エフェクターノート

エフェクターやアンプについての実験ブログです【本サイトはプロモーションが含まれています】

【30周年記念モデル・メタルゾーン】BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary【review/レビュー】

こんにちは。

jundrive3(@effectornote)です。

今回は、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」について、ご紹介いたします。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryとは?

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、「BOSS MT-2」の30周年記念モデルとなります。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

色がブラックになっていますが、「BOSS MT-2」と同じハイゲインディストーションペダルです。

特徴としては、2段階にゲインをアップさせるデュアル・ゲイン回路を搭載。

大型アンプをフルアップさせたような迫力の中低域と超ロングサスティーンを簡単に作ることができます。

3バンドイコライザーにより、多彩なサウンドメイクが可能です。

それでは、早速、見ていきましょう。

文字色がグレーになった

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、通常の「BOSS MT-2」と比べて、文字色がグレーになりました。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

「BOSS MT-2」は、オレンジ色ですが、文字色がグレーになることで、ブラックカラーのイメージが強く感じますね。

LEDは赤色

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のLEDは、「BOSS MT-2」と同じ赤色となっています。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

LEDは、輝きが明るいので、ON/OFFはしっかり視認できます。

よくありがちな、LEDが見にくいといったことはなさそうです。

電池交換用のサムスクリューが銀色になった

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、電池交換用のサムスクリューが銀色になっています。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

ヴィンテージのBOSSコンパクトペダルのような雰囲気がでています。

通常のサムスクリューと違うところは、100円玉のようなコインで回す必要があります。

かなりガッチリしているので、指で回すことは難しいと思います。

また、サムスクリューを回すときは、フットペダルを押しながら回すとスムーズです。

9V電源で動きます

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、9V電源で駆動します。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

DCジャックは、エフェクターの上についてます。

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、構造上の関係なのか、DCジャックが下の方についていますね。

電源供給には、BOSSのACアダプター(PSA-100)を使うと便利です。

電池でも使えます

BOSSのコンパクトエフェクターは、電池を簡単に入れることができます。

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」も同様に、先ほどのサムスクリューを回すことで、フットペダルが開きます。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

「パカッ」と開けると、電源プラグがありますので、そこに電池を入れることができます。

新品購入の場合は、電池がはじめから入っています。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryのコントロールノブについて

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のコントロールノブについて、見ていきましょう。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

LEVEL

音量を調節します。

右に回すほど、音量が大きくなっていきます。

かなり出力は大きめです。

EQUALIZER

EQUALIZERには、全部で4つのイコライザーがついています。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

「HIGH」と「LOW」(左から2番目のツマミ)が、上下の2段に分かれています。

「MIDDLE」と「MID FREQ」(左から3番目のツマミ)が、上下の2段に分かれています。

以下、各イコライザーのコントロール内容です。

・HIGH=高域

・LOW=低域

・MIDDLE=中域(ミドル)

・MID FREQ=中域(ミドル)のブーストカット

この4つのイコライザーにより多彩なサウンドメイクが可能です。

ここで注意しておきたいのは、「MIDDLE」がセンター位置の場合は、「MID FREQ」は無効となります。

(調節しても効きません)

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

もし、「MID FREQ」をセッティングで使いたい場合は、「MIDDLE」をセンター以外の位置に動かす必要があります。

DIST

GAIN(歪み)の量を調節します。

右に回すほど、歪みの量が大きくなっていきます。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryのセッティング例

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティング例を考えてみました。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

・LEVEL=11時

・HIGH=13時

・LOW=13時

・MIDDLE=12時

・MID FREQ=12時(無効)

・GAIN=13時

ここでは、スタンダードなハイゲインディストーションサウンドを目指しました。

「HIGH」と「LOW」は少し上げて、ドンシャリ気味に設定しました。

「MIDDLE」を調節すると、かなりクセのあるサウンドへ変わりますが、今回はフラット(センター)にしました。

先述したように、「MIDDLE」が、センター位置の場合は、「MID FREQ」は、調節しても効きません。

「GAIN」については、時計の針で言うと、13時あたりへ。

このあたりが、歪みのピークだと思います。

「LEVEL」は、11時くらいに設定し、アンプのクリーンサウンドの音量よりもやや大きい音量にしました。

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」は、ハイゲインディストーションなので、歪ませ過ぎると音が引っ込んでしまう傾向があります。

その分を、音量でカバーしてあげるといいでしょう。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの感想

「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」の感想として、ブラックの筐体がクールに見えて、カッコいいですね。

サムスクリューのネジも銀色となって、パーツひとつ変わるだけで、印象が変わることを気付きました。

また、少し高級感も出ているようにも感じます。

「BOSS MT-2」と同じになりますが、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティングは、かなり幅が広い印象がします。

特に、セッティング例でも先述しましたが、イコライザーの「MIDDLE」と「MID FREQ」によって、サウンドが激変します。

クセが強いサウンドになりやすいので、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」のセッティングポイントとなるでしょう。

