エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MOD 弾き比べをしました

こんにちは。

BOSS OS2とDS1(Keeley Ultra MOD)の歪みの違いが気になり、試しに弾き比べをしてみたので、まとめておきたいと思います。

BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MODの画像です。

BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MOD 弾き比べをしました

BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MODの画像です。

BOSS OS2(オーバードライブ/ディストーション)とDS1(Keeley Ultra MOD)の歪みを弾き比べてみました。

BOSS OS2(オーバードライブ/ディストーション)のセッティング

BOSS OS2(オーバードライブ/ディストーション)のセッティング画像です。

LEVEL(音量)=12時くらい

TONE(音の高さ)=13時くらい

DRIVE(歪みの量)=14時くらい

COLOR(OD-DS)=14時くらい

BOSS OS2の特徴としては、OD(オーバードライブ)とDS(ディストーション)の切り替えをCOLORというツマミで調整できる点です。音作りの幅が広いモデルが特徴としてあげられます。今回は、DSよりのディストーションセッティングで試しました。

DS1 Keeley Ultra MOD(ディストーション)のセッティング

DS1 Keeley Ultra MOD(ディストーション)のセッティングの画像です。

TONE(音の高さ)=11時くらい

VOLUME(音量)=11時くらい

DIST(歪みの量)=MAX

BOSS DS1をKeeleyが改造したDS-1 Ultra MODです。ノーマルのBOSS DS1と比べて、歪みが強く出るように改造されています。クリッピングスイッチで、アタック感が強くなりますが、今回はできるだけノーマルに近いモードにセッティングしました。

弾きくらべをしてみた感想

BOSS OS2とDS1(Keeley Ultra MOD)を弾き比べしてみた感想としては、どちらも同じようなディストーションサウンドですが、より小さな差で言えば、DS1のサウンドはキメ細かくジャリジャリした鋭いサウンド。OS2の方は、荒々しいバリバリした粘りがある歪みサウンドです。OS2の方がやや低音が少なめでミドル(中域)よりのイメージ、DS1は、TONEの調整により低音が出せるモデルなので、高音から低音まで極端に出せるイメージです。


BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MOD 弾き比べをしました

まとめ

BOSS OS2とDS1(Keeley Ultra MOD)を比べて、以下のようにまとめました。

BOSS OS2

・バリバリした荒らしい歪みで、粘りがあるディストーション

・ミドル(中域)よりのサウンドでスッキリしている

・オーバードライブからディストーションまで音作りの幅が広い

DS1(Keeley Ultra MOD)

・キメ細かくジャリジャリした鋭いサウンド

・TONEのツマミで、高音から低音まで出せる

クリッピングスイッチでアタック感を上げることができる(Ultra MODのみ)

DS1(Keeley Ultra MOD)よりBOSS OS2の方が、オーバードライブ〜ディストーションまでと使える幅が広いので、どっちがいいかわからない方には、BOSS OS2がオススメかもしれません。DS1は弾き比べてみると、ややクセがあるディストーションなので、キメ細かい歪みがほしい方にはいいと思います。

ご参考にして頂ければ幸いです。

読んで頂きありがとうございました。

<関連記事はこちら>

BOSS OS2を試してみた【review/レビュー】 - エフェクターノート

BOSS OS2 VS SD1 オーバードライブを比較しました - エフェクターノート

BOSS OS2をブースターとして使ってみた実験 - エフェクターノート

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エフェクターのスイッチが固い時の対処法【ループスイッチャー】

こんにちは。

どうしてもこのエフェクターを使いたい、気に入っているエフェクターがあるけれど、そのエフェクターのスイッチが踏みにくくて使いづらい、残念。なんてことありませんか?そんな時に工夫する方法をご紹介します。

ループスイッチャーの画像です。

エフェクターのスイッチが固い時の対処法

Bogner Burnleyのスイッチの画像です。

エフェクターを色々試していると、メーカーによってフットスイッチの固さが違ってきます。柔らかいものから固いものまで様々です。しかし、気に入ったエフェクターのスイッチが固い場合、演奏中に踏みにくいと感じることが多いのではないでしょうか。そんな時に踏みやすくする方法としてループスイッチャーを使う方法があります。

