こんにちは!
jundrive3(@effectornote)です。
今回は、BOSS「GT-1」に「FS-7(デュアルフットスイッチ)を接続して使ってみましたので、ご紹介します。

本記事内のリンクには広告が含まれています。
BOSS GT-1にFS-7・デュアルフットスイッチを接続して使う方法とは?
BOSS「GT-1」は、BOSS製のフットペダルやエクスプレッションペダルを外部接続することができます。
今回は、実際に「FS-7」を購入して、BOSS「GT-1」で使ってみましたので、ご紹介していきます。
FS-7とは?
「FS-7」は、同じくBOSSから発売されているデュアルフットスイッチペダルとなります。

フットスイッチが上下に2つ分かれており、AとBの2つのケーブルジャックがついています。

横側にミニスイッチがあり、MODEの「LATCH(ラッチ)」と「MOMENTANY(モーメンタリー)」の2パターンを選択することができます。

付属品として、2分岐の電源用ケーブルが付いてます。
「FS-7」を含めて、2個まで一つのACアダプターで電源供給することができます。

BOSS GT-1にFS-7を接続する手順
それでは、BOSS「GT-1」に「FS-7」を接続する手順を解説していきます。
2分岐の電源ケーブルをACアダプターにつなぐ
まず、ACアダプター(BOSS PSA-100S)に、2分岐ケーブルをつなぎます。

そして、BOSS「GT-1」と「FS-7」の各DCジャックに接続します。

ACアダプターと2分岐ケーブルをつなぐことで、BOSS「GT-1」と「FS-7」に電源供給することができます。
ACアダプターには、BOSS「PSA-100S」がおすすめです。
ステレオケーブルでBOSS GT-1とFS-7をつなぐ
次に、ステレオケーブルを使って、BOSS「GT-1」と「FS-7」をつなぎます。

BOSS「GT-1」の「CTL2,3/EXP2」と「FS-7」の「B(A&B)」に接続します。

注意点として、「FS-7」の「B(A&B)」にケーブルを接続しないとAとBの2つのスイッチを使うことができません。

これで、BOSS「GT-1」と「FS-7」の接続は完了です。

ちなみに、標準ステレオケーブルは、「FS-7」の付属品として入っていませんので、別途購入する必要があります。
筆者は、3.5mmのステレオケーブル(1本)に6.3mmのステレオ変換プラグ(2個)を付けて使用しています。
間違えてモノラルケーブルを使ってしまうと、「CTL2」もしくは、「CTL3」のどちらか1つしか使うことができませんので注意しましょう。
BOSS GT-1とFS-7の連動について
「FS-7」の「A/B」は、BOSS「GT-1」の「CT2」と「CT3」に連動しています。

BOSS「GT-1」の「CT2」と「CT3」に割り当てたエフェクトを、「FS-7」でコントロールすることができます。
「FS-7」と「CTL2」「CTL3」の割り当ては、下記の通りです。
・FS-7/A → CTL3
・FS-7/B → CTL2
一見、「FS-7/A」が「CTL2」で、「FS-7/B」が「CTL3」と思いがちですが、BOSS「GT-1」の仕様上、「A → CTL3」「B → CTL2」となっています。
FS-7/A → CTL3
試しに、BOSS「GT-1」の「CTL3」にエフェクト(DELAY)を設定してみました。


「FS-7」の「A」を押すと、「CTL3」に設定した「DELAY」のエフェクトボタンが点灯し、サウンドが変化することがわかります。

FS-7/B → CTL2
今度は、BOSS「GT-1」の「CTL2」にエフェクト(FX2)を設定してみました。


「FS-7」の「B」を押すと、「CTL2」に設定した「FX2」のエフェクトボタンが点灯し、サウンドが変化することがわかります。

FS-7のフットスイッチ設定のコツについて
BOSS「GT-1」に「FS-7」をつないだときに、フットスイッチのON/OFFとLEDの点灯を合わせる場合を解説していきます。
FS-7の設定について
それでは、「FS-7」のスイッチ設定から見ていきましょう。
「FS-7」に横側には、ミニスッチが2つ付いています。