ここで、音作りやサウンドの好みが分かれると思います。

また、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」の説明書には、多彩なセッティング例が書かれています。

BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversaryの画像です

ひとつひとつセッティング例を参考に試してみましたが、かなりサウンドが変化することに、驚きました。

それだけ、イコライザーが強力であると言えます。

以前に、通常の「BOSS MT-2」を弾いていた記憶では、ハイゲインにするとノイズが目立つ印象がありましたが、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」では、ノイズが少ないように感じました。

サウンドもややクリアに感じますが、もしかしたら、コンデンサーなどの内部パーツも変わっているのかもしれませんね。

サウンドの特徴にもありますが、サスティーン(音の伸び)がいいので、この特徴を活かしたシチュエーションで使いたいモデルです。

今回のまとめ

今回は、「BOSS MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary」をご紹介いたしました。

特徴やサウンド面は、基本的には「BOSS MT-2」と同じですが、筐体のカラーリングやパーツが変わることで、30周年の記念モデルらしいペダルとなっています。

限定モデルでもありますので、欲しい方は早めに手に入れておきましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

BOSS/MT-2-3A Metal Zone 30th Anniversary ボス エフェクター MT23A

<BOSS MT-2 メタルゾーンに関する記事はこちら>

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3種類のモードが選べるTC ELECTRONIC Spark Booster クリーンブースター【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、TC ELECTRONIC「Spark Booster」を購入してみましたので、ご紹介いたします。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

TC ELECTRONIC Spark Boosterとは?

TC ELECTRONIC「Spark Booster」は、最大26dBのクリーン・ブーストができるクリーンブースターとなります。

(CLEANモードでは+20dBのブーストが可能)

2バンドアクティブEQ(TREBLE・BASS)と3種類のモード(FAT・CLEAN・MID)を搭載したモデルです。

エレキギターサウンドを損ねないトゥルーバイバス仕様となっています。

9Vの電源で動きます

TC ELECTRONIC「Spark Booster」は、9VのACアダプターやパワーサプライで駆動できます。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

DCジャックは、エフェクターの上に付いています。

電池も使えます

電池でも駆動可能です。

裏フタの大きなネジをコインで回すと開けることができます。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

裏フタを取り外すと、下の方に電源プラグがあるので、こちらに電池を入れて使うことができます。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

大きなネジひとつで裏フタを開けるモデルは、なかなか見ないので、面白いですね。

LEDは白色(ホワイト)

TC ELECTRONIC「Spark Booster」は、珍しい白色(ホワイト)です。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

かなり明るいので、視認性が良くON/OFFがわかりやすくなっています。

(写真は眩しくないような角度で撮影しています)

コントロールノブについて

TC ELECTRONIC「Spark Booster」のコントロールノブについて見てみましょう。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN

歪みの量を調節します。

クリーンブースターなので、GAINをMAXにしても、あまり歪みません。

他のオーバードライブやディストーションと組み合わせた時に、少しGAINを足すと言ったイメージで使うといいと思います。

GAINをMAXにしても、オーバードライブとまでは難しいGAIN量です。

LEVEL

音量を調節します。

かなり出力が高いので、極端なセッティングには気をつけましょう。

MODEによって、最大出力が変わってきます。(特にFAT・MIDモードは出力が大きいです)

TREBLE

高域を調節します。

右に回すほど、高域が増していきます。

反対に、時計の針で言うと、12時を起点として、左に回すと高域が下がっていきます。

MAXにすると、高音が目立つようになり、サウンドの輪郭がしっかりしてきます。

BASS

低域を調節します。

右に回すほど、低域が増していきます。

反対に、時計の針で言うと、12時を起点として、左に回すと低域が下がっていきます。

MAXにすると「ボワッ」とした低音が強調されます。

3種類のモードについて

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

FAT

ロー・エンドが自然にブーストされるFATモードです。

こちらのモードにすると、アタック感が増し、音量が跳ね上がります。

CLEAN

クリーンなレベルブーストするCLEANモードです。

このモードが一番スタンダードなモードになります。

MID

中音域を持ち上げるMIDモードです。

リードソロ時に有効なモードとなります。

こちらのモードもFATモードと同じように、エッジの効いたサウンドになり、音量が跳ね上がります。

TC ELECTRONIC Spark BoosterのCLEANモード・セッティング例

TC ELECTRONIC「Spark Booster」で、CLEANモードのセッティング例を考えてみました。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの画像です