ループスイッチャーとは

ループスイッチャーの画像です。

エフェクターをつなげて、スイッチのON/OFFをスイッチャーで切り替えるようできるモノです。今回使用したのは、Providence RX-S1で、2ループ+ABボックスタイプです。(このモデルはスイッチが自動で切り替わりません。エフェクターを直列につないだ時と同じ動作になります)

ループスイッチャーにつなげるエフェクター

MAXON ST9Pro+の画像です。
MAXONのST9Pro+ Super Tubeになります。ミドルが強烈に出るオーバードライブで、ブースターとして主に使用していますが、他のチューブスクリーマーモデルよりも、スイッチが固く踏みにくいです。しっかり踏まないと瞬間的にOFFに戻ってしまうので、通常の2〜3倍くらいの力でガンッ!と踏んでいます。操作ミスもしばしば。歪みはいいのに、ちょっと残念なモデルです。

BognerのBurnleyの画像です。

BognerのBurnley(バーンリー)です。ボグナーらしいディストーションサウンドで、JC120で相性がいいので使用していましたが、フットスイッチが意外にも固くて、踏みにくいのが残念なモデルです。固すぎて操作に困るほどではないですが、他のメーカーのフットスイッチと比べると、かなり固い部類に入ります。

ループスイッチャーにすると踏みやすくなる

ループスイッチャーでエフェクターを切り替えた画像です。

ループスイッチャーを導入することで、エフェクターのON/OFF切り替えをすると簡単に切り替えることができます。ループスイッチャーで、スイッチが均等でまとめらているので、操作性も上がります。

ループスイッチャーの注意点〜その1〜

ループスイッチャーのスイッチ画像です。
ループスイッチャーを導入するときの注意点として、ループスイッチャーのスイッチが固いモデルがあるので、せっかくループスイッチャーに変えたのに、スイッチが固いのは本末転倒です。スイッチャーは、ネットで買う前に、フットスイッチの踏み込み度合いを、実際に確認してから購入するようにしましょう。(One Controlのループスイッチャーは固くて使うのをやめた経験あります※モデルによります)

ループスイッチャーの注意点〜その2〜

ループスイッチャーとパッチケーブルの画像です。

ループスイッチャーを導入した場合、パッチケーブルがたくさん必要になります。エフェクターを直列につなぐとパッチケーブルは少なくてすみますが、ループスイッチャーを使うには、2ループの場合、最低4本は必要になってきます。同時に、エフェクターボードスペースをかなり必要とするので、大きめのエフェクターボードを用意する必要があります。

ループスイッチャー以外の方法

BognerのBurnleyにフットスイッチハットをつけた画像です。

ループスイッチャー以外の方法としては、フットスイッチハット(キャップ)をつける方法もあります。スイッチハットをつけることで、多少、固いスイッチでも踏みやすくなります。ただし、MAXONのST9Pro+のようなスイッチはつけることができないので、ループスイッチャーやラインセレクターなどのスイッチを代用できるものを導入する方法しかないと思います。

まとめ

スイッチが固いエフェクターを使いたい時には、ループスイッチャーを導入することにより、ラクエフェクターの切り替えをすることができます。エフェクター操作のミスも減らし、演奏に集中できる足下を作りましょう。

ご参考になれば幸いです。読んで頂きありがとうございました。

エフェクターボードを100均で自作してみた【結束バンド】

※この記事は2023年3月19日に更新されました。

こんにちは。

今回は、エフェクターボードの固定に100均(100円ショップ)で売っている「結束バンド」を使って自作してみましたので、ご紹介いたします。

エフェクターボードを結束バンドを使って固定してみた画像です。

エフェクターボードを100均で自作してみた【結束バンド】

エフェクターボードを組むときに困ることが、エフェクターの固定方法だと思います。

エフェクターの固定方法には、主にマジックテープをエフェクターに貼って、固定する方法がベターです。

ただ、中にはエフェクターにマジックテープを貼りたくないという人もいるかもしれません。

そこで、今回は別の方法として「結束バンド」を使ったエフェクターボードの自作にチャレンジしてみました。

100均で売っている結束バンド

黒色の結束バンドの画像です。

100均に売っている結束バンドとワイヤーネット(横44cm×縦29.5cm)を買ってきました。

結束バンドは黒色の30cmサイズのものです。(使い捨てタイプ)

