driveの画像です

OD-3は、低音が強く、オーソドックスなオーバードライブです。

SD-1と比べると、キャラクターが違うタイプのモデルとなっています。

歪みの性質も滑らかで、初心者の方でも弾きやすいと思います。

純粋にオーバードライブとしての使い方がいいでしょう。

OD-3は、筆者がはじめて購入したオーバードライブでもあります。

【太く芯のある低音重視のオーバードライブ】BOSS OD-3 OverDrive【review/レビュー】 - エフェクターノート

BOSS / Blues Drive(BD-2)

BOSS Blues Drive(ブルースドライバー、以下、BD-2)です。

BOSS Blues Driveの画像です

BD-2は、ドンシャリ(低域と高域)が強いオーバードライブです。

特に、高音が出やすく、キレがあるクランチサウンドを作るときに重宝します。

歪みの性質は、ジャリっとしたクセがありますが、ピッキングの強さによって歪みの度合いが変わるのも特徴的です。

バッキングやカッティングはもちろん、クリーンブースターとしても使えます。

また、歪み幅もかなり広く、GAINをMAXにするとファズのような潰れるサウンドにもなります。

あまりGAINを強くすると、音抜けが悪くなってしまうので、バランスを考える必要があります。

セッティングはシビアなので、案外難しいかもしれませんね。

筆者は、使いこなすのに、かなり苦戦したほうですが、コツがわかると魅力的に感じるモデルだと思います。

BD-2は、色んな使い方ができる面があるので、使う人によって好き嫌いが分かれそうです。

これまでの経験上ですが、シングルコイルのエレキギター(ストラトキャスター・テレキャスター)との相性が良いですね。

【ギタリストなら誰でも知っているオーバードライブ】BOSS BD-2 Blues Driver【レビュー/Review】 - エフェクターノート

Ibanez / TS9 Tubescreamer

Ibanez TS9 Tubescreamer(チューブスクリーマー、以下、TS9)です。

Ibanez TS9 Tubescreamerの画像です

TS9は、チューブスクリーマーと呼ばれるオーバードライブで、こちらもSD-1と同様に、中域(ミドル)が強いモデルです。

SD-1とTS9は、使い方もサウンドも似ていると言えます。

オーバードライブとしても使えますが、SD-1よりも歪まないので、TS9のほうがブースターに向いていますね。

大型マーシャルアンプの歪みやTS9の後ろに歪み系エフェクターをつないで、ブーストすると効果的です。

こちらもバンドなどの実戦的で使いたい人にはおすすめ。

筆者もよくライブで使用していました。

【超定番オーバードライブ】Ibanez TS9 Tubescreamer チューブスクリーマー【review/レビュー】 - エフェクターノート

Ibanez / TS9DX Tubescreamer

Ibanez TS9DX Tubescreamer(以下、TS9DX)です。

Ibanez TS9DX Tubescreamerの画像です

TS9DXは、音が太いチューブスクリーマーです。

TS9と比べると、低音を加えることができるタイプのオーバードライブとなっています。

4段階のモード選択が可能で、TURBOモードにすると図太いサウンド出すことができます。

ただし、あまりにも低音が強くなりすぎるため、使いどころに困るほどです。

筆者としては、TS9モードがおすすめです。

TS9DXというネーミングだけに、歪みが強くなるイメージがありますが、全くそんなことはないのでご注意を。

特別な理由がない限りは、TS9で十分かもしれません。

【図太いオーバードライブ】Ibanez TS9DX Turbo Tubescreamer ターボチューブスクリーマー【review/レビュー】 - エフェクターノート

Ibanez / TUBE SCREAMER MINI

Ibanez TUBE SCREAMER MINI(チューブスクリーマーミニ)です。

Ibanez TUBE SCREAMER MINIの画像です

こちらは、チューブスクリーマーのミニバージョンとなったオーバードライブですね。

筐体が小さくなって、エフェクターボードや持ち運びにも便利になりました。

TUBE SCREAMER MINIのすごいところは、小さくなっても効果はそのままのところ。

筆者は、何度か使いましたが、完成度が高いモデルだと感じました。

チューブスクリーマーのモデルは、いくつも発売されていますが、ミニ1台あれば事足りるかもしれません。

使い方としては、ブースターとしての使い方がおすすめ。

特に、大型マーシャルアンプ(Marshall JCM900など)との相性がいいですね。

TS-9と比べると、ミニのほうが音がはっきりしているイメージです。

価格も比較的に安いので、手に入れやすいのもポイントとなっています。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマー ミニ【review/レビュー】 - エフェクターノート