GAIN=11時

LEVEL=11時

BASS=12時

TREBLE=12時

MODE=CLEAN

今回は、アンプのクリーンサウンドに対して、音量がやや上がるセッティングにしました。

「LEVEL」と「GAIN」は、かなり出力が大きいので、時計の針で言うと、11時あたりにしました。

12時にすると、かなりの音量になります。

「LEVEL」で音量は上がりますが、「GAIN」を上げると音量も上がるようになっています。

ライブなどで、リードソロなどを弾くときには、音量を大きめにセッティングしてもいいかもしれません。

「TREBLE・BASS」は、12時にして何も変化させない(フラット)セッティングにしました。

また、「FATモード」と「MIDモード」では、さらに音量が上がりますので、再度、調節が必要になります。

下記に、各モードのセッティング例について書かれた記事がありますので、ご覧ください。

TC ELECTRONIC Spark Boosterの感想

TC ELECTRONIC「Spark Booster」を使った感想としては、TREBLE・BASSやGAINのコントロールノブや3種類モードと機能がたくさんあるクリーンブースターと言った印象でした。

様々なシチュエーションに対応しやすいモデルですが、その反面、セッティングする幅も広くなるため、使いこなすのも難しくなりそうです。

純粋に音量を上げるだけのクリーンブースターを求める場合は、同じモデルで言えば、ミニエフェクターのTC ELECTRONIC「Spark Mini Booster 」の方が使いやすいかもしれません。

ディストーションなどの歪み系エフェクターを組み合わせて、試してみたいですね。

今回のまとめ

TC ELECTRONIC「Spark Booster」をご紹介しました。

シンプルなクリーンブースターが多い中、2バンドアクティブEQ(TREBLE・BASS)と3種類のモード(FAT・CLEAN・MID)が付いているクリーンブースターで、価格帯1万円のモデルは、あまり見かけないと思います。

クリーンブースターでも、細かくセッティングしたい人には、向いているモデルでしょう。

クリーンブースターはたくさんのモデルがあるので、色々試した上で選ぶことをおすすめします。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

tc electronic アナログ ブースター SPARK BOOSTER【国内正規品】

<TC ELECTRONIC Spark Booster の使い方・セッティング例はこちら>

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轟音ファズからブースターまで使えるBEHRINGER(ベリンガー)SF300 Super Fuzz【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、BEHRINGERベリンガー)「SF300 Super Fuzz ファズ」を購入してみましたので、ご紹介いたします。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

BEHRINGERベリンガー)SF300 Super Fuzzとは?

BEHRINGERベリンガー)は、ドイツの音響機器メーカーから発売されているエフェクターとなります。(製造は中国)

価格帯は、新品で5000円を切る格安エフェクターなので、手にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」は、クラシックファズとなるようです。

後で詳しく見ていきますが、3種類のモード(クラシックファズ・グランジ・ゲインブースト)が搭載されており、ヴィンテージサウンドが特徴のファズペダルです。

それでは、早速、見ていきましょう。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzはプラスチック製

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」をはじめて手にしたときの印象は、「プラスチックのおもちゃのようなエフェクターでした。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

とにかくチープな印象で、フットペダルが「ギシギシ」するので、耐久性が心配になりそうです。

しかし、価格帯と見た目がオレンジでポップなので、許せるところが魅力でもあります。

ちなみに、プラスチック製ですが、フタの底が鉄製となっていますので、そこまで軽くはないです。

9V電源供給ができます

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」は、9VのACアダプターで電源供給できます。(パワーサプライも可)

DCジャックは、インプットジャック側(横)についています。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

電池でも駆動が可能ですが、電源プラグが見当たらないので、中を開けて探してみる必要があります。

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」の電池の入れ方については、下記の記事をご覧ください。

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コントロールノブについて

続いて、BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」のコントロールノブについて見ていきましょう。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

BEHRINGER SF300 Super Fuzz」には、4つのコントロールノブがついています。

・LEVEL=音量

・TREBLE=高域

・BASS=低域

・GAIN=歪み

そして、

MODEを切り替える「ミニスイッチ」の構成です。

コントロールノブもプラスチック製となっており、やや固めなので、少し力が必要です。

3種類のモードについて

先述したように、BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」には、3種類のモードが搭載されています。

順番に、弾きながら見ていきましょう。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

FUZZ 1

MODEのミニスイッチの「FUZZ 1」がクラシックファズのモードになります。

歪みが塊のようになった轟音ファズサウンドになります。

ミニアンプでは、音がこもってしまいましたが、ミドル(中域)が強めのモードに感じました。

FUZZ 2

MODEのミニスイッチの「FUZZ 2」がグランジのモードになります。

ファズサウンドなのですが、どちらかと言えば、ドンシャリのメタルサウンドに近いと思います。

このモードは、かなりハイゲインになっています。

BOOST

MODEのミニスイッチの「BOOST」がゲインブーストのモードになります。

ファズではなく、純粋に音量が上がるブースターとなります。

ゲインブーストのことですが、コントロールノブを抑えれば、クリーンブーストもできそうでした。

コントロールノブを少しでも上げるだけで、爆音になるので、注意する必要があります。

おすすめのモードについて

おすすめのモードについては、他のブログ記事でも言われていますが、

「FUZZ 1 」と「FUZZ 2」の中間がおすすめです。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