これでエフェクターを固定しながら、エフェクターボードを自作していきたいと思います。

<用意するもの>

・結束バンド(30cm / 固定するエフェクターの数)

・ワイヤーネット(エフェクターボードのサイズに合うもの)

エフェクター(今回は5個)

・分岐ケーブル(今回は5股分岐ケーブル)※パワーサプライの場合はそのケーブル

・ACアダプター(BOSS PSA-100S2)※パワーサプライでもOK

・パッチケーブル(L-L型15cm×2つ・L-L型30cm×3つ ※すべて15cmでもOK)

・ニッパー

・ラッカースプレー ※ワイヤーネットを塗る場合のみ

まずレイアウトを決める

エフェクターをレイアウトしている画像です。

まず、ワイヤーネットにくくりつけるエフェクターをレイアウトしていきます。

ワイヤーネットのサイズによりますが、はじめは3個をベースに決めていくといいと思います。

今回は、上の段が空いてますので、後でエフェクターを2個追加する想定で進めていきます。

ちなみに、ワイヤーネットはもともと白色ですが、ラッカースプレーで事前に塗ってあります。

ワイヤーネットの画像です

塗るとあとで塗料が剥がれやすいので、はじめからイメージする色のワイヤーネットを購入することをおすすめします。

結束バンドで固定していく

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

早速、結束バンドで固定していきます。

結束バンドでの固定のコツは、まず、エフェクターが入るぐらいの輪っかをワイヤーネットにくくりながら作ります。

そして、その輪っかにエフェクターを入れるとスムーズに固定ができます。

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

エフェクターを輪っかに通したら、結束バンドを締めてしっかり固定します。

このときに、結束バンドがINPUT・OUTPUTジャックと重ならないように注意が必要です。

また、BOSSコンパクトエフェクターなどの高さがあるのものは、コントロールノブの下あたりを固定しましょう。

固定した後の余分な結束バンドは、邪魔になるのでニッパーでカットします。

エフェクターを傷つけないように注意

エフェクターを結束バンドでくくっている画像です。

結束バンドを使えば、ガッチリと固定できますが、何度もやり直したりすると、エフェクターの外装塗装が剥がれてしまったり、エフェクターを傷つけてしまうことがあります。

新品のエフェクターを使う場合やエフェクターが傷つくのがイヤな方は、結束バンドを使う固定方法はやめておいた方がいいかもしれません。

気になる方は、結束バンドとエフェクターが触れる箇所に、マスキングテープなどで保護するなど工夫をしましょう。

失敗した場合は結束バンドをニッパーで切る

結束バンドをニッパーで切っている画像です。

結束バンドの種類にもよりますが、一度、固定してしまうと外せなくなります。

もし、エフェクターの置き場所を間違えたり、固定に失敗した場合は、潔くニッパーで「パツン」と切って、もう一度やり直しましょう。

その際、エフェクターを傷つけないように慎重に作業を行いましょう。

失敗がすることが多い場合やレイアウトを仮止めしたい場合は、繰り返し使える結束バンドがあると便利ですね。

すべてのエフェクターを結束バンドで固定する

エフェクターを5つ配置した画像です。

先ほどのレイアウトの段階で、上段が空いていため、2つのエフェクター追加し、すべてのエフェクターを結束バンドで固定しました。

2つのエフェクターを追加した理由としては、今回、電源供給で仕様する分岐ケーブルの本数が5本のためです。

ケーブルが余ってしまうと、つないでいないプラグ部分がパッチケーブルに触れてショートすることもあります。

分岐ケーブルが3本のタイプやパワーサプライを使う場合は、意図しないエフェクターを追加する必要はありません。

エフェクターにパッチケーブルをつないでいく

エフェクターをパッチケーブルでつないだ画像です。

すべてのエフェクターパッチケーブルでつないでいきます。

パッチケーブルは、並列にエフェクターを置く場合に限っては、L-L型プラグ(両方L型)の15cmのものが使いやすいです。

しかし、エフェクターを上下の2段に組む場合は、L-L型プラグの30cmのパッチケーブルがつなぎやすいです。

15cmのパッチケーブルでは、届かなくはないですが、配線が難しくなりがちです。

また、今回、パッチケーブルの本数が足りなかったので、一部(BOSS OS-2とTC Electronic Corona Mini Chorusの間)に、S-L型(S=ストレート)を使用しています。