MAXON / ST9Pro+ Super Tube

MAXON ST9Pro+ Super Tube(以下、ST9Pro+)です。

MAXON ST9Pro+ Super Tubeの画像です

ST9Pro+は、強烈な中域(ミドル)を出せるオーバードライブです。

筆者が、これまで使ってきたチューブスクリーマー系のモデル中でも、一番強力だと思っています。

ミドルの量を調節できるツマミやミニスイッチがついており、色々セッティングができそうですが、ブースターとして使い方がベスト。

激しく歪ませた大型マーシャルアンプやハイゲインディストーションに、組み合わせて使うと効果的です。

音抜けを重視したい場合や速弾きしたい場合に選ぶといいでしょう。

中域に特化したチューブスクリーマーなので、使い方は限定的になりがちです。

また、フットペダルが固かったりするので、しっかり踏まないとON・OFFができないことも。

セッティングをやりすぎると、耳が痛くなることもあるので、中級者〜上級者向きのオーバードライブとなります。

ちなみに、9V〜16Vの仕様が選べます。

【中音域が超強力】MAXON ST9Pro+ Super Tube【review/レビュー】 - エフェクターノート

One Control / Strawberry Red Over Drive

One Control Strawberry Red Over Drive(ストロベリーレッドオーバードライブ、以下、SROD)です。

One Control Strawberry Red Over Driveの画像です

SRODは、スイートでマイルドなオーバードライブです。

歪み幅は、BD-2のようにワイドレンジですが、音が潰れることはありません。

SRODのいいところは、TONEを上げても高域が強くなりすぎないことです。

よく大型マーシャルアンプやJC-120で音作りをしていると、高音が強く、耳が痛くなることがあります。

そういったときに、SRODを使うと効果的です。

オーバードライブとしても優秀で、使いやすいと思います。

One Controlの特徴でもあるミニサイズエフェクターは、持ち運びやエフェクターボードの省スペースにいいですね。

現在は、Strawberry Red Over Drive 4Kとしてアップデートされているモデルが発売されています。

J. ROCKETT AUDIO DESIGNS / ARCHER

J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHER(以下、ARCHER)です。

J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHERの画像です

ARCHERは、ケンタウロス系オーバードライブです。

いわゆるクローンモデルですが、つなぐだけで音が変わる特徴があります。

具体的には、ミドルが上がるイメージですが、サウンドのブラッシュアップに使うと効果的。

正直、オーバードライブ単体としては使いにくく、使い方次第で良くも悪くもなるモデルです。

筆者は、歪み系エフェクターと組み合わせて使うことが多く、つないだときのハートを撃つようなサウンドに気づいたときに、惚れ込んでしまいました。

このモデルの魅力がわかるまでには、時間がかかるかもしれませんが、あとちょっと音作りを詰めたいときに試してみる価値があると思います。

完全に上級者向けのモデルで、好みが分かれますが、一つの選択肢として覚えておくといいかもしれません。

値段が高めなので、よく考えてから購入しましょう。

【ハートを撃ち抜くオーバードライブ】J. ROCKETT AUDIO DESIGNS ARCHER【review・レビュー】 - エフェクターノート

Blackberry JAM / Gooseberry

Blackberry JAM Gooseberry(以下、Gooseberry)です。

Blackberry JAM Gooseberryの画像です

Gooseberryは、有機的なニュアンスを表現したオーバードライブ。

ハンドメイド系のエフェクターで、ピッキング時のバイト感が洗練されているモデルです。

JC-120で試奏したのですが、相性が良く気に入って購入しました。

サウンドのバランスもよく、センスを感じますね。

いわゆるブティック系エフェクターですが、値段も高く、なかなか手に入らないモデルなのが残念。

BOSSなどの定番オーバードライブ以外を使いたくなったら、選択肢の一つとして参考にして頂ければと思います。

【入手困難】Blackberry JAM Gooseberryは中古で探そう!