「FUZZ 1 」と「FUZZ 2」の中間でミニスイッチを止めることで、ミドルとドンシャリの中間のようなサウンドになります。

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」ならではの技と言いますが、裏技に近いような気がします。

この中間のモードが、サウンドとしてイイ感じでした。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzのセッティング例

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz」のセッティング例を考えてみました。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

・LEVEL=9時くらい

・TREBLE=13時くらい

・BASS=13時くらい

・GAIN=MAX

・MODE=「FUZZ 1 」と「FUZZ 2」の中間

ファズですので、コード弾きは潰れてしまいます。

パワーコードもボヤけますので、使えるシチュエーションとしては、ディレイと組み合わせて、リードソロが合うのではと思いました。

もしくは、轟音ファズで省略コードをバリバリ弾く感じでしょうか。

GAINは、モードにもよりますが、「FUZZ 2」にするほどハイゲインになり、あまり効かなくなっていきます。

TREBLEとBASSは、効きがいいので、サウンドがハッキリした程度で止めておきました。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzのブースターセッティング例

次に、ブーストモードにしてセッティングをしてみました。

BEHRINGER SF300 Super Fuzzの画像です

・LEVEL=0(MIN)

・TREBLE=9時くらい

・BASS=9時くらい

・GAIN=9時くらい

・MODE=「BOOST」

今回は、クリーンサウンドをブーストする前提で、セッティングしてみました。

コントロールノブを上げたままで、モードを切り替えると爆音になるので、一度、すべて0にしてからセッティングをおすすめします。

LEVELについては、ほぼ効かないので0(MIN)でいいと思います。

音量は、GAINを右に回すほど上がります。

かなり音量が出るので注意が必要です。

TREBLEとBASSは、それぞれ高音と低音が右に回すほど、上がっていきます。

全体的に、少しブーストするセッティングにしました。

音量を上げるためのクリーンブースターとしても普通に使えます。

BEHRINGERベリンガー)SF300 Super Fuzzを試した感想

はじめてBEHRINGERのファズを使ってみましたが、トリッキーなファズペダルだと感じました。

ファズからブースターへと切り替えれるモデルはかなり珍しい気がします。

ブースターが欲しいときに、モードを切り替えれるので、ある意味、便利なエフェクターなのではないでしょうか。

ファズを使う必要がない場合は、ブースターとして使えばいいので、一石二鳥のペダルですね。

気になる点は、リハーサルスタジオでのJC-120などの大型アンプで使えるのかどうかです。

これについては、またの機会で試したと思います。

また、筆者は中古で購入をしましたが、LEDが青色でした。

この記事では、あえて触れていませんが、「BEHRINGER SF300 Super Fuzz」のイメージ画像をみるとオレンジっぽくなっています。

もしかして、LEDが交換されていたものを購入したのかもしれません。

このあたりも調べていけたらと思います。

今回のまとめ

BEHRINGER「SF300 Super Fuzz ファズ」をご紹介いたしました。

低価格なので手に入りやすいので、興味があれば、一度、試してみると面白いと思います。

ご参考になりましたら幸いです。

ベリンガー ギター用エフェクトペダル スーパーファズ SF300 SUPER FUZZ

BEHRINGER SF300 Super FuzzをJC120で試した記事はこちら>

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温かみのあるTS系オーバードライブ ARION(アリオン)MTE-1 TUBULATOR 【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、ARIONアリオン)「MTE-1 TUBULATOR 」を購入してみましたので、ご紹介したいと思います。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

ARIONアリオン)MTE-1 TUBULATORとは?

ARIONアリオン)は、日本のメーカーです。

製造は、スリランカで行っているエフェクターとなります。

筆者は、中古で手に入れましたが、現在は、生産終了しているモデルかもしれません。

ARIONの「MTE-1 TUBULATOR(チューブレーター)」は、リーズナブルなオーバードライブです。

サウンドハウスで調べると、新品で3000円台で販売されていたので、かなり格安なエフェクターでした。

では、一体どういったオーバードライブなのか見ていきましょう。

ARION MTE-1 TUBULATORはプラスチック製

まず、見た目から入りたいと思います。

ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、プラスチック製です。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

なので、すごく軽いです。

プラスチック製なのですが、作りは割としっかりしている感じです。

足で踏み込むフットペダル部分も、ガタつきなくON/OFFの切り替えができます。

電池を上から入れることができる

ARION「MTE-1 TUBULATOR」の、「TUBULATOR」の文字がかかれている部分が、電池を入れるフタとなっています。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

パカっとフタをとると、電池を接続できる電源プラグが入っています。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

こちらに電池を入れて駆動します。

9Vで電源供給可能

ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、電池での駆動もできますが、9Vの電源供給もできます。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