S型は、写真で見るように、配線で場所をとられてしまうので、スペースに余裕があるときに使いましょう。

エフェクターの順番

今回、エフェクターボードに組んだエフェクターの順番を以下にまとめました。

  1. Xotic / EP booster(ブースター)
  2. JOYO / Vintage Overdrive(TS系オーバードライブ)
  3. BOSS / OS-2(オーバードライブ/ディストーション
  4. TC Electronic / Corona Mini Chorus (コーラス)
  5. ELECTRO-HARMONIX / Memory Toy(アナログディレイ)

分岐ケーブルを配線していく

エフェクターボードを結束バンドで固定した画像です

エフェクターに電源供給する場合、いくつかの方法がありますが、今回は、5つの分岐ケーブル+ACアダプターを使って電源を供給していきます。

分岐ケーブルをエフェクターのDCジャックにすべて挿します。

分岐ケーブルのストレート型がエフェクターにささっている画像です。

今回、使用したのは、ストレート型のプラグケーブルです。

ストレート型は、エフェクターのDCジャックが横側に付いているモデルに使うと、配線に場所を取りますので、先に配線ルートやレイアウトを考えておくとスムーズです。

分岐ケーブルは、ストレート型よりもL型の方が配線がしやすいと思います。

ACアダプターをつなげる

分岐ケーブルにACアダプターをつなげたところです。

そして、最後にACアダプターをつないで、電源がすべてエフェクターに届いているかチェックしましょう。

実際にアンプにつないで、音が出れば完成です。

あとはエフェクターボードに置くだけ

エフェクターボードに自作したワイヤーネットを置いた画像です。

今回は、アルモアのエフェクターケース(約縦30cm×横54cm)に置いてみました。

エフェクターケースがやや大きめですが、サイズぴったりにしたい場合は、ワイヤーネットのサイズに合ったものを探すといいでしょう。

少し空いたスペースはパワーサプライや、ワウペダルなどを入れてもいいかもしれませんね。

これで、結束バンドを使った自作エフェクターボードが完成です。

まとめ

自作エフェクターボードの画像です。

今回は、エフェクターボードを100均の結束バンドを使って自作してみました。

完成後、試しに結束バンドで固定したエフェクターボードを持ち運びしてみましたが、エフェクターが中で転げ落ちるということはなくなりました。

マジックテープを使わない固定方法としては、かなりユニークで効果的なのではと思います。

また、ワイヤーネットで色々なエフェクター構成をしておけば、シチュエーションによってワイヤーネットごと変えるだけで、まるっとエフェクターの入れ替えの手間が省けます。

コストも数百円でできるので、挑戦してみてもいいですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

<関連記事はこちら>

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【エフェクター】コンプレッサーのブースター的な使い方【MXR Dyna Comp】

こんにちは。

リードソロを弾く時やロングトーンを弾く時に、「もう少し音を伸ばせればいいのに」と思うことはありませんか?

エフェクターのコンプレッサーは、アタック感を抑えるだけでなく、音を伸ばす効果があるので、ブースターとしても使うことができます。今回は、そのことについて書きたいと思います。

コンプレッサーとオーバードライブの画像です。

コンプレッサーのブースター的な使い方

エフェクターコンプレッサーは、音のアタック感を整えたり、音を伸ばす効果があります。コンプレッサーはカッティングやアルペジオなどのギタープレイに使われるイメージですが、今回は、歪みエフェクターの前に置いてブースト的な使い方をしてみました。

組み合わせたエフェクター

MXR / Dyna Comp(ダイナコンプ)

MXR Dyna Compセッティング例の画像です。

MXRの定番のコンプレッサー、Dyna Comp(通称ダイコン)を使用しました。

Dyna Compのセッティングは、

OUTPUT(音の出力)=16時くらい

SENSITIVITY(音の潰し加減)=9時くらい

セッティングは、OUTPUT(出力)を大きめにしてあります。SENSITIVITY(音の潰し加減)は、少しコンプがかかる程度で控えめです。

One Control / Strawberry Red Overdrive(ストロベリーレッドオーバードライブ)