※タイミングにより品切れの場合がございます

by effectornote

【有機的なニュアンスを表現したオーバードライブ】Blackberry JAM Gooseberry【review/レビュー】 - エフェクターノート

JOYO / Sweet Baby Overdrive JF-36 

JOYO Sweet Baby Overdrive JF-36(以下、Sweet Baby Overdrive)です。

JOYO Sweet Baby Overdrive JF-36の画像です

Sweet Baby Overdriveは、MAD PROFESSORのSweet Honey Overdriveをコピーした中華製のオーバードライブです。

本家のSweet Honey Overdriveも試したことがありますが、Sweet Baby OverdriveのほうがGAINが強めでした。

このモデルの良さは、アタック感のあるクランチサウンドにあります。

低域や高域が出過ぎず、前に出るオーバードライブサウンドがいいですね。

また、低価格なので、コストパフォーマンスに優れています。

筐体がプラスチック製なため、あまり強く踏んでしまうと壊れることもあるらしいです。

そのため、長く使いたい場合は、常時ONかスイッチャーなどを活用するといいでしょう。

筆者としては、安価なオーバードライブでも、使えるモデルの代表格と思っています。

【クランチサウンドが使える】JOYO Sweet Baby Overdrive JF-36【review・レビュー】 - エフェクターノート

BEHRINGER / TO800 Vintage Tube Overdrive

BEHRINGER TO800 Vintage Tube Overdrive(以下、TO800)です。

BEHRINGER TO800 Vintage Tube Overdriveの画像です

TO800は、TS系オーバードライブとなります。

低価格モデルで、フットペダルがBOSSのコンパクトエフェクターようなタイプになっています。

サウンドは、非常にチューブスクリーマーに似ており、値段以上に良い音が出ると思います。

プラスチック製でおもちゃのような印象がありますが、実戦でも使えるモデルです。

まずは、入門編としてオーバードライブを試したい人にはおすすめ。

難点としては、電池が入れにくいこと。

ACアダプターやパワーサプライを使って、電源を入れましょう。

【ヴィンテージサウンドを再現】BEHRINGER TO800 Vintage Tube Overdrive【review/レビュー】 - エフェクターノート

Effects Bakery / Bagel OverDrive

Effects Bakery Bagel OverDrive(以下、Bagel OverDrive)です。

Effects Bakery Bagel OverDriveの画像です

Bagel OverDriveも、TS系オーバードライブと言われているモデルです。

価格もBEHRINGERと同等に、安さを売りにしたエフェクターでもあります。

実際に使ってみましたが、チューブスクリーマーとサウンドを比較すると、「ちょっと違うかな?」という印象がありました。

どちらかと言えば、スタンダードなオーバードライブですね。

見た目がかわいいので、ついつい選んでしまいそうですが、サウンドを重視するのであれば、BEHRINGER TO800のほうが実用的ですね。

Effects Bakery Bagel OverDrive(ベーグル オーバードライブ)【review/レビュー】 - エフェクターノート

Leqtique / Maestoso

Leqtique Maestoso(以下、Maestoso)です。

Leqtique Maestosoの画像です

Maestosoは、TS系オーバードライブとなります。

特徴としては、通常TS系オーバードライブは歪み量が少ないですが、こちらはGAIN量が多いです。

また、ハンドメイド製のエフェクターでありながら、コストパフォーマンスに優れたモデルで、当時注目を集めました。

使えば使うほど、エフェクターの塗装が剥がれていくのも、一つの味として設計されています。

TS系オーバードライブで、歪みが強いモデルを探している場合は、Maestosoがぴったりだと思います。

今では、中古市場で手に入れることしかできなくなりましたが、気になる人は探してみるといいでしょう。

筆者の体験では、ハムバッカーのエレキギターよりも、シングルコイル(特にテレキャスター)のエレキギターのほうが相性が良かったです。

音も太いので、迫力あるサウンドを求めてる人には、オーバードライブ選びの候補となる1台ですね。

Leqtique Maestosoは中古で探そう!

by effectornote

Fulltone / OCD

Fulltone OCD(以下、OCD)です。

Fulltone OCDの画像です

OCDは、煌びやかな倍音を放つオーバードライブです。

見た目から想像すると、明るいキャラクターのサウンドかと思いきや、実際使ってみると、かなりの重低音オーバードライブです。

筆者は、見た目のギャップがあっただけに、使い方に困ることもしばしば。

よくBD-2と比べられますが、確かに似ている部分が多いですね。

例えば、ドンシャリ系のサウンドやクリーンブースターとしても使うことができます。

また、一時期手に入ることが難しくなったモデルでもあり、2024年〜2025年では、中古市場で値段が2〜3倍上がりプレミア価格となりました。

いくつかバージョンがアップしたモデルも存在し、OCDが好きな人にはコレクションにする人もいるでしょう。

ハンドメイドのブティック系エフェクターでもあるので、こだわりたい人は探してみてください。

BOSS BD-2とFulltone OCDを比較しました - エフェクターノート

Fulltone Full-Drive2 MOSFET

Fulltone Full-Drive2 MOSFET(以下、Full-Drive2)です。

Fulltone Full-Drive2 MOSFETの画像です

Full-Drive2は、TS系オーバードライブの部類に入るモデルです。

2チャンネルのタイプで、一つは、ブースト。もう一つは、オーバードライブとなっています。

筆者としては、魅力がわからず最終的には売却してしまった残念なモデル。

使用感は、TS系オーバードライブの中でも、ほとんど歪まない印象ですね。

ブーストスイッチも、独立しているわけではないため、少しGAINを足すくらいのサブ的な機能でした。

それもあって、ブーストスイッチ側がなくなったFull-Drive2のモデルも見かけたことがあります。

バージョン違いも発売されており、Fulltone Full-Drive2 V2やFulltone Full-Drive3などありますが、けっこう当たり外れがあるモデルなのかもしれません。