パワーサプライやACアダプターをお持ちでしたら、こちらのほうがスムーズでしょう。

DCジャックは、上に付いていますので、エフェクターボードを組み込むときは、配線が楽ですね。

ARION MTE-1 TUBULATORはTS系オーバードライブ

ARION「MTE-1 TUBULATOR」を、自宅のミニアンプにて弾いてみたところ、ひとまずの感想としては、チューブスクリーマーに近い感じがしました。

つまり、ARION「MTE-1 TUBULATOR」は、TS系オーバードライブになると思います。

すごく温かみのある優しいオーバードライブの印象がしました。

ARION MTE-1 TUBULATORのコントロールノブについて

次に、ARION「MTE-1 TUBULATOR」のコントロールノブの効き具合いを見ていきましょう。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

LEVEL

LEVELは、かなり高めとなっています。

時計の針で言うと、12時くらいがアンプとの同じ音量でした。

MAXにするとかなりの音量になります。

LEVELのコントールノブの特徴としては、LEVELを上げるほど、同時に歪みも増していきます。

12時にすると歪みも強くなるため、少し下げた10時くらいがいいようにも思います。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

セッティングするときは、LEVELとDISTの両方で歪みを調節する必要があります。

TONE

TONEについては、一見、効きが悪いように思いましたが、MAX(HIGH)にギリギリまで近くなると急にTONEが跳ね上がります。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

全体としては、ゆるいトーンですが、MAXにすれば、音の輪郭がハッキリするくらいサウンドは引き締まります。

DIST

DISTについては、オーバードライブである歪みをコントロールするノブですが、TS系オーバードライブだけあって、歪みは控えめな印象でした。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

MAX(HIGH)に近づけるほど、低音が出る傾向があります。

ARION MTE-1 TUBULATORのセッティング例

ARION「MTE-1 TUBULATOR」のセッティング例を考えてみました。

オーソドックスなオーバードライブセッティング

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

LEVEL=11時くらい

TONE=14時くらい

DIST=10時くらい

全体的にマイルドなトーンなので、「ARION MTE-1 TUBULATOR」のキャラクターを活かすか活かさないかでセッティングの方向性が分かれると思います。

まずは、オーソドックスなオーバードライブセッティングを目指しました。

普通にコード弾きやカッティングができるくらいのセッティングです。

特に、カッティングがとても気持ちが良かったです。

リードソロができるセッティング

次に、歪みを一気に上げてリードソロも弾けるセッティングにしてみました。

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

LEVEL=12時くらい(少し上げてます)

TONE=16時くらい(上げてます)

DIST=15時くらい(上げてます)

DISTとTONEをMAX(HIGH)に近づけることで、マイルドなサウンドが劇的にシャープなサウンドへ変化します。

特に、TONEをMAXにすると高音となりサウンドがしっかりしますが、ややキツイので少し下げました。

このセッティングで、太いリードソロが弾けると思います。

エレキギターのボリュームコントロールの追従性を試してみた

ARION MTE-1 TUBULATORの画像です

ARION「MTE-1 TUBULATOR」のリードソロができるセッティングのまま、エレキギターのボリュームコントールの追従性を試してみました。

ボリュームコントロール(VOLUME)を3〜4にするとクリーンサウンドに近づいていきました。

ボリュームコントロールの追従性は良いです。

これにより、クランチでのカッティングからボリュームコントロールをフルアップにしてリードソロが弾けると思います。

ARION MTE-1 TUBULATORを試した感想

はじめてARION「MTE-1 TUBULATOR」を試してみましたが、格安なエフェクターにしては、クオリティは高いと感じました。

「この値段でこのサウンドがでるのか」と驚くばかりでした。

サウンドとしては、TS系オーバードライブですが、同じキャラクターのモデルと比べると、温かみのある優しいサウンドが特徴的です。

にもかかわらず、セッティングによって出すところはしっかり出せるので、オーバードライブの使いどころを抑えているモデルです。

デザインについては、年代を感じさせるレトロなデザインですが、筆者としては、カッコイイと思いました。

時代が一周して、逆に、新しく見える感じでしょうか。

エフェクターボードに入っていたら、きっと面白いでしょうね。

ARIONアリオン)は、コーラスのモデルで知っていたのですが、機会があれば、他のモデルも試してみたいと思います。

今回のまとめ

ARION「MTE-1 TUBULATOR 」をご紹介いたしました。

リーズブルなオーバードライブですが、価格帯ではなく、オーバードライブとしてのサウンドエフェクターの作りを見てほしいなと感じるエフェクターです。

ぜひ、見かけたら、一度、試してみてください。

ご参考になれば幸いです。

<関連する記事はこちら>

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チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方とは?

こんにちは。

jundrive3(@effectornote)です。

今回は、チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方について、まとめてみましたのでご紹介いたします。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方とは?