One Control Strawberry Red Overdriveの画像です。

One ControlのStrawberry Red Overdrive(オーバードライブ)をコンプレッサーの後ろに設置しました。

Strawberry Red Overdriveのセッティングは、

VOL(音量)=12時くらい

TREBLE(トーン)=14時くらい

DRIVE(ゲイン)=13時くらい

リードが弾けるセッティングにしました。音量はアンプよりやや大きめ、ゲインも十分歪む量にしてあります。トーンは、Strawberry Red Overdriveは甘いモデルなので、強めにセッティングしてあります。

※ツマミは壊れたので白ツマミをつけてあるだけです。

コンプレッサーをブーストしてみた感想

コンプレッサーとオーバードライブの画像です。

コンプレッサーを歪みエフェクターの前段で、ブーストしてみるとサスティーンが伸びます。リードソロを弾いていて、歪みが強すぎて暴れてしまうこともありましたが、コンプレッサーを少しかけてあげるだけで、アタック感や歪みがまとまってくれました。TS系オーバードライブのようなミドル(中域)ブーストとはまた違ったブースト感があります。ブーストする歪みエフェクターのキャラクターを活かしつつ整えてくれる。そんな表現ができる組み合わせだと思います。

コンプレッサーをブーストしてみた動画


【エフェクター】コンプレッサーの使い方〜ブーストしてみました〜

コンプレッサーをブースト的に使うと、リードソロや速いフレーズが弾きやすくなりました。組み合わせは、MXR Dyna Comp、One Control Strawberry Red Overdrive、electro-harmonix Memory Toyの3つです。

エレキギターはPRS CUSTOM22、アンプはROLAND/MICRO CUBE

ご参考にして頂ければ幸いです。

<Dyna Compのレビュー記事はこちら>

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<他にもこんな記事を書いています>

エフェクターで音作りをしてみよう!コンプレッサー+コーラス【アルペジオ編】 - エフェクターノート

エフェクターで音作り!コンプレッサー+TS系オーバードライブで伸びのあるクリーントーンをつくる - エフェクターノート

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BOSS OS2のセッティングを試してみた

※この記事は2023年3月10日に更新されました。

こんにちは。

BOSSペダルの中で気になっていたBOSS OS2(オーバードライブ/ディストーション)を試したみましたので、ご紹介いたします。

BOSS OS2のセッティングを試してみた

BOSS OS2の画像です。

BOSS OS2は、オーバードライブ/ディストーションペダルになります。

特徴として、オーバードライブとディストーションをミックスできる一見変わった歪みペダルです。

1990年あたりに発売されたモデルなので、少し年代を感じるエフェクターですね。

BOSS OS2はCOLORというツマミがポイント

BOSS OS2 COLORのツマミの画像です。

他の歪みエフェクターと違う点は、「COLOR」というツマミです。

このツマミでオーバードライブとディストーションブレンドすることができます。

ODがオーバードライブ、DSがディストーションです。

BOSS OS2のディストーション(DS)セッティング

まず、はじめはディストーションのセッティングにして試してみました。

BOSS OS2のディストーション(DS)セッティングの画像です。

LEVEL(音量)=12時くらい

TONE(音の高さ)=13時くらい

DRIVE(歪み量)=13時くらい

COLOR(OD〜DS)=13時くらい (ディストーション

けっこう歪むのでDRIVEは13時くらいの歪み量へ調節。

COLORのツマミは、ややDS(ディストーション)よりにしました。

13時以降にCOLORを調整すると、ザ・ディストーションサウンドになります。

アタック感もしっかりしているので、リフも弾けると思います。

サウンドは潰れ気味の歪みですが、伸びがあるので、粘り強いサウンドの印象を受けました。

BOSS OS2のディストーション(DS)セッティング参考動画


BOSS OS2のディストーション(DS)セッティング参考動画

動画では、バリバリ歪ませたサウンドで、パワーコードとブリッジミュートが入るリフ的なものを弾いてみました。

DRIVEは13時ですが、かなり歪んだサウンドになりますね。

エレキギターはPRS CUSTOM22、アンプはROLAND/MICRO CUBE

BOSS OS2のオーバードライブ(OD)セッティング

次に、オーバードライブのセッティングにしてみました。

BOSS OS2のオーバードライブ(OD)セッティングの画像です。

LEVEL(音量)=12時くらい

TONE(音の高さ)=13時くらい

DRIVE(歪み量)=8時くらい

COLOR(OD〜DS)=10時くらい (オーバードライブ)