今では、中古市場で手に入れることができますが、積極的に手にいれる必要はないかなと筆者としては思います。

Fulltone Full-Drive2 MOSFETは中古で探そう!

by effectornote

ARION / MTE-1 TUBULATOR

ARION MTE-1 TUBULATOR(以下、TUBULATOR)です。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

ARION(アリオン)は、SCH-Z Stereo Chorusのコーラスが有名ですね。

TUBULATORは、TS系オーバードライブとなります。

名前の通りTUBULATOR(ツブレター)との呼べますが、サウンドは潰れません。

むしろ、安価な割には、クオリティーが高いモデルと考えています。

特徴としては、昔ながらの温かいドライブサウンドで、オーバードライブでの使用やブースターとしては、優れモノ。

今では、中古市場でたまに見かける存在ですが、もっと評価されてもいいモデルだと思います。

同じ安価なモデルで比較するのであれば、TO800はシャープなサウンドで、TUBULATORは、太く丸いサウンドです。

TS系オーバードライブでも、キャラクターが全然違うので、そこがエフェクターの面白さでもあります。

【入手困難】ARION MTE-1 TUBULATORは中古で探そう!

by effectornote

温かみのあるオーバードライブ ARION(アリオン)MTE-1 TUBULATOR 【review/レビュー】 - エフェクターノート

TRIAL / POCKE TS

TRIAL POCKE TS(以下、POCKE TS)です。

TRIAL POCKE TSの画像です

POCKE TSも、ミニサイズのTS系オーバードライブです。

こちらのモデルは、まだ、ミニサイズのエフェクターが当たり前になる以前に発売されたパイオニア的存在のモデル。

手のひらに収まるくらいの小さなサイズにもかかわらず、ハンドメイド製で電池も入れることができます。

筆者は、職人魂に惹かれて購入しました。

サウンドは、本格的なTS系オーバードライブで、優しい印象です。

比較できるモデルは、同じミニサイズのOne Control PERSIAN GREEN SCREAMERやIbanez TUBE SCREAMER MINIなど。