チューブスクリーマーの特徴として、ミドル(中域)が出るオーバードライブですが、どのような使い方が効果的なのでしょうか。

筆者の経験を通して、まとめてみました。

前提:チューブスクリーマーをブースターとして使う

まず、前提として、チューブスクリーマーをブースターとして使います。

チューブスクリーマー(TUBE SCREAMER MINI)のブースターセッティング例は以下の通りです。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

TONE=9時

LEVEL=14時(〜MAX)

OVERDRIVE=9時

チューブスクリーマーをブースターとして使う場合のセッティングのコツは、LEVEL(音量)を大きめにして、OVERDRIVE(歪み)を小さめにすることです。

(TUBE SCREAMER MINIでは、LEVELとTONEの位置が見えにくいかもしれません)

これで、チューブスクリーマーのブースターセッティングの完成です。

このセッティングは、他のチューブスクリーマーのモデルでも変わりはありません。

ディストーションのブースターとして使う

ブースターセッティングにしたチューブスクリーマーとディストーションを組み合わせることで、艶のあるリードサウンドが作れるようになります。

例として、「BOSS DS-1」と組み合わせてみました。

Ibanez TUBE SCREAMER MINIとBOSS DS-1の画像です

メインのサウンドは、ディストーションですが、チューブスクリーマーでブーストすることにより、エッジの効いた弾きやすいサウンドに変化します。

さらに、サスティーン(音の伸び)も上がります。

これにより、リードソロやロングローンがとても弾きやすくなります。

筆者は、よくバンドでリードソロを担当することが多いため、チューブスクリーマーをエフェクターボードに入れていることが多いです。

メインにするディストーションは、気に入っているモデルや手持ちのディストーションで大丈夫です。

エフェクターの接続順は、「1.チューブスクリーマー(ブースター)→2.ディストーション」の順番となります。

音作りのコツとしては、チューブスクリーマー側のGAINを少しずつ足しながらセッティングをするといいです。

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チューブスクリーマー同士を組み合わせて使う

Ibanez TS9とMAXON ST9pro +の画像です

チューブスクリーマー(TS808・TS9・TS9DXなど)を2個持っている必要がありますが、同じ性質を持つTS系オーバードライブでも問題ありません。

「チューブスクリーマー+チューブスクリーマー」を組み合わせることで、よりミッドが強調されたサウンドになります。

この組み合わせは、ミニアンプでの使用よりも、リハーサルスタジオで置いていあるマーシャルアンプ(真空管アンプ)と相性がいいように思います。

チューブスクリーマーの重ねがけによる効果としては、音抜けが抜群に上がる点です。

もちろん、艶がでるので弾きやすくもなります。

セッティングについては、前段のチューブスクリーマーは先述したブースターセッティングのままでOKです。

一方、後段のチューブスクリーマーは、スタンダードなオーバードライブセッティングにします。

チューブスクリーマーのモデルによっては、GAIN(歪み)を上手く調節しないとサウンドが潰れてしまいますので、GAIN(歪み)は控えめにして組み合わせると上手くいくことが多いです。

それぞれのエフェクターの相性が合えば、2個でディストーションサウンドを作れることもあります。

歪ませたマーシャルアンプのブースターとして使う

マーシャルJCM2000の画像です

歪ませたマーシャルアンプにチューブスクリーマーでブーストして使います。

マーシャルアンプは、ドンシャリ(高域・低域)サウンドですので、ミドルの強いチューブスクリーマーを入れることで、アンプのサウンドがマイルドに変化したり、サスティーン(音の伸び)が良くなります。

よくリハーサルスタジオでマーシャルアンプを使う人は、チューブスクリーマーを使ってみましょう。

アンプをよく歪ませた状態で、チューブスクリーマーでブーストすることで、音の伸びやエッジが効いたサウンドに変化します。

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今回のまとめ

チューブスクリーマーを活かす効果的な使い方について、ご紹介いたしました。

チューブスクリーマーを使う方法として、ブースターセッティングの活用は知っておくと便利です。

チューブスクリーマーは、小さいミニアンプや単体ではなかなか効果がわかりにくいエフェクターですが、他のエフェクターやマーシャルアンプと組み合わせることで、効果が最大限発揮されるように感じます。

ぜひ、機会があれば試してみてください。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

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Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマー ミニ【review/レビュー】

こんにちは。

今回は、「Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマー ミニ」を購入してみましたので、ご紹介したいと思います。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマー ミニ

Ibanez TUBE SCREAMER MINI (チューブスクリーマー ミニ)」とは、同じメーカーIbanezから発売されている「TS808」をダウンサイジングしたモデルとなります。

Tube Screamerサウンドはそのままで、本格的なペダルとなっています。

早速レビューしていきましょう。

小さいながらもズッシリ重めのボディ

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」をはじめて持ったときの印象として、「結構ズッシリ重いペダルだな」と思いました。

一見、軽そうに見えますが、小さいながらもしっかりとした重めのボディとなっています。

また、裏面には滑り止めのゴム板が付いていますので、床に置いてもしっかり踏めそうです。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