少し歪みが残るクランチサウンドを狙ってみました。

COLORのツマミをOD(オーバードライブ)へ回すと、TS系オーバードライブっぽいサウンドになります。

モデルで例えるならば、BOSS SD1っぽいサウンドです。

BOSS OS2のオーバードライブ(OD)セッティング参考動画


BOSS OS2のオーバードライブ(OD)セッティング参考動画

クランチサウンドで、簡単なソロフレーズを弾いてみました。

歪みが少なくても、伸びがあるので弾きやすいと思います。

枯れたドライブサウンドになるので、ブルージーな曲にも合いそうですね。

エレキギターはPRS CUSTOM22、アンプはROLAND/MICRO CUBE

まとめ

BOSS OS-2は、COLORのツマミによってサウンドメイクが幅広くできるモデルです。

歪みサウンドが好きな方にも、クランチサウンドが好きな方にもどちらでも使えると思います。

セッティングが幅広いので、あらゆるシチュエーションに対応できるバランスがいいエフェクターでした。

また、機会があれば、スタジオに行ってJC120やマーシャルアンプとも組み合わせてみたいと思います。

ご参考にして頂ければ幸いです。

<関連記事はこちら>

BOSS OS2を試してみた【review/レビュー】 - エフェクターノート

BOSS OS2 VS DS1 Keeley Ultra MOD 弾き比べをしました - エフェクターノート

BOSS OS2 VS SD1 オーバードライブを比較しました - エフェクターノート

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ラインセレクターを比較してみました【BOSS LS2とsobbat A/B Breaker】

こんにちは。

ラインセレクターのBOSSのLS2とsobbatのA/B Breakerと2つのモデルの使いやすさなどを比較してみましたのでご紹介します。

BOSSのLS2とsobbatのA/B Breakerの画像です。

<目次>

ラインセレクターを比較してみました

ラインセレクターのBOSSのLS2とsobbatのA/B Breakerと2つのモデルを今回は比較していきます。

BOSS LS2

BOSS LS2の画像です。

BOSSから出ているラインセレクターです。特徴として、様々なシチュエーションに応じたたくさんのモードが搭載されているモデルです。

sobbat A/B Breaker

sobbat A/B Breakerの画像です。

sobbat(ソバット)から出ているラインセレクターです。特徴として、ABに加えてTHRUスイッチがついており、ループのON/OFFができます。また、バッファ搭載で音痩せを軽減することができます。

BOSS LS2の良いところ

ラインセレクター側で音量調整ができる

BOSS LS2の画像です。

BOSS LS2のラインセレクターとしての良さは、AとBのループ、またはエフェクターの音量をラインセレクター側で調整できるところにあります。

例えば、Aにオーバードライブ、Bにディストーションをセットしたときに、メインはA

のオーバードライブで、曲のリードソロで歪みが強く音を太くしたい時に、Bのレベルを少し上げておいてレベルブーストしながら切り替えるといった使い方ができます。シチュエーションによっては、一手間減らすところが良い点です。

A+BでMIXができる

BOSS LS2でA+BでMIXしている画像です。

BOSS LS2ならではのモード機能ですが、AとBのエフェクター同士をMIXできます。例えば、Aにオーバードライブ、Bにファズをセットしておくと、AとBをMIXしてオーバードライブファズになります。MIXすることで、オリジナルの歪みサウンドを作れたり、サウンドの実験にも使えたりします。

切り替えがシンプルで踏みやすい

BOSS LS2の画像です。

BOSS LS2は、AとBを切り替えるに特化したラインセレクターと感じます。そのため、ワンプッシュで切り替えるだけかON/OFFかの選択肢のみなので、迷わずペダルを踏めることが良い点です。