手に入れにくいことや価格も高価なため、Ibanez TUBE SCREAMER MINIで代用できるかなと思います。

他のミニサイズエフェクターとの違いがあるとすれば、トップマウントジャックになっている点です。

エフェクターボードを組むときに、シールドを上から挿したい人には便利かもしれません。

マニアックなTS系オーバードライブを使ってみたい人は、探してみてはいかがでしょうか。

Xotic / SL Drive

Xotic SL Drive(以下、SL Drive)です。

Xotic SL Driveの画像です

SL Driveは、60~70年代のMarshall 1959のサウンドを出すことができるオーバードライブです。

いわゆるマーシャル系のオーバードライブですね。

歪み幅は、かなり広く、オールドなマーシャルサウンドを体感することができます。

また、ミニサイズでもありながら、内部スイッチでサウンドを調節することも可能です。

かなり手の込んだモデルですが、サウンドの好みで、好き嫌いが分かれそうな印象があります。

筆者は、何度か最適に使えるシチューションを模索しましたが、結果的には、自宅のミニアンプでマーシャルサウンドを弾きたいときに使う程度となってしまいました。

リハーサルスタジオでは、大型マーシャルアンプが置いてあることも多いため、使用頻度も少なめ。

JC-120などの大型アンプとは相性が良くないかもしれません。

Marshall 1959のサウンドを自宅で弾いて楽しみたいという人向けのモデルと考えています。

【ヴィンテージマーシャルサウンドが出せる】Xotic SLdrive【review/レビュー】 - エフェクターノート

ELECTRO-HARMONIX / OD GLOVE

ELECTRO-HARMONIX OD GLOVE(以下、OD GLOVE)です。

ELECTRO-HARMONIX OD GLOVEの画像です

ELECTRO-HARMONIX(エレクトロハーモニクス)は、ファズペダルのBIG MUFFが有名ですね。

OD GLOVEは、Fulltone OCDのクローンモデルらしいとのことで購入。

実際は、似てると言えば似ている印象でしたが、どうしてもエレハモの独特な個性のほうが気になりました。

サウンド的には、グシャーンとしたコンプがかかったような気持ちのいいドライブサウンド。

内部に9Vと16Vのスイッチがあり、切り替えが可能です。

個人的な好みですが、サウンドがクリアになる16Vがおすすめ。

正直、Fulltone OCDの代替えとまでは難しいかなと思いますが、ロックンロールを弾きたくなるオーバードライブです。

定番オーバードライブではなく、個性を追求する人には、ひとつの選択肢にはなるかなと思います。

【9V〜18Vへ切り替え可能】ELECTRO-HARMONIX OD Glove【review/レビュー】 - エフェクターノート

MAD PROFESSOR / Amber Overdrive HAND WIRED 

MAD PROFESSOR Amber Overdrive HAND WIRED (以下、Amber Overdrive)です。

MAD PROFESSOR Amber Overdrive HAND WIREDの画像です

Amber Overdriveは、ファズ要素を含めた図太いオーバードライブ。

クランチしたチューブアンプをファズペダルでドライブさせたサウンドを表現することができます。

使用感は、ジューシーで分厚いドライブサウンドといった印象。

MAD PROFESSORは、工場で生産されたファクトリーモデルもありますが、筆者が手にしたAmber Overdriveはハンドメイド製でした。

ワイドレンジかつ音の太さを求めている人には、向いているかもしれませんね。

今では、入手困難となり残念ですが、他のオーバードライブでも代用は可能なモデルだと思います。

図太いオーバードライブ・ファズ MAD PROFESSOR Amber Overdrive HAND WIRED【レビュー】 - エフェクターノート

経験から導き出したおすすめのオーバードライブはコレだ!

さて、これまで筆者が実際に購入して試したオーバードライブ21個をご紹介いたしました。

そして、これまでの経験から選んだおすすめのオーバードライブは…

BOSS SUPER Over Drive(スーパーオーバードライブ)です!

BOSS SUPER Over Driveの画像です

「なんだ。結局、BOSSの定番オーバードライブじゃん」って、ガッカリされた方もいるでしょう。

筆者は、定番オーバードライブからはじまり、高級なブティック系エフェクターを試して、歪みエフェクターの沼にハマった一人です。

しかし、約15年の時を経て、一周回って、BOSSに戻ってきました。

SD-1を選んだ理由としては、バンドやライブをするようになると、どうしても中域(ミドル)の要素が必要になるためです。

バンドでは、他のパートの音がガンガン鳴っている中で、どうエレキギターのサウンドの居場所を作るかがとても大事。

そこで、総合的な観点から見て、オーバードライブとしてもブースターとしても使えるSD-1を選びました。

正直、ミドルが出やすいオーバードライブであればなんでもいいのですが、手に入れやすさや価格帯、使い方などを考えると、やっぱりSD-1がいいかなと思います。

また、Ibanez TS9や TUBE SCREAMER MINIなどのチューブスクリーマーもおすすめです。

しかし、やや歪み量が少ないので、人によっては物足りなさがあるかもしれません。

チューブスクリーマーの画像です

バッキングやカッティングする人は、BOSS Blues Drive(BD-2)などのジャキッとしたサウンドが出せるBD系オーバードライブのほうをおすすめします。

BD-2とOCDの画像です

人によって答えは違いますが、これまでにご紹介したオーバードライブの感想や比較を参考にしてみてください!

今回のまとめ

実は、まだまだ試したオーバードライブがたくさんありますが、キリがないので、21個に留めさせて頂きました。

全体的に振り返って見ると、チューブスクリーマーやTS系オーバードライブが多い印象ですね。

かれこれ紆余曲折して、筆者が選んだオーバードライブは、BOSS SUPER Over Drive。

BOSS SUPER Over Driveの画像です

そういえば、はじめてのバンドでライブをするときに、プロの先生がおすすめしたオーバードライブも、SD-1だったのを思い出しました。

経験を積み重ねるほど、選ばれるオーバードライブは似てくるのかもしれません。

今回ご紹介したモデルを参考に、自分なりの答えを求めて、オーバードライブ探しの旅に出るのも悪くはないと思います。

「そんなに時間もお金もかけられないよ!」という方は、とりあえず、SD-1を選んでおけばOK。

好みじゃなくても、エレキギターを弾いていれば、いずれ必要になるときが来るはずです。

以上、ご参考なれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

<BOSS SD-1に関する記事はこちら>

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<おすすめのチューブスクリーマーはこちら>

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