LEDは温かみのあるオレンジ色

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」をONにすると、LEDがオレンジ色なのに気づきました。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

筆者は、「TS808」を持っていませんが、同じIbanezの「TS9」では、LEDが赤色でかなり見にくい仕様になっています。

しかし、「Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」は、明るく視認性がいいので、すぐON/OFFの確認ができます。

TONEとLEVELのコントロールノブは小さめ

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」のコントロールノブである「TONE」と「LEVEL」は小さいツマミとなっています。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

一見、小さくて操作しにくそうに見えますが、簡単に動かせるので、そこまで気にすることはないと思います。

メモリの部分が少し凹んでいるので、その部分を目安に調節していきます(この部分も白いラインがあったらわかりやすいかもですね)

OVERDRIVEのコントロールノブは大きめ(通常サイズ)

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」のコントロールノブ「OVERDRIVE」はノブが大きめ(通常サイズ)となっております。

「TONE」と「LEVEL」のツマミのサイズとのメリハリがデザインにマッチしていて、とってもかわいい感じですね。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」は、オーバードライブですので、「OVERDRIVE」のコントロールが直感的にしやすい印象を受けました。

フットスイッチの角度が絶妙

Ibanez TS808」のモデルを踏襲していますので、フットスイッチの角度もやや斜めになっています。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

Ibanez TS808」のようなキャラメルスイッチではありませんが、踏みやすさを考えられいる設計に好感を持ちます。

フットスイッチは、程よい硬さです。

9Vのアダプターで電源供給

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」は、 9V センター・マイナスで電源を供給できます。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

エフェクターの上にDCジャックが付いていますので、エフェクターボードを組むときにも配線が楽ですね。

電池での使用はできません。

BOSSの「PSA-100(電源アダプター)」を持って入れば、そちらで電源供給できます。

Ibanez TUBE SCREAMER MINIの基本セッティング例

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」のセッティングをしてみました。

筆者は、チューブスクリーマーをよくブースターとして使うことが多いですが、今回はスタンダードにオーバードライブとしてのセッティングを試してみました。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

TONE=12時

LEVEL=12時

OVERDRIVE=10時(〜12時)

TONEについて

TONEについては、右に回すほど、高音が上がっていきます。

効き具合はいいので、MAXにすると、かなりの高音セッティングになります。

あまり高すぎるとキンキンするので、時計の針で言えば、12時にセッティングしました。

LEVELについて

LEVELについても、右に回すほど、音量が上がっていきます。

MAXにしても、そこまで出力は高くない印象でした。

アンプと音量を合わせると、12時くらいが良さそうです。(MAXで2倍くらいの音量です)

このあたりもしっかり設計されているのが、ポイントですね。

OVERDRIVEについて

OVERDRIVEを右に回すほど、GAIN(歪み)が上がっていきますが、チューブスクリーマーですので、あまり歪みません。

13時以降がピークですが、右に回すほど、やや低音も上がっていきます。

今回は、10時(〜12時)あたりにしました(やや歪みを抑えるとスッキリするサウンドになります)

Ibanez TUBE SCREAMER MINIのオーバードライブセッティング例

次に、「Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」で、どこまでオーバードライブサウンドを出せるか試してみました。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

TONE=3時(上げてます)

LEVEL=12時

OVERDRIVE=MAX(上げてます)

まず、OVERDRIVEをMAXにしました。

このままだとサウンドがぼやけるので、TONEを上げて、サウンドと引き締めてみました。

5・6弦でもリフパワーコードは弾けなくないくらいまでは、このセッティングで出せそうです。

ちなみに、自宅のミニアンプ(15W)・クリーンチャンネルで試しています。

エレキギターのボリュームコントロールで追従性を試してみた

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマーの画像です

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」をオーバードライブセッティングしたまま、エレキギターのボリュームコントロールで追従性を試してみました。

ボリュームコントロールをMAX10→4くらいまで絞ると、クリーンサウンドに近づいていきます。

Ibanez TUBE SCREAMER MINI 」は、ボリュームコントロールの追従性は、良さそうです。

これにより、エレキギターのボリュームコントロールで、クランチからオーバードライブまでのサウンドが出せると思います。

今回のまとめ

Ibanez TUBE SCREAMER MINI チューブスクリーマー」をご紹介しました。

コンパクトなチューブスクリーマーですが、機能はしっかりしているので、とてもクオリティーが高いペダルだと感じました。

マーシャルアンプへのブーストやディストーションの組み合わせを試してみたいですね。

以上、ご参考になれば幸いです。

Ibanez アイバニーズ TSMINI Tube Screamer Mini

PROCO RAT2 vs BOSS DS-1を比較しました【どちらのディストーションがおすすめか?】

をこんにちは。

今回は「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」を比較してみましたので、ご紹介したいと思います。

PROCO RAT2とBOSS DS-1の画像です

PROCO RAT2 vs BOSS DS-1を比較しました

「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」は、どちらも同じディストーションペダルですが、どう違うのかを検証するため、2台を弾きながら比べてみました。