BOSS LS2 ラインセレクター ABが切り替わらない時の対処法 - エフェクターノート

BOSS LS2の使いにくいところ

パッチケーブルが混線しやすい

BOSS LS2の画像です。

どのラインセレクターも共通することですが、パッチケーブルのジャックが集中しているので、パッチケーブルの形は選ぶ必要があります。パッチケーブルが太いものを使えば、かなり混線する見た目になります(画像参照)。パッチケーブルS型(ストレート)とL型(エル)どちらでもいいですが、見た目をまとめるならば、どちらかを統一したほうがいいでしょう。

MODEに選択肢が縛られる

BOSS LS2のMODEツマミの画像です。

多彩なMODEが魅力ではありますが、特に切り替えモードではラインセレクターの機能に縛られることがあります。例えば、A→B→bypass(スルー)のモードでは、Aの次にbypassすることができません。必ず、次はBに切り替わるため、あらかじめエフェクターを切り替える順番を想定してモードを選択する必要があります。

AB選択中にラインセレクターをOFF(スルー)にできない

BOSS LS2の画像です。

厳密に言うと、sobbat A/B BreakerのようにAとBを選択できる、そしてTHRU(スルー)でラインセレクターをOFFにすることができる、3つの判断をラインセレクターを使う側が選択できますが、BOSS LS2は、AorB、A→bypass、B→bypass、A+B MIX→bypassとなり、AとBのどちらかか、MIXした1つのサウンドとラインセレクターをOFFにするかの2つの判断しかできません。なので使い方を決めて使う必要があります。

sobbat A/B Breakerの良いところ

AB選択中にラインセレクターをON/OFFできる

sobbat A/B Breakerの画像です。

sobbat A/B Breakerの良いところとしては、AとBに加えて、THRU(スルー)ができるところです。例えば、Aにディストーション、Bにコーラスをセットした時に、AとBのどちらでもない音にしたくない時にTHRU(スルー)を押せば、ABのエフェクターを一気にOFFにすることができます。なので、ラインセレクター自体をON/OFFできる点が良い点です。

バッファが入っている

sobbat A/B Breakerの画像です。

バッファが入っていることで、音痩せが軽減される効果があります。ラインセレクターは、どうしてもつなぐエフェクターの数が増えるため、音痩せしていく傾向があります。ラインセレクター自体にバッファが入っていると、バッファやクリーンブースターをつなぐ必要がなくなる点では良いと思います。

見た目が個性的でカッコいい

sobbat A/B Breakerの画像です。

BOSSのスタンダードなエフェクターモデルと違って、sobbatらしいキャラクターデザインが個性的でアルミボディがカッコいいです。エフェクターボードに入れてみると、意外に目立つのでちょっと他と違うエフェクターを入れた時にも選ぶのもアリだと思います。個人的にもsobbatのデザインは気に入ってます。

sobbat A/B Breakerの使いにくいところ

慣れていないと操作に迷う

sobbat A/B Breakerの画像です。

これは長所短所の話になってしまいますが、AとBに加えて、THRU(スルー)ができるところは、選択が自由にできる点、同時に迷いが生じてしまう点です。実際に使ってみたところ、慣れていないと演奏中にスイッチの踏み間違いが多く目立ちました。選択が多い分、迷いも多くなるということも気にしておいた方がいいと思います。

フットスイッチが小さいため踏みにくい

sobbat A/B BreakerとMXR/micro ampの画像です。

sobbatならではのフットスイッチの仕様となってしまいますが、通常のフットスイッチよりも一回り小さいフットスイッチが使われています。踏み心地は丁度いい感じですが、少し繊細なイメージで、壊れてしまうのでは?と思いっきり踏めないという心理が働きます。あまり思い切って踏めないため、普段、エフェクターペダルを強く踏む方には使いにくいと感じるかもしれません。