それぞれの機能は、下記のようになっています。

POLARITY
POLARITYは、ペダルスイッチの極性(I or II)を切り替えることができます。
例えば、Aを押すとLEDが消えたり、交互にLEDが点灯してしまうときなどに調節するときに使えます。
MODE
MODEは、「 FS-5L(LATCH / ラッチ)」 と「FS-5U(MOMENTARY / モーメンタリー)」の2パターンの機能を選択することができます。
・FS-5L(LATCH) = ペダルスイッチを踏むたびにON/OFFが切り替わる
・FS-5U(MOMENTARY) = ペダルスイッチを踏んでいる間はON(OFF)、離すとOFF(ON)
このミニスイッチの設定によって、BOSS「GT-1」と連携したときの動作がかなり変わってきます。
BOSS GT-1とFS-7のLED点灯を合わせたい場合
BOSS「GT-1」のエフェクトのLEDと「FS-7」のAとBのLEDを合わせたい場合は、以下のように設定しましょう。

・POLARITY = I (IIでも同じ)
・MODE = FS-5L(LATCH)
これで、「FS-7」のフットペダルの方は設定が完了です。
BOSS GT-1の設定について
続いて、BOSS「GT-1」の設定を見ていきましょう。

BOSS「GT-1」と「FS -7」を連携したときは、「CT2」と「CT3」が機能します。
今回は、「CT2」にエフェクトを設定して試してみます。

BOSS「GT-1」の「CT2」をエフェクト画面で選択した状態で「ENTER」を押します。

「CTL2」の画面が開きます。
ここでは、設定がわかりやすいように「FUNCTION」の「FX1」を選択しました。(1番のコントロールノブで選択できます)

そして、「CTL2」画面の「MODE」を「TOGGLE」から「MOMENT」へ「2番のコントロールノブ」へ設定します。

・FUNCTION = FX1(任意のエフェクト)
・MODE = MOMENT

これで、BOSS「GT-1」と「FS -7」のLEDの点灯が揃うようになりました。
実際に、スイッチを押して確認してみましょう。
FS-7のスイッチをON

FS-7のスイッチをOFF

BOSS GT-1とFS-7のスイッチ設定パターンのまとめ
BOSS「GT-1」と「FS -7」のLEDを合わせたいときは、下記の設定パターンがおすすめです。
FS-7のスイッチ設定
・POLARITY = I (IIでも同じ)
・MODE = FS-5L(LATCH)
GT-1のCTL2スイッチ設定
・FUNCTION = 任意のエフェクト
・MODE = MOMENT
簡単にまとめると、「FS-7 =LATCH(ラッチ)」・「GT-1 = MOMENT(モーメント)」と覚えておくといいでしょう。
BOSS GT-1とFS-7を組み合わせるメリット
BOSS「GT-1」と「FS-7」を組み合わせるメリットは、スイッチを拡張できる点があります。

BOSS「GT-1」に「CTL1」だけでなく、「CTL2」と「CTL3」の2つのスイッチを追加することができます。
バンドやライブで、曲中にエフェクトを何度も変えないといけない場合には便利ですね。
BOSS GT-1とFS-7を組み合わせるデメリット
BOSS「GT-1」と「FS-7」を組み合わせるデメリットは、「FS-7」と「ステレオケーブル」を購入する必要もありますが、設定がちょっとややこしい点でしょうか。

コンパクトエフェクターと比べて、マルチエフェクターのように複雑な設定が必要な機材には、ある程度、慣れが必要だと思います。
まずは、BOSS「GT-1」に使い慣れてきたタイミングで、「FS-7」を組み合わせるかどうか検討したほうがいいでしょう。
今回のまとめ
今回は、BOSS GT-1にFS-7・デュアルフットスイッチを接続して使う方法について、ご紹介いたしました。
「FS-7」単体については、他のエフェクターモデルにも使えますので、便利なデュアルフットスイッチです。
BOSS「GT-1」を使っていて、どうしてもあと一つスイッチが欲しいと思ったときのタイミングで導入することをおすすめします。
以上、ご参考になれば幸いです。
<BOSS GT-1に関連する記事はこちら>
<BOSS GT-1の教科書はこちら>