PROCO RAT2のセッティングについて

まずは、「PROCO RAT2」をセッティングしてみました。

「PROCO RAT2」は、GAINの幅も広く、DISTORTIONのコントロールノブを右に回すほど、歪みが増していき、MAXの時点ではファズっぽくなります。

PROCO RAT2の画像です

逆に、DISTORTIONのコントロールノブを左に回して、GAINを抑えていくと、クランチサウンドへ変化していきます。

これにより、「PROCO RAT2」のGAINを上げすぎてしまうと潰れたようなファズサウンドになるため、今回は、DISTORTIONのコントロールノブを、時計の針で言う12時くらいにセッティングしました。

PROCO RAT2の画像です

また、音の高さをコントロールするFILTERは、通常は右に回すほど、音が高くなりますが、「PROCO RAT2」は、逆に左に回すほど、音が低くなっていきます。

PROCO RAT2の画像です

つまり、音を高くセッティングしたければ、左に回して調節する必要があります。

PROCO RAT2の画像です

FILTERのコントロールノブの動作が、他のディストーションモデルと比べて、異なる点です。

PROCO RAT2のサウンドについて

「PROCO RAT2」のサウンドの印象は、ガッチリした荒々しいディストーションサウンドでした。

弾き心地は、硬めなので、ピッキングや指板を指でしっかり押さえないと振動が伝わりにくいかもしれません。

BOSS DS-1のセッティングについて

次に、「BOSS DS-1」をセッティングしてみました。

まず、「BOSS DS-1」のセッティングで気をつけたいところは、TONEのコントロールノブの効き具合いが特殊(バランス型)となっている点です。

BOSS DS-1の画像です

右に回すほど、高音が上がっていきますが、同時に、低域がカットされていきます。

逆に、左へ回すほど、低音が上がっていきますが、同時に、高域がカットされていきます。

ここでは、TONEのコントロールノブの位置を、時計の針で言う12〜13時あたりにしました。(アンプによって微調節しています)

「BOSS DS-1」は、歪みをコントロールするDISTのノブをMAXに近づけないと、ディストーションサウンドになりません。

BOSS DS-1の画像です

DISTを下げていくと、クランチ寄りのサウンドになっていきます。

BOSS DS-1のサウンドについて

「BOSS DS-1」のサウンドの印象は、歪みの粒がキメ細かくザクザクとしながらも、鋭いディストーションサウンドでした。

弾き心地は、エレキギターのモデルやピックアップによって変わると思いますが、筆者のストラトキャスターでは、低音がドシっと出たので、パワーコードが弾きやすかったです。

ブリッジミュートでもズンズンとしたリフを出すことができました。

PROCO RAT2とBOSS DS-1どちらのディストーションがおすすめか?

では、「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」どちらのディストーションがおすすめでしょうか。

筆者なりに、それぞれのモデルのメリットとデメリットをまとめてみました。

PROCO RAT2の画像です

PROCO RAT2のメリット

・クランチ〜ファズまでとサウンドの幅が広め

・荒々しいディストーションがほしい人には向いている

・BOSS以外のディストーション入門にはいいと思う

PROCO RAT2のデメリット

・硬めのサウンドなので、やや弾きにくいかもしれない

・セッティングがやや難しい

・古いモデルによっては電源プラグを別途購入する必要がある

BOSS DS-1の画像です

BOSS DS-1のメリット

・キメ細かいザクザクした鋭いディストーションサウンド

・TONEのコントロールノブで音域をバランスよく調節できる(高域・低域)

・比較的安く購入できる

BOSS DS-1のデメリット

ドンシャリ(高域と低域)セッティングはできない

・ありきたりなディストーションサウンドになりやすい

・セッティングには繊細さが必要

参考:JC-120(ジャズコーラス)との相性

JC-120の画像です

ちなみに、参考までに「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」のそれぞれをリハーサルスタジオに置いてあるJC-120(ジャズコーラス)で、弾き比べてきました。

JC-120との相性が良かったのは、「BOSS DS-1」でした。

BOSSだけあって、JC-120とのマッチングは「BOSS DS-1」に軍配が上がる印象です。

以上、各モデルのメリット・デメリットから、あくまでも個人として判断するならば、使いやすさを重視して「BOSS DS-1」をおすすめしておきます。

すでに、「BOSS DS-1」を持っている方は、冒険する意味で、「PROCO RAT2」を試してみると面白いかもしれません。

今回のまとめ

「PROCO RAT2」と「BOSS DS-1」を比較してみました。

同じディストーションでも、メーカーが違うとこれだけ違いが出るものだなと感じました。

それぞれの歪みの特徴やコントロールノブの動作をよく理解することが、使いこなす秘訣でもあると思います。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

PROCO RAT2 ディストーション

BOSS Distortion DS-1

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