まとめ

BOSSのLS2とsobbatのA/B Breakerの良いところと使いにくいところを下記にまとめました。

<BOSS LS2の良いところ>

・ラインセレクター側で音量調整ができるい

・A+BでMIXができる

・切り替えがシンプルで踏みやすい

<BOSS LS2の使いにくいところ>

・パッチケーブルが混線しやすい

・MODEに選択肢が縛られる

・AB選択中にラインセレクターをOFF(スルー)にできない

<sobbat A/B Breakerの良いところ>

・AB選択中にラインセレクターをON/OFFできる

・バッファが入っている

・見た目が個性的でカッコいい

<sobbat A/B Breakerの使いにくいところ>

・慣れていないと操作に迷う

・フットスイッチが小さいため踏みにくい

以上、BOSS LS2とsobbat A/B Breakerのラインセレクターを比較してみました。シチュエーションやその人のスタイルで選ぶことをオススメします。

ご参考にして頂けたら幸いです。

<関連記事>

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<中古エフェクターを探すには>

筆者はよくイシバシ楽器 公式オンラインショップで探すことが多いです。全国にあるので、珍しいモデルや新古品も見つけることができます。

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【エフェクター】定番コンプレッサー MXR Dyna Comp(ダイナコンプ)感想

こんにちは。

今回はエフェクターのコンプレッサーであるMXRのDyna Comp(ダイナコンプ)についてレビューしていきたいと思います。

定番コンプレッサー MXR Dyna Comp(ダイナコンプ)感想

 MXR Dyna Compの画像です。

定番のコンプレッサーペダル、MXRのDyna Comp(ダイナコンプ)になります。通称ダイコンと呼ばれるこのコンプレッサーは、エフェクトをかけると「パコーン」としたクリーントーンになるのが特徴です。アタックを抑えつつ、音が伸びるという効果があります。

コンプレッサーの使い道とは

コンプレッサーの使い道としては、一般的には、クリーンサウンドでカッティングやアルペジオを弾く時にかけることが多いです。ブルースやファンクなどあまり歪み要素が少ない音楽ジャンルやクリーンサウンドが好きな方には、コンプレッサーペダルを好む傾向があります。

コンプレッサーの効果とは

コンプレッサーの効果としてあげられるのが、音が伸びる(サスティーン)効果があり、さらに、音が丸くまとまるのでクリーンが太くなる傾向があります。Dyna Compは、ややクセが強めの丸く太いサウンドのコンプレッサーペダルになります。

MXR Dyna Compセッティング例(アルペジオ

MXR Dyna Compセッティング例の画像です。

OUTPUT(音の出力)=13時くらい

SENSITIVITY(音の潰し加減)=12時

MXRのDyna Compのセッティングは、シンプルに2つのOUTPUTとSENSITIVITYから構成されています。SENSITIVITY(音の潰し加減)で、時計周りに回すほど、コンプレッションが強くなっていきます。このセッティングは、SENSITIVITYを強めにあげて、アタック感をかなり抑えたセッティングにしました。

MXR Dyna Compセッティング例(ブースター的)

MXR Dyna Compセッティングの画像です。

OUTPUT(音の出力)=16時くらい

SENSITIVITY(音の潰し加減)=9時くらい

また、コンプレッサーをブースター的にも使えると思います。この場合は、SENSITIVITYを上げ過ぎると音がこもっていくので、薄くかかる程度に調整しました。OUTPUT(音量)は、ONにした時にやや音量が大きくなるところを狙っています。Dyna Compは、OUTPUTとSENSITIVITYの2つのバランスで音量が変わってくるので、狙いたい効果を探りながら決めていくとよいでしょう。全体的にツマミを上げすぎるとノイズが目立ってくるので注意が必要です。

【エフェクター】コンプレッサーのブースター的な使い方【MXR Dyna Comp】 - エフェクターノート

クリーンサウンド好きなら試してみる価値はあり

MXRの Dyna Compは、ツマミがシンプルでわかりやすく、価格帯も高くはないので、クリーンサウンド好きならば試してみる価値はあると思います。クリーンはクリーンでも、アンプからのクリーンはペケペケの薄いサウンドになりがちで、特にバンドアンサンブルでは不利になることが多いです。そういったシチュエーションでも、音色を変えずに、伸びやかにしつつ、音を太くするコンプレッサーペダルを1台持っていると活躍するのではないでしょうか。

ご参考にして頂けたら幸いです。

実際にMXR Dyna Compを使って弾きました

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